滝端先生インタビュー

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滝端先生インタビュー執着強過ぎ上司×元男娼の訳あり部下!! 片恋こじらせて5年、まさかの再会で!? コミックス『今夜、君と眠りたい』

2019/10/09 18:34

忘れられない、思い出したくない。不器用な大人達の恋の終着点

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2132回
滝端／一迅社／gateauコミックス
コミックス『今夜、君と眠りたい』10月15日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
部下に慕われ完璧と揶揄されるほど仕事のできるサラリーマン・門崎。門崎には誰にも言えない、忘れられない夜があった… それは、五年前に関係を持った男娼・ナギと過ごした濃厚な日々。しかしそれも終わったことだったが…… 海外赴任から帰ってきた門崎は、社内でナギそっくりな二神という部下と出会い――。止まっていた時間が動き出す、滝端が描くセンシティブラブ！描き下ろしあり

――作品紹介をお願いします
5年前から片思いしているサラリーマンと想い人の元男娼が上司と部下となって再会するお話です。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
執着心強めで仕事が出来る上司×少し無愛嬌な訳ありの元男娼の部下

――当て馬や重要な脇役は？
受けの二神の過去を知る「葵」や、攻めの門崎の同僚の「吉野」は描いていて楽しいサブキャラでした。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
恋愛以外のテーマを意識したり、特に二人の感情を落とす事に集中しました。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
4話が気持ち的に大変でした。あとは全体的に二人の顔面……。
3話の背景や料理も大変でしたが、ほんわかした雰囲気なので描くのは楽しかったです。

――今作にまつわる裏話はありますか？
感受性ガバガバのドルヲタ×顔だけがとりえの無職男というネタをボツにして、そこからエピソードを転換して今作を作りました。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
背景の資料を探しに昔自分が住んでいた街へ行ったこと。
締め切り間近に液タブが故障したこと。肝が冷えました。

――今、何かハマっていることは？
お香やアロマを焚くこと。手探りでやっています。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
ただただ緊張しています……。
なにか一つでも感じ取って貰えたらいいなと祈っています。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
初めてちるちるさんのインタビューを承り、ひとつ夢が叶ってめちゃくちゃ嬉しいです。
若輩者ですが、一人でも何かが刺さるような漫画を描けたらいいなと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

担当編集より
滝端先生の最新作は執着心の強い完璧(と言われる)攻めと、元男娼のわけありな受けのお話。
海外出張から帰ってきた攻め・門崎が五年前に出会った男娼・ナギとよく似た男――二神と出会ったことから物語りは始まります。
昔とは随分雰囲気が変わっているがナギだと確信し声をかけるも、二神は強い拒絶を示し、さらには「昔のことなど忘れた」と言い放つ。
客と男娼という関係の中でも愛し合ったと思っていたのは自分だけだったと知り、門崎は落ち込むが……。

五年間、想い続けた相手が目の前にいるのにどうしようもできない葛藤を抱えながらも再び恋をしようとする攻めと、とある理由で昔のことを思い出したくない受けの、いくつになっても不器用な大人たちの恋愛をお楽しみください。