こん炉先生インタビュー

もうしない、だから… この記憶だけは持って行かせて…


高校一年生の那月(なつき)は、突然の事故で父親を失います。「人間なんて簡単に死ぬ」――不安にとりつかれた彼は、密かに想い続けてきたひとつ年上の幼馴染、由仁(ゆに)を半ば無理やり……。1月17日発売、こん炉先生の新刊コミックス『リフト』。まさかの展開で、現実を受け止めきれない由仁！ その上、関係を持って間もなく、那月は周囲に何も告げず姿を消し!? それでは「801 AUTHORS 108」第1145回、こん炉先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
『リフト［rift］』といいます。幼馴染同士があることをきっかけに一線を越えてしまい、崩れた関係をどうやって修復、再構築していくかっていうお話です。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
ノーマル兄貴分的攻×弟分のフリしてずっと攻に恋愛感情抱いていた若干病み気味の受、ですかね。長い。




Q. 当て馬や重要な脇役は？
当て馬さんは出てこないんですが、今回は、那月(受)の父にも重きを置いています。あと、由仁(攻)の大学の友達は描いてて楽しかったです。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
こだわりっていうほどのことではないんですが、那月の目は爬虫類みたいにしようと思ってて。気付いてもらえたらいいな～と。




Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
始まりと終わりは決めていたんですが、そこに至るまでに自分が思っていたよりも那月がしんどかったなぁと。楽しかったのは、由仁の友達出す時でしたね。
ちょっと気を抜ける場面描けたんで楽しかったです。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
最初は、二人とも空手やってて本気で喧嘩したらお互いボッコボコになるっていう設定あったんですけど、描いてみたらそんなん入れてるヒマなかったですね(笑)。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
打ち合わせの時、待ち合わせている担当さんとLINEで連絡取り合っていたのですが、それまで凄く丁寧に対応してくれてた担当さんがいきなり凄い変なキャラスタンプ送ってきたことがあって。
それ見てトイレで震え上がったのが強烈でした。「何すか?! この怖いキャラ?!」て送ったら「すみません、寒くて、手がかじかんで、間違えちゃって」と(笑)。
凄い寒い日だったんですよね。担当さんは凄く良い方なんですけど、どこで知ったの？ それ？ ていうような、なんか、見てると不安定になるキャラスタンプたくさん持ってるんですよ～。



Q. 今、何かハマっていることは？
実況聞いてますね。あとは色んな番組のラジオとかも聞くようになりました。作業のお供に。作業中は一人で寂しいですから(笑)。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
結構色々あって、一時ちょっとお休みさせていただいた話で。最後まで描きたいけど、描ききれるかわからない時期があったので、一冊にまとめていただけて本当に本当に嬉しいです。
まだ実感はないのですが！

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
読んでくださってありがとうございます！ 少しでも興味持っていただいて、手に取っていただけたらとっても嬉しいです!!


担当編集より
こん炉先生のセカンドコミックス『リフト』が登場です。
デビューコミックス『恋夢ラバー』とは少しテイストが違ってシリアス目な今作ですが、抜群の画力と澄み切った透明感で描かれる繊細なエロティックさは前作以上です！



突然の事故で父親を亡くし、人の命の儚さを知った那月はそれがトラウマとなり、いつもそばにいることが当たり前だった大好きな幼馴染の由仁までもが、自分の前から消えてしまうんじゃないか、という不安に襲われてしまいます。
那月は由仁との確かな繋がりが欲しくて、一度でいいからと関係を持ち、由仁の前から姿を消してしまい、幼馴染の関係が崩れ始めます。
そんなふたりの関係性の行く末、是非見守っていただきたいです。

こん炉先生が贈る、切なくていとおしい幼馴染同士のリスタートラブ、お楽しみいただけるとうれしいです！


コミックス『リフト』

特典一覧
アニメイト：描き下ろしメッセージシート
とらのあな：描き下ろし両面カード
中央書店コミコミスタジオ：描き下ろしペーパー
ホーリンラブブックす：イラストカード
全国特約書店共通：描き下ろしペーパー

※その他、Qpaの情報は竹書房ホームページとツイッターで随時お知らせしております


(C)こん炉/竹書房