09/19 大介先生インタビュー 不眠症に悩む警察官×マイペースなセラピスト♥台湾で人気の気鋭作家が描く警察BLドラマ!『眠れない夜は僕の香りを』
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2025/09/09 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第4091回
ヱビノびすく/光文社/光文社BLコミックス
コミックス『ラブ・チェイン・ラブ・ジーン』 9月 5日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!
STORY
大学生の愛弥は、引っ込み思案な姉のために、姉のお見合い相手である理系院生・梗一郎に近づきその人柄を探るが、印象は超最悪!しかし、ある雨の日に思いがけぬ再会を果たし…?!【攻】支配されたい堅物エリート(おっきいSub)×【受】支配したい年下暴君(かわいいDom) 恋に爆走する強気なDomお坊ちゃん・愛弥と、鉄壁ガードのスパダリSub・梗一郎の寸止め焦れもだメロきゅんラブ♡
――作品紹介をお願いします
全306ページすべて表題作です。ラブコメ漫画で、ものすごくつらい! みたいなことは起きないのでぜひお気軽にお手に取っていただければと思います。
内容はDom/Subユニバースで、Sub(SMでいうところのマゾヒスト)の男性が攻めで、Dom(サディスト)が受けで、2人はお互いがDomかSubかを知らずに恋に落ちて、それから…というお話です。
Dom/Subユニバースという特殊な世界観の漫画なので、食欲や睡眠欲と同じように、支配したい欲/支配されたい欲、という本能がある人々が普通に生活しています。
支配欲や服従欲というのは人の尊厳に関わることなので簡単に他人に見せることはないだろうし、じゃあわからないように社会に溶け込んでいる前提で…という風に設定を組み立てました。
なので、Dom/Subユニバース作品としてのSMっぽさや突き抜けた感じよりも、Dom性やSub性を持つ人たちの恋愛の描写をメインに描いたつもりです。
――主人公たちはどんな攻×受ですか?
鉄壁ガードのスパダリSub攻め(服がダサい)×一途な年下暴君Dom受け(富豪)
攻めの梗一郎はSubなのでこういう服を着たいみたいな主張がなく、適当に服を選んでるのでいつもちょっと形やサイズ感が変な服を着ていますが、そこがセクシー…というキャラクターです。
本人はかしこく優しく、がまん強くて力持ちだけど、大手製薬会社の跡継ぎとして育ち、人に対して自然に高圧的に振るまってお説教してしまうような一面があります。
受けの愛弥はDomとしての力が強く、富裕層の多いダイナミクスの一族の中でも大きな家のお坊ちゃんです。運動も努力も勉強も嫌いでいつも楽しいことばかりさがしています。働かずに生きることがあたりまえで、他人が自分の言うとおりに動くのもあたりまえ。
でも恋に落ちた相手の梗一郎はSubなのにぜんぜん一筋縄ではいかなくて、それゆえに夢中になってメロメロになっていく、というキャラクターです。
――当て馬や重要な脇役は?
梗一郎の祖母の桔梗と弟の宗次です。
この2人は理解されにくいキャラクターかもしれませんが、作者として思い入れがある2人です。
どちらも梗一郎を縛りつける存在で、奔放な愛弥の家族とは対照的な存在として描きました。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
攻めの梗一郎をかっこよく見せるためにひたすらこだわりました。
私はマゾヒストの攻めが三度の飯より好きなんですが、読者さんにとっては紙一重のところで頼りなさが勝ってしまうことがあるかと思うので、かっこよさとマゾっぽさを両立するため、Sub性の見せ方に悩みました。
新しいネームを出すたびに担当さんに「これって攻めとして大丈夫かな?」と確認して、いきすぎたSub表現になりそうなところはボツにしていました。
しかし連載の最後の方は担当さんにマゾ耐性ができてしまい、二人でよくわからなくなってしまいましたが、結果的には読者さんもわりと梗一郎にメロがりを奏でてくれていたので、マゾの攻めとしてはかなりロマンティック方面に舵を切ることに成功した自負があります。
――今作にまつわる裏話はありますか?
ラブチェは3年くらい前にもう1話が完成していたお話で、愛弥と梗一郎にはもともと違う名前がついていたのですが、変えたくなったので担当さんに相談して、新しく名前をつけてもらいました。今はこの名前がとても気に入っています。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
連載中に家を引越しました。忙しいタイミングだったのに何も考えてなくて、家具をほぼ全部捨ててしまってしばらく床で寝てダンボールの上で漫画を描いてました。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
今は緊張していますが、梗一郎と愛弥が皆様に愛されるキャラクターになるように祈っています。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
デビュー作や今作の単話版にレビューや評価をつけてくださった方、ありがとうございました。レビューを見るのが連載中の楽しみになっていて、あたたかいお言葉をとても嬉しく読ませていただいていました。
これからも作品を一作でも多く描いてちるちるに登録されるように精進します。
私はきっと死ぬまでBLが好きなので、皆さんがBLをお好きでいる間は私ともこれから末長くお付き合いいただけますと幸いです。
一緒にこの地に骨を埋めようね( ⸝⸝ ᴖ.ᴖ ⸝⸝ )
●アニメイト
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