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tamayura
【幼馴染再会モノ】では自分的には断トツのぶっちぎりで至極の1位はずっと変わらずゆき林檎先生の『玉響』!!!!
ホンっっっトにほんとに大好きです!
現在2023年、こちらの初版は2014年・・・!
9年も前の作品とは思えない、、、
そして読む度に何度でも感動出来る、、、
多くのセリフやコマ、凝った設定、モチロン”THE王道”で魅せる作品もBLらしさがあり好きですが、先生の作品はセリフ選びや行間、そして絵で
『読ませる』
事にシンプルにずば抜けて長けていらっしゃる。
特に『玉響』では必要最低限のト書きに必要な分だけのセリフ、擬音表現がないのに音が聞こえてくるような表現力、、、
格段に魅せ方、読ませ方が上手過ぎる!!!
何年経ってもプロの仕事はその輝きを失わず魅せ続けて下さいますよね。
自然と読ませられている=惹き付けられてるから、作品への没入感が半端ない。
どんな環境下で読んでも多分外部の音が入って来ないんじゃないかな?って位、読んでる間は作品にのめり込めます。
もし、万が一まだお読みになった事がないお姐さんがいらっしゃったら読んで欲しいなぁーーーーーと願いながらレビューしてみました。
本編のみの余韻を楽しむのもモチロン素敵ですので好みもあるかと思いますが、2020年に既刊同人が電子化されておりますので是非、セットで読む事を私はおススメします♪
明治/大正/昭和初期あたりの我が国は、切ない匂いしかしないですよね、、!
その昔、男色は貴族や武士の嗜みであったけれど、西洋化していく中で、それは禁忌になった。キ●スト教的な思想に従ったそれは、いつしか、産めや殖やせやの号令と合わさって、どんどんと強力なものになっていく。
そんな時代においても、突然ながら、同性を愛する人はいて。性別だけで無く、家制度にも縛られて。
この国の生きづらさは、家制度にあると思う。それは、今も昔も変わらない。個人対個人の契約であったならば、今よりどんなに自由なものか・・・!
読む前から切ない話になると分かりきっているような表紙、時代背景、それぞれの立場ですが、先が分かっていても、じっくり読ませる力のある本です。素晴らしい作品でした。
読了後に「はぁ〜〜〜」と、感嘆とも安堵とも言えぬため息がでました。
きっと呼吸が浅くなってたのかも。
子供の時に唯一の友人だった立花からあるきっかけから姿を消した麻倉だったが、全寮制の高校で再会する物語。
時代背景は大正から昭和初期との事で、同性愛への風当たりや2人の置かれた環境もあり、伝えられなかった想いを立花は麻倉に伝えた事から、麻倉も自分の気持ちを自覚しはじめるのですが…。
時代や環境に翻弄される2人が切ない。
すれ違いにすれ違うのですが、それでも諦められずまた会えた時は感動の嵐でした。
本編内では幸せな期間の描写は少ないのですが、きっと2人で居られた時間は濃密で幸福に満ちたものだったんだろうと思いたい。
切ないお話を作者さんの美麗な絵がさらに盛り上げてくれていますね。
後日譚の「或る日」も楽しみに読みます。
まず、ゆき林檎先生の描かれる顔がめちゃくちゃ好きです!
特にこの作品の頃の絵が好きなんですが、作品の時代背景と相まって、そこはかとなく漂う品としっとりとしたエロスが半端ないです!(エロそのものは少なめです)
幼馴染の立花と麻倉。
麻倉の留学により二人の交流は途絶えるが、高校入学を機に寮の同室生として再会する二人。
家の都合で学校をやめなくてはならなくなった立花の意を決したキスシーン、めちゃくちゃ好きです。
その後、震災もあり二人は再び離れてしまう。
結婚を先延ばしにしてずっと立花を探していた麻倉。
再び再会したとき、麻倉の溢れる気持ちに思わず泣いてしまいました。この麻倉からの告白シーンは何度読んでも泣いてしまう。
でもね、立花はほんと罪な男だと思う。菊がちょっと可愛そうだった。で、麻倉も破談を決意する。
死に際にいい人生だったと笑いたい・・・ほんとその通りなんだけれども、それぞれの相手の女性のことを思うと少し複雑。
しかしですね、この「いい人生」っていうのが、書き下ろしの「餞」で見事に回収されていまして。もう最後の一コマで涙腺崩壊でした。ここで神決定!
