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難しい作品だったと思うけど、演者さんお上手だった!

私はBLCDって原作未読で聴く時もあるし、大半が未読で聴いても十分楽しめて満足できるものだと思ってるんですけど、たまに原作未読では原作のよさが伝わりにくい作品もあると思っていて。
こちらは未読だと勿体ない部類のCDだと私は思いました。
私は原作既読だったんですが、読んだのがだいぶ前でどうやら記憶が薄れてしまっていたみたいで。
1回目は読み返さずそのまま聴いたんですが、自分が音だけでは十分に理解が及んでないのを実感し、もう一度原作を読み返してみたら、あぁこういうシーンだったのか!こんな情景は頭の中に浮かんでなかった!という箇所が沢山あって。
読み終えてから再び聴くと、薄れた記憶で聴いた時とは全然理解力が違いました。
音で理解しやすいようにセリフの順番を入れ替えたり、絵がないと分かりにくい所に説明台詞を足して伝わりやすいようにはしてくださっていたんですが...個人的には原作既読で聴くのがオススメです。

内容については、原作に忠実とまでは言えないけど、ほぼ原作通りの作りです。
お話に影響はないのですが、物語冒頭の足を採寸しながら年齢の話をするシーンが重複するシナリオに変わっています。
あそこは原作のままにしておいてくれた方が私は好きだな。
あと、トラック4の頭は原作では濡場のワンシーンが入るんですけど、省かれています。
その代わり濡場に自然に組み込んでありました。
音ではこの方が分かりやすいと思ったので、こちらは納得。

阿座上さんも斉藤さんも声を張る感じではなく静かに演じられています。
斉藤さんはちょっと浮世離れした不思議さんな感じが伝わってくる絶妙さで、阿座上さんは穏やかに丁寧に演じられていて、ベンジャミンとターナーにとてもよく合っていました。
BGMもささやかに聴こえるくらいの音量にしぼってあるので、BLCDなんだけど落ち着くCDです。
エッチシーンは1回だけあるんですが、原作もそうなんですが最後まで終わる前にフェードアウトします。
控えめですので濃厚な物を求めている方には不向きかもしれません。
すごくピュアで、静かに優しく進むお話です。

評価は悩んでいて。
寝る前のリピ率が高くて気に入っているんだけど、BLCDとしては萌かな。
でも、ドラマCDとして考えると萌2。
とりあえず萌2に近い萌で投稿させてもらいました。

アニメイト特典ミニドラマCDはspecial episodeが3本とキャストトーク。
special episodeはコミックス1巻のアニメイト・コミコミ特典とコミックス2巻の描き下ろしエピソードの内容で、どれも本編と繋がりがあります。
トークCDでの阿座上さんの「テーブルに置いて拾う」っていう表現にはなるほど...!となったし、「ちょうど冬で...」というお話に激しく同意してた斉藤さんも可愛かった。
おふたりとも原作の理解が高くてファン並みのトークをしてくださるので、キャストトークCD楽しかったです。
ご興味ある方は聴いてみてください。

ところどころ惜しい

原作既読、阿座上さん目当てで聴きました。
高梨さんは拝聴するのが初めましての方でお声を楽しみにしていました。
少し硬質で几帳面さと美人さの混ざる、なるほど瀬乃らしいお声です。
お目当ての阿座上さんは思っていたよりナチュラルなトーンで、どう言えばいいのかな?俺様感は少な目な感じで凌介を演じられていました。
自分の中ではもっと癖が強めな感じかと思っていたのですが、私の解釈違いでこれが凌介だと気づくことができたのでよかったです。
「そんなの履いてたの」のところも、思っていた言い方とは違ったんですが、こういう言い方だったんだー!と発見できてよかった場面でした。

原作既読だとわかることなんですが、モブとヤります。(苦手な方ご注意)
なんか萌えきれないのはこれがあまり好きじゃないからなのかな。
私は原作も1巻はあまり刺さらなくて2巻から好きになりだしたタイプなのでCDでもこうなのは想定内なんですが。

聴いていて一番萌えたのは現代シーンよりも過去回想シーン。
阿座上さんの演技で一番ときめいたのも、両親からヒートのΩをあてがわれてヤるところ(濡れ場な上にモブとのシーンですみません…)からの、寝ている瀬乃との「挿れたい、挿れたい、孕ませたい、孕ませたいっ」のシーンです。
切迫感と年相応の若い色っぽさを聴かせてもらいました。
高梨さんも同じく、現代と過去の声音の変化がお上手でした。
そして、二人とも幼少期がとてもかわいい。
瀬乃の幼い頃は女性が演じているのですが、漫画で読んでいた時よりさらに愛らしさが伝わってきました。

声優さんの演技はよかったのですが、惜しい点がところどころあります。
1番惜しく思うのは、SE(射精音)が変なこと。
なんでこんな音に…????
聴きながら笑いはしなかったんですけど、先にレビューをお書きになっていらっしゃるゆめのへやさんの感想を拝見させていただいて吹いてしまいました。
それだ…!表現が的確でいらっしゃる!!!!
私も某所はまさしく魚がビチビチ跳ねる音に聴こえます。
全部の射精音が魚なわけではないんですけど、他の箇所もやっぱり違和感があって、せっかくのムードをそがれるというか気が散ってしまいます。
あと、いつものシャルムガットさんよりBGMが控えめになったのはいいんですが、クラブのシーンはあのようなクラブだと分からないようなささやかな音にする必要はなかったと思う。
もっと臨場感がほしかった。
シャルムガットさん頑張ってください。

細かいことを言うと、トラックの刻み方ももう少し刻んでくれると嬉しいなと。
CD1枚に2トラックなので、Disc1は1トラック30分超えだったりします。
途中から聴きたい時はちょっと不便です。