支配をテーマにした短編集です。
うす消し特装版(18禁仕様)が発売されています。
私は大人な方にはこちらをオススメします。
因みにうす消し特装版でもRenta!だけ修正が厳しめ(モザイク+細い黒短冊)なので、他での購入がオススメです。
▼Kの支配者
晃を管理するだけでなく自分自身すら完全に管理したいK。
興奮、空腹、発汗、髪が伸びること、心臓のリズム。
管理できるはずもないものまで支配しようとした結果、Kが取った行動とは───。
常人には理解できない考えと愛がここにあります。
支配していたつもりで支配されていたのは……。
私は単話で読んでいたんですが、何度読んでも衝撃です。
単話の感想に疑問点を書いたんですが、未だにそれは謎です。
でも、読み返してみて改めて、やっぱり好きなお話だなと思いました。
▼HOUSE
こちらも支配者のお話。
兄弟モノで、ドSとドMです。
女性との濡れ場があるので苦手な方はご注意を。
お金持ちの息子だけど、父親が圧倒的な支配者で暴力も茶飯事に受けていた兄弟。
父親が支配者なら、龍蔵(弟)も支配者の側だった。
2人の支配者は共存できない。
家を出た龍蔵と、家から逃げず残った龍彦(兄)。
龍蔵は風俗ライターをしながらご主人様をやっている。
父が亡くなったという知らせに実家に帰った龍蔵は、父そっくりに振る舞うようになった兄を知る。
だが、龍彦の振る舞いは仮初で───。
獲物を見つけた捕食者の目が、怖くもゾクゾクワクワクする。
2人の支配者が共存できない真の理由とは───。
龍蔵と父親のtinが凶悪だよ~!!!
陰毛も黒々しくて雄々しいよ!!!
大人仕様の見応え素晴らしいです。
そういえば、支配で兄弟が絡み合うというところもだけど、攻めのtinのデカさに対して受けのtinは可愛いらしいというのも2作共通ですね。
おもらしだけでも嬉しいけど、顔面噴射びっくりした。
こんなの初めて!過激!癖!!
と思っていたら、もっと過激なのが待っていた…………!!!!
こんなの商業で描けるんだ?!?!ってなります!
遺影に…射〇排泄管理に…全裸お散歩…人間便器……、これでもかと詰め込まれたフェチ。
ダメな人はダメだろう、でも刺さる人には堪らないと思います。
ありがとう奥田先生、新潮社さん……。
▼9years later
龍彦の息子のお話。
特大のコアなフェチきた…!
私はオムツプレイは守備範囲外ですが、一部のお好きな方は歓喜しているのではないでしょうか。
とんでもなく開発された乳首と後ろの穴にもご注目ください。
また2人の支配者が生まれてしまったのか?と一瞬思ったんですが、格上すぎて敵前逃亡するのよかったです。
▼HOUSE初期ネーム(特装版のみ収録)
ネームの収録はありがたいんですけど、新潮社さんが特装版で収めてくれるネームの収録の仕方はどうにかならないのかなと思う。
1Pに2P分見開きの状態で収録するために90度回転させた状態で収録してあるんです。
紙なら問題なく読めるんですが、電子には不向きなんですよね。(画面が回転しない程度に端末を傾けつつ、首を傾けながら読まないといけない。)
それなら大きさが小さくなってもいいので、2段組(計4P)にして普通に収録してもらえる方が私は嬉しい。
ネームでは兄弟のキャラデザが違ったり、ラフとは思えないくらい丁寧に描かれているページもあって驚いたり、セリフやシーンの変更点も色々見れて楽しかったです。
この時点では龍彦のtinそこまで短小じゃなかったんだな。
奥田先生の試行錯誤が覗き見れました。
うす消し特装版→細い黒短冊(※Renta!はモザイク+細い黒短冊)
シーモア特典のおまけ漫画がよかったので、Kの支配者がお好きでご興味ある方は是非~!
