Loved Circus

loved circus

Loved Circus
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神57
  • 萌×238
  • 萌17
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
19
得点
490
評価数
114
平均
4.3 / 5
神率
50%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥690(税抜)  ¥745(税込)
ISBN
9784829685686

あらすじ

地味で平凡なサラリーマン・ケイは、全てを投げ打って惚れた風俗嬢を借金から救おうとするも、投資に失敗。
人生に絶望したまま自殺を図るが死にきれず、次に目を覚ますと、そこはゲイ向け風俗店〈サーカス〉の店内で……!?
ワケあり男4人がサーカスで共に暮らし、働き、それぞれの愛や生き方を見つけていく――
「どこでだってよき人生は送れるんだよ、心次第さ」
注目の新鋭・朝田ねむいの最新作!

表題作Loved Circus

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:あとがき(描き下ろし)

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レビュー投稿数19

何度読み返してもため息がこぼれます

ひたすら甘めが読みたい方にはおススメ出来ないですが
深みのある映画のようなBLが読みたいとおっしゃる方には
是が非でも!!!

主人公のケイが、冒頭から自殺図ろうとしていますし
ワケありが働く男性の風俗店ですので
明るいお話とは言えないんですけど
センスのある笑いが散りばめられていて
ずーんと落ち込んで浮上出来ない事はないと思います。
そもそも、ケイが再出発して(ある意味させられて)いくお話ですので!

登場人物のクセの強さはまさに天下一品!!
可愛い顔で普通の感覚を持ちつつもわりと臨機応変のリン、
金に汚く、倫理観の薄いギャンブル好きのジョー。
ジョーなんて私の大っ嫌いなタイプなのに
顔も体格も好き……ヒドイ…ww
でも憎めないところもあって最終的には魅力的な男でした!
お客さんも様々で……本当に人の数だけ性癖があるんですね…ww

なんと言っても、ケイを優しく指導してくれた稼ぎ頭のシロ、
美しさの中に抱えた闇がツラかったです。
平々凡々のケイを初めから見ていた理由も分かる気がしました。

わかりやすい恋愛話ではないかもしれませんが
やっぱりそこには愛があって
前を向いて生きようとするなら幸せはついてくるんだよと
教えられたような読後感なのです。

本当に朝田さんのざくっとした絵柄も
笑いのセンスも個性的なお話も大好き過ぎます!!!

2

じんわりくる読後感

読み終わってまず思ったことは、この作品なら、BLなんて読んだこともない(私が読んでるとも知らない)家族でも恐らく抵抗なく読めて、面白いって言ってくれるんじゃないかな、ということ。

ネオン街の片隅にあるゲイ向け専門「Circus」が舞台。
タチの悪い女に入れ込んだ挙句、借金が嵩み練炭自殺しようとしたケイ。
彼は借金返済のためにサーカスで働き始めます。

読み始める前はこのサーカスにやってくる特殊な性癖を持った客と男娼のプレイの数々を、我々も観客の一部となって読み進めるストーリーかと思っていました。
確かにそういう客のエピソードも少しはあるけど、それよりもこのサーカスで働く男娼達に視点を移して描かれています。
ケイを含めて四人の男娼、そして団長とその奥さん、みんな何らか訳ありのはずなのに暗さや、醜さが感じられない。それどころか誰も悪い人が登場しない。
そこが、作中に三回登場するセリフ「どこでだってよき人生は送れるんだよ、心次第さ」というメッセージ性に繋がる気がしました。

そして男娼仲間のシロ。魅惑的な美貌を持ちながらどこか影のあるキャラクターとして描かれておりついつい目で追ってしまうキャラ。
このシロがサーカスのキーパーソンであり、このサーカスはここで産まれ育った彼のために団長が会社を辞めて(と、団長さんがとてつもなく人がいい事が判明)まで作った店。

セックスが彼にとって人間関係を解決する唯一の手段であり、他に術を持たないシロでしたが、その彼が永遠に失ったもの、そして得たもの。
そう来たか!と思いました。

途中からこの話はどこへ向かっているのか、ケイが借金返済が終わり店を辞めることになった先に何があるのか・・・と思っていましたが、ケイだけではなく、シロも生まれ変わって新しく生きる術を見つけて、二人の仲もこれからを期待できるものとなっていました。(書き下ろしでは2泊3日の旅行にいっていて更に関係が進んでいるようで何より)
その他の男娼達も皆、各自ハッピーエンドになっていて、そこも良かった。
じんわりくる読後感でした。

