感想にするのが難しくて悩んでいます。
上手く書けないと思いますが、何かしら残したいので書き連ねてみます。
授業でカエルの解剖をしていた時に、村瀬が勃起しているのに気づいた淀井は「うわ...すげーち〇こ勃ってる」とつい口に出してしまいます。
みんなに気づかれてしまい、それをネタに虐められている村瀬を見た淀井は自分のせいだと後悔する。
美化委員、ごみ捨て、お弁当、少しづつ村瀬との時間を作る淀井。
皆自分を気持ち悪がるのに、なぜ淀井はそう思わないのか?という村瀬の疑問に、「どうせ皆どこかしらオカシイよ」と達観したことを言った淀井。
実は淀井にも、心に抱えたものがあって───。
正直画力は低い。
でもちゃんとこの作家さんの輝きに気づいてくれる担当さん、出版社さんに出会えてよかったと思いました。
他の作家さんなんですが、業界に対してなんだかなぁと思う話を見たところだったので。
既存のフォーマットを満たしていないとせっかくのいい所もザックリ切り捨てられる現状はなんとかならないのか...そんな中に傑作があるかもしれないのに、私たち読者は世に出してもらえないことには目にすることもない。
本当に見る目のある編集者さんならそういう作家さんを見つけられるんじゃないかな、そういう作家さんを探すのも編集の仕事なんじゃないかなと思ったところだったんです。
村瀬がちび○る子ちゃんに出てきそうなお顔だなぁとずっと思ってしまったんですが(レビューを拝見したら同じことを思っている方がいらして、ですよねと思った)、だから駄目とかいう話ではなくて...こんな絵柄のBL作家さん珍しいじゃないですか。
担当さんがこれでよしとしてくれたこともなんか新しいなと思いました。
このお顔に萌えるかと言われると萌えはないんですが、この作品の場合は成立していて。
寧ろ、気持ち悪がられるいつも半開きの口を違和感なく落とし込めるのはこの絵柄だからなのかもと思います。
何度も書いて申し訳ないけど画力は低いんですけど...でも絵のことを忘れて見入るタイミングがあるんです。
こういうところが評価されているんだろうなと気づけるというか。
上から目線な言い方になってしまって申し訳ないんですが、拝見していて出版業界に対する希望を感じさせてもらった1冊でした。
床にぶちまけられたお弁当を境内で食べて、村瀬が涙するシーンでは私も泣きそうになってしまいました。
乳歯を見つけたシーンでもうるっと...。
私は普段、1ページで急激に涙腺にくることってなかなかないんです。
だから、それだけ訴える力があって、見せ方が上手いんだろうなと思います。
淀井が母親の彼氏を灰皿で殴った時は、あ、キレたのかなと思ったんですが、母親が彼氏の方を心配して...その後淀井が取った行動が衝撃で、呆然としてしまいました。
村瀬と淀井は死が近くにあるというか、危ういところがあると思うんだけど、淀井の方が実はより危うくて衝動的で。
淀井のことを知っていくにつれ、心に抱えたものがあるもの同士だから、救いあえたのかなと思いました。
人間の体って不思議だな。
ストレスによって何が起きるのか予想がつかない。
村瀬のような症状も起こりえるのかもしれない。
ある日ある事件を切っ掛けに、トラウマで辛くて吐いてしまうのに勃起するようになるって一体なんなんだよって訳が分からなくなりそう。
淀井は本当に事故だったけど、マグロになるのを村瀬に見せて一生の心の傷になりたいと言っていたり、何かのきっかけで突然死を選んでしまいそうなところがあって...だから死の知らせを聞いた時は自分で命を経ってしまったのかと思いました。
残酷な運命は誰しもに降りかかる可能性があって、たまたまあのタイミングで淀井の身に起きてしまったんだと思うんだけど、突然の展開に取り残されてしまって。
せっかく互いに好きだと伝えられたのに。
正直後半からラストの展開は私には唐突に思えてしまったんですが、でも人の死って突然で、中には残酷なものもあり、こういう現実味のない取り残されたような気持ちにさせられるのかもしれません。