重いテーマで、重いお話なんですが、ハートフルな作品でした。
リアリティのあるお話で、ノンフィクション作品を読んだような感覚になるというか、人生について考えさせられます。
晴人は事故で臍から下の感覚がなくなり、車椅子です。
障害のある体の日常の大変さが伝わってきます。
排泄が困難なのですが、特に大の日の大変さを知って不自由なく排泄できる我が身の当たり前に感謝しました。
実は私も自分で摘便したことがあるんですが、排泄系の不具合って惨めな気持ちになるんですよね...。
それが晴人にとっては当たり前の日常だなんて、どれだけ憂鬱だろうと思いました。
「考えるな、心を無に」そう唱えて前を向くしかないのだろうけど、私が同じ目に会った時同じようにできるだろうか...。
以前骨折してしまったんですが、その時壊死するかもしれないと言われて、そうならない事を祈りながら、怯えながら3ヶ月過ごしました。
あの時でさえあんなに身に起きたことが現実と思えなくて、毎日朝が来るのが嫌だったのに。
私は弱いので、足はもう動かず、辛いリハビリの日々、自然排泄は不可能と言われたら...心を無になんて出来ないと思うし、死を考えてしまうと思う...。
車椅子の苦労も、知らなかった事を知れた。
私も車椅子だったことがあるので分かった気でいたけど、一時的な苦労では理解しきれないのだと分かった。
車椅子の時、映画館には行かなかったから、毛足が長い絨毯の上を移動したことはなくて。
ホテルの絨毯は経験があるんですけど、少し重くなるけどそれ程大変ではなかったんです。
同じ絨毯でも、数センチの違いが多大な不自由を生むのだと気付かされた。
氷山の一角かもしれないけど、障害のある生活の苦労を読むことができて為になりました。
そんな辛い晴人の日々を明るく照らして助けてくれているのが恋人の晃。
明るくて晴人のことが大好きな感情表現豊かな可愛い人。
成績優秀な営業マンなんだけど、晴人のために残業なしで早く家に帰ります。
にこにこしていて、そこに面倒くささや嫌気なんてなくて、自分がそうしたいからそうしているのだと伝わってくる。
価値観の違う相手のことを理解し、相手の気持ちになって互いが楽しめるように考えてくれる───人間性が素晴らしい。
芝先輩もいい人だったなぁ。
晴人は人に恵まれています。
これは晴人の人望なのかな。
どうしたらこんなに人に恵まれるのか教えてもらいたいくらいです。
病気になると、結婚していないことが障害になると気付かされますよね。
恋人では軽視されてしまう社会。
晴人が隠している“同意書”は一体なんの同意書なのか。
初めて見た時は何か分からなかったけど、読み進めていき晴人の自身の体への苦痛を感じ取るごとに、もしかして安楽死じゃないよね...?と嫌な想像が湧いてきました。
スイスでの安楽死のドキュメント番組を見たことがあるんです。
当たらないで欲しかったその想像は当たっていて。
でも、死ぬためじゃなくて寧ろ生きるためのお守りのような存在だったんじゃないかと思いました。
いつでも死ねると思えるようになったからこそ、やり残したことをやる気力が湧き、“もう少しだけ”頑張る力を与えてくれていたんだろうと。
そうしてもう少しもう少しと1日1日積み重ねているうちに、どん底からは浮上できていたりするんじゃないかと。
晴人の口からもお守りだと語られていたので、あぁやっぱりと思いました。
晃は確かに晴人が事故にあって不自由な体になったことで自分の夢を諦めたのかもしれないけど、いつも自然と考えてしまうのは晴人のこと、晴人にどうしてあげたいか、どうしてあげればいいかで。
諦めたものへの名残惜しさは0ではないかもしれないけど、それより晴人との人生の方が大切で価値のあるもので、後悔はないと言っている。
後悔はないと言い切れる出会いを、羨ましいと思ってしまった。
こんなに辛い目にあっている晴人を羨ましがるなんておかしいし、晃だって好きな人との人生とはいえ苦労の多い道を選んでいると思うのに。
世の中のどれだけの人がこんな人生を変える出会いができているんだろう...って。
「知ってると思うけど、好き!!!!!!」が胸に刺さって、うまく表現出来ない気持ちになりました。
そしてまた、あの困ったような表情で笑う写真が切なくて。
自分のせいで晃に夢を諦めさせてしまったと後悔している晴人にとって、晃の口から出た「これからだってチャンスはある」という言葉は、自分といてもまだ諦めてはいないのだと知れて、「一緒に行こう」は生きる希望になる言葉の1つだったんじゃないかと思う。
自分といることで何かを捨てようとするなら一緒にはいられないけど、そうではないと思えるなら───だって本当は大好きなんですもん。
約束はできなくていいと思う。
あの夢を話してくれたことが大事。
晴人が生きる希望がこうやって1つまた1つと増えていけばいい。
エピローグが...!
あとがきを読み終わったあとだったので完全に油断していて......涙腺が...!
