成瀬一草先生インタビュー

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成瀬一草先生インタビュー セクシー曲者ヤクザ×美人ギャンブラーのダークバディラブ!! コミックス『ファックナイトレバーサル』

2019/11/28 19:19

舞台はドキドキの裏カジノ! フェロモン溢れ出る攻めにご注目♥

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2181回
成瀬一草/三交社/デイジーコミックス
コミックス『ファックナイトレバーサル』11月8日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
職を失い男にもフラれ、違法ギャンブルで日銭を稼ぐ青葉。常連だった裏カジノ摘発であわや逮捕っ!? …そんな窮地の青葉に手を差し伸べた男は、檀上(だんがみ)と名乗った。裏カジノのオーナーで、経済ヤクザで燻らせたタバコの匂いが香る…濃密なキスに酔わされた。壇上の巧みな誘いに抗う術なく惹かれ、踏み出したのは え…詐欺退治!? フェロモン曲者ヤクザ<36>×快楽へなちょこ美人ギャンブラー<26>の強欲バディラブ。

 

――作品紹介をお願いします
表題作『ファックナイトレバーサル』は年上の影のある経済ヤクザ×無職で美人のギャンブラーの話です。ヤクザ、ギャンブル、詐欺…な闇テーマですが、ドロドロはしてません。自作の共通テーマでもありますが、闇や裏の人々なりの明るさと希望を描いてます。


同時収録作の短編『ナイト・トラップ』は『調教覚醒BL』というデイジーコミックスのアンソロに描いた読み切りで、年下セレブの執着S×褐色年上MダンサーのSMものです。表題作とこの読み切りは同じ世界なので登場人物も共通してます。
時系列は『ナイト・トラップ』→『ファックナイトレバーサル』の順です。


――主人公たちはどんな攻×受ですか?
攻の檀上 仁(だんがみじん)は36歳の経済ヤクザで裏カジノオーナーの俺様スパダリ。若い頃の事情によりヤクザらしくない影を抱えた部分もあります。


受の吉田 青葉(よしだあおば)は26歳。地道に生きてきた青年ですが、心が折れる出来事があって今は無職でふらふらしていて裏カジノで日銭を稼ぐ生活をしています。美人とか女扱いされるのが嫌で最初は顔を前髪で隠してますが、早々に檀上に切られちゃいます。


――当て馬や重要な脇役は?
短編の『ナイト・トラップ』の受のダンサー・一弥は表題作にも檀上の知り合いとして出てきて、青葉がヤキモチやいたりします。王道だいすきー!
逆に『ナイト・トラップ』のほうには檀上が攻の尚(なお)の友人として同席しているシーンがありますが、こちらは特にストーリーには絡みません。檀上と尚の攻コンビは仕事上の先生と生徒みたいな関係です。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
エロシーンをもっとエロくする修行中なので、あくまで当社比ですがエロ頑張った! 今作の担当編集氏がエロの演出をすごくちゃんとアドバイスしてくれたので感謝しかない。



ストーリーはいつもの自分のテーマである“地下に生きる人々なりの光るもの”を描いてます。その上で今回は「青葉がお宝を手に入れる」もテーマです。絵についてはギャンブルシーンはそれっぽい雰囲気出るように意識しました。


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
今回は大人攻を描こうと思っていたんですが、檀上がクールな大人であればあるほど恋愛をしないのでハチャメチャ困りました。動かざること山の如し。本人的には(あれでも)恋愛している様をぜひご覧下さい! 青葉のことは本人的には(あれでも)大事にしています!
楽しかったのは、スリーピースのスーツを山ほど描けたことと、檀上のヤクザオフ時のメガネ。


――今作にまつわる裏話はありますか?
今作は裏設定がめちゃくちゃありまして、本編で全部描いてたらページ数が足りなくなるので相当削ったんです。ここで語っても原稿用紙100枚くらいかかるので割愛しますが、その中でもどーしても削りたくなかったエピソードはカバー下漫画にねじ込んでますので見てください。ネコチャンだけは削れなかったんやー。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
作中に出てくるバカラやポーカーのルールを復習するためにYouTubeでゲームの動画を見まくったのでやけに詳しくなりましたけど、私自身は今はギャンブルしないのですごく役に立たない知識が豊富になりました。

――今、何かハマっていることは?
ちるちるさんのインタビューのたびに、メタルのライブやフェスに行ってる話をしてましたが、今年は目当てのバンドがあんまり来日しなかったのでライブ不足です。悲しみ。他だと最近やっと『ドラクエウォーク』始めました。ノー課金で頑張りたい! 

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
紙本の発売は11月8日(金)で少し時間が経っているので、すでに読んでくださっている方もいらっしゃると思います。ちるちるさんの作品ページにもレビューいただいてありがとうございます。未読の方は、ヤクザ、スパダリ、わちゃわちゃしてる美人受け、あたりに興味ありましたらぜひお手に取ってみてください。電子書籍での配信は12月上旬からです。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
今回も楽しんで描きました。一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです!

担当編集より
「攻めは絶対スパダリ」宣言に、滾る古の腐心が止まらない…!!!!!
成瀬一草先生5冊目のコミックス『ファックナイトレバーサル』。

今作品にて先生が、特に熱く意識しておいででしたのが「男ならではのカッコイイ」ということでした。
インタビュ―でも仰られていらっしゃるように、この1点を描く為、先生はこちらコミックスの少なくとも5倍はお話を構想されていらっしゃいます。
描ききれなかったエピソードは先生のtwitter(@narusekazusa)にて時折ポロリがありますので、要チェックですよ。

話を戻しまして。檀上さんはとかくそんな先生の描くカッコイイを、日常から濡れ場に至るまでふんだんに詰め込み生み出されたキャラクター様です。

カバーで漂う煙のように熟され醸され、溢れ出るセクシーが抑えられない攻め・檀上さん。
美麗な線で描かれる眉間のしわや、口元の歪み、発達した胸筋のチラリズムがたまらない…っ
また、ビジュアル面のみならず、口にするひとつひとつの台詞にも説得力と重みがあります。


異性だけでなく、同性から見ても魅力的なこの男に出逢い、人生が改めて劇的に動き出す受け・青葉は、ほぼ出逢った瞬間から彼に落とされていると言っても過言ではないかもしれません。

落ちたあとさきがこの『ファックナイトレバーサル』の肝。
タイトル意は<逆転するくそったれの夜>で、主人公である青葉と、アンダーグラウンドに住まう檀上の「明けない夜は無い」ことを体現するような救済が物語の軸として存在します。
転がされているばかり…ではなく、一筋縄ではいかない、青葉のカッコイイも是非是非本編でご堪能いただければ幸いです!

 

コミックス『ファックナイトレバーサル

 

特典情報

 

<購入特典>
アニメイト(一部店舗を除く):限定描き下ろし漫画ペーパー  
とらのあな(一部店舗を除く):限定描き下ろし漫画ペーパー 
コミコミスタジオ(一部店舗を除く):描き下ろし漫画ペーパー 
ホーリンラブブックス様等 協力書店:描き下ろし漫画ペーパー<共通> 
電子:トリプル特典
(描き下ろし漫画ペーパー<共通>&電子版限定漫画1P&コメント付きカラーイラスト)

※詳細はデイジーコミックスTwitterをご覧ください

 

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(C)成瀬一草/英和出版社

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