少年と神隠し

shounen to kamikakushi

少年と神隠し
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神59
  • 萌×225
  • 萌9
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

8

レビュー数
13
得点
424
評価数
96
平均
4.4 / 5
神率
61.5%
著者
ゆき林檎 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥750(税抜)  ¥810(税込)
ISBN
9784829686188

あらすじ

大ヒットBL作『玉響』(大洋図書・刊)から約5年――
ゆき林檎の真骨頂となる
和ノスタルジックな最新作が登場!

身寄りのない少年・修一郎を助けたのは、
天狗のような青年だった……。

表題作少年と神隠し

テン,天玄丸(阿闍梨の稚児→不老不死の天狗)
森宮 修一郎(16歳・身寄りの無い少年)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下 キャラ紹介

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数13

切ないけど優しい気持ちでその先を想像

ほぼ「神」に近い「萌2」でした。
ただ、メリバが苦手な方はいろいろと。。。

まず第一に結論から。
ファンタジー特有の寿命問題が大前提にあるので、いろいろ切なくなるところもありますがお話的にとても切なく共に生きると決断した二人が切なくも尊くて個人的にはたまりませんでした。

昭和28年。
捨て子の修一郎を育ててくれた養母が他界したところから始まり、何のあてもなく村を出た修一郎が名前以外何も分からないテンに助けられ共に生活をするお話。

テンが子供の頃から慕い尊敬していた僧侶(上人)が亡くなり、彼を想うテンは長い年月生き続け人ではなくなるが、その先に上人様の生まれ変わりである修一郎と出会う。


泣いちゃいました。切なさがたまらなくて。
切ないお話だけど描き下ろしで少し暖かくホッコリと終わってるので切なさを引きずることも無かったです。

0

繊細で綺麗な作品

表紙のイメージそのままの、穏やかな雰囲気の作品でした。
絵が繊細で、綺麗でした。受けの子とても好きです。
お話は少しさみしさがありますが、それでも深く繋がれる事の意味を感じる幸せな余韻がありました。時代背景が掴みにくい感じはありましたが、そこまで気になりません。登場人物に女性がいますが、とても好感度がいいです。
しっとりじんわり楽しめるお話でした。
和風な感じや、妖系がお好きな方は是非。

1

ふわっと綺麗

可愛くて、綺麗な昭和ノスタルジックファンタジーでした。
登場人物皆さんの透明感がすごい。
いや、ちゃんと悪役というか、薄汚れた感じの人も出ては来るんですけど、それでも皆さんお綺麗なんですよ。絵やセリフの一つ一つが繊細なのも理由でしょう。暗さやホラー・オカルト成分も存分にあるんですけど、闇成分はそれほど感じませんでした。爽やかです。
考えればきりがないような難しさがありながらも、今この瞬間を大切にしている!という感じでしたので引きずらずに楽しく読めました。
ボリュームはありますが、一度読んで、もう一度読み返すのは必須です。

2

うーん。死後、ずっと執着心を持ち続けることが幸せなのだろうか。

評価を下げてしまい、大変申し訳ございません。

美しい表紙に惹かれて購入しました。
中身もとても綺麗な絵で、感情描写が丁寧でした。

山奥で暮らす大変さと、行で命を落とす場合もあること、戦地に赴いた人のその後について書かれていたことが良かったです。
覚浄に少年のテンが抱かれる場面は、拝読していて心がとても痛みました。
望まない性交は、実際にあっただろうな…。

趣味じゃないにさせて頂いた理由は、2つございます。
1つ目は、大変申し訳ないのですが、お話が所々ご都合主義に感じました(私の依存心を刺激したり考え方が甘くなるものは、なるべく避けたい)。
2つ目は、テンは、上人様への執着心によりこの世に縛られてしまっていて、あの世へ行けない状態なのではないかと感じました。
色々な考え方があると思いますが、私は死後ずっとこの世に居続けることが幸せだとは思えません。
長い間、執着心に縛られていて浄化できず気の毒だなあと、どうしても思ってしまいました。

