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表題作アイ、セイ

アイ(相浦),セイのセックスフレンド,20歳
セイ(松田清次郎),サラリーマン,36歳

同時収録作品ディーン

ソノ,警察官
コト,古本屋の店主

同時収録作品ディーン

コト,高校生→古本屋店主
モブ/タカト

同時収録作品クラスメイト

ショーマ,高校生
委員長,高校生

同時収録作品ハレの日

(仮)ハルゾノ,編集者,36歳
(仮)先生,作家,52歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

"恋愛"は苦手だからセックスだけの関係が性に合うというゲイのサラリーマン・セイ。36歳。
最近はアプリで出会った年下のイケメン・アイにドハマリ中。
最初はお互い体の関係だけでいいと割り切っていたけど……。

4作品を収録した待望の短編集!

作品情報

作品名
アイ、セイ
著者
朝田ねむい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784829686676
4.2

(95)

(48)

萌々

(26)

(17)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
22
得点
396
評価数
95
平均
4.2 / 5
神率
50.5%

レビュー投稿数22

読み手を選ぶ作品かもです

作家買い。
朝田さんらしいシリアスさとシュールさがミックスされた今作品。短編集で、全部で4CPのお話が収録されています。

朝田先生があとがきでも書かれていますが、先生の癖でしょうか。結構痛い描写がてんこ盛りです。
好みが分かれる作品かと思います。
甘くてキラキラなお話が読みたいときには回れ右をお勧めします。

が、個人的にはめっちゃドツボに突き刺さる1冊でした。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




「ディーン」
祖父が残してくれた古本屋を一人で切り盛りするコト。
彼には人には言えない性癖がある。苦しむ姿に欲情してしまうのだ。過去の己の行動から、自分はセックスをしてはいけない種類の人間なのだと理解する。以来、孤独を貫いている。

が、コトには想いを寄せる人物がいる。
高校時代の友人・ソノだ。
正義感が強く、その正義感のまま警察官になった友人。想いを告げる気は一切ない。はずだった。が、そのソノに想いを告げられ、恋人という関係になるが―。

というお話。

好きな相手に告白され、幸せの絶頂にいるはずなのに、大切な人だから傷つけたくない。けれど、ソノを傷つけたい。そんなコトの複雑な欲望が紡がれていくストーリーです。

こう書いてしまうと誤解を生むかもしれませんが、コトのように特殊な性癖を持つ人は大変だろうなあ…、と思うのと同時に、愛し合っているはずの二人に訪れるすれ違いに切なくなりました。二人の恋の行方は一体どうなるのかとハラハラしつつ読み進めましたが、さすが朝田先生。

上手いなあ…、としみじみ思ってしまいました。

「クラスメイト」
朝田作品は大概のしんどさもそれが「味」ですが、今作品は、ごめんなさい。
萌えどころが全く分からず、ただただ、しんどかったです。

「ハレの日」
作家と、作家のもとにやってくる編集者のお話。
と見せかけて、こうくるか―!

恋のお話ではありません。
が、滲み出る「もの」がとにかく素晴らしい。
タイトルの『ハレの日』。
最後まで読むと意味が分かりますが、じわじわくる優しさと、息子を思う親心に、じんわりときました。

表題作「アイ、セイ」
36歳、リーマンのセイ。
恋とか愛とかいらない。ただセックスできる相手がいればいい。

という彼の目下のセフレはアイ。
会って、セックスするだけの関係。
身体も顔も、セックスもセイの好みドンピシャな20歳の若者だ。

自分は36歳、若いアイにいつ捨てられるか分からない。セックスできなくなるのは困るし、長く繋ぎ止めたい。

そう思っていたはずなのに…。

という、セイの心情の変化と共に恋とか愛というものを描いた良作。

アイがさあ…、
クソなんですよね。
あたしゃこんな男は嫌だね。

と思いつつ読み進めましたが、セイにとってはそうではなく。
セフレの二人、のお話なのでエロてんこ盛りなのですが、エロいっていうかセックスさえも萌えのツールでしかない朝田先生の手腕に脱帽。

描き下ろしはこの二人のお話。
本編は切なさとエロさの絶妙なバランスで紡がれていきましたが、描き下ろしは…!

良い。
めっちゃ良い。

恋、愛というものは、優しくって甘いものだけではない。
そこをじっくり描き切った神作品。
今作品も最高に痺れる、そんな1冊でした。

8

やっぱ朝田先生はすごい〜!!

