少年と神隠し

shounen to kamikakushi

少年と神隠し
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神83
  • 萌×233
  • 萌14
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

60

レビュー数
17
得点
594
評価数
136
平均
4.4 / 5
神率
61%
著者
ゆき林檎 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥750(税抜)  
ISBN
9784829686188

あらすじ

大ヒットBL作『玉響』(大洋図書・刊)から約5年――
ゆき林檎の真骨頂となる
和ノスタルジックな最新作が登場!

身寄りのない少年・修一郎を助けたのは、
天狗のような青年だった……。

表題作少年と神隠し

テン,天玄丸(阿闍梨の稚児→不老不死の天狗)
森宮 修一郎(16歳・身寄りの無い少年)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下 キャラ紹介

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数17

また二人が同じ身で出会えること.......

これを読んだ時びっくりしました。とても綺麗で儚くて.............愛や人の業について考えさせられました。
話の進み方が上手で、伏線の回収が楽しかったです。 時代を忠実に描かれていたので のめり込んでしまいました。もっと評価されるべき作品だと思います。
これからの作品にとても期待しております。

0

今この時目の前にいる人を大切に

 とても繊細で、壊れもののような物語でした。ゆき先生のタッチにもすごく合っているし、今まで読んだゆき先生作品の中で一番お気に入りになりました。いわゆる前世ものなのですが、転生前の修一郎とテンの話が本当に温かくて、切なくて、やりきれない想いになるんです。上人様の立ち去った後、この歳で別の僧侶に抱かれなくてはならなかったテンの悲しみ、憎しみはどれほどのものだったでしょうか。もちろん同じ歳で稚児灌頂を割り切って受け入れている子も立派ですが、心から慕う僧侶がいながら、他の僧侶の食い物にされる屈辱はこれ以上ないほどの苦痛だっただろうと思います。

 上人様の亡き骸を見つけた時、すぐに追って死ぬことができず、転生することすら叶わず、人ならざる者となってしまったテン。それでも私は、上人様の生まれ変わりである修一郎と短くても共に過ごせる時間を得られた彼は、本当に幸せなんだろうと思います。あの時自死していても魂が同じ場所に辿り着けたとは限らない。今、2人の魂が同じ時代同じ場所で出会えたことの奇跡、幸運さを噛み締めて欲しいなぁと思います。もちろん希望は持つべきだけど、この先テンが転生できるのか、修一郎もまた生まれ変わることができるのかは確かではありません。だからこそ、何にも代え難い今この時を大切にして、少しでも長く2人が穏やかな時間を紡いでいけたらなぁと心から願います。

0

全ての道は自分で選択するもの

素晴らしいファンタジーですね。
ページ数たっぷりですが、全く飽きさせません。
輪廻転生・六道輪廻…生まれ変わりのお話です。

昭和28年という古くも新しくもない絶妙な時代、
天狗のような妖怪がいてもおかしくないと思わせます。

主人公の修一郎は高僧の生まれ変わりであり、
その修一郎を前世から慕っているのがテンです。
テンは人ではなく、天狗のような不思議な存在です。

テンは修一郎の前世・上人様の稚児であり、
上人様を尊敬し、慕っていました。
その上人様が修行中に亡くなってしまってからのテンの生涯が辛すぎます…
テンは死ぬことも出来ず清く正しくいくることもできず、
挙げ句の果てには生まれ変わることもできずいるのです。

そのテンを愛し命尽きるまで共にある事を選んだ修一郎ですが、
あと何年一緒に居られるのかと思うと胸が苦しくなります。
修一郎は友も職も全てを捨ててテンと生きることを選び、
自分の足でテンの元に向かったのです。

神隠しではなく…

しかし、テンの様な努力を惜しまなかった子が堕落したのは、
全て煩悩に溢れた大人たちのせいです。
輪廻転生できないとしたら生臭坊主たちであって、
どうしてテンなのか?
そう考えるととても辛かったです。

