兄の忠告

ani no chuukoku

哥哥的忠告

兄の忠告
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神52
  • 萌×229
  • 萌22
  • 中立12
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
21
得点
454
評価数
123
平均
3.9 / 5
神率
42.3%
著者
朝田ねむい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥657(税抜)  ¥710(税込)
ISBN
9784829685471

あらすじ

――こんなBL見たことない!
鬼才の新人、笑撃のデビュー!!

唯一の肉親である兄が音信不通になって約10年。
身寄りのないツヅキの生活は荒れ、悪友達とその日暮らしをするようになっていた。
だが、そんなツヅキの前に兄・ハジメが突如姿を現し――!?
Canna作家陣から熱烈な支持を受けた鬼才の新人、笑撃のデビュー作!

表題作兄の忠告

同時収録作品THE SWERVE

同時収録作品毛虫

同時収録作品LIFE IN THE PARK

同時収録作品波の音が聞こえる

その他の収録作品

  • 兄の告白(描き下ろし)
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数21

これは面白いっ♪強力お薦めですっ♪

表紙の絵に惚れて、煽り文句に期待して、迷わずポチッと注文!

「朝田ねむい」のPNって、今の自分もまんまそうなんだよね~とページをめくったら、
その瞬間から朝田ねむいワールドに引き込まれました!
素晴らしいよ!スゴイ吸引力だよ!真空なみだよ!テヘヘ

↓長くなってしまいましたっ>▽<)))すみません!

『兄の忠告』
表紙の≒ピアスで、夕日を浴びてるのかい?が弟ツヅキ。
その後ろが、父親が死んだ時に突然姿を消した、12才上の兄ハジメ。
生前の母親は兄を良く言わず、今まで1度も顔を見せなかったけど、話が進むに連れて兄がツヅキを見守っていたこと、近くに居られなかった理由が、ツヅキにも分ってきます。
読み終わってから再度表紙を見ると、兄のこれまでの生き方を上手く表しているなーと思えます。
ところで、可愛い弟の顔を足蹴・両足骨折・尿道カテーテル・しびんってとこにワクワクしたのは橘だけでしょうか?^^
尿道カテーテルには看護師さんが必要なんで早く外すとして、何でもやって上げなくっちゃいけないこのシチュ、
弟かわいいハジメ兄ちゃんにとって、最高の時間だったのではないでしょうか^^

『兄の告白』
弟への気持ちも、このまま自分がまともに働いたって…とかで、離れることを選んだ兄だけど、外から見ているしかないもどかしさに、気持ちが募っていくもんです。
無邪気に「チンポ見せて」という弟に~中略~兄が気持ちを伝える話。

『マイホーム』
ハジメ兄ちゃんの甲斐性と愛情が、とっても羨ましくなりました。

『The Swerve』(意味は、ハズレ?ぼちぼち行こうか?)
真面目なマダ男(ユキチ)とチンピラマダ男(イナゾウ)が変な出会いをし、別れ、そして心温まる再会まで。
恋愛とは関係なく、2人でいれば穏やかに生きて行けそうですよ。
名前だけで、つかみはOKです♪

『毛虫』
恋人同士になったばかりの高校生カプの災い転じて、な話。
お坊ちゃん高校の可愛い可愛いショウが、魔女の呪いで毛虫?にされてしまった!
やんちゃ高校のダイは、それでもオレはショウを愛してるぜー!と叫ぶ!
ラブラブだけでは続かないぞ、相手の嫌なところも受け止めなくてはね?的な、有難い作品!(ホント?w)

『Life in the park』ライフィンザパーク
社会福祉課・桃木 vs ホームレスを何かと助ける鬼島
公園に集まるホームレスへの住民の苦情に、桃木は現地に趣くが…
キャラ達がまんま「もも太郎」です!ヒ―!
桃木が、涼しげな切れ長・真ん中分けで後ろ刈り上げで、部下は雉岡・猿渡・犬塚♪
鬼島のガタイも耳の形も髪型も、です!
できれば、鬼島の腕毛が欲しかったな~~モサーッと!(爆)
鬼島の過去を表情を変えず聞く桃木がとてもクール、橘、惚れました!

『波の音が聞こえる』
失恋して落ち込んでいる時にしか書けない作家と、それを見守る編集の話。
これはまるで「青い鳥/メーテルリンク」なんだけど。
主人公に名前も無くHなことも無く、それでもこれだけ可笑しく主人公達が動いてます。
スゴイです!

