EUN先生&wuyiningsi先生インタビュー

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EUN先生&wuyiningsi先生インタビュー 10年以上愛し合った同級生×重病の青年…愛と幸せを巡るすれ違い。コミックス『君を愛した10年間』

2021/10/28 17:00

電子ストアで話題沸騰中!感動の結末を迎えた大注目BL

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2878回
作画:EUN/原作:wuyiningsi/ComiJoy/NHN comico/comico
コミックス(電子単話)『君を愛した10年間』9月15日
直筆サイン付きイラストカード&印刷版サイン色紙プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
知念と涼生は学生時代から愛し合い、今年で10年目だ。しかし、時が経つにつれて涼生は変わっていってしまい、知念は一人寂しい日々を過ごしている。そんなある日、自分が重い病気にかかっていたことを知る知念。涼生との距離は遠のくばかりなのに、時計の針は決して止まってはくれない。”僕はあの頃から変わらず君を愛しているのに…―”知念の悲痛な心の叫びは涼生に届くのか…。

 

――作品紹介をお願いします
EUN 不治の病に罹っている青年の物語です。14年連れ添った恋人に何度も裏切られ、ついに人生に絶望した彼は治療を断念し、遠く旅に出ようとします。そこで、彼に思いを寄せている主治医は、思い切って彼を南方の街へ連れていき、そこで彼と最後の時間を過ごしました。

wuyiningsi 『君を愛した10年間』は私の処女作です。私はやや捻くれたペシミストなので、童話を読んでいると、いつも考えるんです、どうして物語は決まってお姫様と王子様が一緒になったところで終わってしまうのだろう? その後はどうなるの? 異性愛者でも、ずっと一緒にいたら、恋人からだんだん家族になってしまいますよね? あるいはもっとネガティブな言い方をすれば、子供だけでつながっているような関係になりますよね? と。ストーリーの雛形は、そうやって生まれたんです。
家族と学業を捨てて、恋のために一緒になった同性のカップルは、どんな結末を迎えるのだろう? って。
松原涼生はずっと加賀知念を深く愛していたので、結局この物語を理想化して、ロマンチックなものにしてしまいましたが、それでも残酷なものでした。いくら深く愛していても、誤解や、ぞんざいな扱いが増えれば、最終的にバッドエンドに向かってしまうからです。


――主人公たちはどんな攻×受ですか?
EUN まず主人公である、受けの加賀知念ですが、彼は一見、凛としていて、冷たそうな人ですが、実はとても優しくて、プライドが高いです。恋人の松原涼生の浮気を何度も許してあげていますが、その寛容さにもちゃんと限度があります。相手に絶望したら、病気で同情を買おうとはせず、いやむしろ病気を伝えることすらしないで、黙って去ってしまいます。そういうところが一番、見ていて切ないですね。
松原涼生は、いわゆるクズ攻めです。横暴で、独占欲が強くて、浮気性で、何でも暴力で解決しようとする人です。はたから見ると、けっこう知念をぞんざいに扱ってはいますが、実は知念のことをとても愛しています。しかし大切なものはいつも失ってから気づくものですから、残念ですね。

wuyiningsi キャラクターはみんな完璧な人間ではないんですが、生き生きとした、魅力のある人たちだと自分では思っています。過ちを犯してばかりですが、熱い心と、素直な魂を持っています。
主人公である攻めの松原涼生は少年時代、自由奔放で、学生時代の恋人として理想的な存在です。頭が良くて、ロマンチストで、好きな人を特別扱いするし、好きな人のすることなら、何でも可愛く思ってくれて、すごいと思ってくれます。そして勇気のある人間です。バカみたいに世界中の人たちに恋人への愛を見せびらかしたがります。その性格のせいで大きな過ちを犯してしまいますが――二人の少年が、恋のために全てを打ち捨て、勢いだけで社会に飛び出してしまうことですね。
涼生のことをクズとか、冷たい男だと思っている方は結構いらっしゃいますが、現実にそういう人がいたら、案外そうでもないです。彼は普段、他人の前では頭の切れるジェントルマンですが、知念と一緒にいると、どちらかというと子供っぽくなります。遊び好きだけど、親が「ご飯だぞー」と呼んでくれれば、すぐ服についた埃をパタパタはたいて、おとなしく家に帰ってくれる人です。
知念は涼生がどれほど自分のことを愛しているか分かってませんでした。だから彼が涼生のために払った犠牲には、どこか自己卑下の影が潜んでいます。なぜなら、彼は涼生のために、あまりにも多くのものを手放したから、失うのが怖くなって、それがだんだん習慣となっていったんです。心が麻痺してしまった側面もありますね。いささか臆病なところがありますから、引き返しのきかない結末を――たとえそれが自分の想像だとしても――受け止める勇気がないんです。もし不治の病に罹っていなければ、そして第三者が現れなければ、物語はまた違った展開と結末になったのかも知れません。
知念は理想的な恋と生活にこだわる人なので、彼の性格と結末は、こんな一言に要約できます――「深くのめり込んだ恋は悲劇、死をもって終演するのみ」


