君を愛した10年間

kimi wo aishita 10nenkan

君を愛した10年間
  • 電子単話
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
5
得点
57
評価数
16
平均
3.8 / 5
神率
50%
作画
EUN 

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原作
wuyiningsi 
媒体
漫画(コミック)
出版社
NHN comico
レーベル
comico
電子発売日
ISBN

あらすじ

知念と涼生は学生時代から愛し合い、今年で10年目だ。しかし、時が経つにつれて涼生は変わっていってしまい、知念は一人寂しい日々を過ごしている。そんなある日、自分が重い病気にかかっていたことを知る知念。涼生との距離は遠のくばかりなのに、時計の針は決して止まってはくれない。”僕はあの頃から変わらず君を愛しているのに・・・―”知念の悲痛な心の叫びは涼生に届くのか…。

表題作君を愛した10年間

松原涼生,会社取締役代表 / 斎藤祐樹,白血病専門医師
加賀知念,遺伝性の血液凝固障害,涼生と同級生 

レビュー投稿数5

ジャスミンの香りにまつわる耽美作

作者は中国人作家。初読み。泣けるBL。
wuyiningsi (无仪宁死) 【最爱你的那十年】
 英字版ノベルは、海賊版?→The Decade of Deep Love 

同性同士の愛の継続の困難を描いたもの、と一読目に思ったけど、そうじゃない。愛の質量維持は難しい。喪失して気づく愛を描いたもの。
奢った涼生が改心しても、著者は涼生に容赦ない。文革を想起する自己批判。
メインの登場人物全てが幸せにならない耽美作。
話に引き込まれて全部購入して、更に原作も読んでしまった。
学んだこと:大事なものは心を込めて愛を注がないと、枯れる。後悔を残します。

---以下印象深い所 いつか原作ノベルの日本語版を出して欲しい。

高校の同級生、学業優秀・美少年の知念に涼生が惚れこみ始まった交際は14年。一緒に暮らして10年。
15年目、30才に起きた別離。①

傲慢で自己中心の涼生は、儲かると遊びだし帰宅しなくなる。知念に居留守と嘘。涼生は知念に飽きていた。
知念は、涼生の心変わりに憔悴し、美しかった昔の知念の面影は無い。
知念の遺伝性血液凝固障害が、白血病に移行。医師が勧める療法を拒否、症状は末期で余命は一年余。
知念は涼生の気づきを期待して、何も告げない。
涼生は、寝言や閨の最中に浮気相手の名を呼び、知念を絶望させる。②

知念に諭す母の言葉。
「知念 男同士の愛情が長続きする訳ない」「30才まで続かない」
「昔のように接してくれることを期待した時、関係は終わったも同然なんだよ」③

★39話からどんどん辛くなる。
心身痛む知念を救ったのは、涼生ではない。④
来世連れ添う約束をした優しい人に抱かれて呟く知念の最期の言葉は「授業は終わった、一緒に帰ろう」⑤

・・・原作中国語版から補完
★原作の登場人物は中国人。
▷蒋文旭(涼生)と贺知书(知念)の二人は杭州出身、北京在住の中国人、
▷作品のジャスミンは八重咲の茉莉花、アラビアジャスミンで、寒さに弱く枯れやすい。

①▷知念の事情。
→ジャスミンの香りがする知念は、えくぼがある美貌、成績優秀。
知念は母の得意料理・飴玉をいれた甘い水餃子が好き。(飴入り餃子と初雪の日。)

涼生の誕生日、知念は強引に肉体関係を結ばれる。
医大受験前の知念の未来を全部折る形で、涼生は知念を親から略奪、北京へ逃避。
23才の知念を探す両親は、北京で事故死。知念の生家の売却金で北京の自宅を買う。
サーズで死亡した社長の遺言で知念は会社を継承。その会社を土台に涼生は事業展開。
・・と、知念絡みで涼生は成功すると、人気者の知念を社会から隔離。涼生の一切を容認する知念は、会社の権利を涼生に譲渡、隠遁生活。

②▷涼生が選ぶ愛人は、昔の知念に似た美形。
嗜虐性がある涼生は、知念にできない乱暴な欲求をその場限りの相手で満たしていた。

③▷原作・母の「お前たちは30才までに別れる」の言葉に拘り、涼生は「知念を生涯裏切らない」と誓っていた。
常に涼生に従ってきた知念が初めて抵抗したのが、交際15年目を目前にした離別宣言。

④▷タテヨミは、東京→長野の設定。長野は北海道より寒い。
原作は、寒い北京→暖かいけど湿気が強い、南の杭州へ移動。

⑤▷原作:知念が何度も夢で見る「死の旅立ちに誘う者」の言葉。
著者は、涼生への言葉だと看取った人に思わせている・・鬼畜。 

以下略 
原作を読んで、お粗末な和訳版編集に失望。そのまま和訳したらいいのに。
智くんの最期や、知念死去後の夫々の様子が番外編にある。涼生は、精神を病んでしまった。
★小夏を失った佐藤(原作では李)さんのその後、「再没人遇见(もう会えない)」が関連本で出ています。