以上7編、この中でどれが好み?には答えられないです^^;
どの作品の人物にも境遇にも、すぐ愛着が湧いて微笑んで見てられるんだもの。
話が終わっても、これから先を想像して楽しめるのが、どれもなんです。
絵柄・コマ割り・セリフ、どこもここも気に入りましたv
これは大出世作、間違いなしっ!有難うございました!

13

BLBLしてないのが新鮮!!

ペンネームからもう忘れられなくなりますけどもw
なんといっても絵柄がすごく好き!!
更に各話の登場人物の名前が面白くて
わかりやすい且つシンプル!

『兄の忠告』
22歳で友達のデリヘルの手伝いをしているツヅキには
十年も音信不通で
何をしているのか生存もさだかではない状態の兄がいました。
いつものように詐欺まがいの稼ぎ方をした後、
尾行されている事に気づいたツヅキは
兄・ハジメとまさかの再会を果たしますが…。

ガチ兄弟もの好き!!!と思ったのですが
いつも読み慣れているアハーンなシーンはここでは出てきませんw
しかも、本来私はツヅキみたいなタイプが好きではないのです。
ハジメのマンションに連れて行かれ
テーブルの上にハジメの財布が置かれているからといって
カードと札を抜き取って出て行こうとするとかヤダ!
でも、見つかってバツの悪そうなところが
なんとなくきゅんときてしまって…w
友達(デリヘル嬢)との未遂シーンもあって
苦手な方はちょっとだけご注意を!ですが
相手がお金取ろうとするのがいっそ清々しかったですw
ハジメが実は、っていうのとその時の態度がまたグッとキターww
ラスト付近で、撫でたハジメの右手に少しだけ顔をスリッとしたのが
どっきぃいい!!!
んでオチがツヅキの自業自得なわけですが楽しかった♪

『THE SWERVE』
リストラされたユキチと、ヤクザに見捨てられたイナゾウが
平日の公園で運命の出会いを果たし、
全くタイプの違う二人が勘違いのまま起こす出来事とは!?

B(Boys)じゃないし全然L(Love)じゃない……!!ww
ただ、おっさんがラブどうのこうのじゃなくても
なんでこんなに萌えるんだろう!?
「俺とアンタなら完璧だ。
なんだってできるぜ」というイナゾウの言葉が
出会ったばかりで言えるセリフじゃねーべよ!とも思いますが
似たような境遇の二人で
菓子パンと缶ビールを公園のベンチで分け合い
意気投合って愛しかった…。
更に希望のある終わり方でじーんとしましたよ!
…出来れば、Lするならユキチ×イナゾウでお願いしたいです…。

『毛虫』
通う高校も学年もタイプも違うダイとショウは(名前w)
ラブラブな恋人同士ですが
フラれた女に逆恨みされ、何故か魔法をかけられ
天使のような愛らしいショウが毛虫に…!?

タイトルwww
そしてなんで毛虫!?と当初の戸惑いも
魔女の言う“真実の愛”とはなんぞや、という事を
まだまだ若いカップルに気づかせる為と納得し(納得したんだ?)
ショウに似つかわしくない色んな悩みが可哀想で
ダイ!すべてを包み込んでやってね!と
なんかもう保護者みたいな気持ちになりましたw
魔女との再会で「やっぱり愛っていいものね」と言われ
次のコマの二人の顔がすっごく好きだ…!!!w

『Life in the Park』
公園に居座るホームレスと
ホームレスに退去命令を出さざるを得ない役人と
ホームレスを守りたい酒屋のお話。

またBでもLでもないですww
しかも名前から容姿、性格までもが思いっきり桃○郎!!!w
あとがきで朝田さんは「ザ・出オチ」とおっしゃってて笑った!
ちょっと切ない人生ドラマのようでした。
でも桃木が鬼島に表情も変えず
優しい言葉をかけてくれたのがじーんとしました…。

『波の音がきこえる』
ゲイで、エログロスプラッターな作品を書く小説家は
簡単に恋をしてすぐさまフラれ
その怒りと悔しさと悲しみを作品にぶつけるタイプです。
編集者は常に目の下に隈を作り
冷静かつ的確なツッコミをかまし
先生を執筆活動へ導こうとします。
ファミレスの若い店員・ミツルに恋をした先生、
果たして今回は…?

