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今回は3つのお話しが収録
表題作「成長痛」
同時収録は収録順に…
「ほねとかわとがはがれるおと」
「mouth to mouse」
尚、レビュタイは表題作のみに対してです
同時収録作品は既刊アンソロ「東京戦慄奇譚」のそれぞれVol.1&2に収録されており、私は既読の内容でした
既読で、内容分かってはいても、、、
やはり大事な創刊号のラストを飾っただけはありますね…!!
「ほねとかわとがはがれるおと」のインパクトは、再読でも余裕で心臓をギュッと縮み込ませるだけの「見せて惹き込む力」が漲ってました…( º言º)ヤッパリ怖イ~~~
今作の巻末では3話ともに対して”あとがき”もご用意下さり、先生の作品へ寄せたテーマ性も知る事が出来てすごく納得感のある1冊の仕上がりになっていたと思います
各話自体もそうですが、1冊を通して〝最後まで読む意味のある作品〟になっていて、とても興味深く楽しみました
同時収録作品に関しては、簡単ではありますがアンソロの方のレビューで触れているので今回は割愛し、表題作に関して以下、レビューを残します
と!思ったけど、やっぱり先に2話目の「ほねとかわとがはがれるおと」に関して驚いた事を先に1個だけ…
「砉」←この漢字1文字で「ほねとかわとがはなれるおと」って訓読みするんですって…‼音読みでは「ケキ」と読むらしい…
初めて知った…Σ(゚Д゚)‼
既刊の東京戦慄奇譚にもしっかり「砉」は書かれていたのに、お恥ずかしながら全く読めずに記号的に見えてたようでスルーしてしまっていたけれど、、、今回あとがきにこの「砉」がテーマとなってた事を知り、調べ直してめちゃ驚いてますw
先生、ドコでこの漢字に出会ったのだろう…???!!!
感性のアンテナが凄い…(๑ºдº๑)‼
という、後追いでの驚きがあり…✧
まさにこの1冊を最後まで読まねば味わえなかった事に出会えました!
それでは改めて表題作のレビューを…✧
「成長痛」と言うワードだけで「思春期」の不安定さを感じさせる辺り、作タイのセンスが流石です….。:*✲
あとがきによる作品のテーマとしては「青春と関係性の破綻 共依存の受容など…」だそう
世界に2人しか居ない…2人しか居てはいけない…っ‼…と感じるようなお話し
一方的な盲愛×無自覚愛され人タラシ
この組み合わせ……
すんなり行く筈が無い…訳で……(;◔д◔)
普通に見たら攻めの妄(ミダリ※)が〝ヤバい…‼〟んです
ソコは分かってる!
だけど、、、
なぜかこの子を一方的に断罪出来ない、したくない…って思っちゃう。。。
だって…(※)としましたが、、、自分の子供の名前に「妄」という漢字を使い、その上読ませ方も「みだり」ですょ。。。
親がどれだけ彼を放置したかが分かります。。。
放置、と言うか存在としての価値を感じさせなかったって事ですよね。。。
勿論この辺の家庭環境などはフィクション設定が強いな、とも思うんですけど、、、この際この作品にはそういう設定的な現実感を求めるよりも、、、
【一歩ずつ確実に、そして徹底的に常軌を逸して行く様相を見続ける事】
にこそ、この作品の醍醐味がある…!と焦点を絞って読む方がこの作品でしか味わえない価値を得られると受け取りました
多感な時期に少しずつ少しずつ……でも本当に確実に…!食い込むように妄の中に浸潤していった受け、亮ちゃんの存在
例え無自覚であろうと、これもまた亮ちゃんにもその種を蒔いた事実は否めない…
しっかりとその種がみだりの中で根を張り想いを育て実らせ続けさせたのも、また亮ちゃんの甘い誘い水
ずっと大人になり切れない、なり切らない2人、、、
まさに『成長(出来ない)痛(み)』をまざまざと見続けるようなお話しでした
痛みはやがて鈍化していくもの、、、
2人の奇妙な関係すら、その異常がやがて日常になって行く、、、
賛否両論あろう終わりかと思いますが、、、(;'∀')
私はこういう作品だからこそ商業の中で読む価値があったな~(((uдu*)ゥンゥンと、しみじみ作品としての特異性を感じられホクホクしております♡
いつか忘れる一過性の痛みではなく、ずっと残り続け一体化していくような…
痛みの発現とその先を見てみたい…Σ|д゚)…꜆꜄꜆
そんな刺激をお求めの読者さまにお迎えいただきたい1冊です
修正|枠線も無く、手で握ってる事でソコに”ある”のが察せられるタイプの背景同化系の「無」描写と完全な白抜きで全体的に残念な修正でした~
⚠地雷要素に関して⚠
いっぱいあります( º言º)
ある程度多そうな要素としては、、、
・女性との絡み描写あります(濃厚じゃないけど確実な肌色シーンです)
・フィジカル的な痛さ描写あります…
・メンタル的にも痛さ、あると思います…
・命を軽んじるとされる行為、描かれてます(人も動物も…)
・昆虫系苦手な方、、、視覚的に結構”ヒェッ”(゚Д゚;)ってなるかも…
他にも、、、地雷に触れそうな事、そこそこあるかと思うので、、、お気を付けて~
標題作と短編2つが収録されている大ボリュームの1冊!
