07/26 木野ハルコ先生インタビュー 幼馴染とのえちちな配信で一発逆転!!エリート淫魔×ポンコツ淫魔♥コミックス『うわさのインキュバスch』
BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。
2021/12/26 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2935回
のばらあいこ／祥伝社／on BLUE comics
コミックスまたは小説『寄越す犬、めくる夜 5』12月25日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
須藤の故郷へ、ともに逃げてきた新谷。そこで、新谷は須藤の悲惨な過去を聞き、彼をやさしく抱いた。翌朝、緊急事態のまま別れた菊池に新谷は「もう少しで戻る」と電話をかけたが、追手のヤクザ達は迫っており、死にたがる須藤と向き合っていたーー。すべての元凶のこの場所で新谷はこの悲劇を終わらせることができるのかーー?
――作品紹介をお願いします
カジノバー、暴力団絡みなど……アングラ社会を主な舞台として、這いずり回るように生きている三人の泥沼三角関係……です。2013年の連載開始から途中お休みを頂きつつ、亀の歩みで今回の5巻でやっと最終回を迎えました！
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻：新谷亨(23)可哀想な奴に惹かれる厄介な攻。巻き込まれているようで一番の元凶かもしれない……。
受(1)：菊池春真(19)薄幸のチンピラ。優しくしてくれた新谷くんに惚れる。ピタゴラスイッチのように不運が不運を呼ぶ。
受(2)：須藤史哉(27)ヤクザの会長の情夫。薬中かつメンタル不安定。見た目の割に凶暴。
――当て馬や重要な脇役は？
この5巻の話じゃなくて恐縮ですが、『onBLUE』本誌のvol.56にて描き下ろした『イルミネーション』という短編に新キャラが出てきます。
直近で描いた新キャラなので、今はその人が気に入ってます……。時系列では最終回後の話になります。機会があればそちらも読んで頂けたら嬉しいです。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
最終巻なので、着地点をどうするか？ というのはすごく考えました。
パラシュートで降下する時にどこに着地点を置くかみたいな打ち合わせは今までに担当さんと何度もしていたのですが、ずーっとヘリコプターの中にいたけど、最終巻でやっと空に飛び出したかんじです。今まで考えてきた事を締めくくるための巻なので、毎回緊張感がありました。
大体のイメージは連載当初からずっとあったのですが、結局担当さんとの打ち合わせや、自分の心境の変化などで変わっていきました。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
色々な事を回収しなければいけなかったので、取りこぼしが無いように、ちゃんとキャラに言わせたい事を言わせられたかとかめちゃくちゃ気にしました。
でも、最終回あたり～直近で描いた『onBLUE』の短編は描いていて楽しかったです。
――今作にまつわる裏話はありますか？
佐治くんをもう少し深掘りしたかった気がします……。中高生の頃は進学校に通ってたとかそういう……。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
8年間の間に引っ越しがあり、フルアナログからフルデジタルへ作画環境の移行があり、長い事お休みを頂いたり、本当に色々ありました。しみじみ。
5巻執筆中に限って言うとやっぱりコロナが……。日本はコロナが落ち着いてきたので、世界中同じように落ち着くといいな～と思ってます。
――今、何かハマっていることは？
FCレトロアドベンチャーゲームのプレイ動画を垂れ流しにしながら作業すると心が落ち着きます……。チップチューンってなんで落ち着くんだろう？
人が話す時のプププププ……という音も好きです。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
最終回を描いた直後は読者さんの反応はどんな感じだろう……とか内容への不安が大きかったのですが、今は「ああ終わったんだなぁ……」という感慨深さと、お世話になった周りの皆様や、読み続けて下さった読者さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
『寄越す犬、めくる夜』最終巻を迎えました！ エグめの内容、そして鈍足ペースのこの連載を待って下さっていた読者さんには感謝してもしきれません。最終回までこぎつける事が出来たのは、応援して下さった皆様のおかげです。本当にありがとうございました！
完結を機に、未読の方にも読んで頂けたら嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します！
担当編集より
連載立ち上げ時、「こ、これはとんでもない作品が始まる……」と思ったものですが、8年の連載中、当時の予想の10倍レベルで怒涛の展開が続き、いつもひっくり返って拝読しておりました。
廃工場レイプ、ヤクザ宅でのストッキングプレイ、モブSM、脅迫3P、そして壮絶な過去エピ……。激しめのエピソードだけを書き出しただけでも凄まじいのですが、この作品の凄いところは、やっぱり「人間たちの気持ち」がどんどん変わり、成長していくことでした。欲情、依存、恋情、苦しみ、そして光。さまざまな感情が鮮やかに描かれ、その変化がいつも本当に面白かったです。
こんなにも「ラストはどうなってしまうのか……？」というお声をお寄せいただいた連載はないのですが、ぜひ、この深い物語のラストをみなさんにも見届けていただけたらうれしいです。わたしは素晴らしいラストだったと思います。
また、on BLUE vol.56『寄越す犬、めくる夜』完結特集では、完結に寄せて語ったのばら先生のインタビューもすごくすごく良かったので完結巻を読まれた方はぜひお読みいただきたいです!! 完結巻を読まれた方にとっては胸をしめつける番外編も描いていただきました……！
完結巻を待たれていた方も、1巻から初読の方も、ぜひお楽しみいただけたら嬉しく存じます！
とらのあな：16P小冊子(有償特典)
コミコミスタジオ：アクリルコースター(有償特典)
アニメイト：8P小冊子(有償特典)
応援書店：描き下ろしイラストペーパー
ホーリンラブブックス：イラストブロマイド
電子書店共通：描き下ろしイラストペーパー
コミックシーモア：描き下ろしカラーイラスト
詳しくは公式HPでチェック！
発売を記念して、サイン本をちるちるユーザーにプレゼント！ 以下のボタンよりご応募ください！
(C)のばらあいこ/祥伝社 on BLUE comics