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
EUN 小説を漫画化した作品なので、原作の心理描写と言いますか、細やかな感情表現を、いかに漫画で再現するかが難しい課題で、工夫の要るところです。そこを重点的に力を入れましたね。

wuyiningsi キャラクターのリアリティとロジックを一番大事にしています。文学創作は日常より上だとは言え、たとえフィクション、あるいはファンタジーだとしても、読者様を納得させるためには、きちんとした体系とキャラクター構造が必要です。なので、書いていてつらくなるときがあります。なぜなら、すごく気に入ってるキャラクター、もしくはカップルがいたとしても、物語の連続性や完成度のために、本来考えていたことやその結末を断念せざるを得ないからです。
ストーリーがある程度まで進み、人物がある段階まできたら、あとはもう作者がコントロールできるものではありません。私が大まかなアウトラインしか作らず、細かいプロットを組まない理由はそこにあります。
キャラクターの思考を操るのではなく、リアクションを予測することによって、キャラクターが生きてきます。


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
EUN 苦労した点……絵を描くことは、基本ずっと大変ですよ!(笑) しかも原作のシナリオ化から、コマ割り、色塗りまで、全部一人でやってたので、しんどくなるときはありました。楽しかった点は、編集者や読者様に認められることや、良い反応を頂けたことです。


――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
EUN 一番印象に残ったことは、執筆中に突然停電したことですね。ノートパソコンを使ってますけど、バッテリーがもう寿命なので、充電しながらじゃないとダメなんです。なので停電すると、デスクトップパソコンと同じように落ちちゃうんですね。私が使っているソフトは当時、まだ自動保存の機能がついてなかったので、一晩の努力が水の泡になりました。あのことはもう一生忘れられません!

wuyiningsi この小説を書いていた頃はまだ高校生でした。受験期はむちゃくちゃ忙しくて、親も常にそばで見張っているので連載更新はかなり大変でした(笑)。なのでこの14万字の小説は、私が夜中に小さなiPhone4のメモを使って少しずつ書き上げたものです。あまり疲れると、いっそ止めてしまおうと思うときもありましたが、毎日コメントで読者様からの激励や、更新催促を見ると、大変さも忘れてしまいます。毎回更新したあとのコメントを見ると嬉しくて、大変さも全部ハッピーに変わっていきました。


――今、何かハマっていることは?
EUN 絵を描くことですね、今も昔も。漫画だけじゃなくて、イラストも時々描きます。全部オリジナルのストーリーですよ。機会があったらぜひお見せしたいですね(笑)。


――日本でヒットしていることに関して今のお気持ちはいかがでしょう?
EUN 夢みたいですね。編集者が嘘をついてるんじゃないかって思ってました(冗談です(爆笑))。

wuyiningsi こんなにたくさんの可愛い読者様と物語を通じて不思議な触れ合いができて光栄です。
すごく感激していますし、嬉しいです。作り手にとって、自分の書いた物語が人に読まれることほど嬉しいことはありません。実力はさほどではないですが、運はむちゃくちゃ良い書き手だと自分では思っています。だから皆様の優しさや激励には本当に感謝しています。身に余るご支持をいただき、ただただ驚愕しております。同時に、創作を続けていく勇気と自信をも得られました。今後より良い作品をお届けできるよう、精進して参ります。


――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
EUN 気に入っていただけると嬉しいです!

wuyiningsi 皆様には、元気で楽しい日々を送ってほしいです。ありふれた祝福ですが、一番素敵なことだと思っています。楽しさは本や、漫画や、動画や、美味しいもの、それから可愛い動物たち、様々なものから得られます。素敵なものが、皆様のもとへ自分からやってきますように。そして体が元気であれば、より多くのハッピーをゲットできますよね!
皆様、大好きです! またの機会を楽しみにしております。


流通担当より
『君を愛した10年間』の原作はとても切なく、内容も短いので、当初コミカライズするときはだいぶ不安がありました。しかし、心の打つストーリーとEUN先生の繊細な作画のおかげで、中国だけではなく海外でもたいへん人気を集めました。
作品中、松原涼生(クズ攻め)は外で浮気相手と遊び、会社の立ち上げを手助けした一途な加賀知念(受け)は体を壊します。10年間愛し合った歳月があってこそ、よりを戻したい涼生、そして余命宣告を受けた知念の結末は?
読者の皆様はキャラ、ストーリー、結末についてそれぞれ違う解釈と期待ができるのが、この作品の魅力でもあります。でも本質は、青春と時間と忠誠心と愛にまつわるお話ですので、ぜひ手に取って作品を楽しんでいただけたらと思います!

 

コミックス『君を愛した10年間


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コメント3

投稿順|最新順

匿名2番さん(1/1)

私は好き、この作品。

匿名1番さん(1/1)

(攻め)涼生がクズすぎて全く感動しませんでした。
(受け)知念死亡が余命幾許もない無い事が分かっていながら、散々浮気。
知念はその事を知りながらも元の仲に戻れると信じ健気に待ち続ける。
しかし、その関係性のまま知念死亡でENDとか、どの腐女子が読んでも恐らく地雷となるでしょう。
絶対に読むのはお勧めしません。

綺麗な絵柄に引き込まれ、あっという間に最後まで読んでしまいました。
私は、涼生は本当にどうしょうもない男で同情の余地もないと思う反面、どうしても憎み切れませんでした。
それは、知念のことを心から愛していた学生時代の日々があったから。
知念と涼生は、互いにボタンを掛け違ったままどんどん溝が深くなってしまって、もっと早く想いを伝えあって喧嘩をしていれば、幸せな結末があったかもしれない…と思うと胸が締め付けられる思いでした。

登場人物全員が人間らしくて、きれいごとだけではない雰囲気が好きです。
素敵な作品をありがとうございました。
これからも応援しています!

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