梶ヶ谷ミチル先生インタビュー

梶ヶ谷ミチル先生の新刊コミックス『おはようからおやすみまで』が1月25日発売！ 2011年のデビュー作にしてヒット作『放課後の不純』の続編です。前作、揺れる年頃の高校生だった二人が、今作では大学に進学して同棲をスタート！ 新展開、しっかり見守りましょう!! 2月25日にも新刊コミックス『若手俳優と脚本家』が発売。こちらは2014年刊行の人気作『小説家と家政夫』のスピンオフです！ それでは「801 AUTHORS 108」第1175回、梶ヶ谷ミチル先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
以前出したデビューコミックス『放課後の不純』のその後のお話になります。高校生だった二人が大学に進学、一緒に暮らし始めるところからスタートします。
新しい生活、新しく始めたバイト先での出会い、そこからのトラブル…二人の大学ライフのあれこれとそこからの関係の変化などを描きました。



Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
元陸上部の体育会系、思考回路は単純明快な攻、沢木航介と、インドア系の地味メガネ、思考は割とネガティブ寄りの受、水谷宏明の二人です。

Q. 当て馬や重要な脇役は？
水谷が始めるバイト先の店長の古屋一史です。同じ大学のOBでもあり、料理初心者の水谷に色々教えてあげたりするのですが、彼の存在が二人の関係に変化をもたらします。それと水谷の幼なじみでお兄ちゃん的存在の「修ちゃん」も前作に引き続いて登場します。


Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
普通の学生の二人の、毎日の暮らしのなかから少しずつずれてく変化とか、それによる心の揺れを描きたいな、と思って頑張りました。
心身ともに受け身だった水谷が、これじゃダメだ、ってぐるぐる悩むところからのラストへの流れなど見ていただけたら嬉しいです。




Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
各エピソードにかかるページ数等、細かく計算しないで勢いで描いていったら後半ページが足りなくなってきて、話を収めるためのネタの取捨選択に頭を悩ませました。楽しかったのは、二人とも初めて描いた自分のキャラクターなので、またあれこれ動かせるのが楽し嬉しでした。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
コミックスの表紙絵は、『放課後の不純』と同じ場所なんです。ぜひ成長した二人を見比べてみてください。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
当時は同時進行で別の連載を描いていまして、そういうのがはじめてだったので頭の切り替えをするのに四苦八苦していました。

Q. 今、何かハマっていることは？
運動不足解消目的で週末に近所の大きな公園をウォーキングしつつ、そこに住む野良猫さんをモフる、という生活を続けているのですが、もうウォーキングよりもモフの方が目的になりつつあります、寒くて外でたくない！ けどモフりたい！ という強い意志で頑張っています。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
自分の描きたいものを好きなように描かせていただいたので、今になってしまったこれ面白いんだろうか…？ と青ざめつつある今日この頃です。が、ぐるぐる悩んだり一歩進んで二歩下がる、な水谷と沢木を好きになってくれるひとがいたらいいな…と願うばかりです。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
勢いで突っ走っていた高校時代を経て、同居生活からすれ違ったり喧嘩したりしつつ、少しづつ成長していく二人の関係の変化を楽しんで頂けたら…と思っています。
また2月にも別のコミックスが連続刊行されるので、そちらも見て頂けたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします！


onBLUE編集部 K川さんより
デビューコミックス『放課後の不純』の二人の続編をやってみませんか、とお願いして描いていただいた今作。
ノンケ×無自覚ゲイだった高校生の二人が、大学生に。
秘密のカップルが、高校生より少し自由になって始めた同居生活は、思いっきりいちゃいちゃできる反面、新たなすれ違いも生まれてしまい……？
“二人の時間経過”が好きな人にはたまらないストーリーですので、ぜひお見逃し無く♡

※2ヶ月連続刊行、2月25日発売!! 『小説家と家政夫』スピンオフ作品『若手俳優と脚本家』

コミックス『おはようからおやすみまで』『若手俳優と脚本家』

特典情報



(C)梶ヶ谷ミチル/祥伝社