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俺は陸のYESしか聞く気がないよ
ずっと待ってた3巻!!
ようやく読めました〜!
鴫原の生い立ちがわかってきた陸。
ここまではひたすら鴫原キモすぎるー!でしたがここにきてこれは純愛なのかも…?な展開に。
表紙の陸の表情も柔らかく…。まっすぐな陸だからこそ鴫原がどうしようもなくハマっちゃうものがあるんだよね。
めちゃくちゃいいところでまた次回で…次巻の発売までまた耐えねばなりません…つらい。。
ちなみに12話の扉絵がメッセージ性を感じてすごく好きでした。
囚われてがんじがらめの陸、それも深い深いところに仕舞われてるって感じで…性癖です!
今の鴫原が形成された背景が見えてくる3巻。彼が自分で語らないから、知り合ったばかりの第三者から情報を引き出そうとした陸の行動力はもちろん向こう見ずな勢い任せなものではあるけれど、北白河の言う通り特別な情がなければできることではないし、嫌いじゃないと思いました。流されたり萎縮し過ぎたりせずちゃんと自分で抜け出して、その足で鴫原の家へと向かう芯のぶれなさも受けとしてはとても好みです。
鴫原は父親と同じ行動をすることで自分も彼と同類の人間なのか知りたかったのでしょうか。不快に感じるものにあえて突っ込んで、そこから見える世界を自分の目で確かめたかったのかもしれない、なんて思いました。大丈夫、あなたは人をまともに愛せる人。次巻以降は陸が光の方向へ導いてくれそうですね。その過程で、陸が受けた傷の深さにも鴫原がちゃんと向き合ってくれるといいな、と思います。
家族公認でいつも堂々と目の前で読んでますが、今回は冒頭から慌ててそっと本を閉じて読む角度を調節しました。www 何人かの方のレビューを読む前に拝見したのですが、この事なのねと妙に納得してしまいました。凄かったです。特にカラーページ。
お話的には洋二と陸の仲が進んだように思いました。陸が洋二の事を見限ることが出来ないのも何となく理解できました。
そして今巻で初登場した人物ですが、彼も闇が深そうでした。妹も碌なもんじゃないんだろうなと勝手に想像しました。こんな兄妹を産み出した家業が恐ろしいです。
この人物を洋二が社会的に抹殺して、復讐したら面白いのではと思わず妄想してしまいました。
本家の「何かいいの見つけた!」よりかなりダークですが嫌いじゃないです。あのお話の裏でこんなことが起きてたのね?と新たな発見をした気分です。
次巻こそはDKらしさに近づいて陸に笑顔が増えますように!
「なんかいいもの見つけた」から全て読破しておりますが、ますます話が盛り上がってきて沼から抜けられません。元ネタのむろまち君たちの3巻分をスピンオフの「なんでもいいから消えてくれ」が巻数を超えていきましたね。4巻目の続きが早く読みたくて身悶えしています。このご時世にR指定ではなくここまではっきりと男の子の大事なところが描写されていてひなこ先生、大洋図書様本当にありがとうございます。これぞBLを嗜んでいる者たちが待ち望んでいた傑作なのではないでしょうか?
普段はあんまり感情移入しないように読んでいるつもりなのですが、この作品を読んでいる時は多分時に陸、時に洋二の視点で入り込んでしまっている気がします。
なので、絶対に許せない…!って洋二の事を思いながらも陸に縋りたくなったりして自分の気持ちが定まりません。
定まらないのに、凄い没入感で読み耽ってしまいます。
そしてこの3巻はそんな没入感が1,2巻とは比にならない位の引力を放っていました。
とうとう明かされる洋二の歪みの始まり…「奪われる」事への幼少期のトラウマが強い執着を生み、同時に「奪われない」為に虚無を同時誘発させて自ら手放せるよう来るもの拒まずというガードを築いてしまう…
こんな洋二を知ってしまったら……
やり切れない……。
中学生の時の陸の気持ちなら絶対に洋二は許せなかったのに、この3巻を読んでしまうと陸に洋二を救ってあげて欲しい…!と心から願ってしまう。
そして陸も洋二を救う事で救われる気がしてならないのです。
それが正しいのかどうか…
良く分からない……。
分からないからこそ、最後までこの2人を見届けたい!!
次巻、お待ちしています…!