ハッピーエンドなのでしょうか?
読み手によって異なる結末だと思いますが、
幸せはテンと修一郎が決めることだと思います。
きっと今、二人は幸せでしょう…

1

テンを想うと切ない

ゆき林檎さんの絵がとても好きです。絵だけでも雰囲気があって色々伝わってくるような気がします。
特に人物の目元が好きです。

さて少年と神隠しですが。
輪廻転生ものですね。しかし転生して会えた!やったね!とは行かない悲しく辛く苦しい時を過ごして片方は天狗になってしまい、片方は人間に生まれ。

二人の生い立ちや幼少期やテンが稚児として上人様に仕える幸せな日々や、上人様に修行に出られて他の僧に伽をさせられる少年期から青年期。辛いです。
上人様をせめて見つけ出そうと寺を抜け出しとうとう遺体を見つけ日記を読んで…。
憎しみや恨みを持った僧は天狗になるというのは…。

修一郎が生まれた時からテンに守られ、上人様の生まれ変わりと知りながら側にいたいと願い、でも修一郎の枷にはなりたくない好きな生き方をしてほしい。健気な攻めですね。

修一郎もテンを好きになって。
呉服屋のお嬢さんが出て来たときはひやひやしました。
修一郎とテンはなかなか簡単には結ばれませんがやっと覚悟を決めて一緒に生きていく決意をします。

今度修一郎をまた失ったらテンはさらに悲しみを倍増して一人で生きていかなければいけません。
修一郎の残りの人生をあげる共に生きるのが良いのか、これまで通り見守るだけがいいのか。
読後考えてしまいました。

短編は修一郎に更に過保護で、でもやっぱり上人様なのでかよかれと奉仕する?テン。修一郎は対等にいたいし手伝いたいし一緒に寝たいのに。

修一郎も上人様に嫉妬して?いつかは攻めの位置を狙ってるのかな?

1日でも長く二人で一緒にいられますように。

0

切ないけど優しい気持ちでその先を想像

ほぼ「神」に近い「萌2」でした。
ただ、メリバが苦手な方はいろいろと。。。

まず第一に結論から。
ファンタジー特有の寿命問題が大前提にあるので、いろいろ切なくなるところもありますがお話的にとても切なく共に生きると決断した二人が切なくも尊くて個人的にはたまりませんでした。

昭和28年。
捨て子の修一郎を育ててくれた養母が他界したところから始まり、何のあてもなく村を出た修一郎が名前以外何も分からないテンに助けられ共に生活をするお話。

テンが子供の頃から慕い尊敬していた僧侶(上人)が亡くなり、彼を想うテンは長い年月生き続け人ではなくなるが、その先に上人様の生まれ変わりである修一郎と出会う。


泣いちゃいました。切なさがたまらなくて。
切ないお話だけど描き下ろしで少し暖かくホッコリと終わってるので切なさを引きずることも無かったです。

0

繊細で綺麗な作品

表紙のイメージそのままの、穏やかな雰囲気の作品でした。
絵が繊細で、綺麗でした。受けの子とても好きです。
お話は少しさみしさがありますが、それでも深く繋がれる事の意味を感じる幸せな余韻がありました。時代背景が掴みにくい感じはありましたが、そこまで気になりません。登場人物に女性がいますが、とても好感度がいいです。
しっとりじんわり楽しめるお話でした。
和風な感じや、妖系がお好きな方は是非。

1

ふわっと綺麗

可愛くて、綺麗な昭和ノスタルジックファンタジーでした。
登場人物皆さんの透明感がすごい。
いや、ちゃんと悪役というか、薄汚れた感じの人も出ては来るんですけど、それでも皆さんお綺麗なんですよ。絵やセリフの一つ一つが繊細なのも理由でしょう。暗さやホラー・オカルト成分も存分にあるんですけど、闇成分はそれほど感じませんでした。爽やかです。
考えればきりがないような難しさがありながらも、今この瞬間を大切にしている!という感じでしたので引きずらずに楽しく読めました。
ボリュームはありますが、一度読んで、もう一度読み返すのは必須です。

3

うーん。死後、ずっと執着心を持ち続けることが幸せなのだろうか。

評価を下げてしまい、大変申し訳ございません。

美しい表紙に惹かれて購入しました。
中身もとても綺麗な絵で、感情描写が丁寧でした。

山奥で暮らす大変さと、行で命を落とす場合もあること、戦地に赴いた人のその後について書かれていたことが良かったです。
覚浄に少年のテンが抱かれる場面は、拝読していて心がとても痛みました。
望まない性交は、実際にあっただろうな…。