ちいさい頃から教室でも一人でいるようなタイプの妄(みだり)を、面倒見の良い亮平が何かと気にかけ、仲良くなって、そのまま同じ高校へ進んだ二人。
タイプが違う二人だけど、妄にとって亮平は自分をすくいあげてくれたかけがえのない「恋人」で…。
事実がわかるとゾクゾクする展開で、妄がとにかくヤンデレで怖いw
亮平をなんとか自分のものにしようと、囲い込もうと暴走します。
ペキっとする瞬間はヒィってなりました。
亮平も監禁されて囲われた人と同じ心理になっていて、
もはや共依存。
妄の実家がお金持ちで事情があって一人暮らしをしているからこそ成り立つのがまた怖さを引き立たせていました。
タイトルの「成長痛」が亮平が妄と仲良くなっていったきっかけや年月を思わせるし、【成長痛】はいずれなくなるので、そういう意味でも?!妄が我にかえる瞬間を思わせるようなシュールさで、たまりませんでした!
『ほねとかわとがはなれるおと』と『mouth to mouse』は東京戦慄奇譚に収録されていた短編で、こちらはまさにホラー!虫が苦手な方はご注意ください。(私はこれ系のホラーが大好きです!)
先生のこれまでの作品のテイストとは違っていてとても新鮮で面白かったです!
さきしたせんむ先生と言えば、”えち度高めなラブコメ”。
そんな印象が見事に覆された、オカルティックな一冊…!
いわゆる”萌え”やそう言って概念を超越して、ただただ物凄かったです。
読んでいて鳥肌立ちました。
(以下ネタバレありです)
まず言っておきたいのは、「虫」苦手な方、要注意!!ということです。
表題作ではない作品ですが、だいぶトラウマになりそう。
また暴力表現、死ネタ地雷な方も、避けた方が良いのかなと…
確実に読み手を選ぶお話ばかりですが、
怖いもの見たさでも一読する価値ありありです。一度読んだら忘れられないインパクト、あります…!
黄昏、メリバ系のお話が大丈夫な方、ぜひ。
◆成長痛(表題作)
思い込みと執着の行き着く先は…
陰キャ×陽キャ、正反対の幼馴染みの二人。
妄(みだり←この名前の字面がもうなんだか怖い、攻め)の思い込みと執着が、
二人の関係を決定的に歪なものにしていくー
ざっくり、そんなお話です。
攻めから受けへの暴力的な行為、あります。。
指を一本ずつ…等々の”痛い”表現ですので、
苦手な方、くれぐれもご注意下さい。
(陵辱もあります)
受けにとってはただただ「大事な親友」ポジだった攻めが
得体の知れない恐ろしい人物となり、
理屈の通らないすさまじいまでの執愛と力でねじ伏せられていくー
共に堕ちていく、共依存の闇。
攻め・みだりの振る舞いはもう文句なしに恐ろしいのですが、
泣きながら抵抗していた亮平(受)が逆らう術と意欲を失くしていく様、
これが何より悲しく切なく、そして恐ろしくて震えました。
やっとやっと、逃げ出し物理的な距離ができ、ここで一方的ではあるけれど
離れることができるのかー?
と思ったところでの、最後の最後の亮平の決断。
これが、「黄昏エンド」というものか…と唸りました。
(解釈違いましたらすみません;)
好みは大きく分かれるかもしれませんが、圧倒的なインパクトで
心に重ーーーくズン!ときます。私はとても好き…!