こうじゃないと駄目だったのかな他の展開では駄目だったのかなとしばらく考えて、この後味と余韻はこの結末でないと出せないなと思えてきて、少しづつ納得できた感じです。
淀井は事故の前、母と母の恋人と3人で食事をする約束をしていたそうですが、その時話し合おうとしていたのかな。
それとも話し合った結果一緒に食事できるようになったのかな。
あの時あの場所に乳歯を埋めてくれてよかった。
見つかってよかった。
葬式もなくてお別れも出来ないままで心の整理をするのは難しすぎる。
あの乳歯が村瀬にとっても飯田くん柿沼くんにとっても遺骨みたいな存在になってくれたんじゃないかと思う。
村瀬は...あの乳歯をどうするんだろう。
一生大事にしそうに思ったんだけど、想像するしかない。
表紙からしてけして絵が上手いわけではなく、華のある絵柄でもなく、素通りしてしまう人も多そうに思うんですが(私がそうでした)、読んだらきっと皆さんの評価の理由に気付かされると思います。
漫画なんだけど、文学小説を読んだ感覚に近くて読み心地が面白かった。
村瀬の日記の効果もあるのかな。
評価、レビューしてくださったみなさん、お勧め漫画としてTVで紹介してくれた某さん、この本を手に取るきっかけをくれてありがとう。
好みかと言われると悩ましく、そして今もどう受け止めたらいいのか悩んでいるんですが、読めてよかった作品です。
1巻143P、2巻167P、3巻183Pです。
どの巻もページ数が少なめなので、体感的に3巻纏めて読んで丁度いい感じでした。
前巻でハードプレイの件は解決したのかと思っていたけど、まだでした。
そういえばまだ律自身は父親への鬱憤と性癖の履き違えを自覚してはいなかったですね。
説明してあげたらいいのに。
そして瑠衣も、大雅の話で理解したんじゃなかったの?
まだハードプレイさせてあげようとしているんですが、そういうことじゃなくない????と突っ込んでしまいました。
律の母親が登場しますが、これがメンヘラヒステリーな毒親で...。
なぜこんな人のことを律は大事に思っていたんだろう?と胸糞すぎた。
こんな人でもあの男と出ていくまでは律にとってはいい母親だったのかな...。
“Subでゲイは社会的に認められない”とかいう話は1巻でもあったけど、好きでSubなわけでもないし、ゲイなことだって別に犯罪を犯したわけでもないし何も悪いことはしていないのに、こんな風に脅しに使われるとか理不尽でしかない。
終始胸糞だったけど、母親の登場で瑠衣と母親が対峙して律の分も全部ぶつけてくれたことで律の心を救ってくれて、2人の絆を深めてくれたのかなと思う。
暴力で支配しなくても離れない、自分だけのSubがいてくれるって安心できたのは大きいと思う。
ただ、母親がクズとはいえ瑠衣も最初から喧嘩腰だしずっと口が悪いので、庇ってくれているのは分かるけど読んでいてあまり気分よくはなかったです。
律は自分のことをハードプレイしないと満たされないドム性だと思い込もうとしていたと気づくんですけど、吐くまで殴り続けて泡を吹くまで首を絞めて失禁させたり...そこまで酷くできるものなのかなとモヤついてしまって私の中でスッキリせず。
母親の恋人のことも56す勢いだったし。
それで満たされていたなら羽目が外れることもあるかもしれないけど、満たされてもいないのにそこまで...サンドバックだったにせよ過激すぎないかと思ってしまって。
家族関係にタガが外れるくらい溜め込んだものがあって、溢れてしまっているというのは理解できるんですが、結構病みが深いと思う。
これって瑠衣と幸せに過ごしているうちに癒えるものなんだろうか。
次は大雅編が始まるそうなので、律 × 瑠衣はこれで完結かな。
大雅の相手の子がパンクであまり好みじゃないので私はこれで読み終えます。
シーモア→白抜き
ん?なんでそうなる?
