中陸なか先生インタビュー

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中陸なか先生インタビュー 高校時代、偶然の出会いから… 青春とピアノが生む感動作!! コミックス『月を目指す、星になる』上下巻

2018/03/15 20:00

大ボリュームで綴られる、美しく切ない恋模様! 最後まで目が離せない


「ピアノを教えてくれませんか」――高校時代、同級生の湊辺に懇願された響。他人とあまり接することのなかった響は、徐々に湊辺と打ち解け、彼に心の内を見せていきます。悩みを打ち明けた響に、湊辺は励ましの言葉をかける一方で、寂しい表情を見せ……。 中陸なか先生の新刊コミックス『月を目指す、星になる』上下巻が3月23日に発売! 音楽を通して紡がれる二人の関係性や揺れ動く心情に、ハートを持って行かれること請け合いです!! それでは、「801 AUTHORS 108」第1567回、中陸なか先生どうぞ!

 

お兄ちゃん気質攻×浮き世離れな頑固受! 高校時代の出会い♥

 

Q. 作品紹介をお願いします!
『月を目指す、星になる』はピアノを介して偶然出会った高校生の男の子達が、お互いを助けることよって親密になっていきます。ただ、仲良くなった後、お互いの将来を決めなくてはならない時期に差し掛かり二人の関係性が揺らいでいく…というお話です。
一緒に読み切りで描かせていただいた『ユアリーカ』いうお話も収録されています。
偶然どちらも文化祭が絡んだお話になってしまいました。



Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
見た目だけいきっている優しいお兄ちゃん気質な攻(湊辺)×大人しそうに見えて頑固でちょっと浮世離れした受(響)です。



Q. 当て馬や重要な脇役は?
主人公の従兄弟の気が強い女の子です。主人公に一物あってよくいちゃもんをつけてきます。

 

ピアノシーンなど作画にご注目! 執筆の模索・こだわりまで堪能しよう

 

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
ピアノの演奏シーンをどうにかこうにか綺麗に見えるようにしないと、という模索をずっとしていました。


Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
作画中に絵が稚拙だと改めて気づいてしまって辛かったです。漫画は絵が全てではないと思いつつ、今の画力じゃ描きたいものが描けないなあ、と思いとても苦しかったです。特に手を描くのが得意ではないのでなるべく毎日クロッキーをしていました。ただ全然上達しなくて…でも前より少しだけ手を描く苦手意識が減ったので引き続き頑張ろうと思います。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
カバーイラストが私の責任でフルリテイクになりました。この間その日の日記を読んだら自分のことをめちゃくちゃ罵倒しながら、その直後にすぐ「いやでも仕方ないだろ頑張れ!」とフォローを入れていました。無理やり前向きになろうとしていて面白かったです。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います!
今年、とうとう花粉症デビューしてしまったかもしれません。嫌です。

Q. 今、何かハマっていることは?
Netflixです。『13の理由』という作品がすごく良かった。あとはリアリティショーがたくさんあって嬉しいです。

 

1年半ぶりの新作は美しさと感動が詰まった上下巻! 青春群像劇の味わいも

 

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
コミックスを出していただくのが久しぶりなので緊張しますが、それ以上に凄く嬉しいです。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
以前に出したコミックスについて評価やレビューをつけて下さったり、BLアワードの際にコメントを下さった方、ありがとうございました。読んでくださっている方がいるんだな、という実感が湧きました。また、自分の作品のレビューだとは思えないぐらい綺麗で温かいお言葉をいただけて本当に嬉しかったです。
今回の作品も手にとって下さった方が少しでも楽しんでいただける作品になっていればいいな、と思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

担当編集より
中陸なか先生、一年半ぶりのコミックスが上下巻の大ボリュームで登場です!
(こちらから1話丸ごと試し読みが可能です)

東京へ出た響が冬休みで地元へ戻る道中、高校時代に出会った湊辺という同級生のことを思い出し、そこから湊辺と響の交流が語られます。




ド派手な金髪の湊辺は、見た目に反してとても誠実で優しく、どこか大人っぽい雰囲気。
対して響は、見た目通りあまり人と接することもなく、黙々とピアノを練習しています。
そんな二人が出会うことによって、不思議な化学反応が起こり、互いにかけがえのない存在になっていく過程が本当に美しく、そしてなんとも言えない切ない気持ちにもさせられます……。

メインの二人は勿論のこと、脇を固めるキャラクターたちにも目が離せない本作。
響の従姉妹である果音(かの)や、湊辺の友人である鐘ちゃん、そして響のピアノの講師である飛騨野氏に、その甥っ子である詠樹(えいき)……。
大ボリュームだからこその掘り下げなども沢山あり、BL作品としては勿論、青春群像劇としても本当に高いクオリティの作品になっております。



響と湊辺、高校生の二人は果たしてどこへ向かうのか?
そして、数年後の今、響に待ち受けているものは……?

物語の最後の1ページは、感動で深いため息が漏れること、間違いありません。
中陸なか先生渾身の一作となっております。
ぜひ、その目でご確認ください!

コミックス『月を目指す、星になる 上』『月を目指す、星になる 下

特典情報
ホーリンラブブックス限定:4Pリーフレット
とらのあな限定:フルカラーイラストクリアファイル
アニメイト限定:描き下ろしペーパー
コミコミスタジオ限定:(上下巻同時購入特典)描き下ろしペーパー
協力書店:描き下ろしペーパー

詳しくは.Bloom公式サイト公式ブログ


(C)中陸なか/ホーム社

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