のっけから「……!?!?」と度肝を抜かれるような作品でしたw
先生は頼りないし夢見がちだし大丈夫か!?と
終始不安になりそうでしたが
編集者がしっかりしていて顔は怖いけど
すごく先生の事を考えてくれるし
ラストで波の音がきこえてきたんだから
灯台下暗しでしたね、っていう。
ちなみにミツルくんは酷かったんじゃなくて、
本当に素直で若者そのものだったんだと私は思いました。(作文)

『兄の告白』と『マイホーム』に関しては
めちゃくちゃBLってるー!!!!!!!滾った!!!!
これがあったから神評価だなんて
単純すぎる私ですみませんww

とにかくセンスが素晴らしい!!!
早く次のコミックスが読みたいです!!

6

ナナメから恋をしている

インパクトのある表紙画に惹かれて作者の名前を確認してこの本を手に取ってしまったなら、もうこの人の術中。
好き嫌い別れそうで、でも私はこれを激しく推したい!

表題作含め全5篇からなるデビュー作。
鬼才とはつまり天才なのだから、初コミックスだろうが凄いです。

【兄の忠告】
この兄ちゃん好きだな…v
掴みどころがなくてでも弟想いで。(色んな意味で)
尿カテはやりゃいいってもんじゃないと仰るお医者さんも居るので、し瓶を持ち出す兄ちゃんはある意味正しくとても面倒見がいい^^
描き下ろしの【兄の告白】で抜き合う兄弟…!!
この兄ちゃんたまらないよ!(心の叫び)
近づいたと思ったらすり抜ける、一回りの歳の差同様に縮まらないもどかしさにやられました。

登場人物の名前が面白くて、乙一さんみたいです。【毛虫】というお話など不条理ですし。(見た目は毛虫と云うか毛ダルマ若しくはメソです。ちなみにハッピーエンド)

一番好きだったのは
【波の音がきこえる】
ゲイの小説家の夢想が炸裂する「ナシゴレンだ!」は思い出し笑いをしてしまいます^^

読みながらずっと"わぁすごく好きだこの人~"と思っていたので一気読み。そういうシーンがほぼ無くても、とても満足です。

勝負の場面でスローカーブを投げて来てタイミングを外される感じの、斜め上のお話の数々を堪能。
あぁ、追いかけたい人に出逢えたなぁ。
なんでも描けそうだし、描いて欲しい。
この作者さんならどんなお話でも読みたいです。

あとがきも『字が汚い』の一言に噴いた各話へのコメントと画が楽しいです。
(Webで公開されている表題作の後日譚ボツ漫画14Pを見て、より兄ちゃんを好きになった事は云うまでもありません^^Viva☆ナチュラルボーン・エス)

5

笑いました

表紙のハードボイルドな感じはなんだったのか・・・!w
ところどころプフッと笑わせてくるこの、じわじわ感。たまりません。

桃太郎の話なんかはもはやBLでは・・・ないかもしれませんね。普通にいい話です。
あと一番笑ったのは毛虫でした。かわいいショタを毛むくじゃらにするなんてどうやって思いつくんでしょうか・・・w

なんだか王道から120度くらいズレてる気もしますがとってもいい作品でした。おすすめです!

3

すごい新人さんが今年はいっぱいだ

このインパクトのある表紙、簡潔なタイトル、人を食ったようなお名前。すごく読んでみたかった。
初コミックということだけど、私・・・知ってる。知ってるなあこの絵、このコマ割りの感じ・・・でも思い出せない。もやもやする。
表題作は青年マンガ的で、とても面白かったから、まるごと一冊でもよかったんじゃないかなあ。
他の短編もだけど、ご自身があとがきで書かれてるように、もっと先の話まで読みたかったな。「毛虫」の身長逆転が特に。
ねむいさんのサイトで入院中の出来事漫画が読めたのは嬉しかった。

3

何度も読みたくなる

最初に…ごめんなさい。
「兄の忠告」のレビューになってないかもしれません。
でもいろんな意味で「面白い」作品を描かれる良い作家さんに出会えて感動してます。

朝田ねむい先生の作品は年明けに「ラブ ド サーカス」に出会い→「神」投票。
もっと読みたくなって「ディア、マイゴッド」を読み→「神」投票。
そしてこの「兄の忠告」で→「神」投票でございます。

