Dear, My GOD

Dear, My GOD

Dear, My GOD
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神108
  • 萌×246
  • 萌23
  • 中立5
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
18
得点
798
評価数
187
平均
4.3 / 5
神率
57.8%
著者
朝田ねむい 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396783730

あらすじ

カルト宗教に心酔している若者・リブを救おうと
教団に乗り込んだ神父のロースだったが
逆に捕われ、監禁されてしまう。
「つがいになれば、2人とも救われる」
そう盲信したリブは、ロースにドラッグを飲ませ
朦朧とする彼をむりやり犯すのであった。
教えを一途に信じるリブが不憫になり、
ロースは甘んじてその関係を受け入れるが…。
(裏表紙より)

表題作Dear, My GOD

リブ
ロース司祭

同時収録作品はなばなし

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数18

絶妙なバランスで読ませる二編

雑誌はハマるのが目に見えているので手は出さず、コミックスで完成版にお目に掛かるのが常なのですが、色々な作家さまに出会えると思うと雑誌購読したくなっちゃいますね。朝田先生はインパクトのあるカバーだったデビューコミックス既読で、地味に織り込まれたユーモアのセンスとツボを押されるストーリー展開で次作が気になっていました。

二作収録。ほぼ同程度のボリュームです。

『Dear, MY GOD』はロース司祭が町に買い出しに行った先で、少年による強盗現場に居合わせたことから始まる物語。少年は十七歳のリブ。彼はその悲惨な生い立ちから救いを求め、怪しげなタン導師が率いるカルト教団に囚われている身。ロースはリブの極端な傾倒ぶりを不審に思い、彼を車で送りがてら様子を窺おうと教団の拠点へ向かう。リブが盲信する導師の教えに従い二人は「つがい」となるが、ロースは教団から彼を保護しようと目論んでいた。

リブの身体にはこれまで彼が信じてきた「神さま」のタトゥーが入っていて、そのどれもに裏切られてきたとロースに告白するシーンが切ない。そんなリブに心を懸けながら神に貞節を誓っているロースの葛藤に胸を打たれます。目に見えない神の姿を身体に刻むという行為が、捉え難い愛というものをセックスという形で相手の存在を身体に刻む行為と呼応する。自らを痛めつけるような暴力的な身体の扱いは、却って生きることに対するフェティッシュな執着を思わせ、その背反性がエロティックに感じてしまいます。リブもロースもとても純粋で、信仰をテーマに盛り込みながら重くもグロテスクにも転ばず、あまつさえ清潔感すら感じさせる作風に完全にヤラレてしまいました。しかもリブとロースって肉の部位ですか?人物のネーミングにも遊び心があって、そういったところに軽妙さが生まれるのかもしれません。

「はなばなし」。飲みの帰り、酔っ払った勢いで近所の花屋の店頭にしまい忘れていた鉢植えを持ち帰ったハナ。家に帰ると植木の花が喋り出す…。シュールな展開ですが、エンディングでそういうことだったのか、とちゃんと落としてくれる寓話のようなお話です。泣けました。(涙脆いのでアテにはなりませんが…。)

どちらも不思議と無理にBLにしたような不自然さがないのに、愛があってラブストーリーしています。最初のページを繰った途端、世界に没入。独自の路線を突っ走っていらっしゃるなぁという印象が強くなりました。で、こういう作家さまに実に弱いのです。

16

中毒性のある話

もう、何回も読み返してます。素晴らしい…!

表題作の「Dear,MY GOD」
カルト信者×神父の話。
こ、この二人どうなるの…ってもうドキドキしながら読みました。
読めない展開、そしてラストは美しい映画のワンシーンのようです。
それにしても攻のリブがかわいすぎる…!目のクマ、髪はぼさぼさ、体のあちこちにある傷痕、歯は抜けてて、でもすごくかわいい。そして何より盲目的なほどの純粋さ、一生懸命さ!
その純粋さ、ワンコさにロースが舞い上がっちゃうのもわかる。
Hシーンは、多くないというか抑えた表現ではありますが、リブが「あ¨ーー」ていいながらするところ、ジャンキー感出てて好きです。えろいです。

