愛なきお見合い結婚から始まった二人に
子供ができて家族になり、愛情が芽生えてゆく過程が
めちゃくちゃよかった~!
プレイボーイで無職のα・宗孝は父の勧めでお見合いした
モデルの綾斗と婿入り婚をすることに決めますが、
いざ結婚生活が始まってみると想定外のことばかりで…。
愛がないどころか、子作りも人工授精なんてひどい!
と思っていたけれど、最終的には綾斗も絆されデレて、
相思相愛夫夫になってゆくのがよかったです♡
宗孝そっくりの息子ちゃん・唯人も成長するにつれて
どんどん可愛さが増してゆきました♪
続編も決まったとのことで、あまあまな二人も見られるのかな?
番になることだけがαとΩの絆ではないけれど、
やっぱりいつの日か二人が番になれるといいなぁ。
本作は前世と今世が絡み合うファンタジーでした。
大企業・宇条家の次男として生まれた知隼は
前世の記憶をもつ“Keeper”と呼ばれる特殊能力者。
彼にはずっと探し続けている真実があり…。
知隼の部下である郡司が前世の恋人・“広仁にそっくりと明かされ、
彼もまた前世の記憶の保持者?いつ蘇るのだろうと期待していましたが、
結果としては郡司=広仁ではなかったのだろうか?
もし、そうならばロマンチックだったのに…と拍子抜けだったけれど、
最後の最後に知隼の口から明かされた衝撃の事実により、
そんながっかり感も全てもっていかれました。
前世の記憶もちという設定はありがちですが、
知隼のようなパターンはなかなかいないのではないでしょうか。
知隼と郡司の出会いが運命によって決まっていたのだとしても、
郡司の愛情の誠実さはなんら変わらないんですよね。
来世の知隼の記憶の中にある郡司と過ごした日々が幸せそうで
なんだか涙腺にきてしまった。
過去生で犯した罪に苦しめられてきた二階堂も、
卑怯者ではあっても今世の彼に罪はないわけで、
そう考えるとちょっぴり不憫に思えてしまいました。
ストーリーがとても上手くまとまっていて面白かったです。
ただ、ストーリーに比重を置いた分、
知隼と郡司のイチャイチャがちょっと物足りなくて
恋人同士として過ごす二人ももう少し見たかったなぁ。
人気アイドルデュオ「SUGGAR BOYS」の氷室侑李は
相方の美角梓真の隠れファン。
人前ではクールを装っている侑李ですが、
実は自宅の部屋は梓真のグッズで埋め尽くされていたり、
隣で歌って踊る梓真が格好良すぎて脳内では大騒ぎしていて、
その表と内のギャップに笑ってしまいます♪
一方、梓真も子役の頃から活躍している人気芸能人で、
裏では実は遊んでいたりするのかな…?と思っていたら、
恋愛よりも仕事にまっしぐらな見た目通りの真面目&爽やかさでした。
ただ、侑李への恋を自覚すると意外にもぐいぐい押しが強めだったり、
キラキラアイドルたちの舞台裏での秘密の恋愛模様に悶絶しっぱなしでした♪
恋は成就したものの、梓真のガチファンすぎて耐性ができていない
侑李に合わせてその後の進展はゆっくりで本作では最後までは至っておりません。
続編が決定したとのことでしたので、続きはそちらでかな?
続編ということでイチャイチャはもちろん期待していたけれど、
まさかここまで爆甘な二人を見られるとは・・・・・・・!!!
はじまりは顔を合わせればケンカばかりだった蓮と那緒。
にもかかわらず、ひょんなことからセフレになってしまい、
素直になれないのに好きばかりが募っていく二人に
やきもきさせられまくっておりました。
そんな二人が晴れて恋人同士になって、
しかも、その後のあまあまが見れると聞いて
もうこんなの飛びつかずにはいられませんでした。
結果からいうと想像を何十倍も越えてあまあまでびっくりしました。
最初の方では相変わらず、照れ隠ししてしまう蓮でしたが、
那緒を喜ばせたいとレッスンの末に言葉も態度も糖度爆増しな
溺愛彼氏に成長を遂げてくれました♡
過去にはケンカップルぶりが嘘のように、
人前でもイチャ甘オーラ全開な二人に胸が多幸感で満たされまくりでした♪
本作、著者様のデビュー作にあたると読後に知りました。
え、ほんと?
