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好みど真ん中の世界観でした!
不思議な癒しの力をもち民から“生き神”として崇められるミルザ。
けれど、実はその神通力は彼のものではなく、
故郷の山に湧き出す“神の水”によるものでした。
民を騙していることに罪悪感を覚えながらも、
今更真実を打ち明けることもできず、
“生き神”を演じる日々を送っていたミルザの元に
隣国から“首狩王”の異名をもつアスラが訪れます。
自分とは正反対に奔放なアスラに戸惑うミルザでしたが、
そんな明るさの裏で呪いを身に宿していることを知ります。
そして、逢瀬を重ねるごとに惹かれ合ってゆく二人でしたが、
それぞれの立場がその想いを許さず…。
メリバだったらどうしよう…とドキドキしながらページをめくりました。
瀕死の状態にあった二人の命が助かったことや
アスラの呪いが解けたことなど結果的にはハピエンだったけれど、
細かい部分の説明が省かれていて若干ご都合展開感は否めませんでした。
ただ、世界観やストーリーは魅力的で、
王同士の恋を許された二人のその後も気になるし、
続編を読んでみたいなぁと思わせてくれました。
誰にも言えない秘密を抱え、日々国民を癒し慈しむ、花の館から出られない若き生き神。
この設定の時点で心惹かれる人はきっと少なくないはず。私もその1人でした。
美しい背景にくわえて、美しい衣装と装飾の数々に惚れ惚れします。
どシリアスな切ないお話なのかなと思っていたら、思いがけずボーイミーツボーイな香りがしてくる、とても爽やかなお話でした。
泥で固まっていたミルザの心に、ある日突然アスラという名の砂漠からやってきた褐色の風が吹き抜け、諦め閉ざしていた世界がパッと開いていくよう。
なんだか意外な展開だったので、煽り文やあらすじを見てもっとヒリヒリしたものを想像していると、ちょっと首を傾げるかもしれません。爽やかです。
…と、設定も作品の世界観も最高に好みなのですが、やや萌寄りのこちらの評価になってしまったのが惜しいです。
アスラとミルザの交流はどれも本当に良かったんですよね。
わずか10歳の頃から自由を奪われていた青年が、外の国からやってきた青年の手を取って、外の素晴らしい世界を少しずつ知って前向きになっていく姿はやはり気持ちが良いです。
ただ、かなり駆け足だったなとも思います。ギュッとしている。
2人の関係が心地の良いものに変化していく様は丁寧に描かれてはいるのだけれど、そこから体を繋げる関係になるのか?と考えるとどうだろうか。
ここまで丁寧なのだから、もう少し時間をかけて説得力のある恋愛面を描いてほしかった。分量が足りないように感じます。
首狩り王・蛮王と呼ばれるアスラのエピソードもほぼなく、アスラの呪いの詳細もよくわからないままだったこともすっきりせず…
アスラを掘り下げたら絶対におもしろいと思うのです。
ここはもっと詳しく読んでみたかったな。
呪いがかかった手を凝視するアスラのシーンや、侍女の立ち聞きなど、途中で突然読むコマを飛ばしたかな?と思ってしまう箇所が何箇所かあったことも気になりました。
繰り返しになりますが、世界観と設定、そして2人の関係性はとても素敵。
良かった部分も多かっただけに、じっくりと読みたかったです。
先生の「カーストヘヴン」が好きな作品。
先生の描くファンタジーに興味を持って読んでみました。全219ページ。以下ややネタバレあります。
まずは表紙と数ページのカラーイラストが大変美しいです。色合いが素敵。うっとりします♡
(ただアスラの目の色は金色では?)
