りーるー先生インタビュー

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

前の記事へ

りーるー先生インタビュー待望の続刊！忠犬β×毒舌Ωの刑事BL♥ コミックス『特務刑事オメガパンチオルガスムスの幻肢痛(合本版)(1)』

2022/05/14 17:00

ラブ、サスペンス、バイオレンス…欲張り本格刑事BL!!!(大声)

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3073回
りーるー／eBookJapan Plus／BLfranc
コミックス『特務刑事オメガパンチオルガスムスの幻肢痛(合本版)(1)』4月29日発売
※こちらは電子コミックのみの取り扱いとなります。紙書籍の発売は未定です。
サイン色紙プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
【ふたりを待ち受ける新たな事件！】六環の事件を経て絆を深めた三好と高森。だが立てこもり事件の際、高森が暴走しかけたことがきっかけで特務課は孤立した状態にあった。嵯峨野は任を解かれ、代わりにやってきた新たな上司・四門特務部長はオメガだけでなくアルファでさえも委縮させることが出来る特殊な声帯をもつ"ハイアルファ"だった。高森を狙う四門、そして起こる新たな事件！三好と高森は内外の敵に立ち向かう…。ベータの年下バディ × 異能オメガ刑事のラブ＆バイオレンス！『特務刑事オメガパンチ』新章第１巻！※連載版１～5話収録、特典付き

――作品紹介をお願いします
フェロモン特務課で県警唯一のオメガ刑事となった高森誉(たかもりほまれ)が、年下のベータ・三好健太郎(みよしけんたろう)を相棒にフェロモン特殊犯罪に立ち向かうオメガバース×刑事のバディストーリー、第2弾です。
前作『特務刑事オメガパンチ』では、初顔合わせの二人がぶつかり合いながらも、強大なフェロモンを持つオメガ異能者の犯人と対決し、何とか事件を解決することができましたが……。物語は最初の事件の一か月後、急展開するフェロモン特務課から始まります。このシリーズでは前作に引き続き、アルファ優位の世界観で、そうじゃない方の人たちをメインに描きたいなあと思っています。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
受/オメガ：高森誉(たかもりほまれ)
アルファを支配できるほどの過剰フェロモンのオメガ異能者。県警本部フェロモン特務課の刑事。口が悪く気が短い。

攻/ベータ：三好健太郎(みよしけんたろう)
高森の部下でバディ。交番勤務から機動力を買われて特務課に異動となる。猪突猛進のゴリラ。

――当て馬や重要な脇役は？
オメガ：室生俊樹(むろうとしき)
高森を古くから知る友人で警察医を兼ねる開業医。専門はオメガ科疾患全般。オメガにもアルファにも厳しい。

アルファ：嵯峨野大和(さがのやまと)
高森の上司で恩人。特務課を立ち上げた刑事部部長。室生のSクラス(運命)の番。温厚で鷹揚な性格。

アルファ：岸翔真(きししょうま)
捜査一課の若手刑事。事情通ぶってあれこれ特務課に絡んでくる。カジュアル嫌味野郎。

【今シリーズからの新キャラ】
ハイアルファ：四門怜士(しもんれいじ)
「声」でアルファをも萎縮させる上位種(ハイアルファ)であり、オメガの調教に長けた名門四門家の一員。その力で特務課のみならず刑事部全体を掌握する。常に高飛車で上から目線。

ベータ(元オメガ)：仁井麗(にいうらら)
最初の殺人事件現場の近くのコンビニでバイトしており、周りにはベータと言っているが実は事情があって戸籍変更した元オメガ。いつもどこか不安に震えている。

ベータ：咲田基之(さくたもとゆき)
現在の麗のパートナーで、一緒のマンションで暮らしているサラリーマン。麗の事情をよく理解し、寄り添おうとする。明るく振舞うのが得意。

