電子限定おまけ付き
表紙とタイトルに惹かれ手に取りました。初めての作家先生だ〜と思いましたが、それもそのはず、デビュー作だそうです。
こちらのお話、特段何か事件が起こるわけでもなく、出てくる主人公たちもごくごく普通の人たち。(あ、サブキャラクターはちょいとクセ強めかな?)
職場の先輩・後輩のふたりが喫煙室から恋に発展し、その後のふたりの日常が描かれています。
派手さがあるお話ではありませんが独特で惹かれます。キャラクターがすごく個性的というわけでもないし、わかりやすいカッコよさみたいなものもないのに、なーんかいいんですよね。
感情移入しながら読むというよりは、ふたりの日常を覗いてる感じ。
続編も読んでみたいなぁ。
本作、著者様のデビュー作にあたると読後に知りました。
え、ほんと?
1作目にして既にこんな独自の空気感を作り込めるのってすごっ。
内容は同じ会社に勤める後輩×先輩のお話で、
ありそうと言えばありそうかもしれない。
意表を突くような展開も派手さもないのだけれど、
年齢も性格も属してきたグループも異なる二人が恋をして、
愛を育んでゆく過程がすごく愛おしくてたまらなかった。
生真面目が過ぎて何事も考えすぎちゃう後輩の原井と、
人たらしでいつも人の輪の中心にいるような先輩の大竹。
本作では二人が一夜を共に過ごした後からお話が始まっています。
一方はもう付き合っているつもりなのに、
片方は相手が自分のことを好きなのかもわかってなくてドギマギしてたり、
ちょっぴり不器用でじれったくて、だけど、ちゃんと愛がこもっている、
そんな二人のやりとりが微笑ましくて口元ゆるゆるさせながら読んでいました。
原井は大勢の中に混じるとちょっぴり変わったタイプなのかもしれないけれど、
好きな人には一途で誠実で、そのまっすぐさにキュンとさせられちゃいます。
原井としては人と関わることってあまり得意じゃないのかもしれないけど、
一度かかわってしまうと癖になって愛でたくなってしまうようなお人柄でした。
大竹の元カレと飲み会で対面して途中ヒヤリとさせられたりもしたけれど、
いやな感じにはならなくてよかった…。
それも原井の性格ゆえなのかも…?
次回作もご予定はあるのかな?
絵も綺麗で、心理描写も繊細で、作中の空気感が素敵でした。
また次回作も読めたら嬉しいなぁ。
