むろ文子先生インタビュー

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むろ文子先生インタビュー 中学時代の担任と… 家政夫×小説家の再会ラブ! 初コミックス『小説家先生の長かった恋』

2016/10/22 18:00

彼の小説の、教師が恋してしまう少年とは…


家政夫である三島の新しい派遣先は、人気小説家の自宅マンション。ドアを開けた小説家を見て三島は、彼が中学時代の担任だった麻生だと気づきます。興味を持ち、麻生の小説を読むと、ある一節に……。10月25日発売、むろ文子先生の初コミックス『小説家先生の長かった恋』。小説の主人公である女性教師が恋い焦がれてしまう教え子の少年は、中学生の頃の三島そのもので!? それでは「801 AUTHORS 108」第1075回、むろ文子先生どうぞ!

Q. 作品紹介をお願いします!
家政夫と小説家のお話です。
家政夫として就職した三島が派遣された先は、中学2年の時に担任教師だった麻生の家でした。
三島は、教師だった当時の麻生の頼りない印象を残しながら接していたんですが、交流を深めていくうち少しずつ心境の変化がしていき、麻生の書いた小説を読み始めます。
しかしその小説で、教師だった麻生が中学の自分に恋をしていたことが書かれていて…というお話です。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
少し無愛想な家政夫(元生徒)×挙動不審の引きこもり小説家(元教師)です。
家政夫の三島は最初クールな感じでしたが話が進むにつれどんどん丸くなって青臭い感じになっていった気がします…(笑)
なんだかんだ年下攻めらしい、その変化も見ていただけるとうれしいです。
小説家の麻生も1話はただの挙動不審だったのがなんだか雰囲気がふわふわしていったと思います。




Q. 当て馬や重要な脇役は?
当て馬ではないですが、攻・受お互いに親交のある人物が出てきます。
小説家の麻生には、親戚で高校生の快くん。
家政夫の三島には、三島の同級生で教師だった当時の麻生も知る立野です。


Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
小説家が題材、読み切り予定ということもあり1話では小説っぽい雰囲気みたいなものを意識していました。
なので、1話では2人の下の名前はあえて出さなかったり…。
もし1話が小説だった場合は三島は「僕」の独白で名前が出なかったかもしれません。
連載になった2話以降はもっと漫画ラインに乗せていきました。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
作画も内容も全部です!
続編の読み切りという形での作品は作ったことあるのですが、しっかりした連載ははじめてでとにかく最終回はどうすればいいんだろう? と色々な連載マンガを読んだり担当さんに相談したり…。
たくさんアドバイスをいただき、内容・作画ともに勉強しながら作らせていただきました。


Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
物語の中盤から出る、麻生の作り進めてた小説はブレないようきっちり内容は作っていました。
麻生が再び三島と出会い、それに伴う心境の変化などが反映できているよう丁寧に考えています。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います!
夜、担当さんとお酒を交えた打ち合わせをさせていただいた時の帰り、2015年夏頃にありました、都内駅での連続放火事件に遭遇して帰れなくなってしまったことです。
周辺ホテルも満杯で始発も動くかわからない中、その日はカラオケ泊をしました。
めったに外に出ないのにまさかの…! という気分でした(笑)
(ちなみに始発には復旧しました。駅員の皆さんには感謝…)

Q. 今、何かハマっていることは?
ツナとトマトのパスタを自分で作ってよく食べています。
食欲がない時でもなぜかこれならスイスイ食べれる…!


Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください!
元々二次創作好きが高じてBLを描きはじめ、投稿や持ち込みで色々なところを回ったりしていました。
WEBLinkさんも私から持ち込みをして今の担当さんに付いていただいた形です。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
ほとんどが不安です。でも楽しみと嬉しさもかなりあります。
でもカバー初校を頂いた時は嬉しくて何度も何度も見てしまいました。
一人で本屋めぐりをしたいと思います!

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
はじめまして、むろ文子と申します。
まだまだ未熟さがにじみ出ている単行本ですが、自分がその時その時に最大限出来ることを入れ込みました。
描き下ろしページやカバー下までぎゅうぎゅうに詰め込んだので、ぜひ読んでいただければ嬉しいです!

11月に出る2冊目のコミックスと合同企画もしていただきますので、そちらも合せてよろしくお願いします!


ホーム社 WEBLink編集部 担当編集より
むろ文子先生のデビューコミックス『小説家先生の長かった恋』がついに発売になります!

人気小説家・麻生の長い長い片想いの物語です。
麻生は小説家になる前、中学の教師をしていました。
彼が担任するクラスに在籍していた三島は当時14歳。
あることがきっかけで、麻生は三島に心惹かれてしまいます。
それは、あってはならない恋心…。
その想いを断ち切るためか、麻生は教師を辞め、その後小説家に転身。
三島は麻生の想いなど知る由もなく、成長していきます。

そして、10年後。
新しい家政夫として、三島が麻生宅を訪ねるのでした……。


引きこもりで人が苦手な麻生と、冷静であまり感情を表に出さない三島。
その印象は、物語が進むにつれて徐々に変わって行きます。
むろ先生とは「丁寧に感情を描く」ということを重視してこのお話を作ってきました。

むろ先生の想いのこもったデビュー作、ぜひ、お手にとっていただき、じれったくも初々しいラブストーリーをじっくりとお楽しみいただけたらと思っております。


※pixivコミック『WEBLink×.Bloom』では、第1話をまるまる公開中ですので、気になった方はぜひどうぞ!

また、むろ文子先生の2冊目のコミックス『結婚しようよビッチくん』が来月11月15日に一迅社様より発売になります。
これを記念しまして「むろ文子デビュー記念★2社合同コミックス2か月連続刊行フェア」を企画しました。
『小説家先生の長かった恋』と『結婚しようよビッチくん』のコラボ描き下ろし小冊子を合計200名様にプレゼント致します!
詳しくは両コミックスのオビをチェックしてください。たくさんのご応募、お待ちしております!

コミックス『小説家先生の長かった恋

特典情報
・アニメイト:アニメイト限定メッセージシート(一迅社gateauコミックス『結婚しようよビッチくん』とのコラボ漫画)
・ホーリンラブブックス:ホーリンラブブックス限定ペーパー
・その他書店:描き下ろしペーパー
※いずれもなくなり次第終了
描き下ろしペーパー配布書店は、『WEBLink』ブログにてチェックしてください!
確実に手に入れたい場合は書店員様にお問い合わせいただけますと幸いです。

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(C)むろ文子/集英社

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コメント1

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匿名1番さん(1/1)

ツナとトマトのパスタ!
私もたまに作りますw

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