第三者な上、苦労を味わっていない私が、軽率に「悲劇ではない」と言っていいものではないと思う...けど、私は悲劇には感じませんでした。
角度を変えると悲劇になったかもしれない、他の人ならそうなったかもしれない。
晴人に晃がいてくれてよかったと思いました。
しかし、当事者の晴人や晃が悲劇だと感じるなら、それが答えだとも思うんです。
晴人たちも悲劇じゃないと思っていてくれて、同じ気持ちでよかったです。
穏やかに、仲良く、変わらずに過ごしていること、この時までもう少しを積み重ねてくれたことに胸がいっぱいです。
素敵な作品でした。
『赤くて甘い』のスピンオフである『青くて苦い』の更にスピンオフ。
『青くて苦い』も『赤くて甘い』より過去のお話でしたが、『ウルフハウンド』も過去のお話でした。
ホストシリーズも3作目ですが、1番分厚いです。
このお話だけ読んでも楽しめますが、3作の中でも関連性が深いのは『青くて苦い』なので、とりあえずそちらだけでも読んでから読まれると邑という人がどんな人か、そして蓮との関係がより分かるかと思います。
邑は首を触られるのが苦手なんですが、なんでかな?と思っていたら母親が関係していました。
邑は弥勒のことを“喉に穴あける変わり者”と言っていたらしいけど、弥勒のピアスは邑の犬、首輪って意味で喉だったんじゃないかなと思いました。
ヒナのキスマの上書きって意味もあるのかも?
なぜそこだったのか察することができたので、私は変わり者とは思いませんでした。
が、こんな開け方して大丈夫?!?!となりまして...あとがきにも書いてあったので、ですよねー...となりました。
どなたも書いていらっしゃらないんですが、私は弥勒が邑をベランダで寝かせた意味が分からなくて...。
安眠厳守...でもあれじゃあ寒くて起きるだろうし、風邪をひかせたら安眠じゃなくない???
弥勒が邑のあの言葉で引導を渡してもらえたと言うのが私には共感できなかったけど(これだけで?って思ってしまって)、本人がそう言うんだから弥勒にとっては本当に救いだったんでしょうね。
ヒナは警察に捕まった方がいいと思うけど、金づるは突き出せないんですかね...。
可哀想な人だと思うけど、ホストってそういうものだと思うし、ここまでのことをしてしまったらもう駄目だと思うんですが。
当事者達が示談金を搾り取る方がいいと思うならそれでいいけど、身の危険感じないのかな...なんか色々モヤモヤ。
中立と迷ったんですが、中立に近い萌ということで。
お話は刺さらなかったけど、邑がオフの時眼鏡をかけているのがすごく好きでした。
バシッとキメてる時より色気を感じるのはなぜなんだ。
攻めが受けになるのも好きでした。
シーモア→白抜き
『赤くて甘い』のスピンオフ。
スピン元で有朋が居候させてもらっていたお家の同居カップルにスポットが当たります。
スピン元を読んだ時、タマとミヤはどういう経緯で付き合ったのか、ゲイ(?)なのになぜホストをしているのかちょっと気になったていたんですよね。
2人が同居するようになる前のお話なので、時間軸でいうと『青くて苦い』→『赤くて甘い』でした。
このお話だけ読んでも楽しめるというか、あえてこちらから読んで『赤くて甘い』を読むのもアリだと思います。
ミヤは女の人が嫌いでタマが好きな時点でゲイなんだろうなと分かるからいいんですが、特に説明がない人が男と関係を持っている(持とうとしてる)とバイなのかゲイなのかいちいち気になってしまう性が発動してしまい。
やり方を教えてやるって実践するのも邑???ってなったし、理由付けあれど男同士でキスしようとする時点でタマ???ってなったし。
結局ハッキリはしないけど、邑はバイでタマはノーマルだったけどミヤを好きになった感じなのかなーと思っています。
しかし邑……酷い男…………。(ルックスは1番タイプ)
嫌いな女を相手にして、時には抱く職業はミヤにとって苦だろうに、なぜホストになったんだろう?と思ったんですが、そういう経緯だったんですね...。
あとミヤは右乳首にピアスがあいているんですが、ノーマルの男性って乳首にピアスするかなぁって疑問が。
私の偏見かもしれないけど、ノーマルであけてる人はMっ気がある人とかな気がする。
ミヤの乳首ピアスは枕された客しか知らないだろうけど、相手にその辺突っ込まれたりしないのかなって思ってしまって。
右側だけっていうのもゲイなのかな?って私は勘ぐっちゃうんですが。
で、やっぱりあの人があけたものだったし。
それをなぜ客が知ってるのって思ってしまったんですけど、邑かミヤ本人が言ったのかな?