ストーリーですが、一読して、素敵なお話と思うのに、どうも没入できない感じがしたので、再読して理由を考えてみました。
《良かったところ》
・キャラデザは受けも攻めも好みです。
攻めのアスラはガタイのいい褐色長髪男前でかなり好きなビジュです。受けのミルザも美人受けで良きです。体格差も好きです。
また衣装なども素敵でした。
・アスラはもっとクールで、年上か同い年かなと予想してたら、かなり人懐っこい年下攻めでワンコみもあって可愛いです。ただ王としての威厳はあまり感じなかったです。
・アスラとミルザが交流していくうちに、えっちなことはせずに徐々に惹かれ合っていく描写はほっこりしました。
・ストーリー重視で、えちが控えめなのは作風に合っていて良かったです。二人の初めては、恥ずかしそうな受けが可愛くて、受けを気遣いながらも夢中になるアスラも格好良くて、良き濡れ場でした。
《ちょっとう〜んなところ》
・「花神と蛮王」というタイトルだが、本作は花神についてがメインで、アスラの蛮王の部分の描写が少なくて物足りなく感じた。
アスラの呪いについての説明も僅かでよくわからないし、なぜ“首狩王”と呼ばれるようになったのか、本当に残虐な蛮王なのかなど、もっとアスラについても描いてほしかった。
つまるところ1冊では紙面が足りないと思う。ファンタジーで説得力のある世界観をしっかり描くなら、せめて上下巻にしてほしい。
・アスラが基本明るい性格で、ごくごく僅かに闇な面が出てきたけど、物足りなかった。アスラの抱える闇の部分も掘り下げて描いてほしかった。
またアスラの呪いについての説明も僅かなので、呪いに苦しんでいる描写が出てきても「これって何?」と思って、よくわからなかった。
・付き人のダスが祭りの日に外に出て大騒ぎになるのも、意味がよくわからない。ミルザを探しに行ったのはわかるけど、そこまで幼い子どもでもないのに、なんで帰って来れなくなったのか?
ここがよくわからないので、その後の切ない展開にもいまいち感情移入できなかった。
・終盤に、あんなに二人の邪魔をしてた侍女たちがあっさりミルザを逃すのも、ちょっと肩透かし感がありました。
再読して思ったのが、やはりこの世界観を描ききるには1冊では足りなかったのではと思いました。
1冊にまとめるために、説明が省かれてふわっ描いてる部分が多いので、いまいちストーリーに没入できなかったように思いました。
せめて上下巻にして、アスラや土の国についてももっとたくさん描いてほしかったです。
とはいえ美しいファンタジーで、アスラとミルザの美男×美人カプは好みで素敵でした。
本編では濡れ場1回なので、描き下ろしでもしっかりえちえちな濡れ場を描いてくれたのも嬉しかったです。アスラの肉体美も良きでした♡
描き下ろしでも、アスラのダークサイドがちょっぴり出てきたので、やっぱりそこをもっと掘り下げてほしかったと思いました。
電子 ライトセーバー修正
アスラの巨◯がぼんやり発光で大変残念です。せめて白抜きで見たかったです(T ^ T)
神話や伝承を読んでいるような世界観が印象的な作品でした。
幼い頃の出来事がきっかけで神の領域に近づけないアスラと、生き神として崇められてきたミルザ。
アスラの前では普通の人でいられるミルザが惹かれていくのも自然で良かったです。
二人の距離が縮まる一方で、生き神としてこの地に残ることを選ぶミルザ。
離れることを覚悟しながらも「魂を連れていってくれ」と想いを伝え合う場面が切なくて印象に残りました。
正直、神や呪いにまつわる設定は最後まで理解しきれなかった部分もありました。
ダスだけが秘密を知っていた理由など気になる点もありましたが、不思議と物語に引き込まれました。
細かな謎は残るものの、お話として面白かったです。
最終的に二人が一緒にいられそうな結末だったのも嬉しかったです。
クマリがモデルなのかな。
主人公は不思議な癒しの力を持ってると思われて幼少期から閉鎖的な環境で育っています。
が、癒しの力は水の持つ力で
無くなるたびに故郷に戻って取りに行っていると。
そこで攻めと邂逅して
その攻めは呪いにかかっている外の国の王子でと。
神と蛮族と言うより
姫と呪われた王子という印象です。
読み終わったあとの印象は ひどいことされなくてよかったー…というのと
旅立ちはしないんだ…という あれ?感。
一生 生き神としていきるんだろうか。。。
水の力がバレたなら彼である必要もないのに。
美しいけれど、なんか物足りないなぁと思ってしまいました。呪いとけないし。