「はなばなし」
サラリーマンの「ハナ」と拾った鉢植えの話。
拾った鉢植えがしゃべり、さらには人間に変身してしまって、戸惑うハナ。しかも見た目は、ハナの苦手な花屋の「ミキ」そっくり。
ラストはそうきたかー!と唸らせられます。あまりBLっぽくないなあと思ってたけど、描き下ろし「その後のこと」では、二人の関係に進展が…?とてもニヤニヤできます。

朝田ねむい先生の話は展開が読めないですね。あと、キャラクターの背景を説明しすぎないというか、想像の余地があって、何度も読み返してしまう。ハマると抜け出せないです。

7

狂犬で駄犬で子犬のような攻め

体格下克上が好きなので、神父受けと聞いて購入しました。
攻めのリブが本当に可愛くて可愛くて……っ。
ジャンキーらしい粗暴さも有りつつ精神的な幼さの目立つリブが、喜んだり驚いたりする様がどんどん愛しくなります。
受けのロースが、どんどん慈愛の目を向けるようになっていくのも納得です。
可愛い攻めがお好きな方で、表紙にグッときたのであれば間違いないと思います。

魂の救済かと言われると、個人的には首を傾げます。
沢山の人の感想を読みましたが、救済としている人も居れば、本当に救われるのはこれからだとする人も居るし、ぞっとしたという人も居ます。
けれど、総じて読後感は良かったと口にしています。
淡々と洋画のように物語が進み、静かに着地した場所でほっと息を吐いて、読後感に浸りながら、さて結局どういった話だったのか自分なりに考える。
そういう楽しみ方が出来るBL作品は、まだ余り多くはないと思います。
噛み締めるほどに見方の変わるお話です。是非、自分なりに「これはどういった結末なのか」答えを出してから、もう一度読んでみて欲しいと思います。

尚、同時収録の「はなばなし」とは同ボリューム程度です。
両作品とも書下ろしが入っていて、それがとても良いので雑誌で読まれた方も損はしないと思います。

6

救済の物語。

初めて読んだのが雑誌掲載の日常話で、とても好みだったのでコミックスを買ったら絵は大好きなんですが、ちょっと地雷なネタでションボリだった事を思い出しました。あの職業、駄目なんですよ。
なので今回はそんな事もなく、ほぼ同時発売のもう一冊の新刊共々素晴らしかったです!
題材はカルト宗教でかなり重いですが、そこまで鬱々する事なく読めました。
しかし、まあ司祭もリブの事は少なからず好きなのだろうけれど、救済だけの為だったらかなり重いですね。
ほだされ受けになるのだろうか。人生かかってて、ちょっと怖い。

個人的にはもう一作のお花の話が、現代のおとぎ話で好きです。
話せる花と主人公のお話。
花が本当に可愛い。
正直、人型になる前のが好みなのは置いておいて(BLにならない!)オチもよかったです。
本当、絵も話も上手い作家さんなんで、今後も追っかけていきたいと思います。

5

独特な世界

書店でお試し小冊子があり、面白そうでしたので購入しました。
神に絡んだお話が2編入っています。

『Dear, My GOD』
不遇で精神的に何かに縋らなければ生きていけない少年と、神父のお話。宗教、ドラッグなどが絡み、ちょっとダークなテーマではあります。まるでミニシアター系の映画のような雰囲気があります。
リブがロースのタトゥーを入れたいと言ったシーンではぞっとさせられました。
神父にも何か訳アリの過去があったと思わせる感じがありますが、最後は綺麗にまとまっています。リブもまだ若いですし、ぜひ続編が出たらいいなーと思っています!
それにしても二人の名前はご愛嬌なんでしょうか。

『はなばなし』
こちらはなかなかぶっとんだ発想だなあと思いました。
本当に神様が登場してしまうとは…
二人の幸せそうなその後が見られて良かったです!

BLという枠に留まらない、ストーリー性に富んだ面白い作品を描かれる方なんだなと思いました。今後も楽しみにしています!

