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読み終えるのになかなかにカロリーがいる7巻でした。
島の外の世界の存在が明らかになり、
今巻では遂にアルトが島の外へ出てエルヴァと離ればなれに。
そこからは終わりまで、離ればなれのままでした。
もちろん物理的に離れはしても互いのことで頭がいっぱいな二人なので、
二人のそれぞれへの想いは感じられるものの、
やっぱり近くで互いを想い合い、触れ合えないままなのは
ちょっぴり寂しかったです。
ただ、今回は寂しいだなんて言ってられない程の
壮絶な展開がアルトとエルヴァを待ち受けておりました。
島の秘密を探るために島を出てレティの実家を訪れたアルトでしたが、
そこで島の存在に否定的な親戚たちや島の領主・シヨンの兄でもある
バルトロたちと出会うことに。
このバルトロ、既に見た目からして胡散臭さプンプンですが、
昔幼いエルヴァに酷いことをしでかした張本人だったのです。
そんなエルヴァへの未練からアルトは事件に巻き込まれてゆきます。
1巻から振り返るとかなり方向性が変わってきたような、
アルト側の島外エピソード、特にゲームに巻き込まれてしまう流れは
若干脇道に逸れてしまった感も否めませんでした。
一方、島でアルトの帰りを待っていたエルヴァ。
寂しさに耐えてアルトの帰りを待っていた彼を悲劇が襲います。
アルトもエルヴァもしんどいけれど、
鬱さ加減で言うならエルヴァの方かもしれません。
突如島で起きた島民たちによる悪魔狩り。
そして、そのターゲットはニナやバジル、黒海の成り代わりたちでした。
確かに島民たちの影で暗躍する彼らのポジションは悪に違いなかったけれど、
こうなってしまうと誰が善で悪なのか、わからなくなってしまいました。
人ならざる存在ではありますがニナたちだってただ生きたかっただけで、
夫や赤ちゃんへの愛情は本物でした。
これまでは彼らが本当の人間のように結婚をして子供を増やすのも
所詮は黒海として島を支配するための一手段に過ぎないと思っていたけれど、
我が子が危機に晒されたときのニナの悲痛な叫びは
紛れもなく子を愛する親のそれで、胸に突き刺さりました。
そして、ニナと共に胸に残ったのがシヨンの存在でした。
ここに至るまではエルヴァの幼馴染みであり、
にもかかわらず、幼いエルヴァが辛い目に遭っていた時も
助けるでもなくただ傍観するだけの人の心のない男に思えていました。
ただ、シヨンもニナと結婚し子供を設けることで自分の中に
愛情のような、何かを見つけようとしていたのかもしれません。
娘のヒルダを見つめる眼差しはただの冷血な人間とも言い難く、
彼も彼なりに苦しんできたのかなぁと思わずにはいられませんでした。
少なくとも真性クズ野郎の兄よりはマシな人間だったのかも。
ずっとどんなに辛くても耐えて耐えて、
島民たちを黒海から守り抜くという使命を全うしてきたエルヴァ。
けれど、彼らはそんなエルヴァの想いを知ることなく傷つけあい、
たくさんの人が死んでしまいました。
目の前の多くの死に胸が抉られ、もう身も心も満身創痍のエルヴァ。
どうしてこんなときにアルトが傍にいてくれないの…。
いや、アルトもそれなりに大変な目に遭ってはいるのですけど。
夜明けの前の暗闇とでもいうのでしょうか。
最後の最後までずっしりと重くのしかかるような読み心地でした。
早くアルトとエルヴァが再会できますように。
黒海と人間、どちらのほうが化け物なのか…
と、考えずにはいられませんでした。
最初は、世界観のしっかりした胸に迫る壮大なファンタジーBL作品として読み始めた作品でしたが、様々なことが判明していくにつれて、ファンタジーならではのつらさや厳しさ、憤りや切なさとして受け取っていたものが現実的なものとして突き付けられている感覚です。
黒海という存在があるので、ファンタジーであることには変わりないのですが、スマホやタブレットなどの現代文明がある世界のほうがスタンダードだと判明してからは、よりつらいです。
7巻はアルトとエルヴァ様がまた離ればなれなので、読んでいて心細い…。
アルトもエルヴァ様もしっかり自分の足で立ち、考え、行動しているのに、勝手に心細くなってしまいます。
エルヴァ様の墨痣の拡大スピードの速さが心配でたまりません。
アルトと早く再会してほしい…!