4

天狗道、というと、「町でうわさの天狗の子」の怖い天狗道を想像しましたが

あんまりにも読みたくて、いつも使っているサイトとは違うサイトで購入しました。
いつも使っているサイトでは取り扱いがなかったので・・・・

お寺の稚児だったテンと前世が阿闍梨の修一郎のお話です。
わかってはいたけれど、阿闍梨の千日回峰行(と思われる)の途中で死を覚悟する
日記をテンが見つけて読んだときに泣けました・・・・

死を受け入れられる人だったけれど、テンのために生きたいと思った
そのときの愛をなんて表現したらいいのかわからないくらいジーンとしました。
阿闍梨の骨のそばで命を絶とうとしたテンが実はその思いを達せず、
命がつきない体(まさに天狗)になっていて・・・・
天狗、って切ない・・・・

修一郎が阿闍梨の生まれ変わりで、本来は阿闍梨×稚児だったのが
受け攻めが自然に逆転してましたね。
時代も昭和20年代、自然と人が共生していた時代なのかなあ。。。と
ぼんやり知りもしない時代に思いをはせました。

絶対絶対二人に結ばれてほしかったので、結末も大満足でした!
モブの変態男はモブとして作品の中で生き切っていましたw
ナイスなスパイスです。

女性もでてきますが、決してガツガツした自分本位の人ではなく
相手を思いやる性格で描かれていたので、幸せになってほしいなあと思います。

私はフィクションなのだから、全員幸せになれー!と思う方なのですが
終わり方が続いていく未来の見える幸せの形もいいなあ・・と思います。

作品の内容と描写線がマッチしていて(玉響もそうですが)
この作家さんにはひと昔前の和の雰囲気のBLをずーっと書いていってほしいなあと
思います。

はー・・・読めてよかった・・・・。

6

最後まで描かない美しさ

神でした!
素晴らしい作品ほどどう評したらいいかわからない現象が発生してます。
それほど心に響きました。


まず表紙が良い!
ゆき林檎先生の繊細な絵柄が非常に活かされています。

物語的には雪降る寒い冬の印象ですが、表紙は桜(おそらく)が満開で春の暖かい空気を感じます。
テンが人間で修一郎は上人様であった頃雪に埋もれた白骨死体での再開だったことを考えると、緑の草の上花に囲まれた二人のこれからは明るいものだとうかがえます。

ここで二人が抱き合って笑顔で幸せ!ではない所がいい。
テンがお面なのはファンタジー感を出すのにも重要だと思いますが、テンの表情がわからない+修一郎も笑顔ではない。
この状態だからこそ人と人でないものが一緒に生きていく困難で不安定な二人の関係性がよく現れていると思います。


このお話は大団円というわけではないと思います。

テンが死ぬor(自覚なしだとしても)来世でテンと修一郎が出会う1コマがあって終わりかなと予想していたら……さすがゆき林檎先生、そんな甘くなかった。
二人で生きていくと決めたけれど未来がどうなったかはわかりません。
なんなら修一郎は「僕も天狗になれるかな」と言っています。
このほの暗さが簡単にはいかない複雑で切ない関係を表しているようで心臓がギュウとなりました。

読者さえ二人が幸せに生涯を終えたのかわからない、その結末を描かない終わり方はテンと修一郎の世界だけがあるようでとても美しいと感じました。

4

舞台設定が絶妙

とても繊細で素敵な作品でした。
ゆき林檎さん、コミックスの出版数は少ないですが、このクオリティの作品が読めるなら、待つ甲斐があるというもの。
戦後間もなくの昭和28年という時代設定が絶妙です。
山の中で隠れ住むには、これより前ならもっと簡単でしょう。
高度成長期の開発の波をギリギリに逃げ通すことができれば、テンと修一郎の約束の70年後を、再び打ち捨てられた山の中で、自然へと還る穏やかな別れが想像できます。
輪廻転生のファンタジーな設定のお話ですが、今も二人がどこかでひっそり暮らしているような、そんな二人のその後が感じられるお話でした。

