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俺は陸のYESしか聞く気がないよ
執着攻めがだーい好きなので、ずっとレビュー読んでは、気になるな〜〜っと思っていたものの、「攻めがクズ」の一言で怖気付いて読んでいなかった作品。
だって、重い愛がある攻めが好きなんだ。
ただの愛がない執着なんて…
ただ、やっぱりどうしても気になって3巻発売のタイミングで購入したのですが、
もっと早く読んでおけば良かった〜〜!!×100
自分が何でこんなに陸に執着するのか自分でも分かっていないけど、考えるよりもよりも行動が先に出てしまう洋二。
陸の気持ちを慮る心の機微がなくて、それで執着するから、憎まれてしまう洋二。
確かにクズなんだけど、意図的なクズじゃなくて、自分でも自分の心わかってないから大事にできない、だから好きなはずの陸の心も大事にできないという、器用じゃない不器用なクズなの切ない…けど、最高!
陸も陸で、「洋二が何で自分にこんなに執着するのか?」と自分の気持ちをちゃんと追いかけ、洋二の様子が変だと追いかけ、洋二の執着に流されないで、洋二の心も自分の心もとっても大事にしている。
心の持ち方が正反対な二人だなって思うのですが、だからこそいずれぴたっとお互いの気持ちがハマる時が絶対に二人にはくるので(確信)、その時を読むのが本当に待ち遠しいです…!
3巻では何で洋二の感情の偏差値が0に近くなってしまったかが分かる過去も垣間見れてぐっとお話が進んでいて、洋二の心がやっと見える終わり方でみちゃくちゃ続きが気になります!!
次巻めちゃくちゃ楽しみです!!!
普段はあんまり感情移入しないように読んでいるつもりなのですが、この作品を読んでいる時は多分時に陸、時に洋二の視点で入り込んでしまっている気がします。
なので、絶対に許せない…!って洋二の事を思いながらも陸に縋りたくなったりして自分の気持ちが定まりません。
定まらないのに、凄い没入感で読み耽ってしまいます。
そしてこの3巻はそんな没入感が1,2巻とは比にならない位の引力を放っていました。
とうとう明かされる洋二の歪みの始まり…「奪われる」事への幼少期のトラウマが強い執着を生み、同時に「奪われない」為に虚無を同時誘発させて自ら手放せるよう来るもの拒まずというガードを築いてしまう…
こんな洋二を知ってしまったら……
やり切れない……。
中学生の時の陸の気持ちなら絶対に洋二は許せなかったのに、この3巻を読んでしまうと陸に洋二を救ってあげて欲しい…!と心から願ってしまう。
そして陸も洋二を救う事で救われる気がしてならないのです。
それが正しいのかどうか…
良く分からない……。
分からないからこそ、最後までこの2人を見届けたい!!
次巻、お待ちしています…!
ひなこ先生、、、一生付いて行きたい…!
多種多様なBL作品が生まれ、愛され楽しまれる時代の中にあっても常に「ひなこ先生の作品らしさ」の輝きが失われないなんてレベルではなく、その鋭い光の光度が高まっていくばかりで目が眩む程の眩さ…!
何て書いてこの自分が昂揚する気持ちを伝えたらいいのだろう
優しいBLや丁寧なBLから得られる感情も、ちょっとえっちなBLから得られるドキドキ感も大好きですが、ヒリヒリするような抉って来るドロっとした感情に包まれるような、、、鋭利な角度から切り込んで来る作品からしか得られない感情があります
決して全部に共感は出来ないし、しちゃいけないって思いながら読んでいるのですが、それでも片時も目が離せないし洋二の一挙手一投足に心が奪われて囚われてしまう
そんな洋二の過去が明かされていく今巻、、、
堪らなかった
陸の行ったり来たりしてしまう感情がそのまま自分の感情のようで、異常なほどの没入感を全身で感じながら読み耽りました
この先に救いはあるのだろうか
例えどんな結末でもいい
ひなこ先生が描き切って下さる洋二と陸の結末をただじっと待つ事しか出来ない
そしてリアタイで待っていられる幸せを噛みしめています
3巻発売おめでとうございます。
最初から怒涛の展開ですが、3巻もまだまだ目が離せない展開でした。
個人的にこの作品において疑問なのが
・洋二の陸への異常な執着はどこからくるのか
・陸への執着は信用に足る愛なのか
という2点なのですが、3巻はその部分に少し触れたかのように見えて、相変わらず謎多きままだなあという印象でした。ただ得体の知れない雰囲気だった洋二が徐々に人間味を帯びてきた気はします。
どちらかというと洋二よりも陸の洋二への気持ちに変化があった巻だと思います。
今までは気になるけど嫌い、信じられない、関わりたくないだったのが、気にかけてしまうこと、そしてどうしたって自分が洋二を好きなことを認め、それでも洋二を信用することも怒りをなくすこともできないという現状を受け入れたのかな、と。
しかしこの2人を見ていると一度浮気したら二度と信用してもらえないんだぞ、というのをヒシヒシと感じますね。
すがるような洋二のセリフで締めくくられた3巻ですが、この後4巻がどういう風に続くのか、本当に楽しみです。
「なんかいいもの見つけた」から全て読破しておりますが、ますます話が盛り上がってきて沼から抜けられません。元ネタのむろまち君たちの3巻分をスピンオフの「なんでもいいから消えてくれ」が巻数を超えていきましたね。4巻目の続きが早く読みたくて身悶えしています。このご時世にR指定ではなくここまではっきりと男の子の大事なところが描写されていてひなこ先生、大洋図書様本当にありがとうございます。これぞBLを嗜んでいる者たちが待ち望んでいた傑作なのではないでしょうか?