ストーキングからのなし崩しえっちに別れたんじゃないんかい!って突っ込んでしまいました。
1巻で別れたけど今度はセフレになって、恋人と変わらないお付き合いをしていて、うーん...?と。
いや、ダイナミクスプレイはしていないんですけど、そもそもこんな風に暴力なしでえっちできるなら別れる必要はなかったんじゃない...?と。
コマンドを使わないと心身に悪影響があるのは分かるんですけど、この調子ならハードなのは抜きで普通にコマンドプレイしたらいいんじゃない?と思ってしまうんですが、心は満たされても心身は満たされない不毛な関係に甘んじていて。
こんな中途半端な関係でお互いに苦しむくらいなら、律のハードプレイ欲の折り合いを見つけてみるなり瑠衣の限界までコマンドプレイしてみるなりしてみたらいいのに。
いくら好きでもダイナミクスが満たされなければ律も諦めもつくだろうし、いくら好きでも瑠衣のハードプレイについていけないと分かれば瑠衣も諦めがつくだろうに...って。
セフレが始まったかと思えばそれもやめることになるんですが、その前に納得できるまで試してみればよかったんじゃないかなと思ってしまいました。
前巻で匂わせてあった新キャラ大雅は律の友人のSwitchでした。
風俗で働いているボーイで、律の初めてのコマンドプレイの相手だそうです。
コマンドプレイ初体験の相手ではあるけど身体の関係はないとのこと。
大雅曰く、律のハードプレイ欲求は性癖じゃなくて父親への憎しみと抑圧が暴走した結果で、ハードプレイじゃないと満足出来ないと思っているのは律の勘違いだと思うとのことでした。
......鬱憤と性癖の履き違え...かぁ.............そういう決着の仕方なのかぁ...うーん.........。
ていうか、大雅はSwitchですよね?
“自分より強いDomを組み敷いた快感”って?組み敷いてる相手はSwitchだけど?
グレアも、なぜかSwitchの大雅の方が律よりも強いというか、律のグレアをゴミみたいなグレアと言っているんですけど(そして本当になんともなさそう)どういうこと???
大雅がDomなら律より強いDomなんだなと悩まずにすんだんですけど、Switchはどちらにもなれる特性があるけどDomよりも強いDom性っていうのは聞いたことがなくて......私の知識不足かな。
サブドロップしてるかと思えば論点がズレた反論で噛み付きだす瑠衣にも、え?さっきまで息も絶え絶えだったのになんか回復してない?と思ってしまった。
律のことを守りたかったのは分かるけど、そんな状態じゃなかったはずだよね?
サブドロップってこんなものだっけ?
ハピエン...確かにハピエンなんですが、モヤモヤが残ってしまいました。
シーモア→白抜き
マチアプでイケメンをいいねして待ち合わせしたけど、現れたのは写真とは別人の強面で。
最初は好みじゃなかったのに、プレイ後は瑠衣は律のことが気になって仕方なくなっていて、強面なのに甘く優しくプレイしてくれているギャップに私もときめきました。
しかし未確認だった希望プレイが暴力込みのハードプレイとのことで、うわぁ...どうなっちゃうんだろうと不穏な予感とともに気になって仕方なく。
暴力を振るってくる人ってクソ野郎だと思ってたし今もそう思ってるけど、律は可愛がりたい気持ちと暴力を振るいたい気持ちのどちらもが庇護欲だそうで(うーん...)、それを本人は特別なことだとは思っていないそうです。
しかし歴代彼氏達からの反応で好まれないことは分かっていて、瑠衣とは薬で抑えながらも優しくしようと思っていた。
ちゃんとプレイが出来ていない律に医師がダイナミクス専門のハードプレイ特殊プレイ特化型風俗店を利用することを勧める世界線なので、律の凶暴性はダイナミクスの影響もあるのかな...?
律は本当に瑠衣のことが好きなようで自分の希望は押し殺していたけど、瑠衣がゴミ箱の中のチラシを見てしまい、ハードプレイがしたいならいいよと言ってくれて本能を解放します。
律に「いい子」と言われたくて、嫌われたくなくて、セーフワードも言えず無理をする瑠衣の姿や謝る姿に心が傷んだようで、瑠衣にはそれ以上酷いことはせずにプロを買って発散していたのだけどそれが見つかってしまい...好きだからこそ別れようと言います。
性的嗜好が正反対で好きなのに苦しめてしまうことを避けるためにこの決断をした律に、瑠衣に対する愛情を感じました。
私は暴力と性がごちゃ混ぜになっている人って苦手なんですが、でもこの行動のお陰で気持ちに説得力があった。
どんな理由があれど暴力反対だし、吐くまで殴り続けて泡を吹くまで首を絞めて失禁させる過激さに私は萌えられない...だけど律のことが気になります。
苦手なはずの人種なのに、なんでこんなに気になるんだろう、表情かな?
