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 本日のゲスト:椹野道流先生

2013/04/04 13:42

小説『くろねこ屋歳時記 壱の巻』(プランタン出版)4月12日発売
椹野道流先生の新刊は、4月12日にプランタン出版「プラチナ文庫」からリリースの『くろねこ屋歳時記 壱の巻』。昨年12月にリリースされたコミックス版に続く、くも先生とのコラボシリーズ小説版です! それでは「801 AUTHORS 108」80回目のゲスト、椹野道流先生どうぞ!

Q1. 新刊の紹介をお願いします!
お屋敷の中にある洋館カフェ、「くろねこ屋」の店員たちの恋模様を描いた作品です。
美味しいカフェフードと、やんわりほっこりした物語が、季節の移り変わりに添って綴られています。
気負うことなく気軽に、のんびりした気持ちで楽しんでいただける作品になっている……と思います。
短編小説と四コママンガという構成です。通勤、通学のお供、家事の合間の休憩、あるいは寝る前のひとときなんかには最適だと思います。

Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか?
わりと全員が主要キャラなので、ちょっと煩雑になってしまって申し訳ないんですが……。
生真面目で感情表現が下手な店長ヒイラギと、彼を見守るオーナーのネコヤナギさん。
美人で愛想がよく、高校時代からヒイラギに片想いしている副店長のシロタエと、そんなシロタエが気になるやさぐれコックのアマリネ。
大男のパティシェ、タンジーと、偶然彼に出会った高校生のエイスケ。
そして、そんな個性豊かすぎる面々に翻弄されつつ憧れてもいる、新人のナズナ。
そんなキャラクターたちが、「くろねこ屋」に集っています。

Q3. 今作のこだわりポイントは?
くもさんとのコラボということで、お互いの世界観を上手く混ぜていけたらいいな、それにはどうしたらいいかな……というのがいちばん最初に考えたことでした。
コラボする作家とイラストレーターはきっとリアルでも仲良しだと思っていらっしゃる方が多いと思うのですが、私とくもさんは今日に至るまで、お目にかかったことも、直接お話ししたこともありません。
まったく打ち合わせをすることなく、でもごく自然に、「くろねこ屋」という舞台を軸に、お互いのキャラクターをそれぞれのフィールドで動かすことができたこと。それが何よりの望みでありこだわりであり、実現できて本当に嬉しいです。

Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください!
イギリスに住んでいたことがあるというと、きまって「じゃあお茶にはこだわりがあるんでしょう?」と言われるんですが、実はほとんどありません。
唯一のこだわりといえば、「ティーバッグ派」ということでしょうか。めんどくさいんです! 洗い物を増やすのが!
今作を書いているあいだも、「マグにミルクと水を半々に注ぎ、テトリー(イギリスの紅茶メーカー)のティーバッグを放り込んで電子レンジで加熱」という、シロタエに知られたら正座で小一時間説教されそうな紅茶を飲んでいました。それでも意外と美味しくなるのは、水道水が美味しい土地柄のおかげだと思います。

Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
くもさんとお仕事がしたい! という私の想いから始まった作品が、こうして本の形になり、店頭に並ぶのかと思うと、特別な感慨があります。
久し振りに発売日、書店さんの店頭でニヤニヤしてしまいそうです。
実はコミックス、文庫二冊とも、装丁に統一感が出るようデザインして頂いていますので、三冊並べて更にニヤニヤする予定です。皆さんも是非ご一緒に!

Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
くもさんのコミックス版に続いて、ようやく小説版をお届けできます! 勿論、Canna掲載時と同様、くもさんの素敵なイラストと四コママンガも入っています。
是非、美味しいお茶とお菓子を用意していただき(でないと、途中でジタジタすることになるかも……)、ゆったりと「くろねこ屋」のお客様気分を楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします!

編集部からのコメント
Canna Comics『くろねこ屋歳時記』に続く、小説版『くろねこ屋』です。
どちらか片方でも十分楽しめますが、コミックス版と小説版の両方をご覧いただくと、いろいろなところがリンクしていて、思わず「ふふっ」と含み笑いがこぼれます。

このシリーズには、椹野先生とくも先生の個性が違和感なく溶け込んでいます。
というのも、連載中、椹野先生と話していたネタが直後にくも先生のネームで上がってきたりと、「怖い~(笑)」と悲鳴が上がるほどおふたりの息がぴったりで、意識共有でもしているのかと思うくらいだったのです。
そうしてどんどん広がっていった『くろねこ屋』ワールドには、気恥ずかしくなるくらい“仲良し”なカップル達の可愛いお話が満載です。
原稿が上がるたび、ニマニマしながら読んでいた担当編集が自信を持ってお勧めします! 『弐の巻』の5月10日頃に発売予定です。ぜひ並べてお楽しみくださいね!

(c)『くろねこ屋歳時記 壱の巻』椹野道流/くも/プランタン出版

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