趣味じゃないにさせて頂いた理由は、2つございます。
1つ目は、大変申し訳ないのですが、お話が所々ご都合主義に感じました(私の依存心を刺激したり考え方が甘くなるものは、なるべく避けたい)。
2つ目は、テンは、上人様への執着心によりこの世に縛られてしまっていて、あの世へ行けない状態なのではないかと感じました。
色々な考え方があると思いますが、私は死後ずっとこの世に居続けることが幸せだとは思えません。
長い間、執着心に縛られていて浄化できず気の毒だなあと、どうしても思ってしまいました。

5

天狗道、というと、「町でうわさの天狗の子」の怖い天狗道を想像しましたが

あんまりにも読みたくて、いつも使っているサイトとは違うサイトで購入しました。
いつも使っているサイトでは取り扱いがなかったので・・・・

お寺の稚児だったテンと前世が阿闍梨の修一郎のお話です。
わかってはいたけれど、阿闍梨の千日回峰行(と思われる)の途中で死を覚悟する
日記をテンが見つけて読んだときに泣けました・・・・

死を受け入れられる人だったけれど、テンのために生きたいと思った
そのときの愛をなんて表現したらいいのかわからないくらいジーンとしました。
阿闍梨の骨のそばで命を絶とうとしたテンが実はその思いを達せず、
命がつきない体(まさに天狗)になっていて・・・・
天狗、って切ない・・・・

修一郎が阿闍梨の生まれ変わりで、本来は阿闍梨×稚児だったのが
受け攻めが自然に逆転してましたね。
時代も昭和20年代、自然と人が共生していた時代なのかなあ。。。と
ぼんやり知りもしない時代に思いをはせました。

絶対絶対二人に結ばれてほしかったので、結末も大満足でした!
モブの変態男はモブとして作品の中で生き切っていましたw
ナイスなスパイスです。

女性もでてきますが、決してガツガツした自分本位の人ではなく
相手を思いやる性格で描かれていたので、幸せになってほしいなあと思います。

私はフィクションなのだから、全員幸せになれー!と思う方なのですが
終わり方が続いていく未来の見える幸せの形もいいなあ・・と思います。

作品の内容と描写線がマッチしていて(玉響もそうですが)
この作家さんにはひと昔前の和の雰囲気のBLをずーっと書いていってほしいなあと
思います。

はー・・・読めてよかった・・・・。

8

最後まで描かない美しさ

神でした!
素晴らしい作品ほどどう評したらいいかわからない現象が発生してます。
それほど心に響きました。


まず表紙が良い!
ゆき林檎先生の繊細な絵柄が非常に活かされています。

物語的には雪降る寒い冬の印象ですが、表紙は桜(おそらく)が満開で春の暖かい空気を感じます。
テンが人間で修一郎は上人様であった頃雪に埋もれた白骨死体での再開だったことを考えると、緑の草の上花に囲まれた二人のこれからは明るいものだとうかがえます。

ここで二人が抱き合って笑顔で幸せ!ではない所がいい。
テンがお面なのはファンタジー感を出すのにも重要だと思いますが、テンの表情がわからない+修一郎も笑顔ではない。
この状態だからこそ人と人でないものが一緒に生きていく困難で不安定な二人の関係性がよく現れていると思います。


このお話は大団円というわけではないと思います。

テンが死ぬor(自覚なしだとしても)来世でテンと修一郎が出会う1コマがあって終わりかなと予想していたら……さすがゆき林檎先生、そんな甘くなかった。
二人で生きていくと決めたけれど未来がどうなったかはわかりません。
なんなら修一郎は「僕も天狗になれるかな」と言っています。
このほの暗さが簡単にはいかない複雑で切ない関係を表しているようで心臓がギュウとなりました。

読者さえ二人が幸せに生涯を終えたのかわからない、その結末を描かない終わり方はテンと修一郎の世界だけがあるようでとても美しいと感じました。

5

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