律のことを素敵と思ってしまう自分がいて困惑。
手放しに萌えられないのに、続きが気になって仕方ありません。
しかし可哀想な初エッチだったな...。
それでも喜びを噛み締めていた瑠衣だけど。
暴力なしで愛しても満たされる日が来るのかどうなのか───新キャラは当て馬なのかなんなのか───。
評価は正直難しいです。
萌えの面で言うと上記のとおり萌えきれない設定があるのでどうしようか迷うけど、こんなに律に惹かれてしまっていて続きを求めてしまっているので萌2で様子見。
いつも読むのが遅いのにすごく読み終えるのが早かったので、ページ数を確認したら143Pでした。
薄めのご本です。
そして終わり方がとても気になるので、今から読む方はとりあえず2巻も一緒に読むといいと思います。
一点だけ、触れずにいられないことがあって。
過呼吸になった瑠衣に律がビニール袋をあてがって対処するシーンがあるんですが、絶対にやめてあげてほしい。
同じ袋ならまだ紙袋の方がマシ(でもこれもやめてほしい...)、ビニール袋は張り付いて苦しくて余計パニックになるし、過呼吸に袋っていうのがもう推奨されていない対処法なので。
この作品を読んだ方が、苦しんでいる人によかれと思って袋で対処してしまわなければいいなと思います。
シーモア→白抜き
原作未読、キャスト買いです。
阿座上さんの表現力の高さを第一声から感じさせられました。
今までに聴いたどのキャラともニュアンスが違う。
土岐さんは土岐さんのお声をイメージした時に私が1番に思い浮かべる綺麗なお声とトーンでライを演じてらっしゃいました。
ふわふわしているところもあって、純粋で性に疎くて、可愛らしくて、庇護欲を湧かせます。
原作未読なのでCDジャケットや小冊子、コミックス表紙から感じる印象しか知らないんですが、どのキャラもきっとこんな声だよと思わせられる演技でした。
可愛かったので、原作も手に取ろうと思います。
ちるちるさんが阿座上さんチャートを作っていらっしゃって、この作品はあまあま溺愛優男でえちとピュアの中間に位置しているんですが、まさしくその通りの子育てBL。
子供や子供の成長にキュンとする方はコマに癒されると思います。
コマ役の指出さん、愛らしい演技で小さい子の表現がお上手でした。
逆に言うと、子供が苦手だと向かないCDです。
可愛いのがお好きな人に向いている作品なんですが、処女好きさんにも向いていると思います。
何も知らないライがシュウに手ほどきしてもらうので、お好きな人は堪らないだろうなと。
阿座上×土岐CDは他にもありますが、私はシュウ×ライが現状1番好きです。
大和がどう絡んでくるのか不穏で心配だったんですが、お前呼びになっていたけど昔と同じように兄ちゃんになれてよかったし、口は悪いけどいい子でした!
ご両親が曲者なだけで、この子もある意味被害者の1人ですもんね。
頼みますと頭を下げればいいという訳でも謝ればいいという訳でもないけど、雅の母親はまだまともそうでした。
庇えなかったから同罪だとは思ってしまいますが.....。
「兄ちゃん...番って…あいつと子供でも作んの?」
大和の言葉でハッとする雅。
子供を産みたいとか幸せな家族を作りたいとかそんなことを願うような心境じゃなかっただろうから、晴斗と仲良く暮らせているだけで十分だったんだろうなと。
「俺は雅と家族を作りたい」
晴斗にそう言われるけど、考えてもなくて。
雅にとって家族というものが作りたいと思うような暖かいものじゃなかったということも大きいだろうなと思います。
でも晴斗と子供が楽しそうに遊ぶ姿を見ていると幸せを感じられて...晴斗のニッコニコの笑顔にどれだけ救われただろう。
どれだけ安心をもらっていることだろう。
そんな人と家族になれる雅が、よころばしくも少し羨ましかったです。
プロポーズを一緒に考えるって素敵。
誕生日プレゼントだって、貰えるだけで嬉しいと思えない時がありますもの...欲しいものをくれる方が嬉しい。
どんなプロポーズが1番なのか悩むのも愛かもしれないけど、案外これが正解なのでは?って思ったりしました。
「お前に逢わなかったら今俺どうしてるかな?」
本気で笑えてなかったんじゃないかな。
全然違う世界で生きていくことになっていただろうから、苦労の先に幸せがあってよかったなと思います。
指輪の交換をしあってベッドでイチャイチャ「愛してる」って言いあっている2人に、よかったねー!!!!と同じくらい羨ましいーーー!!!!と思ったのは秘密。
暖かい晴斗家族、輝かしい晴斗と雅の未来。
末永くお幸せに!