0

とても良かった

「Canna Comics ベストセレクション2017」フェアの、久間さんの『錆のゆめ』のペーパーが欲しくて、前から気になっていたこちらの作品を購入してみました。実は朝田さんの『兄の忠告』があまりツボに入らなかったこともあってあまり期待はしていなかったのですが(いや失礼)、いや~、すんごいツボに入る作品でした。

この作品がBLか、と問われたらすごく微妙。
いい意味で、BLらしくない作品でした。

BがLしている、という話ではなくって、なんというか人と人との、魂のぶつかり合い、っていうのかな。
男娼たちが主人公ではあるのですが、「サーカス」内で行われる性的なサービスはほぼ描写なし。
お金のために意にそわないセックスをして借金を返す男娼たちばかりなのに、悲壮感は全くない。

このお話は風俗嬢に騙されて借金背負わされて、その借金返済のためにゲイ向けの風俗で働きはじめるケイが主人公。彼視点で話は進みますし、彼がメインのお話。

なんですが、実はシロさんが救済されるお話、だったと思います。

生まれ育ち、母親との思い出の場所である「サーカス」にしがみつくシロさん。
それは決して甘美な思い出だからではなく、『セックス』をする事でしか自分に価値を見出せないから。『セックス』をすることでしか自分を愛し必要としてくれる人はいないとシロさんが思い込んでいるから。

けれど、「サーカス」を失い、セックスと離れたこと。
そして何より、お人好しで自分をまっすぐ信じてくれるケイと出会えたこと。
そういった経緯を経て、シロさんが自分で自分を縛っていたものから解放される、という壮大な人間模様を描いたお話だったように思います。

シロさんとケイが、これからどうなるのか。
恋人になるのか、それともただの同志としてともに過ごすのか。
作中で、彼らのセックスシーンはおろか、甘い空気すら描かれなかったのが、これまたとっても良かったと思います。
今後の彼らについては、読者が一人ひとり思い描けばいいのかも。

あとわきを固めるキャラたちがいい味出してました。
気が弱くって、でも人の良い団長と、シビアでありながら人情家でもある団長の奥さん。
男娼仲間のジョーとリン。
個性的な面々でありながら、ストーリーの良いスパイスになっていて、とってもナイスな仲間たちでした。

2

大人向け

面白かった。外画逃避行ロードムービー風。
「風」な雰囲気だけど、多分現代日本で店舗型風俗店で、逃げない。
むしろ根付いている人たちの話。
ただ、恋愛要素やエロはない。
今のBLカテゴリではなく、90年代の青年誌の作風。
大人の鑑賞に耐える、隙間を埋める物語。

0

愛に満ちた未来を

何故かエロエロな作品だと思い込んで手に取らずに居たのですが…早く読めば良かったです。淡々と静かで、深みのある人生ドラマでした。

うまい表現が見つからないのですが、フランス映画のようでした。喜怒哀楽でいうと「哀」に一番近いと思うのです。しかし決して悲しい作品ではありません。四人の関係は友情のようであり、団長の存在は保護者のようであり…一方ではただの仕事仲間のようでもあり、その距離感が非常に心地よかったです。ジョーのキャラクターと、ジョーとリンとの関係が大好きでした。描き下ろしもとても良かった。

主人公のケイは言ってしまえば巻き込まれた男ですが、自由です。対するシロは自分の好きな道を生きているのに、どこにも行けない。その対比が、読み進めるうちにとても胸に刺さりました。

物語はケイの視点で進みますが、主役はシロだと思います。彼が生きて、変わっていたことが本当に嬉しかった。明るくなくても、「哀」が多めでも、愛に満ちた未来を期待せずにはいられませんでした。

1

セリフが沁みる!

