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表題作紙の舟で眠る 上

三上燿一
アマチュアカメラマン
北原憬
天才脚本家

あらすじ

俺の灯火

戦後、横浜。
元・天才脚本家の憬は、もう筆をとらないと決めていた。
脚本のモデルにした人物が、必ず不幸になるからだ。
ただ死を待っていたが、ある日、生きる理由が現れてしまった。
それは泥酔していた憬を、居候先の娼館で介抱してくれた燿一。
彼の無邪気さと妖艶さに、惹きつけられずにはいられず、どうしても燿一を書きたくなる……。
他の誰を犠牲にしても、何を犠牲にしても、
燿一だけは不幸にはしないと誓うが――。

作品情報

作品名
紙の舟で眠る 上
著者
八田てき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784829686881
4.5

(137)

(94)

萌々

(25)

(12)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
22
得点
611
評価数
137
平均
4.5 / 5
神率
68.6%

レビュー投稿数22

とにかく絵が綺麗

表紙に惹かれて即買いました!
内容は私には難しくて完全に理解できてはいないと思うけど、それでも十分魅了は伝わります!

戦後の日本を生きる二人が美しく描かれていてまるで映画!
内容も映画をテーマにしていて、文章も素晴らしく小説みたいです。
大正?くらいの文学が好きな人はハマると思います。
ちょっとシリアスで読んでて辛くなるところもあったけど最終的には二人とも幸せになれます!

あととにかく受けが美しい!!!!!!




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やっぱり凄い

前回の作品に圧倒され次の作品もとんでもなく凄いのだろうなと思ったら本当に凄かった。昭和のこの時代の背景を事細かく取り入れ、まるで読む中でタイムストリップでもしたような感覚。
資料を徹底的に調べて漫画に流し込む、本当に凄いです。
そして、ホラー感というのか、ミステリー感というのか今回の作品はそういったものを強く感じられまだ一度読みしかしていないので大体しか掴めてないのでこれは何度も読み込むたびに理解出来ていくのだろうなとさえ思いました。
下巻も楽しみです。

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No Title

上巻はとにかく苦しくて読んでて辛かったです。そして世界線も緻密で繊細で、私の頭では追いつけないこともありました。
でもこの作品は何度も読むことによって、味がしみてくるタイプだなって思いました。
だから下巻を読み終えた時に、きちんと2人に幸せに終わる世界線でよかったです。読んでいるこっちも救われたような気がしました。
上下巻読んで余韻がまだ残ってます。あと1本の映画を見たような気分でしたね(ある意味…笑)
こんな拙いレビューですが、多くの人にこの本を読んでもらいたいです。きっと心に刺さると思います。
素敵な作品をありがとうございました。

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No Title

特别细腻的感情线,老师别理那些看不懂的人乱说,自己看不懂就说剧情不好,明明超级棒,看的我直冒眼泪TvT

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美しい作画に謎が散りばめられた上巻!!

八田先生の作品は『遥か遠き家』で知りましたが、あちらは美しすぎる程のメリバでしばらく何も手につかないぐらい心に響いたので、今回も読む事を躊躇っていました。(メリバが嫌いなのではなく、本の事ばかりをグルグル考えてしまうので)

結論からいうと、『紙の船で眠る』はハピエンです!!王道と言っていい程の夜明けには刺さる作品だと思いました。

昭和初期の頃の日本。バスの衝突事故を境に文字を書かずには居られない【死神】に取り憑かれた憬はその文才を認められ天才脚本家として活躍しましたが、彼が脚本のモデルにした人物は必ず不幸になるため、これ以上書くことを拒みながら自堕落に生きていました。そんな時に同じバス事故の生き残りである燿一と出会い、彼に魅了されます。不幸にしたくない、と願いながらも燿一の事を書きたくなる…。

憬の葛藤やトラウマがメインの話にはなっていますが、燿一も過去に囚われ、無邪気で明るい顔の下には言いようもない不安が隠されていてその表情がこの世界の美と醜をごちゃ混ぜにしたかのような素晴らしい画力で表現されていて何度もはっと息をつくシーンに出会います。
出会っては離れ、を繰り返す憬と燿一は運命と言わざるをえません。


上巻は二人の蜜時…と言えるような甘くて幸せな時間の切り取りが見ていて本当に幸せになれるぐらい甘いです。お互いに相手に憧れを持ちながら身体を重ねる美しい男性二人…!最高ですね!!二人の微妙〜な身長差がいいですね。憬が年上なのに可愛く見えます!

しかし、幸せだと思っていた所に押し寄せる黒い【死神】。その正体が分からないまま上巻は進んでいくので黒いモヤがかかったように感じます。
ぜひ下巻も合わせて読んでほしい作品です。

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