話が変わる上に今更なことだしお茶を濁すような話なんですが、急に関西弁を喋り出すことだけが最後までちょっと馴染めなかったです。
最近の若者ってこんな感じに関西弁を唐突に挟んだりもするので、晴斗と雅がそうなのは最近の若者らしさということで納得していたのだけど、結構挟んでくる&脇キャラともわいわい関西弁が飛び交うので、こんなにみんなが(関西人ではないけど関西弁を)喋るBL作品を読んだのが初めてで戸惑ってしまう気持ちもあります。
この位の世代と接する機会がないのでこれがリアルなのかが不明なんですが、誰かが一言関西弁を挟むくらいは好きなんですが、あまり複数人が関西人ではないのに関西弁を話すと置いていかれるんだな~と気づいたというか、ジェネレーションギャップを感じてしまうというか。
私みたいに年齢層高い読者はおいていかれるかもしれないので、使いかげんって難しいなと感じたり。
それだけがちょっと気になる所です。
特典で大和と晴斗が案外相性がいいのが伺えて、将来の兄弟仲も安泰そうで安心しました。
原作既読。
阿座上さんの晴斗が甘くて優しくて光属性の甘やかし攻め様でいいお声で耳が幸せになります。
数ある阿座上さんご出演作の中でも一二を争うお気に入りです。
晴斗は私の中で危うい溺愛スパダリなのですが、スパダリ感とまだ成長途中で雅と過ごしながら学んでいく尊重性と優しさ、甘やかしダーリン感、聴いているこちらまで甘やかされているかのような錯覚に陥るので、なんというか聴きながら自分の体内で幸せホルモンが出ているのを感じます。
(変なことを言ってすみません。)
雅のことが好きすぎるあまり執着心というか独占欲というか嫉妬心丸出しな晴斗。
阿座上さんの色んな「可愛い」が聴けるんですが、どれも愛しそうで好きです。
小林さんの雅もツンさとデレがお上手で、1巻に引き続き雅そのものです。
個人的にはえろさは1巻の方が上かなと。
ただ、あまあまラブラブさは2巻が上だと思うので、それぞれの楽しみがあります。
ラブラブと書いたんですが、晴斗が世話を焼きすぎていて雅が自分は晴斗のなんなのか悩むすれ違いもあるのですが。
気まずい旅行の中、一緒に頑張りたいと打ち明けて分かりあって……最後に残るのはラブラブハッピーな気持ちです。
原作には無いセリフが追加されていたりするので探すのも楽しかったです。
番外編2の「夜11時の露天風呂」は単行本には収録されていないお話なので聴けて嬉しかった。
絵を見ないと分からない場面は状況を説明するセリフで補ってくれているので、未読の方でも聴きやすいと思います。
三島くんの秘密(?)は絵で見た方がびっくりすると思うので、原作も是非。
私は晴斗の過保護を怖いと思ったことはないのですが、1歩間違うと病的になってしまうところをこんなに愛されてこんなに愛せていいなと思わせてもらえて素晴らしいです。
特典トークCDで阿座上さん小林さんが語っていらしたこともその通りだなと思います。
病んでいる訳ではないこの過保護さをどう演じるか難しかっただろうな。
病んでいるようには聴こえない演技で、原作からも演者さんからも晴斗の愛が伝わるので怖くないんですが、ちょっと心配になるこの感じ、流石でした。
砂の国で“首狩王”と呼ばれる蛮王アスラ×病を治す力があり花の国で“生神”と呼ばれるミルザ。
毒に犯され行き倒れていたアスラを見捨てられず救ったミルザは、そのせいで治癒の力が神様の水の力によるものだとアスラに知られてしまう。
秘密を知られたアスラは実は首狩王で、のちに国を訪れてきて───。
“禁忌を犯す民族ロマンス”と書かれていたのと、アスラは蛮王だということからダークな展開を想像したんですが、あまり禁忌感は感じないロマンスでした。
よく分からないんですが、花の国の人々は神様の水のことは知らないはずなのに、侍従のダスは神様の水のことを知っているのはなぜなんでしょう?