なんかホストやるには詰めが甘い気がするんですけど、ミヤという人を表すには“ピアスを外せない”という設定が大事だったのかな。
嫌いな女相手に勃せることができるのも最後までできるのも私には疑問が芽生えてしまってモヤついてしまい。
いくら頭の中で好きな人を想像したところで、目の前にあるのは女の裸体だから難しいんじゃないかなと思ってしまいました。
で、私がタマと邑がバイなのかゲイなのか考えている間に、ミヤが女を抱くと男に抱かれたくなると知ったタマが「俺がミヤを抱くんじゃダメなの?」と迫ってきたので、え?!いつから好きだったの?!いつ好きになったの?!となってしまって。
実は私、スピン元でもそうなってしまったんですよね...テンポについていけてない。
芽玖先生、絵はとても好きなんだけどなぁ。
地雷はそんなにないつもりなんですが、おしりに入れたあとの物を舐めるとか、おしりを舐めたあとでキスをするとかが気になるタイプで。
スピン元でも人の家で家主がセッしてる横でセッするというモラルが気になってしょうがないプレイ(?)があったんですが、今回の挿入直後のものをフェ〇するのも私は気になって萌えられなかったです。
気にならない人もそういうのがお好きな人もいらっしゃると思うんですけどね。
フェ〇より飛ぶ瞬間が見たかったなぁ。
シーモア→白抜き
ホストの有朋は太客の女性の家に住んでいたのだけど、好きな人が出来たと言われ家をなくしてしまい。
家主の女性が好きになったという野田先生を目の敵にして、どんな奴だと顔を見に野田の務めている歯科に行くが、診察中は常にマスク。
ストーキングのように張り付いてみても、プライベートでもマスクを外さないのを見て、不細工なのか?と思っていたけど、偶然目にした素顔は外国の血が入っているのかと思う程のイケメンで。
すごくイケメンだから顔を覗き込まれる機会が多かっただけなのに、先生はよっぽど醜いからだと思い違いをしていて、そのせいで人の視線が苦手でマスクで顔を隠している。
マスクを外すと赤面するので、赤面症好きとしてはおいしかったです。
赤面症は治ると知った有朋は、克服するためだと言って服を脱いでみせて、エッチな声出してなど指示するのだけど、先生は疑いもせずに従ってきて───。
先生危ない!
心配になる!
で、そんな先生に実は有朋の方が翻弄されてるっていう。
なんでキスしたのは克服のためって言っちゃったの...と思ったんですが、なんで先生もそのままホテルに着いてっちゃうの?!?!ってなってしまって。
ほんと大丈夫?!
有朋が先生のことを可愛い可愛い言ってるんですが、可愛いけど、なんか先生の持っているズレが私には刺さらず。
これだけイケメンで、顔を覗き込んできた子達がかっこいい...と口にする声を一度も聞いたことがなかったのか?
声は置いといても、人の顔を見れば嫌われているのか好かれているのかくらいは察せられると思う。
=醜いという発想になるのが私にはハテナ。
お姉さんからそんな感じのことを言われてきたんでしょうか...家族から言われているからそう思い込んだ...とかなら分かるんですが...。
こんなことでこれだけ赤面症を克服できるならもう少し早くどうにかならなかったのかなとも思ってしまって。
先生友達いないのかな...友達は何も手助けしようとしてくれなかったんだろうか...。
えっちしなくてもかなりよくなってたよね。
そして、先生はなんでそんなになすがままなの?!?!って思ってしまって。
ここで、これで、有朋のことが好きになったからなんだろうなと思えていたらよかったんですが、え?いつどこに?って思ってしまって、私には弱かったです。
友達(同僚)がヤってる横で一緒にヤるのとか私は絶対無理なので、折角のえっちに萌えられなかったんですが、先生意外とそういうの大丈夫なんだなぁ……。
横で一緒にヤることもだけど、人様の家でヤるようなモラルに思わなかったんですけど、あ...そうだった流されやすいんだった...と腑に落ちました。
大丈夫かなほんとに。
お話は私には刺さらなかったけど、芽玖先生の描かれる男性のシルエットとかお顔とか髪型とかファッションだったりとかは素敵だなと思いました。
シーモア→白抜き
スピン元の『プリフェクトの箱庭』が私には合わなかったんです。
あちらを読み終えてからこちらの購入を考えていたらスピンオフまで買っていなかったと思うんですが、出ているものを全て纏めて買ってしまって……そんな人の感想です。
前作でいつの間に指導生になったの?!と思っていた花菱と久世のお話です。
前作を読まなくても読めるとは思いますが、読んでいる方が分かりやすいです。
プリフェクトの箱庭で読んでいた時よりも花菱が好きになりました。
そして、司苑登場。
また歪んだ人だ...!