3

綺麗なお話でした。

とてもいいお話でした。
攻のテンは不老不死(?)で、
その昔好きになった人っていうのが
受の修一郎の前世の人間なんですよ……。
テンはひとりで、ずっと修一郎のことを待っていたんですよ……。
作品の舞台は戦後ですが、
戦後感はあまりなかったですね。
戦後ビーエル大好きなんですけどね。

人を好きになるということ、そして
その人をずっと好きでいること、
テンの気持ちを思うと胸が熱くなりますが、
ハッピーエンドで終わったので
本当に良かったです。

個人的評価
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★☆
エロ度 ★☆☆☆☆

3

「ゆき林檎先生大好き!」を再確認

久々に紙で発行されたゆき林檎先生作品。
ずっと楽しみにしていました!
先生の作品は登場人物がひたむきに誰かを愛していて、読んでいて胸が締め付けられる程萌えてしまうのですが、今回もその気持ちを思い出させてくれる神作でした( ;∀;)

お面をつけた不思議な青年テン×昔から不思議な力を持った修一郎
身寄りのない修一郎が森で倒れた時に介抱してくれたテン。不思議なお面をつけていて正直不審者でしかないが、修一郎に見返りもなく優しくしてくれて…そんな時村では10代の少年が神隠しにあう事件が頻発していて…なお話です。

テンが何者なのか、事件の犯人は?とミステリアスな要素が絡み合ってページをめくる手が止まりませんでした。
テンが何者なのかわかった時にはなんて哀しい青年なのだろうと読んでいて涙してしまいました。
テンの修一郎への愛情、全てを知った修一郎からテンへの愛情、お互いが思い合うからこそのすれ違いがまさに純愛です。切なくて、100年の愛に胸が締め付けられました。゚(゚^∀^゚)゚。
こう書いてしまうとバッドエンドのように受け取られてしまうかもしれませんが、読後は穏やかな気持ちで2人の幸せを願うのみです!!!大丈夫!←
(2人…というか個人的にはテンに自分の欲に忠実に幸せになって…!という気持ちですw)
エロは控えめですが、BLとしては読み応えたっぷりです!
リバは普段苦手ですが、今作はリバもありだなと思ったりwアニメイト特典ペーパーを読むとそんな気持ちになります。

一つ気がかりなのは火事で犠牲になった人は修一郎が見つけたあの子なのか…?!だとしたら悲しいなと思うのですが…。

2

幸せを願わずにはいられない優しく切ない物語

ネタバレあります。

「少年と神隠し」
柔らかで繊細で優しい物語でした。
攻めのテンは穏やかで決して多くを語る性格ではありませんが、修一郎(受け)を見守る天狗で、
受けの修一郎は身寄りがなく幼少期から神通力を持つが故に悩みながらもまっすぐ優しく育った少年になっています。

読んでいくにつれ、ああこのふたりには、何度でも幸せになって欲しいなぁと切ない気持ちになります。ハッピーエンドなのに。
最後のコマの余韻のある穏やかな終わり方が私は好きです。
テンと修一郎の住む場所が町から離れた山であることもふたりの関係が秘密めいていて素敵だと思います。
互いが好きというのは勿論のこと、大切なんだろうなあと思わされる場面がこれまた良かったです。
大切だからこそ相手を縛りたくないし、失いたくない。離れたくないし、側にいてと求められたい。
テンにとっては探し続けて数百年越しに叶う恋。
でも修一郎も魂が探していたと思うんです。何度も夢見るくらい。
何度離れてもまた出会う運命なんでしょうね。

舞台が昭和28年ということで66年前くらい…?
その頃の修一郎は16歳ということなので生きていたら82歳くらい!
今も縁側で緑茶でも啜りながら、ずっと穏やかにいてくれたらいいなぁ…。

穏やかな時間を願わずにはいられない素敵な物語でした。

2

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