彼はヘラの谷の者なんでしょうか?
だから彼だけは知っているということかな?と思ったんですが、どうなんだろう?
でも、もしダスがヘラの谷の者なら、傍で仕えるのはよくてヘラの谷に帰ることは汚れるから許されないというのもどういうこと?と思う。
なぜ花の国にいたら汚れないのか......ミルザを国から出さないためにそんなことを言っているだけなのかもしれないけど。
それとも、ダスは花の国の者だけどミルザが神の水のことを話したということ?
そうなら、重大な秘密を打ち明けてしまうのは不用心じゃない?と思ってしまう......。
水を汲みに行っているのを見られて知られたとか?
その辺の説明がほしかったです。
アスラを救うために口移しで水を飲ませたミルザに、目覚めたアスラがキスするシーンはなぜそうなるのかよく分からず。
一目惚れ?もっと水が欲しかった?
ミルザは本当はなんの力も持たないのにみんなを騙してきたと言っているけど、先に生神様だと言い出したのは花の国の者だし、ミルザはヘラの谷の人々の平和を守るために水のことを言う訳にはいかず自分の力だということにしているのであって、騙すつもりではないし。
これだけ秘密を守って花の国とヘラの谷の人々のために自分を犠牲に尽くしてきたのに、アスラと出会い外の世界を見たくなったとたん生神をやめて国から出ようとしてしまうので、そんなに簡単にやめて逃げられることだったの?と思ってしまったり。
ダスの件があって踏みとどまっているけど、これで踏みとどまれるなら最初からダスのことが頭をよぎってもっと葛藤したんじゃないかと思ってしまったり。
ミルザとアスラの関係を国王に密告した侍女も結局はミルザの願いを叶えていたけど......それなら国王に報告しないでよと思ってしまったり。
いや、仕事だししないわけにはいかなかったのかもしれないけど、あなたが言いさえしなければアスラもこんな目には合わなかったし、ミルザは生神のまま国に残ってくれてこれまでと変わらず癒してくれていたんだし......と。
「私達は貴方が神だからではなく貴方だから仕えていた」と言うシーンは感動のシーンなんですが、それにもそれなら尚更もう少しミルザとアスラの関係を見守ってあげてもよかったじゃない...すぐに報告したくせに...とモヤつく気持ちが湧いてしまいました。
ミルザの本当は神様の水の力だという告白についても、すんなり受け入れすぎに思ってしまって。
どこにその水があるのかとか本当にその水の力なのかとか確認が取れてから信じるのは分かるけど、あんなに生神だと信仰していたのに普通の人間ですと言われてすぐ鵜呑みにできるものか疑問で。
人としてアスラと生きる道を選んだと思ったら、神の祝福があり結局生神様の力は健在だということになって、また生神として生きていることもモヤモヤ。
そうしないと大団円のハッピーエンドにはならないのかもしれないけど、本当はミルザにはなんの力もなく神の水の力だという話は侍女にしたのに、丸く納まったということ?
あの話はあの2人だけの秘密にして口を閉ざしたんですかね。
あの祝福の後から氷河湖も神様の水となりましたが、氷河湖のことは国王たちも知っていますよね?
ミルザの力で神様の水になったと崇められているということ?
元々は神様の水のことがバレたら奪われたり争いが起きて平穏が失われるという話だったのに、そこに神様の水の源があるのに何事もなくめでたしめでたしなのか...と思ってしまいました。
国は湖のことは伏せているそうですが、湖があるんだからミルザが生神として国に縛られ続ける理由も、外の世界を見に行く自由を諦める理由もない気がする。
描き下ろしを見るに、ミルザは本当に神に愛されているようなので、あの奇跡もミルザのために神が起こしたことであり、ミルザが特別な存在なことは確かですが。
しかし、祝福してくれたと思っていたのにその子を返せとは......???