どの作品も深い!そしてそれが解りやすいんですよね。

「すごい作家さんキタぞー!」
…と私が(勝手に)思う作家さんに共通する事は、BLに留まらない作風で、それが独りよがりでない解りやすい作品である事が多い様に思います。あと、絵柄がユニセックスと言うか…男でも女でも読める…青年誌でも女性誌でも通用しそうな絵柄だというのも特徴です。
そして「この人のBLも面白いけど、BL以外の作品も読んでみたい!」と思ってしまいます。
朝田先生のBLはBLでありながら既にBLでない感が満載であります。 BL読まない人に「朝田ねむい」を貸したらBLだと思われないかもしれません。
特にこの「兄の忠告」に収められてる作品はどれもクスッと笑える大人のユーモアがあり、そして短編集故に朝田先生のあらゆる引き出しを開けて見る事が出来る「朝田ねむい手引き書」には一番オススメではないでしょうか。

何度でも読みたくなって、また読むたびに違う感動に出会えそうな作品ばかりでした。

3

面白い!けどBL漫画というよりサブカル系漫画

この方を今まで知らなかったことを後悔しました…凄く良い!ハマりました。
ストーリー作りがとても上手だと感じました。
絵も上手いです。デッサンもしっかりしていて安定してます。表紙と中身に差は全くありません。

ただ、紹介文の「BL」「笑撃」の文字はこの漫画には相応しく無いです…!
この文言に引っかかって購入を検討しているかたには「ちょっと待って!」といいたい…!


ショートストーリー5本の収録ですが、どれもかなり短い。そして、エロなし。
ですが、どの作品も非常によくまとまっていて面白いし、読みやすい!
短いお話をエロなし・特殊な萌えなしでキッチリまとめるのは、BL漫画ではあまり見ないな…
というか、この漫画はもはやBL漫画というより、BL要素ありのサブカル系漫画って感じです。ヴィレバンとかに売ってる感じ。

さらに「笑撃」と書かれていますが、ギャグ漫画系ではありません。日常と少しの非日常をさらっと描いたシュール系。
ミニシアター系邦画が好きな人とか、好きなんじゃないかな?と思います。


BLに萌え!を求めている方には全くオススメできませんが、
単純にストーリーの良い漫画が読みたい方
サブカル系漫画好きでBL要素に抵抗ない方にもオススメできると思います。

個人的に、私の大好きなトジツキハジメさんの作品にテイストが近いかな〜と思いました。

3

エロはなくても良い

表題作も含め、この本では胃わるエロはほぼないのですが、変わった着眼点と良く練られた読み応えあるストーリーばかりの珠玉の短編集でした。
一応BがLなものもあります。
表題作が過去に遺恨があり離れ離れになっていた兄弟の話。
巻末書き下ろしと朝田さんのwebサイトの後日談までが必読です。
お兄さんなかなか外道な所が素敵で、弟の甘えスキル高い所が堪らない。
同時収録作では「毛虫」がアングラ感あって楽しかったです。
画力が高く、ザ・つけペン!って感じの勢いある線が大好きです。
そして短髪イケメンです。美しい、格好良い、シュッとした、朝田さんの描く短髪!はぁ最高。
朝田さんの新作、ずっと待ってます!!

1

憎いぜ!

一見すると青年漫画のような表紙ですが、中身も実は青年漫画風です。
BLと呼ぶには、実はどれも1作品を除けば親愛以上の感情が垣間見える程度であり、きっと男同士の恋愛にこだわる人には疑問を抱く1冊なのかもしれない。
登場人物達に性的な臭いがするわけではないのだが、そこに表わされるキャラクターが巻き起こすストーリーに思わず「ニヤリ」としてしまうのです。
読者の想像力を掻き立てるものかもしれない。
そして、短編小説な雰囲気を纏っています。
cannaでこの作家さんの作品を初見したとき、滅茶苦茶自分のツボにヒットしました!
「憎いぜ!」思わず感じて出た言葉がコレです☆


【兄の忠告】
美人局的詐欺を仲間と働いているツヅキが再会したのは10年前家を出て音信不通になった兄。
悪態をつくツヅキだが、彼等の所業が兄の所属する組の縄張りとカチあったために制裁を受けることになるツヅキ。
怪我をした彼を兄は引き取り家に連れて帰る。

