僕に全てを与え、捧げてくれた人。

遥か遠き家

haruka tooki ie

遥か遠き家
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神80
  • 萌×29
  • 萌5
  • 中立3
  • しゅみじゃない5

14

レビュー数
19
得点
454
評価数
102
平均
4.5 / 5
神率
78.4%
著者
八田てき 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784829686485

あらすじ

90年代、アメリカ。
過保護すぎる親の箱庭で、死んだように生きていた少年・アラン。
旅人・ヘイデンと出会い、強烈に惹かれ合うも、
彼には一か所にとどまれない放浪癖があると知る。

共にいるためには、家出するしかない。
それはヘイデンが、誘拐犯になるということ。
それでも彼は、何もかも投げ捨て、アランを地獄から連れ出してくれる――。

その轍は、逃走経路。
しかし彼らにとっては――「二人だけの家」への、帰り道。

表題作遥か遠き家

ヘイデン・スチュワート,放浪癖の青年
アラン・サヴェリオ,狂信的カトリックの親を持つ少年

その他の収録作品

  • E.P 4.5(描き下ろし)

レビュー投稿数19

1本の映画

1本の映画を見終わった気分です。
90年代のアメリカの青年2人というシチュエーションがBFに似ていたこともあり、本作を手に取りましたが素晴らしい作品だと思いました。
絵が繊細で綺麗で、登場人物たちの話も深く、一コマ一コマに惹き付けられました。最後は涙が止まらなかかったです…
素敵な作品をありがとうございました。

BANANAFISHが好きな方や切なくて考えさせられる作品が好きな人におすすめしたい作品です。

0

ロードムービー

こちらの作品は作家インタビューを読んで、ロードムービーのような漫画を描きたかったとおっしゃっていたように、アメリカ各地を旅しながら進んでいくお話です。

絵も綺麗で美しくて1コマ1コマじっと眺めていられるくらいに描きこまれていて、それだけじゃなくてストーリーもアメリカの小都市が舞台で、厳格なカトリックの信者の両親のもとで信仰を大事にしている父親にそれに従う母親のもとで窮屈な環境の中で育ったアランがふとしたことでヘイデンと出会うことで、この町で生まれて多分一生町から出ることもなく一生を過ごすんじゃないかと思われていた自分の未来が、もしかするとヘイデンと一緒なら変えられるんじゃないかと希望を持ったんだと思うんですよね。

ヘイデンは各地を転々として1か所に長くとどまらない生活をしていて、アランと出会った町もしばらくすると出るっていうところで、アランを見かねて連れ出す。

2人が出会ったことで旅が始まるわけですが、アランは病気持ちで体が弱いせいか、ヘイデンは身体を売ったりして旅の資金を調達していて、旅の途中でマリアという女性に出会ってアランは交流を持つんだけど、そこでことがまた思わぬ方向に転がってしまって。

罪をおかしてしまった二人は警察にも追われる身となってというストーリーなんですが、二人の心の距離は縮まっていくのに、周りの状況がどんどん二人を追い込んでいくところはハラハラドキドキの展開で、最後はちょっとショッキングでした。

2人にとっての幸せって、ああいう結末しかなかったのかと思うと切ないですが。
終始美しくて、苦しい。そんな中でも一緒に過ごしていた時間はアランがあの町にいたままだったら得ることのできない幸せな時間だったんでしょう。

作家インタビューで先生が参考にしたと言っていた映画すべては観ていませんが、ラストどこかで見たことあるな、と思ったら テルマ&ルイーズのオマージュだったのかと。

そしいて登場人物には実際の俳優さんとか役を参考にされたと語っていたので、勝手に予想するのも楽しいかも。いつか正解を知りたいですが。

読み手によって、このお話はハッピーエンドだったり違うのかもしれませんが、彼らの境を考えると、他の道はなかったのかなと。
読後もズシーンと心に残る作品でした。

2

二人が幸せでいられていますように

元々pixivで冒頭を読んでいて、コミックスに纏るのを心待ちにしていました。
今でも八田先生のTwitterのメディア欄で一話を試し読みができます。
読んだらまず絵の美しさに見惚れること間違いなし!!
リアル寄りの絵柄で、とにかくメインの二人が美しい…!!それだけでも見る価値があるのですが、絵の美しさがストーリーの儚さを際立たせているなと感じます。

90年台アメリカ、二人の若者の逃亡劇という点でBANANAFISH 好きの私にはたまらないお話でした。
(二番煎じというわけではないです)
複雑な家庭環境で育ち、孤独を抱えた少年二人が出会い、それぞれが唯一の居場所と思い合うところに涙…。
とにかく上手な漫画なので、だからこそすごく辛かった……美しくて切ない。
序盤から不穏なエンドを感じさせるのですが、二人がいま幸せでありますようにと願わずにはいられません。
物語の大筋とは直接関係ないのですが、敬虔なクリスチャンだった受けが、攻めになにそれ?と聞いて「マリファナ」と答え、「君はなんでも知っているな」というやりとりのシーンがなんか好きでした。

1

紙の本で買いました

ちるちるの作家インタビューで紹介されていた本。
ピクシブで試し読みして、これは紙で買おうって、勢い込んで発売すぐに買ったくせに埋めちゃっていたのをようやく発掘。
絵も内容も、紙の本でページを行きつ戻りつしながらじっくり読み込みたい作品でした。
この絵で初コミックスの新人さんだなんて末恐ろしい。
ストーリーも結構重めで、アメリカの映画にあるような、宗教観と向き合ったったお話を、日本のBLとしてわかりやすく落とし込んでいて、
もう、古の腐女子の琴線を鷲掴みにして殴ってくるような、大絶賛の神です。

3

雀影

セルフツッコミ
私がこんなに感激しちゃうと、エロこそBLなお若い方々はドン引きしちゃうだろうな。

帰る場所

心の脆いところを抉り取られたようです。
皆様のレビューにて覚悟はしていましたが、それでもやはり辛い。
互いに愛を抱き、側から見ればほんの些細なことで幸せを見出していることが。
若いふたりがこの結末を選ばざるを得なかったということが。

決して物語として重複している部分があるわけではありませんが、確実に BANANA FISH の時と同じ心の部分を持っていかれました。
切ない、苦しいけれど尊いです。お好きな方はぜひ!