4

ねむい先生の名前が可愛い。

こういう作品好きです。
外国のお話だけど、対抗なく読めました。

読むほどスルメのように味わいが出てくるタイプだと思います。
草間さかえ先生のような雰囲気もあるけど、どこか
排他的なような雰囲気もあるけど、モノトーンな印象は
ペン入れの独特さからかなと思いつつ
そこはかとない人情が好き。


世界観も、
素敵だなと思います。


後半の植物の話のが好きです!

これで終わりだと物足りなさがあって、
どちらの話も続きが読みたいです。

3

個性が素晴らしい!!

表題作、『Dear,MY GOD』は
宗教が絡んで来るのであれこれ不用意な事は言えないのですが
やっぱり生きていく上で心の支えというか
“信じる者は救われる”というところがあるんでしょうね。
(私は無宗教ですが無神論者ってわけでもない…のかな…)
これまで凄惨な日々だったリブにとって
ロースが本当の意味で神のような存在になった事、
リブがちゃんと救われた事に安堵しました。

例え間違った思い込みにより回り道しても
誰しも幸せになりたい、愛し愛されたい。
そうして相手を心から信じられたなら
きっと苦しさから解き放たれるのでしょう。
BLという枠では収まりきらないような深いお話でした。
リブの体が痛々しかったです…。

それにしても、ロース、リブ、タン導師、ミンチさんww
相変わらずキャラのネーミングがシンプルで
シリアスなのにちょっとだけくすっとしてしまいましたし
なんといってもロースが色っぽい!!!
リブの最初にした無理矢理な行為は良くないですけど、
抱かれる度にロースだっていけない事だとわかっていながら
忘れられなかったって意味で…合ってます…??


『はなばなし』
お花がまさか人間に…!?という
擬人化とも違うユニークなストーリーですが
ミキが馴染んじゃってるしなんだか違和感が無いのです!
私はファンタジーは得意ではありませんが
何回読んでも楽しい!!
戸惑いつつ情が移っていくハナとか
ミキの進化していく様子とか。
表情も豊かでこちらまで同じ表情になりそうww

ハッピーエンドで何よりですけども
その先が知りたい!!
朝田先生、続きが読みたいです……。

ハナ×ミキっぽいけど
案外ミキ×ハナかもしれないなー。
リバってくれたらそれはそれでありがたいです!!

『はなばなし その後のこと』のオチも最高ですが!!
『その後の』後のことまで……読み゛た゛い゛!!!!!

3

病みワンコ×優しい(だけじゃない)神父

傑作。
今まで見たBL漫画の中で一番良かったです。
私が黒髪オールバック寡黙受けが好きだからというのもありますが、それを差し引いても神評価。
ドラマチックな展開で切なく、心が締め付けられるような話。BL漫画というよりは、社会派映画の中にラッキースケベがあったくらいの感覚です。

攻めがまた可愛くて…。ドラッグだったりレイプだったり監禁だったり、まあ散々なことを受けにするんですが、根は素直な子なので本当に悪気がないんです。救われたくてやってるんです。まあ性欲はあるんでしょうけど…。
だいぶ病んでるけど、ありがとうもごめんも言える良い子です。
攻めは幼い頃から宗教の世界しか知らず、昔信仰していたタトゥーを消すために肌を傷つけた痕が多数あります。
受けの神父さんも、そんな攻めに同情して憐れみから受け入れます(本当は宗教上の関係でそういうことは禁止されているのですが)。
受けは優しい聖母み溢れる人物ですが、昔ワル(?)だったようで…ドラッグを嗜んでいたという過去が。だからピッキングしたり相手を気絶させたりすることもお手の物、明らかに怪しい導師に会っても物怖じしない度胸があったんですね。惚れる。

本当は攻めと監禁場所で添い遂げようと思ってたけれど、攻めの人生を救うことに決めた神父さん。心情の変化が見てとれます。見れば見るほど男前すぎます…。最高。神父さんを受けにしてくれてありがとうございます…。