唯一無二の作家さま朝田ねむい先生の
待望の短編集です!!
わかっているけど漫画が本当にお上手です!
4つのお話が入っていまして
ストーリーがみんな短編なんだけど
うわあああ〜って衝撃とか感動があって
本当にすごいなあって感じます。
私は未読なのは「クラスメイト」だけだったんですけど
短編集で「アイ、セイ」がタイトルになるんだ〜!ってなり
絶対買うっ!!って思いました。
「アイ、セイ」はpixivで読めるんですけど
はじめに読んだ時かなりせつなくて
36歳年上リーマン受けの涙にはガツンときました。
割り切ったセフレでいいと思っていた…
しかし…なお話で
今回どんな書き下ろしがつくのかな?って
思っていましたが後日談でなんだかマイルドに
なっちゃいましたね。
けどこれはこれで良しだし
そうなると
シリアスな愛は異常性癖を超える「ディーン」の
良さが上がる?気がします。
クラスメイトを便器にするのだけは
私もいただけなかったですが
可哀想な男萌えって朝田先生の
性癖はわかるような気もする…
とにかく読み応えありますし
ゲイ父の「ハレの日」
も最高なお話なんで
是非読んで欲しい作品です。
ガツンとしっかりしたストーリー重視作品を
読みたい方に超おススメ。

7

最高短編集、さすが朝田ねむい先生

4作品中2作品は読んでたけど買って損はなかったです!

書き下ろしが「アイ、セイ」の続きでめちゃくちゃ面白かった、二人の着地点が見つかるといいなって思いました。(先生のあとがきでええ〜wwwってなりましたが、それも良かった)

「ディーン」めちゃくちゃ良かった、愛は特殊性癖を超えられるか?って感じの作品なんだけどさすがのストーリー展開で、すっと腑に落ちました。
「ハレの日」は何度読んでもいい。教科書に載せるべき短編だと思います。
「クラスメイト」はおお…ってなったけど先生のあとがきを読んでなるほどですね〜と思いました。
「アイ、セイ」は朝田先生を知ることになった思い出深い作品で、短編なんだけどああ…ってなる(読めばわかっていただけるかと思います)アイさん愛おしい。

朝田先生の色んな面が楽しめて入門としてもとってもいい短編集だと思いました。魅力的という言葉では言い表せない奥行きの深さを感じる作品ばかり。普段電子派ですが、表紙も素敵すぎて一冊は朝田先生の漫画を手元に置いておきたくて紙を買いました。やっぱり紙の漫画最高でした。

6

3冊分の満足感

朝田さんは「MyDear,God」の中短編集が話の色が全然違ってとても面白かったですがこちらもコミックス3冊分位の満足感がありました!全部の作品が読みたいだけしっかり読ませてくれる構成で一冊にこれだけ収まってるのが夢のようでした。朝田さんの作品てタイトルも表紙もいつもお洒落!

Rentaの試し読みが「アイ、セイ」だったのでそれを楽しみに購入しましたが、冒頭は「ディーン」で、何の気なしに読み始めたら滅茶滅茶面白くて苦しくて面白かった…!
加虐性と好きな男の子への恋心が同居するヒヤヒヤ感が最高でした。罪悪感と高揚に悩み苦しみ、主人公がどう出れば安泰なのか予想出来ない展開で、しかも表題作でないので呆気ない終わりだったらどうしようとか何重にもヒヤヒヤしました。小説を読んでいるようにスリリングで静かに泣けました。

「クラスメイト」は希望が無く苦手でした。「ハレの日」は古い作品との事でしたが、BLというよりLGBTQ寄りの親子のお話で、こういう人たちが沢山居たからこそ今があるんですよね。編集がお父さんを好きとか泥沼にならなくて良かった…(ちょっと期待してた)

表題作はテンション高めで台詞が阿呆エロっぽくてすごく好き!サラリーマンが実は若い男と…ってのも最高です。セフレだけどやっぱり愛されたい、でも歳上で云々…と悩むのも可愛いし、やっぱりエロアホくて二人とも可愛い明るくて楽しいお話でした。セイがそこまで年輪のある風態では無いと思うのですが、アイの若いツヤピカ表現が絶妙で、その対比が巧いと思いました。健康的で男らしく、健全な環境で愛された人という感じ。
でも朝田さんの大きいコマ、描き込みが小さいコマと変わらなくて、味なのですけど、何かを求めたくなります。

3

どのお話も良かった

特に好きだった話の感想
・ディーン、加害欲と性欲が結びついていることに悩んでいる人の話。危ないのでセッはしない…と思いながらも乙女な恋心はあるので好きな人に告白されて嬉しいけど傷付けたくないと葛藤する。友達で十分と思っていたのに、相手が醸し出す空気や話の方向がなんか妙だぞ?ってなっていくシーンもドキドキして良かった。結局恋人は何も知らないまま最後は自己解決する展開が好きだった。
・ハレの日、ゲイがバレて離婚後も息子を育ててきた作家の話。長年お世話になっている編集者がとても好みだけど何も動く気はなくて平和に過ごしていたら、息子の恋心を知ってしまう。ゲイな上に好みまで似ているじゃん…となったのをきっかけに息子の様子と自分の若い頃の記憶を重ねて思い出していく。息子の健やかな成長や家族愛、過去の後悔などじわっと胸にくるお話でした。初めは収録する予定ではなかったらしく、提案してくれた担当さんありがとう。

3

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