ゆき林檎先生インタビュー

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ゆき林檎先生インタビュー 再会ラブ!大正時代、全寮制の旧制高校で同室になったふたりは… コミックス『玉響』

2014/07/01 17:30

ラブシーンを! ゆき先生の意外な“努力”も明らかに♥ 5月のBLヒット作
貿易商の一人息子である麻倉道忠は、全寮制の旧制高校に入学。寮で同室となったのは、彼が幼い頃にただ一人だけ心を許した幼馴染みでした! しかし、その再会は麻倉にとって複雑なもので……。5月末にリリースされた、ゆき林檎先生の最新刊『玉響(たまゆら)』がヒット中! インタビューでは、物語に臨場感を与える取材や、ラブシーンに関する意外な“努力”も明らかにされました! それでは「801 AUTHORS 108」第369回、ゆき林檎先生どうぞ!

Q.『玉響』の紹介をお願いします!
大正から昭和にかけて、旧制高校で昔の幼馴染が再会をし、大人になっていくまでの話になります。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
飄々としていて、掴みどころがない商家の息子、立花(攻)と真面目で潔癖な貿易商の息子、麻倉(受)になります。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
なるべく時代の臨場感を出さないと…と思い、明治大正の建物を写真に収め、背景をちゃんと描くことを心がけました。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
麻倉も立花も、自分から積極的に動くキャラクターではないので、話が進まなくて担当さんに泣きつきました…。
後半は麻倉が動いてくれたのですごくネームが楽しかったです。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
実は麻倉には腹違いの、体に障害がある兄がいます。
あと、麻倉の義母は有馬子爵と不倫をしてて、婚約者の千鶴はお抱え運転手と恋仲だった、という設定でした。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!
今回、「ラブシーンをちゃんと描く」というのを自分に課したのですが、今までほとんど描いたことが無いので、ゲイビデオを見て勉強したのですが、それを担当さんに言ったらドン引かれました。「ゆきさん…どうしちゃったんですか…」って言われて。
しかも全然ちゃんと描けませんでした…。空回りしましたすみません…。

Q. 今、何かハマっていることは?
神社仏閣やお城巡りにはまっています。
この辺りだと東京大神宮が大好きで、ふらっと癒されに行ってます。
最近、日本酒もはまり出しました。

Q. 発売後、BLファンから高評価が寄せられています!
ただただ読んでくれる方がいる、ということだけで嬉しいです。ありがとうございます。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
初めまして、ここまで読んでいただきありがとうございます。ゆき林檎と申します。
色々初めてづくしの作品ですが、好きなものを沢山詰め込ませて描かせていただきました。
暇つぶしに読んでいただけたらとても嬉しく思います。
編集部からのコメント
大正の、まだ自由のすくない時代を描いた作品です。主人公の麻倉と、彼を想い続ける立花。世間や身分に翻弄される青年たちの姿を、ゆき林檎先生の透明感のある絵と空気で感じていただけると思います。わずかな、一瞬の、という意味をもつ「玉響」の美しさを、みなさまもぜひご覧ください。

特典情報
協力書店:描き下ろしペーパー
とらのあな限定:イラストカード
文教堂系列店限定:描き下ろしペーパー

(c)ゆき林檎/大洋図書

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コメント2

投稿順|最新順

匿名1番さん(1/1)

千鶴さんは運転手とかけおち!!だといいな。と1人勝手に妄想。
立花の不幸体質(?)の基礎設定も判明。大満足です。あざーっス!
これからの、ゆき林檎先生に期待。情緒豊かな神作品に拍手!!
個人的に、濃厚な麻倉と立花の生活が読みたかったなー。と。ちと物足りず…。

 麻倉の婚約が不成立になるためには、婚約者が「やっぱり子どもに異国の血が入るのはイヤ!」
ぐらい言わなきゃ収まらないだろうと思っていましたが、西園寺千鶴さんには思い人がいたんですね。
結納を断ろうとしたら、向こうからキャンセルされたのかもしれませんね。
お嬢様、運転手と結婚するのかな?
 お兄様は正妻の息子なのでしょうか。そうだとしたら道忠の義理の母は、すごく悔しかったでしょうね。
自分の息子が跡を継げず、夫の浮気相手?のエキゾチックな子どもが跡を取る予定なのですから。
夫への腹いせの不倫なのかしら?
 かわいそうなのは麻倉父ですね。自業自得の面もあるでしょうが、
息子も『男を好きになることは人としてどうなの?』と思い悩んでも、
自分が家を守らなければという重圧は感じていなかったようで、立花と生きる道を選ぶわけだし。
麻倉父は道忠母とどうやって知り合ったのでしょうか。
そこにも切ない恋があったのかぁと、インタビューを読んで妄想しています。
またすてきな作品を期待しています。

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