島の秘密と、島民たちの行動と、島外でのセレブたちによる人間狩り。
これらが全て人間の行いであるという事実を嫌悪せずにはいられませんでした。
島民たちの行動は黒海による襲撃に端を発しているので、一方的に責められない部分もあるとは思いますが、エルヴァ様の叫びが物語っていると思います。
ヘイトクライムを思い出しました。
島の秘密と人間狩りはE文書を。
消化できないこの気持ちはなんだろう。
シヨンって直接暴力とか危害を加えないけどそばで見ているって余計許せないタチなので嫌なキャラだったんですけどね。
読み終わった後に考えるのはシヨンってどんな人物だったんだ…?ですよ。
コノエの自分は欠落してるのではと苦悩を吐露するシーンが後にシヨンの赤子に興味が無い?拒否しているかのようなシーンが続くのは対比なのか、それとも同じ苦悩があったのか。
しんどい展開まみれの中エルヴァとアルトの絆が純粋に輝いて見える。
互いのぬくもり求め合う描写とか、二人の成長が切なくて尊い。
しかしながらもエルヴァの優しさが危なっかしいし、アルトもエルヴァのためなら危険な道に敢えて挑むのがハラハラするしでやっぱりふたりは一緒にいないとね。
ほんとにハピエンくるんですよね!?
この後の展開が未知数だし、アルトの墨痣がどうなるのか。
精密検査でも分からないことは多かったけど人間とは違う種族とのこどもってのが証明されてたことにハッとさせられました。
現代の世界観が出てきて肉体は人間なんだから遺伝子情報は人間なのでは?とかで無くあくまで別の種族なのが確定したことに。
現代とファンタジーが混ざってなんか混乱してぐるぐる考えてしまいました。新しい感覚で面白いです。
黒海ってなんなんだ…?
怒涛の展開で心追いつかないけど、絵も綺麗で人間描写に魅了されました。
しんどいのに8巻が待ち遠しすぎる…
シヨンがなんなのか、読み返しても読み返しても解らないんだよな
変な人で放置していたらどうなるのかをただ見届けたいだけ?ニナやヒルダのことどう思っているのか
名前の意味とかから考えたり…
そしてバルトロ
ゲス野郎
ゲームとかもだけど、レティの身内なんかの様子も、ああいう風に島を自然にしておきたいって気になる奴がいてもおかしくないって思わされてるんかなって思った
金に飽かして人間を玩具にして遊ぶ奴も、閉じ込めて文明の発展を阻むのも思い上がりって点では同じで、でもシヨンは生物として淘汰されたりするのも含めて自然なのがあるべき姿って思ってそう?何も思ってなさそう?
ダナとラウナがいることがヒントになりそうで子供が花付きになる仕組みについて考えてしまう
双子で2人ともなるってことは遺伝子の問題なのかなった瞬間に同じ状況だっただけなのか
エルヴァがなったのがあのタイミングだったのは偶然だったのか
謎〜
東の覡はエルヴァが長く続けているお陰か大きくなってから着任したように見えるし従者もいる
大きい方が余裕があるんだと良いなぁ
他の覡を見るにエルヴァは本当に強いんだな
花付きになる前の暮らしに未練がなく自分の仕事に意義を感じていたからだったのかな
マニエリより幼い内に着任して、アルトと出会った時点でマニエリより少し長く続けられてた
でも、そもそもが孤児みたいだったエルヴァ
教会は孤児育てたりしてないのかな
どうして領主の家の周りでゴミ漁る子供が放置されていたんだろう
1度墨痣の状態になったら黒海から離れていても治らないのかな
マニエリ、治ればいいのにな
アルトは身体の中から墨痣が出てるみたい…覡はいるだけで効くってのは実はアルトの内なる黒海にも効いていたんだろうか
そもそも乗っ取るってなんなんだろう
ニナも血は赤いんだろうし、食事もしてるし
身体を乗っ取ることで染色体に影響を及ぼすってどういうことなの?
黒海が人魚で覡はその肉を食らったかのように美しく老いない
着任するまでは成長しつづけるのなら黒海に触れなければ大人になることもできるってことなのかも?
黒海は熱水噴出孔の周辺にいる生き物みたいなあの辺りでしか生きられない生き物だとして花付きは?花付きはどうして出現するの?ファンタジーでないなら理由が知りたい
とにかくこのお話を最後まで見届けたい
ずっと不穏で、しんどい。
だけど、その隙間に、光が差して、愛について想いを巡らせる。
そもそも、島の設定からして、酷い話でもあったわけで。
島ではそれがひっくりかえっているなかで、さまざまな怒りが爆破している。
島の外でも、島の怨念がしみ出ていて。
なぜにこれほどまでに、と思わざるおえないけど、だからこそ、ふたりの愛が未来を照らしてくれるんじゃないかと。
夜明け前は一番暗い。
5巻、6巻、そして7巻。3年近くもこの不穏を描いていると思うと、先生の覚悟やエネルギーに敬服する。
読んでいてこんなにツライんだから、描いている先生はもっとツライんじゃないかな。
だけど、夜明けに必要な暗、闇だと、噛み締めて読んだ。涙止まらないけどね。
私は神作だと思うよ。
完結するの寂しいと思ってたけど、夜明けが来るのが、ほんとうに楽しみだし、そのときらこのツラさも救われると。
信じてる。