囲いたいとか可哀想なのは可愛いとか、お好きな人は刺さるんだろうな。
久世には申し訳ないけど、私は花菱と司苑のルックスが好みです。
でもこんな子と付き合うのは嫌だ... 司苑とじゃ苦しいだけで救いがない。
お似合いなのは久世だと思います。
読むまでは久世が花菱の相手かぁ...と少し物足りなく思っていたんですが、そうだよね、あなたは澪斗ともちゃんと向き合って付き合ってくれた見る目のある世話焼きのいい子なんだった。
プリフェクトの箱庭の特装版小冊子の設定で久世は好きな人には情熱的だといいなと書いてあった気がするんですが、スイッチが入った時の久世にこういうことか!と思いました。
プリフェクトの箱庭より好みではあったんですが、久世が花菱を好きになるのが私には唐突で。
もうちょっと好きになった理由を知ってからだったらよかったなと。
花菱も久世に気を許しているんですが、その安心感はいつ得たのかなと。
警戒心が強い人ってよほどのことがないと気を許せないと思うんですが、読んでいてこれというものがなくて。
プリフェクトの箱庭の時もそうでしたが、胸糞悪いのは健在です。
閉鎖的な空間にいるとただでさえ厄介な子が出てくるだろうに、神様を崇める箱庭という特殊な環境のせいで余計に胸糞が悪いことをする子が出てきてしまうのかな.....。
評価は中立気味の萌で。
シャイアはテオのことが好きなのにテオと家族(ヒューゴ)を守るために自分と婚約したのだと気づいたベリル。
シャイアのことを知り、優しさを知り、シャイアの存在を頼もしく感じだします。
テオのことも、シャイアの遊び相手だったΩのことも気になって仕方ない...。(嫉妬では?)
一方シャイアはベリルは家を守るために婚約して、言われるがままに受験して、フラフラになるまで勉強して、無茶ばかりさせて嫌われても仕方ないのに、思いやる言葉を掛けてくれたのが嬉しくて、もっと自分のことを大事に思ってくれたらいいのにと思うし、もっと俺の事を欲しがれと思う───。(惹かれてるじゃん!!)
それからというものシャイアがベリルを見る目が優しくなり、頬を染めている。
もういい感じに両想いです。
そこにガルの存在。
ガルとベリルの関係を知らないシャイアからするとガルを敵視する気持ちは分かるし、兄弟みたいな存在と言われても相手はαで警戒するのはごもっとも。
ベリルに形だけの婚約者と言われたことは今のシャイアからするとすごく傷ついただろう。
そしてこのガルの気持ちがよく分からない。
ベリルはガルのことを兄弟みたいな存在と言っているけど、ガルもそうだということでいいのか?
気があるような素振りもある気がするので、どうなんだろう?と...。
大きな進展が見れてよかったんですが、根本的に若いなぁって思ってしまって。
学生なので若くて当たり前なんですが、見た目も若いし考え方も反応も恋愛も私には若すぎて正直萌えはなくて。
シリーズを見守ってきた流れで、子を見守る気持ちで読んでいます。
ていうかずっと気になっているんですが、結局ヴァーシルとは運命の番ではなかったってことなのかな?
ベリルを引き取るための方便だったんだろうか?
なぜそう思うのかって、出会いからちょっと違和感で。
まだ発情期を迎えていない小さな子供相手に運命の番だと言って引き取っているんですが、ベリルから何かを感じ取って運命の番だと言っているような描写がないんですよね。
突然現れてとんとんと話が進んだなという印象で。
母親が「まさか貴方の番に...」と言っていたことも、ヴァーシルと知り合いなのか?という感じなんですが、特に何も触れられていないのが引っかかる。
ヴァーシルとベリルに体の関係がなかったのはヴァーシルの病気のことがあってということになっているんですが(子供にそういうことは出来ないということもあったと思う)、病気でさえなければ抱いていたんだろうか?と疑問。
ヴァーシルからはどちらかというと父性のようなものを感じてしまっているので、ヴァーシルのベリルに対する気持ちが本当のところ私にはよく分からないんですよね。
ベリルがヴァーシルに抱いていた感情も父親に対するもののような気がするし...うーん。
ヴァーシルとの番は解消されているそうなんですが(1巻参照)、その辺の説明もさらっとしていてモヤッとしています。
オメガバースって作家さんごとに独自に設定があって、番の解消方法とかそれぞれだと思うので、簡単に解消という言葉で片付けられるとどうやって?と思ってしまって。
一方が亡くなったら番解消というシステムでいいのかな?
