或る日

aruhi

或る日
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×25
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
111
評価数
24
平均
4.7 / 5
神率
75%
著者
ゆき林檎 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
サークル
あかとしろ<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
ISBN

あらすじ

商業コミックス「玉響」の番外編

ふたりが抱き合った日から半年後の、再会した日の話

表題作或る日

立花,作家
麻倉道忠,貿易商の跡取り息子

レビュー投稿数4

2人の想いが詰まった名作

『玉響』の同人誌
この作品が手に入らない方のため、勝手にネタバレしています。
お読みになる方はご注意くださいませ。

本編で、やっと心も身
体も結ばれた2人がそれぞれの決断をして、再び会うことを誓ったその後のお話です。
立花は同棲している「菊乃」とけじめをつける
麻倉は「千鶴」と婚約を解消する
それはすなわち麻倉家を出るということ。
いつまた再会できるかわからない2人。
立花は麻倉に「まっている いつになってもいい」と告げます。

『或る日』は、再会するところから始まります。
事前に連絡を受けていたであろう立花が家の前で麻倉を待っていました。
そこへ麻倉が鞄ひとつで現れます。
あの日から半年ぶりの再会ですが、ちょっとあっさりしております(笑)
麻倉には病気がちな義理兄がいて、その義理兄に事業を継がせることでなんとか家を出ることできたようです。
父親に言われた最後の言葉が麻倉の胸に突き刺さります。
「お前が手に入れた自由は大勢の犠牲から生まれた責任を伴う自由だ」

その夜、立花と麻倉は体を重ねあいます。
麻倉の「僕もする」には、立花もびっくりです!
僕の体の隅々まで
立花のものにしてほしい
お互いを求めあう行為は官能的でありながら、純粋な気持ちに溢れていて感動します。

翌朝、だいぶ寝過ごした麻倉が起きると、情事のあとを見てしまった松本が立ち尽くしていました…。
恥ずかしさのあまりに、お布団でおまんじゅうになっている麻倉が可愛かったです。
立花に「麻倉は泣きながら3回も…」と話され、麻倉を清いと思っていた松本はショックを受けていましたが(笑)

でも、その後の立花と松本のやり取りで、松本は変わらずいい奴だなと感じました。
この先の2人も見守ってくれるのですね。
松本も幸せになって欲しい!

全てを捨てて自分のもとにやって来た浅倉に
「幸せにしてやらないとな」と呟く立花
「そばに居てくれたらそれだけでいい」と答える麻倉
こちらまで胸が熱くなる、とてもいいシーンです。

最後は、2人が夕飯の買い物に行く途中で、立花が目を押さえ
「――…幸せすぎて、泣きそうだな…」
と言う場面があるのですが、麻倉は立花を見て微笑み、肩に寄り添って終わります。

同人誌なのでページ数が少ないのですが、立花と麻倉が幸せな姿が見れて本当に嬉しいです。
『玉響』を読まれた方には、全員に読んでいただきたい。
同人誌の再販を願っています。

1

末永く幸せに

ほんとにほんとに競争率が高くて手に入りにくかったこちらの一冊。
本編は素晴らしい作品でしたが、いかんせん駆け足ぎみだったもんで、もっと!じっくり!と悶えていた自分にとっては、こちらの同人誌はエロ補完という意味でも大満足のものとなりました。

本編の初めて抱き合った日から半年後、いきなり再会での抱擁シーンです。かなりあっさりと描かれていたので、個人的にはもうちょっと感動的な再会にしてほしかった…。でも本編で5年も離れ離れだったから半年間ならこんなもんでしょか。

病弱な義兄の存在と、麻倉の男が好きなんだカミングアウトの効果で家族を説得し、立花のもとに来れた麻倉。
本編では立花に家に右往左往していた麻倉が、冷静でとても大人になっています。

なんといっても二人が抱き合うシーンが最高でした。
優しく愛撫を施す立花に、麻倉が「僕もする」と言ったときの立花の驚いた表情がおかしくて。
一生懸命立花のものを口にする麻倉が立花を見上げる表情と、それを見つめる立花の視線がエロティックで。
立花に促され口に放たれたものを全部飲み干す麻倉と、そんな麻倉に愛おしそうに口付ける立花。これがほんとうにお互いを求めあっているのだと伝わるようなキスシーンで。

立花の全部が欲しい
全部僕の中に注ぎ出して欲しい
僕の体の隅々まで立花のものにしてほしい

この麻倉の想いと、やはりどこかSMちっくな二人のセックスに萌え滾りました。麻倉が泣きながら三回致したそうですwww

翌日、情事の名残を松本に見られて布団で饅頭になる麻倉と、へっちゃらな立花に笑いました。本編で気の毒なキャラだった松本にも明るい未来を照らしてくれてありがたやです!