「成長痛」というタイトルも秀逸。
本当はとっくにそんな痛みなどなくなった攻めが、
”成長痛”だと偽り受けからのケアを受けるのですが、
実際に「痛み」と恐怖と絶望を味わっているのは受けである亮平で…
でも確かに、最後の二人、特にみだりの内面の変化
(後悔・反省を知った攻め…!)は”成長”だと言える気がする。
共に味わう(受けにとってはとんだとばっちりですが…!)
心・体それぞれの”痛み”がダイレクトに伝わってくる衝撃作でした…!
◆砉(けき) ほねとかわとがはなれるおと
こちらは30代の探偵所員×美人大学生という年の差カプのお話です。
ネタバレになるためあまり詳しくは語れない部分もあるのですが、
個人的にはこれが一番「うわあああああああ!!!」となりました( ; ; )
特に終盤の衝撃的なワンシーン。
トラウマ級です、、夢に出てきたらめちゃくちゃ嫌だー。。
私は実はこちらを初め読んだ時は「寄生」のお話なんだと思い込んでおり(オカルトSF的な)、
さきした先生のあとがきに書かれているテーマを見て、「えっ」と驚きました。
そうして読み返して、この作品でも「なるほど…」と唸ることしばし。
どちらにしても、とんっっでもない結末までの、
不穏な空気漂う過程の部分から気持ちがグラグラし、
ラストで「うわああーーーー!」と叫びたくなりました。
コメディなしの振り切ったメリバ(ですよね、、?)、
ありがとうございます!!
なかなか覚悟を持たないと読み返せないけれど、
一度読んだら絶対忘れられない一作です。
どんと来い!な方、ぜひ…!
あっ。そしてタイトルの「砉(けき)」←この漢字初めて見ました...
意味を調べてみたところ、”擬音語。 骨と皮が離れるときに出る音”だそうです何それ怖すぎるーーーーーー…!!((((;゚Д゚)))))))
まさにドンピシャ!なタイトルに脱帽です。
◆mouth to mouse
切なく、辛く、悲しいお話でした。。
ネタバレ回避のため、色々曖昧にしか書けないことが歯痒い…!
全てを忘れたい、と屋上から飛び降りた光。
しかしなぜか顔や体が異形の何者かに抱き止められー
と始まるお話です。
異形の者の正体と光が忘れたかったこと、その事実、
そしてなぜ飛び降りた光のもとに”彼”が現れたのか、
その結末はー
最後のページ、こちらを振り返り笑う攻めの笑顔に
胸締め付けられました( ; ; )
そこに書かれた一文がまた、刺さるのです。。
詳しいことが何も言えず、でなんだかな、、ですが;
とてつもなく悲しくやり切れないけれど、
確かな「愛」を感じ、揺さぶられる物語でした。
泣泣泣…
◆描き下ろし
表題作の二人のその後。
この二人の言う「愛してる」の一言の持つ重さよ、、、
よかったね、な結末なんだけれど、
何か重く苦い余韻が残る。
そんな描き下ろしでした(伝われ…!)
★修正:白抜きでしたー…(電子シーモア)
紙本は短冊かな…?アニメイト特典の小冊子が気になりすぎるため、
お迎えしようか悩み中です;
前々から気になっていたので発売日当日に購入いたしました。
三つの短編ですが後半二つは後味悪い系ホラーと、少し違う気がしますがメリバ??というような感じでした。
ヤンデレ攻めは好きなのですが妄君はただのヤンデレというレベルではなく想像以上のクレイジーホラーボーイだったので覚悟を持って読んだほうがいいですね…まあその妄君とやっていけてる亮君も結構やばいですが…
さきしたせんむ先生の作品をこれ以外読んだ事がないので他の作品のテイストは分からないのですがこのようながっつりホラーの作品も中々良いですね(´∀`)
雑誌で連載を追ってましたが、単行本発売楽しみにしていました。そしてこの分厚さ!ドキドキします。
連載時から、え?え?これはかなりのメリバ?となり今まで読んださきした先生と違い(わりと痛かったり、やばさやすれすれのダークテイストも多いと思うのですが)ギャグ要素が本当になくて、とにかくイタイです。いろんな意味で。誰が悪いとかじゃなくて、深い深い共依存…すごい作品でした。目が離せなかったです。
収録の短編も素晴らしい!夏向きな作品で。多足虫が苦手な人は要注意かもです。