1作目にして既にこんな独自の空気感を作り込めるのってすごっ。
内容は同じ会社に勤める後輩×先輩のお話で、
ありそうと言えばありそうかもしれない。
意表を突くような展開も派手さもないのだけれど、
年齢も性格も属してきたグループも異なる二人が恋をして、
愛を育んでゆく過程がすごく愛おしくてたまらなかった。
生真面目が過ぎて何事も考えすぎちゃう後輩の原井と、
人たらしでいつも人の輪の中心にいるような先輩の大竹。
本作では二人が一夜を共に過ごした後からお話が始まっています。
一方はもう付き合っているつもりなのに、
片方は相手が自分のことを好きなのかもわかってなくてドギマギしてたり、
ちょっぴり不器用でじれったくて、だけど、ちゃんと愛がこもっている、
そんな二人のやりとりが微笑ましくて口元ゆるゆるさせながら読んでいました。
原井は大勢の中に混じるとちょっぴり変わったタイプなのかもしれないけれど、
好きな人には一途で誠実で、そのまっすぐさにキュンとさせられちゃいます。
原井としては人と関わることってあまり得意じゃないのかもしれないけど、
一度かかわってしまうと癖になって愛でたくなってしまうようなお人柄でした。
大竹の元カレと飲み会で対面して途中ヒヤリとさせられたりもしたけれど、
いやな感じにはならなくてよかった…。
それも原井の性格ゆえなのかも…?
次回作もご予定はあるのかな?
絵も綺麗で、心理描写も繊細で、作中の空気感が素敵でした。
また次回作も読めたら嬉しいなぁ。
距離感バグ幼馴染みの、1カ月限定の恋
高校生の歩と宏希はお隣さんで子供の頃からずっと一緒の幼馴染み同士。
この先も宏希との変わらない日常が続いていくと思っていたのに、
宏希が引っ越しすることになってしまい…。
突然の宏希との別れに寂しくなる歩でしたが、宏希から
「ずっと好きだった。一カ月だけ恋人になってほしい」と告げられ、
期間限定の恋人同士になることに。
はじめは宏希との関係が気まずくなってしまうことを恐れて
流されるままに告白を受け容れた歩でしたが、
幼馴染みから恋人モード全開の宏希に不覚にもときめいてしまいます。
それまでも周囲からは熟年夫婦なんて言われてしまう程度に
距離バグ気味ではありましたが、長年片想いを秘めてきた宏希なので
歩公認の“彼氏”になると糖度が爆増しになり、
そのド直球すぎる溺愛っぷりにニヤニヤが止まりません!
歩を見つめる眼差しが、触れる手に愛がダダ漏れだよ!!
人前でもあまり隠せてはいないけれど、二人きりになるとさらに
言葉で、態度で、歩に「好き」をこれでもかと伝えてくれる宏希が
あまあますぎるんです///
こんなの絆されない方が絶対無理ー!!!
照れ隠ししながらも絆されて宏希を意識せざるを得なくなってゆく歩に
共感しかありませんでした。
絆される形ではじまった関係ではあったけれど、
恋人として過ごすうちに歩も自分から宏希への想いを自覚してゆきます。
そして、仮恋人期間が終わるのを待って今度は自分から宏希に告白した歩。
歩がどんなに手を繋いでくれても、キスを受け容れてくれても、
それでもずっと自分の一方通行と思っていた宏希だけに、
この逆告白シーンでようやく彼の恋が報われた気がしてぐっときちゃいました。
ようやく想いが通じ合うも、その後遠距離になってしまう二人。
でも、ラストでは約束通り、宏希は大学進学と共に歩の元に戻ってきており、
今度こそ本当の恋人として幸せそうに過ごす二人の姿に多幸感が溢れました。
シェアハウスで仲間たちとルームシェアをしていた奏太ですが、
それぞれが旅立ってゆき、気付けば元バイト仲間の諒と二人きりに。
いつか諒もまたいなくなってしまうのではと寂しがる奏太でしたが、
諒から「お前のこと好きだし」と告白され…。
広田先生といえば既刊での学生同士のピュアラブのイメージがありましたが、
今作では社会人同士のちょっぴり大人な二人の恋物語でした。
とはいえ、根底はやはり変わることなく、
片想いを一途に秘めてきた諒の健気さにキュンとさせられたり、
恋愛経験なさすぎて鈍感すぎる奏太にもだもださせられたりと、
大人同士でも変わらぬピュアな恋模様に悶絶しっぱなしでした。
途中、恋愛下手が災いしてから回ってしまう奏太にじれじれしましたが、
最後は諒の長い片想いが報われてよかった…!