もうちょっと説明がほしかったな。
このへんも、番ったと言っているけど、番ではなかった可能性を考えてしまう。
で、ベリルも言っていたけど、本当になんでベリルを選んだのトネリア......???な気持ちです。
番持ちだし借金まみれだし家柄もよくないし...本来避けそうな相手じゃないですか。
嫌がらせ?また何か企んでいるんでしょうか?
今後分かるのかな。
細かいことを言うとベリルが喘ぐときにあんあん言っていたのが私はあまり好みではなくて...完全に好みの問題なんですが、女の子みたいな喘ぎ方すぎるのは違和感を感じてしまって駄目なんですよね。(あっとか、んっとか、あぁっとかはいいけど、あんは違うの...って思ってしまう。)
中立と悩むけどとりあえず萌で様子見します。
アニメイトブックストア→白抜き
4歳年下のノンケ×夢見がちゲイの再熱愛モノ。
晃成は子供の頃観た映画で花束を貰う女性が幸せそうだったから花束を貰いたい。
でも花束は男性が女性に贈るもので男が貰うのは難しい。
しかも自分はゲイでさらにハードルが上がる。
それでも心の中でいつかそんな日が来ることを願っている。
ゲイバーに上司に連れられてやって来た遥がタイプで、話すとゲイではないと分かり消沈するが、好きになるのに性別は関係ないと話してくれたこともあり、映画好き同士なこともあり意気投合して、そのまま体の関係に。
ワンナイトで終わらせたくなくて付き合っちゃう?とつい言ってしまったら、すんなりOKされて、付き合って3年目になる。
でも刺激もなくトキメキもなく淡々と過ぎていったようで……。
特別な記念日を迎えてみたい願望が。
誕生日なんて格好の特別な日だけど、きっと覚えていないだろうと諦めている状態...そんな中ケーキの箱があれば、お祝いに買ってくれたのかと期待する。私もした。
こんな関係なのになぜ3年も続いているのかとすら思った。
でも、落胆の末に自ら発した言葉が枷になっていた。
言わなくてもいいことまで言ってしまったり、本心でないことが口から出る経験は私にもあるので、なんでそんなことを言ったのかとは言えない。
でも言葉を間違えてしまわなければ、違う未来もあったかもと思う。
掛け違ったボタン、もう互いに意地の張り合いみたいな……。
でも、やっぱりあのケーキは誕生日祝いだったんじゃないか、テイクアウトだって晃成の好物をわざわざ作ってきてくれてたんじゃないかと思った。
他にも色々、もうなんでそんなに重なるのってくらいすれ違ってるけど、読者には互いに好きなことが伝わってきます。
でも2人はそんなことは伝わりあっておらず、噛み合わない。
3年目にしてついに破局。
でも、気持ちがなくなって別れた訳ではない。
別れてから気づく相手への好き……。
とあることがきっかけで本当のことを打ち上げあって、両思いなことも分かって、花束はまだ貰えてないけど、それより素敵な約束を貰えた。
付き合うまでを見守るのではなく、その後を深堀した作品で興味深かったけど、2人とも奥手(言葉足らずで分かりにくい)で意地っ張りなので、なんでそんなことを...なんで素直に言わないの...と焦れったかったです。
1095日は3年です。
読み終えるとあぁそういうことかと思うタイトルでした。
Kindle→白抜き
いい方針だと思うんです。
“絶対的に信頼されたという事実がこれから彼を支える力になる”そんな教育方針で見守ってくれる親の元に生まれたかったと思うくらい素敵だと思う。
けど、状況がよく分からないとはいえどうやら愛し合っていて発情期だということを推察している状態で、息子たちを好きなように過ごさせるのはどうなんだと思ってしまう。
そこには喬くんへの信頼があって、変なことはしないと信じてくれているのかもしれないけど、実際ヤりたい放題。
まだ未成年の息子たちを止めないことを私はいいことだとは思えず、複雑な心境で眺めてしまった。
いいお家なので壁が厚い可能性と広いから離れていて聴こえない可能性があるけど、あれだけあんあんやっていたら防音でもない限り漏れ聴こえるとも思うし……って、都合よく母親はメイド部屋にお引越ししてるのか…征人も都合よく泊まりに行ってて…ゲスト用のお風呂があって…これなら喘ぎ声も聴こえないのか?