And more...…

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
今シリーズでは、今までにない長編にチャレンジさせてもらっております。
これまでBLでは単行本1冊分で完結する物語をお届けしてきましたが、オメガパンチシリーズはラブありサスペンスありバイオレンスありの盛りだくさんな事件ものなので、それに見合う物語をお届けしたいという欲が強くなりました。
これも、読者の皆様がレビューやお手紙などで「もっと読みたい」というご要望を寄せてくださったおかげです。本当にありがとうございます。

あと、絵のこだわりとしては高森刑事のネックガードですね。連載版の扉絵では当初特に首に何かつけようとは思っていなかったのですが、「そうだ、ネックガードをつけよう」と思い付いてからはもりもり構想が膨らみました。拘束具フェチでもあるので描くのが楽しいです。

――今作にまつわる裏話はありますか？
単話版では公式ebookjapanさんにて、第3話から限定おまけ漫画が1ページつくようになりました。単話版でおまけ漫画を毎回つけるというのは初めてのことだったので、どういう内容にしようかな～と毎回頭をひねっているのですが、その回の名場面的なところをとりあげて、「もしここで高森刑事がデレていたらどうなるか」とか「もしここで三好刑事がKOされていたらどうなるか」といったテーマで描かせていただいてます。
本編描いた後すぐに自分で二次創作しているようで、なんだか楽しいです。おまけ漫画の中だと四門部長ですらなんだか可愛くなります。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
昨年末、うちに3匹目の猫が来ました。黒猫のくろこ♀、まだ子猫です。
ちょうど最初のBL作品『どうせ掘るなら深い穴。』連載中にもうちに猫が来たのを思い出します。
私は単行本のあとがきの1コマ目に犬猫と家族の絵を載せるのが最近のお約束になっているのですが、去年の夏にうちの最初の犬だった犬おばさん1号が天に召されてしまったので、ぽっかり空いた穴にまた一匹すぽっとおさまった感じです。

あ、今作では最終巻になったらあとがき漫画を収録する予定です。どうぞお楽しみに。

――今、何かハマっていることは？
2020年年明けぐらいから突然プロレスにハマりまして、実際に観戦したりTVで視聴したりして楽しんでいます。どうして今まではまらなかったのか不思議……。
自分でも創作プロレス【レッスル・ビースト】というのをSNSで不定期に描いてたりします。ちなみにマスクマンが好きです。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
連載が始まる前は「この連載が全部終わってからの単行本作業になるかな～」と思っていたのですが、連載中の続話にもたくさんアクセスしてもらえるようにと編集部の皆さんがいろいろ考えてくださって、1巻の配信がこんなに早くなったのは私にとってとてもラッキーでした。
ハラハラする本編の最後には、ちょっとほっこりできる高森刑事と三好刑事の描き下ろし漫画を収録していますので、そちらも楽しんでいただければと思います。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
久し振りのちるちるさんのインタビューありがとうございます。いつも読んでくださる皆さんのおかげで、新しいお話を届けることができています。
どうぞ連載の最後まで応援してくださると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします！

担当編集：BLfranc　Kより
BLfrancとして電子単行本(合本版)のPRをする機会をいただけて光栄です。

『特務刑事オメガパンチ　オルガスムスの幻肢痛』1巻は、既刊『特務刑事オメガパンチ』の正当な続編となります。

α×Ωの恋愛ではなく、β×Ωの恋愛だからこそ生まれる葛藤や“ぶつかり愛”が描かれたシリーズ第1弾でしたが、第2弾では「真のバディ」となった三好と高森が新たな事件・敵に立ち向かいます。
第1弾から引き続き登場するキャラや新キャラも交えて様々な愛憎や人間ドラマが描かれ、ここからどんどん深堀りされていきますので、是非ご覧いただきたいです！

サスペンス部分も、しっかり作りこまれていてはちゃめちゃに面白く、担当ではありますが一読者として目が離せません！

ebookjapanでは、1話まるごと無料配信中ですので、ぜひお試しくださいね。