広田先生というとエロなしイメージでしたが、
今作では恋人同士になった後の二人のキスの先も描かれていますが、
そこでも慣れない奏太に合わせてゆっくりと進めてくれる諒の優しさに
キュンとしちゃいます。
両片想いの幼馴染み同士がすれ違いっぱなしラブコメでした。
幼馴染みで白王子こと白塚優也に想いを寄せる祥平。
大学に入ってからもそのモテっぷりはすさまじく、
せめて気持ちを伝えようと告白を決意するも…。
両片想いなのに言葉足らずが災いして
面白すぎるくらいにすれ違ってしまう二人。
結局気持ちはまっすぐに伝わらずセフレ状態になってしまい…。
もう言葉が歪曲して伝わりすぎてどうしてそうなった状態で
じれったすぎて悶絶しっぱなしでした。
お互いにこんなにも好きがダダ漏れなのに、
どうしてお互いのことだけはこんなに鈍感なのでしょう。
わざとか…?焦らされてるのか…?
数多のすれ違いの末に最終話でようやく想いが通じ合った二人ですが、
ここまで焦らされてきた分に対してイチャ甘ページが足りなすぎる~!!
どうか、二人の恋人編を描いた続編を下さい!
お願いですので二人のあまあまを供給して下さい~!
はじまりから既に一瞬たりとも目が離せなかった本作ですが、
2巻になっても引き続き手に汗握りっぱなしでした…フゥ。
追手から追われる中、魔女である啓悟と本契約を結び、
遂に使い魔となった夏美。
今巻でも相変わらず終始追われる身の二人でしたが、
周囲と駆け引きをしながら情報収集や協力を得て攻勢に転じます。
そうした中で成り行きで始まった啓悟と夏美の絆も深まってゆき、
ドキドキしつつ互いに信頼し合う二人の空気感に萌えを感じる場面も。
じわじわと反撃の一手を準備する二人ではありますが、
敵方もかなりヤバい空気がプンプン。
ヒィ~痛そう!あ、危ない…!の連続でまだまだ安心することはできず。
早く啓悟と夏美にとって穏やかな日々が訪れるよう祈らずにはいられません…!
あ、1冊丸ごと表題作だと思い込んでいたら短編集でした。
だけど、短くはあってもどれも重くてめちゃくちゃ心にずんとくる…
さきしたせんむ先生というと、激重執着攻めだけどコメディタッチで
過激などエロってイメージだったんですが…
今作には全編通してシリアストーンが貫かれていました。
表題作他『ほねとかわとがはなれるおと』や『mouth to mouse』は
ホラーアンソロジーに収録されていたということもあってホラー寄りです。
でも、個人的にはホラーではないはずの表題作が一番怖かったかも。
表題作のラストは「幸せ」という台詞で締めくくられています。
でも、読み手側の受け取り方にもよるけれど、私はメリバだと思っています。
幸せ?これが?共依存では…?
亮平と妄、どちらかが幸せになるためにはどちらかが不幸になるしかなかった。
亮平は妄を生かすために自らの人生を捧げてくれたけれど、
いつの日かまた妄の前から姿を消してしまう気がしてならないのです。
そのとき、妄は今度こそ自らの命を絶ってしまうかもしれない…
幸せという言葉に反して、そんな切なさや苦しさがこびりついて離れないのです。
他2編もメリバではありますが、
『mouth to mouse』のラストに泣きそうになってしまった…。
どれも精神的に食らいすぎるので心が疲れているときには読み返せないし、
ゆえに前のめりではおすすめはしづらいのですが、確実に読んだ者の
胸を抉ってくる1冊ではあります。