よくできているな……。
西央くんのお母さんも、なんであんなに疑いも心配もないのか突っ込みたくなってしまって。
お腹の調子が悪いから1週間預かると言われて、喬家に度々面倒をかけていることを申し訳なく思って今度こそご挨拶に行くとか、心配だから見舞いに行かせてもらってもいいかとかそういう焦りはないみたいで。
おまかせします〜よろしくお願いします〜!で放っておけることじゃないと思う。
お義父さんの反応の方が普通では?
読み進めてみるとわがままも自分のやりたいことも言わなくなった西央くんの願いが嬉しくて、信頼して託してるのは分かった。
でも、喬くんと西央くんが発情期を邪魔されることなく籠もるために大人たちを都合よく動かしすぎているように感じてしまい、異違和感が残る。
4巻では、西央くんがなぜあんなに両親に対していい子でいるのかの理由が明かされていました。
そういうことがあったせいなんだ…と納得でした。
でも疑問もある。
ストレスや精神的なことが原因で体に不調をきたすのは分かるんです。
倒れるのも高熱も記憶を失うことも分かるけど、心臓が弱ってもしもの覚悟をしなきゃいけなくなることなんてあるんだろうか。
ストレスが引き金で心筋梗塞とか脳梗塞のリスクが上がることは聞いたことがあるんですがそうじゃなさそうで、私の知識にはなくて疑問だったので調べたんですが、調べても西央くんがどういう状況なのかはよく分からなかったし、西央くんと同じケースは見つけられませんでした。
なので疑問が残っていて、もやもやしています。
あと、喬くんが西央くんの心の声が聴こえるのは私は新鮮な設定で面白いと思っているんですが、今回の征人に飛ばしたもう1人の喬くんは……何これ????となってしまった。
スタンドが使えるの?
征人にも見えているし実際に首も締められている…今後現れるこの世界のαってみんなこういうことができる存在なんですか?
もうなんでもありすぎない?
オメガバの独自設定っておもしろいのですが、人間の能力を超えすぎてしまっている……。
そして名前呼びは嬉しいんですけど、あの流れからのりーと呼びもなぁ……。
りーとと呼ばれていた話を聞いてそう呼ぶことにしたなら分かるんだけど…。
でもお父さんしか呼んでなかったその呼び名で呼んでくれるのが嬉しいのは分かる。
学校で呼ぶときはどうするんだろう?西央くんのままなのかな?
あと私は受けが可愛くなりすぎるのってあまり好きじゃないんです。
見た目の問題もですけど、そんな台詞言うキャラだった?みたいなのでもスン…と現実に引き戻される。
にゃに、とかゴロにゃんとか。
甘えてる事自体は可愛いんだけど……。
噛まずに我慢していた項もついに噛んでしまったし、番になったんでしょうか。
征人も今後どうするんでしょうね。
発情期が終わったら話が進むのかもしれないけど、どのくらい続くんだろうと思っていたら「season2はあと少し続きます」とあったので、え?season何まであるんだ???となったり…。
正直なことを言うと私は上下巻で終わっていたのが神でした。
だんだん評価が下がってきてしまって悲しい。
紙→白抜き
▼『成長痛』
妄(みだり)…名前がすごい!
ほくろ、陰鬱そうな黒い目、優等生、幼馴染、ちゃん呼び、クソ重執着!この辺りは大好き。
付き合う前かと思っていたけどもう付き合っているところから始まっているのか〜「愛してるぜダーリン」は冗談でなく本当にダーリンだったんだな〜と思っていたら、亮平が女子相手に気のある風で、気を持たせることしてて、えっどういうこと???両思いじゃないの?!と。
詰められて白状するのかと思ったら、えっ…いやあの靴って妄がプレゼントしたんじゃなかったの?!という予想外の答え。
でも、思い返せば亮平は妄を親友だと言っていたから、もしかして付き合っているつもりなのは妄だけなんじゃないかと思えてきて………。
こわ………!!からの、痛い痛い痛い!強姦じゃん!!!!!!