受けの背後から光が差し込むシーンは本当に圧巻でした。攻め視点で、本当に神に見えました。ああ、リブ(攻め)、ここで救われたな…と。
どうなるんだろうと不安になりながら読み進めましたが、最後はハッピーエンドで良かったです。今まで受け入れる側だった神父が、自らキスをするんです。泣きそうになりました。

攻めの純真さがぞっとするくらい深く、可愛い。攻めは言われたことをまっすぐ受け止める子です。言われなきゃわからないタイプ。
受けもあまり思ったことを言葉にしないタイプなので、たくさん好きと言ってあげてほしいなあと思いました。
これから二人の行く末が気になります。どうか幸せであってほしい。
エロなくても全然素敵な作品なんですが、欲を言えば逮捕されて更生した後のエッチも見たかった…っ。



同時収録のはなばなしも面白かったです。大抵、表題作が好きだと同時収録はイマイチってことが多いんですが、これはどちらも良かった。
花屋の前で拾った花とのお話。
二作とも「神様」がキーワードになってるのかな…。不思議な世界観でした。こんなBLは見たこと無いってくらい奇抜で、素敵。

次からは作者買いしてしまいそうです。

3

味わい深い

収録されている2作品とも、朝田さんの世界観がしっかり発揮されていました。
どちらもキャラが魅力的だし設定もユニークで、まだまだもっと続きを読みたい〜!と思わせる面白さでした。
とはいえ、もちろんお話はきちんとしっかりまとまっていて密度高いです。笑

表題作の『Dear, MY GOD』が特にツボでした。
まず私、朝田さんの絵がとても好きなんですけど、外国の舞台設定のこの話の雰囲気にすごくぴったりだと思いました。
攻めのリブのビジュアルは歯っ欠けで目の下にクマもあるのに、とにかく可愛い!
ある意味純粋すぎる姿に胸打たれます。
ロース神父は、背も高くてしっかり男の人って感じの見た目がとても好みなんですが、それなのに受けなのが最高にキュンとしました…笑
えっちなシーンは少なめというか露骨な表現はあまりありませんが、2人のふとした表情とかがえろい。
あと、頬へのキスで最中のキスを思い出すロース神父がよかったです。笑
リブがタトゥーを彫ってもいいかと尋ねたときは一瞬ぞくっとしてしまいましたが、その後きちんと人として関係を結べている様子が見えてほっとしました。
愛し方・愛され方が分からなかったリブが、ロース神父の愛によって人として再生していくのが心に沁みます。

面白いだけに、もっと続きが読みたくなってしまいますね。

2

独特の世界観

神父のロースは、強盗を働いていた青年・リブを家まで送り届けた際、そこが薬によって信者を縛っているカルト教団だと気付く。リブを救い出そうとして逆に囚われの身となるが、教団内でリブと過ごすうち、リブに「つがいになれ」と言われ犯されて…。


まず主役の名前がリブとロースで、しかもリブが攻めだもんで頭の中ではリブロースという単語が回りっぱなし。カルト教団の教祖はタン導師だし、他にもミンチさんとか出てきたし、なんで肉の部位縛り? と思いました。
話は萌えはしなかったけど、アングラな感じが良かったです。今後は受けが攻めにとっての神になるんでしょうね。
ロース神父のビジュアルがとても好きでした。

表題作と同じくらいページ数のあった同時収録作、『はなばなし』。
個人的にはこちらのほうが断然好きでした。サラリーマン・ハナが酔っ払って花屋の前から持ち帰ってきた鉢植えが喋りはじめて、驚愕しつつも世話をしているうちに、やがてその鉢植えが花屋の店員の姿になる、という話。
あらすじを詳しく書くとネタバレになってしまうので書きませんが、人間の姿になった鉢植えが可愛くて健気できゅんとしました。オチもよかった。続きが読みたかったな。
鉢植えと楽しく過ごしながらもちょっと持て余している描写がやけにリアルでした。そうですよね、鉢植えが人間の姿になっても、病院にも連れて行けないし、仕事があるから平日は部屋に残しっぱなしだし、持て余して困っちゃいますよね。

評価としては、表題作が萌×2、『はなばなし』が神です。

5

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