松本の想いも胸に、幸せにしてやらないとという立花に、そばに居てくれたらそれだけでいいと返す麻倉。
今晩の買い出しをしに、他愛ない話をしながら歩く立花が、「幸せすぎて泣きそうだな…」と目を覆う姿にこっちが泣けてきました。

家族の犠牲や、友人の想いの上で成り立つ二人の現在の姿。ほんとうに死ぬまで二人一緒に幸せになってくれてよかったです。

20ページの内容で薄い本でしたが、超大満足でしばらく余韻に浸れます。ゆき林檎先生は少ないページに、萌えとか笑いとか、切なさとか感動を詰め込むのがほんとうにお上手だと改めて思いました。

11

「玉響」〜中略の中身〜

途中端折られた感が、とても惜しかった本編。
その合間を埋めるような素晴らしい同人誌だった。

薄い一冊に詰まった、立花の思い、麻倉の思い、
そして麻倉の父の思い、松本の思い……

実は体の弱い腹違いの兄がいました、設定は
ご都合主義でしかも説明調と思わなくもないのだけれど、
それでもそういう何かがないと物語はつながらない。

手を重ねながら語られる、可愛い初めての出会い、
そこからゆっくりと重ねられる身体、
読み手の心に染みいるような、心と体の交わり……!

大きめのB5版の表紙の構図と渋い色調、或る日というタイトルも秀逸。
本編が好きだった人には必読の一冊だと思います。

(なのに!手に入りにくいのはどうしたことだっ!
縁あって読むことができた幸運と友情に感謝します。)

5

「玉響」のふたりの再会の日。

本編コミックでは、
立花と麻倉が体を重ねて結ばれた日の翌朝、
「いつになったっていい、だからちゃんと話をつけてこい」
そう言われて送り出され、一度麻倉は家に帰りました。

この同人誌は、それから半年後のこと、
実際に親と話をつけて麻倉が立花の元に帰って来た、
その日とその翌日の様子が描かれています。


麻倉には実は病弱な兄がいて、
跡取りから逃れることが可能になったこと、
それでもやはり、父親や婚約者の家を説得するのが大変だった…
それが、半年かけて戻って来ることができた理由のようです。

お前が手に入れた自由は大勢の犠牲から生まれた…
父親から言われた言葉。
その言葉を麻倉はひとり噛みしめながらも、
やはり愛する人の元に戻って来られて、
とても安らかな表情になる…そんな麻倉の様子が非常にリアルでした。

初めて出会った日のことを思い出して、
手を重ねながら語り合うふたりも素敵でした。
そしてそこから、
口づけ、それから体を重ねるシーンへ。

麻倉が「僕もする」と、
慣れない様子で立花のものを口に含み、
その姿を熱のこもった目で見つめ「飲んで、全部」と言う立花。
麻倉の口からこぼれた白い液体を立花が舐め、
その自分のものごと口に含んで愛おしそうに口づけ、そして…
お互いがお互いの全てを、隅々までも自分のものにしたい…!
そう強く望んでるのが伝わる一連の行為。
しなやかな裸体から、激しい想いと熱が読み手にも響いてきました。

翌日、
ふたりで一緒に夕飯の買い物に行く道中、
好きな食べ物の話なんかをしながら並んで歩いていると、
急に立花が目を押さえて「――…幸せすぎて、泣きそうだな…」と。

胸がギュッと締め付けられて、
わたしまで、もらい泣きしそうになりました。



「玉響」が好きな方々にはぜひ、
幸せを噛みしめている、このふたりを見届けてほしいです。

通販はする予定と、ゆき林檎さんはおっしゃっています。
今回、手に出来なかった方も、
Twitterやblogをこまめにチェックして、情報が出るのを待ちましょう。

20

江名

yoshiakiさん、コメントありがとうございますm(__)m

わたしも今回改めてコミックを読み返して、
1冊にまとめるには仕方ないんだろうし十分素敵だけど、もうちょっと描いてほしい部分が色々あるなぁ…という感想を持ったのを思い出しました。
なので、この同人誌、読めてほんと嬉しかったです~
同人誌としても、クオリティーの高い1冊だと感じました。
早く通販が始まって、たくさんの人が読めることを、そしてyoshiakiさんのお手元にも届くことを切に願っております~(#^^#)

yoshiaki

江名さま

とても参考になるレビューありがとうございました(^^)
本編ではここがなくていきなりハッピーエンドだったので、なんとなく違和感があったんですけど、この同人誌を読んで本編を読み直すと、また違った感想になりそうですね。

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