初読みの作家さんでした。
表紙が印象深くて購入を決めたのですが、期待以上に良かったです。
ただ、このコマが好きで印象に残ってる!!という絵は、正直あまりないんです・・・申し訳ないのですが。
だけど、物語に重みがあって、読み応えがありました。
あまり良い例えではないかもしれませんが、小説を読んだような感じです。物語に奥行き、深みがあるというか・・・絵よりも物語やセリフが印象に残る、そんな作品だと思います。

帯には、変態プレイ・3P・女装・・・などと書いてありますが、エロを期待して読む作品ではないです。
脇役たちや、ゲイ向け風俗店・サーカスを訪れる客ももっと掘り下げて!と思う方もいらっしゃると思います。想像力による脳内補完で満足できない方にも、物足りないかもしれません。
エロに頼らずに読ませる作品です。最近エロ過多に飽きてきた方には、是非オススメしたいです。

0

朝田ねむいワールドに引き込まれた

この作品大好きです!

朝田ねむいさんの作品は展開が早くて飽きない!というところだと思います。また絵も綺麗です。BL漫画?というくらいあまりエロく無いですが、人が恋をする感じや心の変化など上手に書いている感じがします。
またキャラクターも個性的で、作品の雰囲気は楽しい!という感じでしょうか。

エロ中心というよりは、お話の中で少しのスパイスとしてエロがあるといった感じなのでBL初心者にオススメするのにはちょうどいい作品だと思います

1

シロさんの幸せにじわりと涙が滲む。

circusという男娼館が舞台、ケイという人物が主役。
circusの住人が自殺から救ったケイ。そのケイ目線で始まる、脈々と続いていた非日常的とも思えるcircus住人のごく日常を切り取ったドラマ仕立てです。
でも収まるところは、それぞれの住人の人生。
面白かったです。
BL要素がないというレビューがあるかと思いますが、そうとも言えるし、いやいやぜんぜんアリですとも言える。
萌えがあるかというと、わたしはあったと思います。
面白い。そしてじんわりくる良い作品でした。
シロさん始め、みんなが幸せになっていてよかった。
涙が出そうだった。

2

予想外の面白さ

「兄の忠告」があまり好みじゃなかったのでナナメに見てたんですが、悔しいくらい面白かったです。ほかの方もレビューされているとおり、人間ドラマの部分が強く、そしてまた面白いんですよ…。残りページが少なくなるのがもったいなくて、もっと読んでいたい気分にさせられました。
まぁ一応読んでみるか、くらいで読んでいたのに本当にやられた。悔しい。負けた気分になってしまった。くそう。
ジャンク・無国籍な雰囲気と、現代のおとぎ話的人情とキャラ達。それを彩る怪しげな客とサーカスという舞台装置。それらがうまく融合されていて、「サーカス」というものの持つ独特な雰囲気に落ち着いている上に、人情話だから読後感までもよい。とても完成度の高い作品に仕上がっていると思います。
ただやはり、BLとしての萌えがあるかといわれると微妙なところ。BLじゃなくてもよかったんじゃないかな?と思わなくもない。なので星は4つ。
面白さはというと文句なく面白かったです。

0

漫画作品としての魅力、最高!

こんなBL本は初めて読みました…!

世界観、ストーリー、キャラクター
全てにおいて引き込まれていきます。

BL本というくくりで発売されていますが、これはBL本というよりは一つの漫画作品として面白いということを強く言いたいです。
読み終わったあと、まるで一つの濃厚な映画を見終わった気分になりました。
実際、実力派俳優さんが演じる実写映画を作って欲しいと感じました。

作品としては三谷幸喜の有頂天ホテルのような印象を受けます。キャラクター一人一人に焦点を当てストーリーが進んでいき、その一つ一つが実に面白く、マッチングします。
これを書かれた作家さんは一冊でこの濃密な内容をまとめ上げていることに驚きました。作家さん天才かと。

ここ最近普通のBLに飽きてしまったという方に大変お勧めします。
特に、アングラや不思議な世界観が好みな方は楽しめる作品となっているかと思います。
BL要素はかなり少なめかと思うので、普通のBL本としてではなく、漫画作品と意識して購入した方が良いかなと思いました。

ですが、作品としてかなり上質なものだったので、神の評価をさせていただきました。本当に素晴らしい作品です。ぜひみなさんに読んでもらいたいです。


3

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