あの声は神かと思ったんですが、別のもの?
湖のことが他国にバレたら争いが起きそうだなとも思ってしまいました。
あと、緒川先生は口の形が▯←(縦長の長方形)なことが多いのがある時期からすごく気になるようになって。
四角すぎて違和感を感じてしまうんですよね。
迫真の顔でも▯なんですもん......気になってしまう。
▯の口がいちばん気になるんですが、▽の口も気になる。
もう少し自然な形の口なら気にならずに読めて嬉しいな。
色々書きましたが、キャラデザはとても好きです。
特にミルザの花の帽子が素敵で、石楠花色の髪をした可憐な姿は生神と形容されるのも納得の容姿で愛らしかったです。
アスラも褐色の肌に鍛え上げられたたくましい肉体、黒髪三つ編み、相棒の猿のハヌマンも相まってどこかアラビアンな異国情緒漂う出で立ちが土の国が思い浮かぶ姿で素敵でした。
シーモア→白抜き(P139の一コマが特大の白抜きでびっくり。)
前巻ラストでアルトの腰に墨痣らしきものが現れていたので気がかりでした。
アルトは身体検査をするためにレティとジュノとともにいざ新天地(外の世界)へ───。
シヨンといえば兄のバルトロはどうしたんだろうと思っていたんですが、島の外にいたのですね。
あちらで生活しているのかと思ったんですが、出入りしているとあるので行ったり来たりしているんですかね?
相変わらずクソ野郎です。
アルトに墨痣が現れた理由は、黒海に触れて命令したから?と一瞬考えたんですが、確かに以前も黒海には触れていて、命令についてもエルヴァの黒痣を癒やすために無意識にしていたし、そういうことじゃないんだろうな…と理由が分からなかったんですが、アルトの中の半分である黒海が裏切り者と怒っているという説になるほどと思いました。
でも、じゃあなぜエルヴァの黒痣を癒やしていたときは裏切り者ではなかったのか、あれも黒海からしたら裏切りなのでは?と思わなくもなくて……裏切る意志があるかないかの違い???
レティの従兄弟の息子のノアが登場しますが、どうもレティのことが好きなようです。
どこを好きになったのかは分かりませんが、10年間レティのことを思い続ける…なんだかアルトに通じるものを感じます。
レティの側にいるアルトに嫉妬するのも、エルヴァの側にいるコノエに嫉妬するアルトと被り、初めて登場したのになんだか親近感が湧きました。
ノアは有名人なようですが、彼に発信力があることは今後の展開に関わることなのかな?
コノエはもしかしてアロマンティックなんでしょうか?
本当に愛しくて大切なのに相手の求める好きと違うしその感覚がわからないって、苦しいですね…。
コノエとは違うけど、シヨンもまた欠落した人間なのかもしれませんね…。
黒海のことも覡のことも傍観、娘が泣いていても傍観……島のことを傍観する理由は語られていましたが、何を考えているのか分からない不気味さがありますが、彼の視点に立ったときに見えてくる話があったのかもしれません。
今巻で、『異なる種族との交配で生まれた個体は繁殖力を持っていない』ということが判明します。
ということはヒルダも子を望めないということで、黒海とのハーフが増え続けるということはないことを知りました。
バルトロに攫われ、“トロフィーハンティング”に参加させられたアルト。
え?え?え?となりました。
目の前で繰り広げられるバトルロワイヤルに困惑していたら、ジュノが助けに来てくれて。
殺られた狩人を見てまさかアルトが…?と思ってしまったことをアルトに謝りたいです。
一方エルヴァのいる島ではヒルダとアルトが夜の海のバケモノだと暴動がおきていて、ミカイルが死んだ時を思い出しました。
もうあんなにつらいことはないと思いたいけど、嫌な予感。
ニナもバジルもミカイルと同じく多勢には勝てず……もっとしぶとく生きて仲間を増やすのかと思っていたので思いの外退場が早くてびっくりしました。
シヨンも、最後まで残って行く末を傍観するのだと漠然と思っていたのに……。
エルヴァとアルトも負傷。
死人だらけと負傷者に、こんな展開想像してなかった………と思いました。
ユノ先生を信じて読み続けようと思っていますが、どこに向かっているのか私にはわかりません。
ヒルダはこれから誰が育てるんでしょうか?