事象としてはそれだけだし、兄がどうして家を出たのか?とか
弟が複雑な感情をもっていそうな割に、案外に兄を好きだったというオチに持って行くには、色々な部分の要素がバッサリと割愛されてしまっている。
だけど物足りなさを感じなくて、ひょうひょうとした兄の実はブラコンな姿
突っ張って恨んでいそうなクセに兄が大好きな弟のブラコンな姿に
ブラコンの過剰話と斬って捨ててしまうのにはあまりに心憎いのです。
巻末描き下ろし【兄の告白】にて、これは・・・と思わせるその後を描かれており、きっとこれで大勢がニヤリとするに違いないのです♪

【THE SUWERVE】
ハローワークの帰りに出会った男の一発当てるに乗った元会社員の勘違い。
一発は銀行強盗だった!?
ただのお人よしの話ではない、縁は奇なもの味なもの を体現した、そのラストにこれも思わずニヤリとさせられるのだ。
冴えない中年二人のパン屋さん、オフィス街に停まっているかも?(笑)

【毛虫】
恋人同士の高校生。
魔女の八つ当たりから呪いをかけられてしまう!?
片方には相手が毛モジャの毛虫に見えるのだが…
こうした突飛なファンタジーを当てることによって、相手の本質を知り相手だから好きなのだという真実の愛とは何ぞや?を見せた、これもまたニヤリとしてしまうのです。
それにしても、美少年の隠していた真実のコンプレックス、そして魔女の新しい呪いに笑っちゃいけないが、切実すぎて、でも笑いがこみ上げてしまう♪

【Life in the Park】
童話の桃太郎をパロった作品と思われます(笑)
正義の桃太郎は行政という正義の名の元に働く公務員。
方や鬼が島はホームレスが根城にする公園であり、鬼はそのホームレスを庇護する酒屋の大男。
広い意味での愛情も表現しながらも、それから生まれる「正義」とは?
そんな部分も表現されていて、ちょっぴり風刺な雰囲気も漂わせる。

【波の音がきこえる】
好きな人が出来ても叶わず、失恋をする度に相手への憎しみを小説にぶつけて人気が出ている小説家。
彼が今度好きになったのはカフェのバイトの青年。
担当編集は、作家に良い作品を書いてもらおうと、どうせ振られるだろうとその恋を後押しするのだが上手くいってしまい・・・
作家の恋に対する憧れと夢と、青年の現実的な考え方の対比。
編集に見える作家への「愛」はきっと担当編集としての愛情かもしれないのだが、それでも、それも愛なのだ(笑)
この作品も実に味わい深い。


全部にニヤリとさせられて、憎いねぇ~と言わせるこの作品と作家、
自分には実にコイキにうつるのだが・・・

8

笑撃っていうからギャグなのかと思ったら

 何だかいい話短編集でした! 一番笑ったのはあとがきでした。
 短編なのにどれも無理のない進み方と距離感。BL色が薄くても、劣等感やドロドロ感、人生とは、みたいなテーマが見え隠れしていて、小説1冊読んだぐらいの充実感がありました。神に近い萌え×2です。

◆兄の忠告
 家族ドラマのような兄弟愛的な所に萌えていたら何だか雰囲気のあるシーンで締め。えっ、どうなるのこの2人!?
◆THE SWERVE
 夢も希望もない世の中で、中年終わりかけの2人が冒険しちゃう、映画にありそうな、ほろっとする話。
◆毛虫
 帯見た時、これはギャグに違いないと思ったら真の愛を問う童話みたいな話でした。
◆LIFE IN THE PARK
 ライフインザパークのスペルに自信が持てず1字1字確認している私。鬼と桃太郎の間に生まれた友情のような。偽善て言うけどそういう気持ちを持つって大事ですよね。
◆波の音がきこえる
 編集の気持ちがそのまま分かる仕組みの冒頭と、作家の気持ちを知らせるラストがうまいっ!鬼才とか言っちゃって(帯に書いてた)ハードルあげて大丈夫なの?と心配してましたが杞憂でした。
◆兄の告白
 わー!あの2人の続きがこんなご褒美みたいな形で見れるなんて!どの作品の続きかは伏せておきますがタイトルでバレバレでした。
◆あとがき
 突っ込みどころ満載でしたが一か所だけ。「面倒くさいのでここから」って、ラスト6行じゃないですか。

3

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