2012年度 第4回BLアワード ぜんこく220万人┌(┌^o^)┐ホモォ..召喚!腐女子・腐男子よここに集え!

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大好きです、佐伯のキャラクター。もっともっといろいろ読んでみたい3人のつながり。かわい有美子さんの北嶋以来のヒットなキャラでした。
Mattunobuさん


まさかおっさん同士の恋愛にこれほど萌えるとは…。
そら吉さん


一穂先生のはいつも一定のレベル以上で、しかも、いろいろな職業が次々と登場するので、はずせません。
mituguさん

厳選レビュー紹介

★切ない三角関係
良時と密は小学5年の時に、密と十和子の入院先の病院で出会います。
それ以来3人は幼馴染となるのですが、
家が近所でも学校が同じでもない3人は、
密と十和子が同じ病室で数カ月共に闘病生活を送った、というただそれだけの繋がり。

だけど、出会った時から良時と密はお互いに特別な存在でした。
自覚はなかったけど・・・
いや、密は自分の気持に気付いていたのかもしれません。
密が退院する前、
「いい人生って何だと思う?」「十和子が急にかわいそうになって・・・」と言う良時に、
「ずっと遊んでようぜ。俺とお前と静、三人で」
密は、自分へ人生へ、挑戦のように宣言の様に、言い放ちます。

これは良時目線の良時と密の話ですが、
本当は十和子が主人公では?と思えるほど、十和子の存在は大きいです。 生まれた時から人並みの生活が出来ないほど体が弱った十和子。
壊れ物の様に、家族に大切に育てられた十和子を、
初めて人並みに扱い、知恵も授けた密。
十和子が家族の様に密を愛したのは、自然な成り行きだったのでしょう。

十和子が良時に離婚の本心を語る場面は、切なくて泣きそうになりました。

子供のころはいつでも側に良時と密が居てくれる事が当然だった十和子。
それが二人の就職が決まった事で、一人取り残される怖さを知ることになる。
そんな時に、密は十和子に「大人になってからも一緒にいるための特別な約束」をくれる。
聡い十和子は、密が良時が、本当は誰を想っているのか当人たち以上にわかっていた。
それなのに、その「約束」にすがりついてしまう。
いつまでも三人で居るために。娘の幸せを心から願う母親を安心させるために。

心からお互いを想い合う三人の、長い長い三角関係。
三人ともがやさしすぎて、相手を思いやりすぎて、本当に全編通して切なかったです。
人生の折り返しを過ぎてから、やっと自分の心に正直に生きる事を選択した三人。
十和子に背中をおされ、長年の気持ちを確かめ合った良時と密。
最後に、良時が「俺は今、幸せなんだな」と急にはっきり自覚したところは、
胸にずきんと来ました・・・

なんか、しみじみとした感慨が残る作品でした。
青海さんのレビュー

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