居場所に疑問を抱き続けた少年たちが、旅路の終わりに見つけた彼らの「帰る場所」。
泣きたいくらいに儚く暖かい。
彼らに今安寧がありますように。

何度でも読み返したいですが、ハッピーゆるふわBLのチェイサーがマストです。
いつか作者様のハッピーエンドが読めたら嬉しいなあ。

2

涙がとまらない

『居場所』とはどこか。
『神』とはなにか。
2人きりの旅。
2人きりの世界。

罪と赦しについて考え、自身を責め悩むアレンを解放してやりたいと考えるヘイデン。
そんなヘイデンにも暗い影を落とす過去。
互いの罪を、闇を償うべくして2人の安息の地『居場所』を探し求める旅。

正反対なようでいて、似ている
それでいてまったく似ていない2人が心を通わせていくその過程にすら涙ぐんでしまう。

ずっと箱庭(父)のなかで生きてきたアレンに世界を見せたくて連れ出したヘイデン。
世界を見ぬままに世界を捨て、ヘイデンを愛し共にあろうとするアレン。
そんなアレンの想いを汲み、ただ彼の傍にいようと望むヘイデン。
互いが互いの全てであり委ね寄り添う…簡単には愛と呼べないこの感情には、なんと名前をつけるのか。

決して明るいストーリーではないはずなのに、なぜか心温まる不思議な作品でした。
まるで絵画のような美しい扉絵をみるのが楽しみで、ページを捲る手が先走ってしまいそうなほど。

仄暗くも美しいストーリーと
美しいイラストのマリアージュに終始心を打たれまくること必至。

この作者様の他の作品がはやく観たいと切実に願っています…

2

言葉にできないほどの神作品

言葉にできないくらい素晴らしいの言葉でしか表せられない。切ない映画を見ているような作品でした。
例えるならBANANA FISHのアッシュと英二のようなお互いがいなくてはならならい存在のような淡く切ない関係。二人の少年の短くて濃い恋愛物語でした。
ラストは悲しい結末でしたが、二人にとってはあれが一番幸せな選択だったんだと感じました。
久々にこんな心に響くような作品に巡り合いました。余韻でしばらく動けませんでした。
もし、二人が生まれ変わり再び出逢えたら今度こそ幸せになってほしいと思います。
「素晴らしい作品をありがとうございました」と作者様にお礼を言いたいです。

3

設定の詰め合わせ

凄まじい画力の作家さま。絵を眺めているだけでうっとりします。

けれど物語の方は、ごめんなさい。
やはりどこか強引に悲劇に持っていこうとする感じがします。
萌えのためにわざとキャラクターをどん底に落として、彼等を俯瞰しているような不快感を感じてしまう。
悲劇に持っていくためだけの、設定のコラージュのような、、
その強引さが気になり、ラストまでいまいち没入できませんでした。

作家さまの熱量や描きたかったものはわかるような気もします。
しかし、最初から最後まで没入できなかったのは、映画風、悲劇風、可憐で切ない、報われない少年たち…から萌えを感じさせようとする謎の不快感があったからなんだと思います。

画力が高いからこそわざとらしさを感じてしまい、没入するのがなかなか難しい作品でした。

5

残酷な世界

この2人にはこの結末しかありえなかったのだと思う。
他の作品も読みたくなり検索したが出なかった。
こちらの作品がデビュー作なら逸材としか言い様がない。
最後まで読めば、タイトルの意味が染みる。
表紙から絵が綺麗なことは分かっていたけれど、中を見たら更に綺麗。
青年たちを取り巻く世界の残酷さに辛くなる。
神様とはなんなのか。
どうか、いつか、彼らは手放しで祝福されて欲しいと願ってしまう。出会えてよかった。

7

2人の愛の形

とても悲しい終わり方でしたが、綺麗な絵と風景が美しく、しばらく余韻に浸りました。偶然に買った作品でしたが、この作品と出会えて良かったです。

舞台は90年代アメリカ。過保護すぎる親を持ち息苦しさを感じていたアランと旅人のヘイデンと出会ったことがきかっけでお互い引かれ合います。しかし、ヘイデンは1ヶ所にとどまれない放浪癖がありアランも一緒に街を出ていくことに、、、

途中までは、なんだかんだ2人は幸せになるのかなと思い読んでいましたが、展開がどんどん悪い方向に進んでいき、最後までハラハラしっぱなしでした。

そして、ラストのあのシーン。いい意味で期待を裏切られ、驚きとショックで号泣してしまい、複雑な気持ちでした。まるで海外映画まるまる見ている気分です。

とてつもなく美しい絵だけでなく、世界観に入り込んでしまうような衝撃的なストーリー展開なので、シリアスなお話が大丈夫な方には是非読んでいただきたいです。

3

この作品が収納されている本棚

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