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大正時代です!!!令和からは接種できない萌えが、ここにあります!!!
まず、主人公・麻倉くん。
貿易商の父を持つ婚外子で、グレーの髪にブルーアイズ。
事情はあるけど、硬派で真面目なお坊ちゃん。ご苦労なさってます。
そんな彼が、幼少期に唯一心を開いた人物が立花さん。この設定だけでもう最高。そして高校で再会!しかも、寮で同室!!これ運命以外に何があるの!?
で、立花さん。
なに、この人……!?知的な色気がとんでもない!!!!包容力、モテっぷり、そしてどこかミステリアス。しかも、けっこう早い段階で「昔、好きだった」なんて告げちゃうんですよ。なに考えてるの!?最高です!!!!
もう麻倉くんが落ちるのも納得。そりゃそうだ!!!
時代背景やお家の事情で、2人の間にはしっかり障壁があります。でも、ずっと“お互いが一番”っていうのが純愛で最高でした。振り回された女性陣には幸せになってほしいです。
立花さんの、どこか文豪っぽい風格と、当時としては珍しいであろうオープンな姿勢。それがすごく魅力的に映りました。
この2人の、のんびり幸せな日常をもっと見たい!!
個人的なことですが、商業BLを読み始めた頃に手に取った思い入れの深い作品です。
(ずっと二次創作畑にいたので商業BLに目覚めるのが遅かったのでした)
▼キーワード
『大正浪漫、全寮制の旧制高校で幼馴染が再会、切ない、美しい』
▼絵柄
ノスタルジックな雰囲気のストーリーに説得力を与える圧倒的画力。
キャラの感情が髪の毛一本にさえ込められているかのような、繊細な描写が印象的です。
▼所感
なんと10年前発刊の作品なのですね…!
令和の世においても色褪せることなく、後世へ語り継ぎたい作品としてマイベストBL上位に変わらず鎮座しております。
時代が時代なので、現代以上にままならぬふたりの恋が、切なくて切なくて…。
悲恋モノなフラグがすごくて、光属性の私としてはだいぶ怯えるのですが、ちゃんと結ばれますのでホっとしました。
時代、葛藤、憂いを含んで一層色っぽさがにじんでしまうような、控えめなのに漏れ出てしまうような上質な色香を存分にご堪能いただける作品です。
※番外編が電子発行されていたことをつい最近知りまして…!
そちらも併せてお楽しみいただけます♡
舞台は大正、西洋化に伴い同性愛にも厳しかった時代。
貿易商の跡取りだが愛人(外国人)の子供として生まれたハーフの主人公と作家志望の庶民の2人が何度も離れ離れになりながらも惹かれ合います。
旧華族スタイルや袴姿が登場人物のカッコ良さを引き立てて良きです。
果たして2人は結ばれるのか?立花の生前最後の原稿の行方は?
エピローグのラストシーンはエモすぎて号泣しました。人生って尊い。愛するって素晴らしい。そう思わせてくれる素敵な作品でした。
もう、何回読んだことでしょう。第一部の最後の一ページの圧倒的な芸術性。ペンと紙でここまで抒情が表現できるなんて。炎に焼かれて燃え上がり、灰になって落ちてくる燃え殻。それが音の響きを想像させる、壊れたラムネの瓶から弾け飛んだ飛沫に変わる。走る少年の後ろ姿は、走っていながら止まっている静止画のよう。美とは何か、定義することは難しい。けれどもゆき林檎先生の作品を読めば、美を目で見て、そして心で感じることができるのではないでしょうか?
時々目にするこちらの作品、高評価で試し読みも面白かったので読んでみました。
まずタイトルは「たまゆら」なんですね。ずっと「たまひびき」と思ってました^^;
大正時代のお話。
学生で幼馴染の再会ラブストーリー。
受けの浅倉はハーフで美人、攻めの立花は女性にもモテる男前です。特に立花には憂いを帯びた色気があって大変良きです。
浅倉は貿易商の息子で華族、一方で立花は平民です。
大正時代なので同性愛が難しい上、身分違いという要素もあり、とてもロマンチック且つドラマチックで萌えました。
表紙のイメージ通りの、美しくて切ないラブストーリーでした。
絵の美しい時代物がお好きな方には、ぜひとも読んでいただきたい良作だと思いました。
電子で「或る日」という番外編があります。
これが甘々ですっごく良かった!
本編が楽しめた方は、ぜひ、いえ必ず(笑)こちらも読んでほしいです♪
紙本 修正は白抜き