ストーリー的には1冊でまとめるには足りないような、少し駆け足の部分もあって、ほんとは2巻くらいかけてじっくり読ませていただきたかったな。
大正時代、幼馴染、切ない恋…。
大好きな要素がたくさん詰まった、名作と感じずにはいられない作品です。
ゆき林檎先生の繊細で綺麗な絵柄と、幼馴染との切ない恋の組み合わせは、本当に心に響きました。
お互いのことを好きなのに、世間体、家のため、ずっと一緒にいられなくて…。
どうやって2人が結ばれるのか、それとも離ればなれになってしまうのか…結末がものすごく気になって一気に読んでしまいました。
2人の濡れ場は、ものすごく綺麗で、色っぽくて大好きだなぁ…と思いました。
ゆき林檎先生作品 絵がきれい(2回目)
細部にまで神経を行き渡らせて描いていらっしゃるんだろうなと思うほどきれい。
好きなのに素直になれず…でも気になって距離が近くなっていく過程のドキドキがいい。
想いを貫いてのえっちもきれいでかわいくてエロいのがすばらしい ハピエンよかった✨
何回読んでも涙が出そうになる作品です!オススメするなら、まずこの本の名前を出します。絵が繊細で美しくて、それだけでも惹きつけられますが、お話の内容も切なくて切なくて、ノスタルジーに浸ってしまいます。そして2人の幸せをひたすら願いたくなります…
電子書籍としても持っていたいけど、この作品は絶対本でも持っておきたい、本棚に置いておきたいです。
BL初心者の方でも読みやすいんじゃないかなと思います。(エロ少なめ)
一巻で綺麗にまとまっていて、しかも読んだあとの重みが一巻とは思えないほどおもしろかったです。
ただ、他の方もおっしゃっているように、もう一巻あってもよかったのではないかと思います。。
男性同士という葛藤や時代背景も上手に組み込まれていてとてもよかったです!
なんどでも読み返したい作品になりました。
ストーリー★★★★☆
キャラ★★★☆☆(松本くん好きです…)
萌え★★★☆☆
切なさ★★★★★
エロ★☆☆☆☆
(個人的にエロ少なめなのに面白い作品は本当に面白いんだな〜と感じています。。)
ゆき林檎先生の『初恋は群青に溶ける』に続いて読んだ作品です。
『玉響』は、ちるちるの評価がとても高く、気になっていました。
ゆき林檎先生の繊細で個性的な感性が感じられる珠玉の名作だと思います。
高校生の立花と同じく高校生の麻倉のお話。
舞台は大正時代
幼いころは仲良しだった2人が、あることをきっかけに疎遠になり、高校の入学初日に再会します。
貿易商の息子である麻倉は、父親が異国の女性との情事で儲けた子であったため、その外見から近所ではいじめられていました。
(麻倉の髪はグレーで、瞳は青色)
ある日、朝倉は父親の商談に麻倉家へ同行した立花に出会います。
その日から、立花は麻倉を避けずにそばに居てくれる唯一の友人になります。
麻倉が13歳の時、立花の家にラムネを2本抱えながら訪ねると、立花とたばこ屋の娘の情事を目撃してしまいます。
動揺した麻倉はラムネを落とし、その場から逃げてしまいます。
その後、麻倉は立花に会わないまま、父親の仕事の都合で欧州へ留学してしまうことに…。
数年が経ち、麻倉は欧州から日本へ戻って来ました。
全寮制の高校に進学した麻倉は、入学初日に立花と再会します。
しかも、寮も同室でした。
驚く麻倉に立花は以前と変わらない態度で接します。
その日の夜、麻倉は立花が手のひらでガラス玉にふれているのに気が付きます。
問いただす麻倉に立花が告げた言葉は「玉響」でした。
立花はずっとラムネのビー玉を大切に持っていたのでしょう。
麻倉に会いたい想いと一緒に。
大正という時代に翻弄されてしまう2人が、とてもせつなく悲しいです。
麻倉の今後の幸せを願い、連絡を取らなかった立花の気持ち
多くの犠牲を伴ってでも、それでも諦められない麻倉の想い
この物語には、立花を慕う女性、麻倉のお見合い、立花家の事業失敗、そして関東大震災と残酷な試練が続きます。
大正は家柄や立場など、現代よりも世間体も気にする時代に、悩み苦しみ葛藤して、それでも5年も立花を探し続ける麻倉に心が揺さぶられます。
立花と麻倉が結ばれる幸せの裏では、悲しい思いをする女性たちがおります。
この女性たちもこの先幸せになって欲しいと思いました。
ちなみに、ゆき林檎先生のTwitterで知りましたが、麻倉の婚約者「千鶴」は実家の運転手さんと恋仲という設定があるそうです(笑)
立花をずっと慕っていた「菊乃」の設定はありませんでした。
菊乃は立花と別れた後どうなったのでしょうか…。
最後は、やっと心も身体も結ばれた2人がそれぞれの決断をして、再び会うことを誓います。
立花がずっと持っていたビー玉をひとつ借りる麻倉。
あの日のビー玉が何度でも2人を引き合わせてくれます。
「玉響」とても良いタイトルだなと思いました。
このお話は有名作家になった立花が浅倉に捧げた最後の原稿です。
「玉響」が2人の心にずっと響いているのでしょう。
共に過ごしてくれて
ありがとう
またいつか。
個人的には、この作品は1巻完結ではもったいないと思いました。
大正という時代も含めて、もっといろいろなエピソードを深く掘り下げて欲しかったです。
欲を言えば、立花と麻倉の幸せな姿をもっと見たかった(涙)
余談ですが、松本が浅倉のセクシャリティを知っても良き理解者でいてくれたことが嬉しかったです。
もしかして、松本は麻倉が好きだったのでしょうか…。
ゆき林檎先生が紡ぐ儚くも美しい物語。
ぜひ、作品をご覧いただくことをおすすめします。