16

碧雲

最爱你的那十年
无仪宁死 蒋文旭X贺知书 你所在之处,
是我不得不思念的天涯海角

https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%80%E7%88%B1%E4%BD%A0%E7%9A%84%E9%82%A3%E5%8D%81%E5%B9%B4-%E6%97%A0%E4%BB%AA%E5%AE%81%E6%AD%BB-%E8%92%8B%E6%96%87%E6%97%ADX%E8%B4%BA%E7%9F%A5%E4%B9%A6-%E4%BD%A0%E6%89%80%E5%9C%A8%E4%B9%8B%E5%A4%84%EF%BC%8C%E6%98%AF%E6%88%91%E4%B8%8D%E5%BE%97%E4%B8%8D%E6%80%9D%E5%BF%B5%E7%9A%84%E5%A4%A9%E6%B6%AF%E6%B5%B7%E8%A7%92/dp/7559446434

これは、神作品

救いを求めて、何度も何度も読み返した作品です。切なくて、苦しくて、泣けて、増悪が増して・・・。

幸せだった2人がどうしてこうなっちゃうかなぁ・・・。しかも、死ねたなんだもん。

稀に珍しい、ストーリーだったね。

しかし、最後に先生に出会えて愛されて〜幸せにだったね。モーねー、涙無しでは読めなかったよ!

あまりの悲しさに、ネットでその先を探しまくった結果。
小説もあるようで、そちらでは、この先も書かれていているようで、先生と過ごして家で、先生亡き後・・・ちねんがまっているんだよね。

2人亡き後に、再会出来ったんだね。

これ、日本語版では無かったら、外伝でそこまでの話をコミックにして欲しいわ。

3

悲しい

ちるちるの記事で知って、シーモアが半額等のセールをしてたので一気読み。

本編68話、番外編3話、合計71話
(シーモアの表記が分かりにくかったので、こちらで整理)

お話はとても悲しい終わり方。
設定がとても切なく良く出来ていると思った。

ただ、所々日本語がおかしいのと、
コマの展開がぶつ切りっぽくて、途中何度か「?」ってなった。
また、スクロールが横ではなく縦なので、それもあるのかもしれない。

こちらのレビューで詳しく原作の内容まで書いてくださっている方(感謝)の説明で、どういう物語なのかの全貌が分かって、原作を読みたくなった。(出版するならしっかりした和訳でお願いしたい)

このコミックはかなり変更し、端折っているので、それぞれの人物像に感情移入しにくい。

でも最後はなんとか助かって欲しかった。
個人的見解かもしれないが、それがBLの基本で読者が求めるものだと思うので、死ネタはやはり辛い。

5

これはこの終わり方でいいと思う。

このお話を書かれた時、作者様はまだお若かったと知り、なるほどと思いました。

涼生が知念をとても愛していた。と?
愛?ただ好きだっただけな様に思えた。

大切な人は大切に。自分自身よりも相手が大切ってのが愛してる。なんじゃないかな?
若い時には独りよがりになりがちなんだけど、涼生が知念を大切にしていたとは全然思えなくて。 独りよがりな愛さえも感じられなかったな。
自分ファーストが許される相手なら誰でも良かったんじゃないかな?って思った。

私的には、ご都合主義な和解が無いってところがお気に入り。


4

10年分の愛は捨てるにはなかなか重い

comicoで全話拝読しました。

タイトルは10年だけど、攻の涼生と受の知念が付き合っていた年数は14年。
そのうち、涼生が部下の智貴や他の人と浮気しだして、知念の心が揺れ始めたのが4年。
だからタイトルは君を愛した10年なのかな。

14年前の出会った頃の涼生と知念の恋愛は明るく輝いていましたが、涼生の裏切りから少しずつ壊れていった愛は決して元に戻らなかったという悲しいお話。
涼生を見限って一人病死を受け入れようとした知念は、自分を深く愛してくれる主治医の斉藤先生のおかげで穏やかな最後の日々を過ごすことができます。
それでも、斉藤先生の腕の中で穏やかに微笑みながら知念が呟いた最後の言葉が、「授業が終わったら一緒に帰ろうね」なのが考えさせられました。

この「授業が終わったら一緒に帰ろうね」については、ここのコメントを拝見して、原作の中国語版小説に興味を持ち、翻訳ツールを使いながら読んでみました。

以下は原作にあって漫画では省略されている描写ですが、

・治療を諦めた知念が何度も繰り返しみる混沌とした夢の中で、ある「少年」が知念に手を差し伸べながら告げる言葉が「授業が終わったら一緒に帰ろう」

・本編の最後でもう帰るはずのない知念を部屋で待ち続ける涼生の前に現れた17歳の知念の幻に対して、涼生が朦朧と手を差し出してかける言葉も「授業が終わったら一緒に帰ろう」

混沌とした夢に対して知念はうなされていましたが、斉藤先生の腕の中で「授業が終わったら…一緒に帰ろう…」と呟いた時は微笑んでいました。

私はこの描写から、結局知念も今生においてかつての美しかった涼生との愛に執着があって、もう愛が戻ることはないのに捨てきることもできなかったのかなと思いました。
それは愛した期間の長さ故なのかも。

ただ、心理描写は読み手の想像に委ねられているものだと思うので(知念が最後に微笑んだのは死を受け入れたからともとれるし)、機会があればぜひ原作小説を読んで考えてみていただいた方がいいと思います。

死にネタが好きな私には大変刺さる作品でした。

最後に、他の方がコメントで書かれている同作者の「再没人遇见」(中国語小説)で僅かに涼生のその後が触れられているのですが、涼生が智貴と浮気をして知念を苦しめた4年という数字が因果応報的な意味を持ってくるので、機会があればそちらも読んでみるのもおすすめです。

2

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