ヒルダにアルトを重ねているエルヴァ、子を成せないアルト……二人が育てるんでしょうか?
黒海側の人間もいなくなってしまったけど、これからどうなるんでしょう。
今巻、いつにもまして萌えはありませんでした。
中立と迷う気持ちもありますが、まだ中立をつけるのは早計かと萌としています。
ゆりかごから墓場まで見せてくれるとの6巻あとがきコメントに最期の時まで見守れるの?!と驚きながら期待を寄せているので、それを含めて楽しみにしがみつきたいです……。
私は光が死んだ夏をネタバレなしで語れない人なので、未読の方・ネタバレ不可の方は回避してください。
目はケガレとの繋がりを作ってしまうし、穴はあの世とこの世を繋げる巨大な目で“目”がポイントだということ、田中と暮林さんの関係が判明したのが前巻まででした。
田中がなぜ霊感もないのに組織にいるのか分からなかったんですが、父に目を取られたせいで失った視力でも見えるようになる眼鏡を提供する代わりに組織の教育機関で教育を受け、いずれ社員になる約束を結んだからなんですね。
この約束を持ちかけてきたのが佐藤だったわけですが、彼女歳を取ってなさすぎじゃないですか?
田中と同じ歳くらいかと思っていたけど、田中が18歳の時に既にあの見た目……いくつなんだ……?ほんとに年齢不詳……。
てっきり暮林さんが息子のためを思って組織に引き渡したのかと思っていたけど、そうではなくてよかった。
そして田中は父親に混じりものにされており、ケガレに好かれる体質だそうです。
視力を奪われただけじゃなかったんですね。
霊がよってくるのに霊感がないから、暮林さんの傍で守られていなければ生活できなかった。
組織組織というけれど、落とし子を手に入れようとしていることしかよく分からなかったんですが、宗教団体だそうです。
ハムスターの中に霊感が強い小さな女の子の魂が入っているということはこれまでにも語られていましたが、その女の子も登場します。
ハムスターは田中によく懐いているんですが、その理由は生前田中と出会い、こんな約束があったからなんだなぁと知ることができました。
私は田中の金髪はブリーチだと思っていたんですが、ブリーチはブリーチでもそんな理由だとは想像していませんでした。
頭頂部に地毛の黒が残っているのがミスリードで.....。
色んなものを代償にしてきた田中がこれ以上何も失わず、死ぬ事なく生き延びてくれることを願ってやみません。
前巻で暮林さんによしきを迎えに来るよう頼まれた筈のよしき母が迎えに来ず、帰宅したよしきに向かって「誰?」と言ったのが状況が理解できなくて怖かったんですが、混じりものになると霊感を持つ人を除いた全ての人の記憶から忘れさられていくそうです。
よしき母は思い出してくれたけど、ああやって段々分からなくなっていくのか……。
母だけでなく、友人たちからも忘れられていっていて影響の広がりを感じます…。
そして……暮林さん~~~~泣
田中に語りかけるシーンは涙腺が緩んでしまいました。
過去回想を見て、田中に霊感がないのは父親似なんだなと……。
息子の目を奪った理由も穴の影響を受けてしまったからで、ゲームで遊んだりしていたのは本当に父親として息子と遊んでいただけで、悪意があったり悪いものになってしまったわけではなかったんですね。
ちょっと拍子抜けしましたが、夫として妻を守るために再び現れ、父として使命を果たしに行ったのは、暮林さんが彼を祓わずにいたせいで抱えた後悔も少しは救われる結果だったと思います。
普通であることの幸せを誰より知っている暮林さんだから、普通であることに拘っていたことも分かりました。
「母さんはいつも考えが甘い。その甘さが...もっと大きな不幸を招くんよ」
私はこのセリフはまた暮林さんが不幸を招く判断をしてしまう伏線かと思っていたんですが、そうではなく今まで間違ってきた判断で学び、今度こそ大きな不幸を防いだんだと思います。
よしきがすごく成長していて頭を使ってケガレを倒していたのも驚きました。
暮林さん、よしき強くなったよ。
光のおとやんが死んだ理由も明かされます。
一気に情報が開示されていっていて、クライマックスに向かっていることを感じます。
次巻が楽しみです。