左藤さなゆき先生インタビュー

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左藤さなゆき先生インタビュー甘くて切ない恋♥ Ω嫌いのリアリストα×恋人に捨てられたロマンチストΩ！コミックス『ロマンチック・ラメント』

2020/12/06 17:00

元恋人と同じ顔のαとワンナイト!? 正反対な2人が惹かれ合う！

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2556回
左藤さなゆき／海王社／GUSH COMICS
コミックス『ロマンチック・ラメント』12月10日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
もう二度とαなんて好きにならない… そう誓ったはずなのに―― 3年付き合って番の約束までした恋人に運命の番が現れ、捨てられた旭は、クラブで元彼にそっくりな煌臣と出会う。泥酔とフェロモンの暴走で関係を持ってしまった旭。ホテルから逃げ帰るも、実は煌臣は同じ大学の先輩で、しかも元彼の双子の弟だった。迷惑料として煌臣が旭に要求したのは “恋人のフリ" 。最悪な第一印象とは裏腹に、強引だけど優しい煌臣に心が揺れ動く旭だが――？

――作品紹介をお願いします
オメガバースの運命の番を題材にしています。
運命に振り回され、傷つき、もうαとは絶対に恋愛しない！と誓ったΩの主人公が元恋人と同じ顔をしたαと出会って、ワンナイトラブしてしまうところから始まるお話です。
ロマンチックで奇跡的で、誰もが憧れるとされる運命の番。その運命に選ばれなかった者の視点が描きたいと思ったのがきっかけです。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
感情表現豊かなロマンチスト、でも今は傷ついて恋に臆病になっている受、旭と信じるのは自分の心と目の前にあるものというリアリストで今は恋愛事に飽き飽きしてる攻、煌臣です。

――当て馬や重要な脇役は？
重要な役割として旭の元彼、誠臣と誠臣の運命の番、満留が出てきます。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
旭が煌臣に心を傾けるまでの流れはこの話でとても大事な部分だったので何度も考え直しました。
旭はとにかく感情表現豊かにしたかったので、ここぞというシーンの表情も印象深くなるように頑張って描いたのですこしでも何か感じていただけたら嬉しいです。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
どうしても主人公視点になると逆サイドは嫌な役として見られがちですが、この話では登場人物全員が運命というもの自体に振り回されて傷ついていて、誰かが悪者だったわけじゃないという関係を描きたかったのでそこが苦労しました。

――今作にまつわる裏話はありますか？
今回は旭と煌臣にフォーカスしたかったので、運命の番側(誠臣と満留)はなんとなく分かる程度にわざとしているのですが、
こちらの2人にもエピソードがあるのでどこかで描けたらなと思っています。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
丁度緊急事態宣言の時期の連載だったのですが、どうしても背景が必要で早朝人の少な目な時間に資料写真を撮りに出たんですが
いつもは多少でも人が居る繁華街も完全無人状態でかなり怖かったです！が、逆に資料写真としては良かったかなと…(笑)。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
いつもの事ですがとても緊張しています。
連載時から応援していただいたりコミックスを楽しみにしていただいた皆様のおかげで頑張る事ができました。感謝の気持ちでいっぱいです！

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ここまで読んで頂いて有難うございます。
オメガバースの運命の番の設定はとても大好きなのですが、改めて運命って何だろう？
と考え始めて描いた思い入れの強い作品でもあるので、少しでも楽しんで読んでいただけたら嬉しいです！

担当編集より
運命を信じる旭と信じない煌臣、性格も考えも正反対な二人が惹かれ合う、雑誌掲載時から大人気だった作品です。注目は前半と後半の煌臣のギャップ。
出会った当初はぶっきらぼう＆デリカシーゼロでΩにうんざりしていたのに、旭の可愛さに気付いてからは、甘々ぶりと執着がすごいです(笑)。どのくらいすごい落差なのかは、その目で確かめてください！
オメガバースが好きな方はもちろん、苦手な方もハマった人多数な本作、是非ご一読ください！