妄という名前とか、仮面夫婦だとか、母親が死んでから父親は金銭の面倒だけはみて教育放棄してるとか、父の愛人からはペット扱いだとか、頭がよすぎて周りから浮いているとか、可哀想な境遇の子だなとは読み取っていたんですが、自○したいだなんて悩みも話もでてきてなくて、突然自○するのをやめた話になるので話の流れを唐突に感じてしまい、読みながら「ん???」となってしまいました。
他にも読んでいて「ん???」と詰まることが何度かあり…。
レビューを拝見させていただくと私だけみたいなので、私の読解力不足の問題かもしれないんですが…個人的にはちょっと読みにくかったです。
ボキッからの強姦のあとは、家に帰らせてはくれたけど、出席日数が足らないかもしれないくらい欠席したらしく……?
妄の家で過ごして学校も行かせてもらえなかったってことなの……?
え?どういう状況???
そんなの亮平の親が黙ってないと思うんだけど、妄と亮平の親は良好な関係で信頼されているみたいで、何がどうなっているのかよく分からない…。
一体どういう説明をしてあるんだろう。
そのまま同棲して、2年そんな関係。
自由に外出することもできずほぼ軟禁状態。
むしろ今までよくそのままでいたよ。
妄に死んでほしくないからと、こんな目にあってもまだ妄の心配をしている。
ごめんだけどあまり共感できていない。
死なれたくないし、死んでほしくないけど、こんな目にあったら私ならもう面倒みきれないよ。
死なれたあと、笑える気がしないと言っていて、それはそうかもしれないと思ったけど、この状況だと相手のことも未来のことも考える余裕がなくなる気がしてしまった。
どちらを選んでも地獄で、私ならもう頭がパンクしてとりあえず今この状況から逃げることしか考えられなくなる気がする。
妄はなんで亮平が帰ってこなくなったとたんに自分の都合につきあわせたとか不幸にしたとかいう思考に行きついたんだろう?
これだけ思い込んで従わせてきた思考が急に180度変わることに戸惑う。
設定は好きなんですが、組み立て方とか回想の挟み方とか、都合よくいる餓とかいまいちハマりきれなくて。
妄の愛は分かりやすいけど、亮平の口から「愛してる」が出たとき、やっぱり私には理解できない……となってしまいました。
妄以上に亮平が分からない。
なんでここからいちゃいちゃできるんだ???
妄が幸せなのは分かる……はたして亮平はそれで幸せなの?
結局共依存ってことなのかな。
▼『砉』
またほくろキャラでありがたい!
どんな案件か聞かれての答えが“手をくるくるしてぱー”なこともそれで通じていることにも取り残され。
私は最初は意味が分からなかったんですが、あ〜頭がおかしいのくるくるぱーか、それで警察だ病院だと言われているのかと理解しました。
新が振りまいている色気ってなんなんでしょう。
坂上じゃなくてもあれは誘っていると思うだろうけど、女の子を連れこむくらいだからゲイってわけではないだろうし、なんでこんなに誘ってくるのかよく分からない。
で、結局アレはなんだったのかも分からない。
寄生虫?感染?
屋根裏で死んでいた蜂や猫みたいに、割れて脱皮(?)して別の入れ物に寄生して、前の宿主だったものは抜け殻になるんでしょうか……ということはあれが出た時点でもう新は死んでしまっているの?
いや入った時点で死んでるのかもしれない。
あの誘うような色気も宿主をおびき寄せるための餌なんだろうか。
分からない………。
冒頭の車に轢かれそうになっているのもどういうことなのか全然分からない。
分かる方は分かるんだろうか……解説していただきたいくらいだよ。
あとがきを読んだら、性病?!
これ寄生虫じゃなくて性病を描いているの?
▼『mouth to mouse』
自○しようとした光を助けた化け物。
それは光の恋人で、母親と無理心中して死んだ肇で。
これって結局実際には最初の飛び降りで落ちてから生死を彷徨っていたってことですよね?
あの時間は煉獄的な場所でのできごとで、肇は光を現実世界に戻したということですよね?
最後肇は燃えているじゃないですか、あれって肇も死んでからまだ天国にも地獄にも行けてなくてあの火に焼かれて浄化されてやっと天国か地獄かに行くことになるんでしょうか。
この作品も読解力がいる。
でも収録作の中では1番好きでした。
どの作品も私には難解だった。
中立に近いけど総評して萌で。
紙修正→ぐしゃぐしゃ線
紙アニメイト小冊子→細い白短冊