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夜明けの唄 6

yoake no uta

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表題作夜明けの唄 6

アルトノウル
18歳、エルヴァの世話をする青年
エルヴァ
26歳、海の化け物と闘う巫子

あらすじ

どんな運命でも、二人なら。
揺るがぬ愛を問う第6巻!

「俺から 離れようとするな」

歴代の覡がうけてきた凄惨な仕打ちと裏切り。
その恨みを晴らすべく、ミカイルは貴族を襲う。
復讐を止めたいとミカイルのもとに駆けつける二人だったが…。

さらに戦闘のさなか “アルトの秘密”を知らされたエルヴァは、
彼を失うかもしれないという恐怖に苛まれる。
今までとどこか様子の違うアルトを前に
エルヴァが思うのは――。

珠玉のボーイズ・ロマンス巨編
累計170万部突破!

【アルトの恋文をエルヴァが覗き見?】
番外編「Letters」も収録!

作品情報

作品名
夜明けの唄 6
著者
ユノイチカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED COMICS
シリーズ
夜明けの唄
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526775

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2

4.4

(97)

(64)

萌々

(19)

(7)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
24
得点
420
評価数
97
平均
4.4 / 5
神率
66%

レビュー投稿数24

遂に物語が動き出す

もう6巻かぁ…
初めて1巻を手に取ったときにはこんなに続くとは思いませんでした。
何巻までいくのかしら…?

前巻、黒海の力によって蘇ったエルヴァの親友で前覡のミカイル。
島民への憎しみから貴族を襲うミカイルと、
暴走する彼を止めるべく追いかけるエルヴァでしたが…。

生前も家族の愛情に恵まれず、覡として孤独のままに亡くなったミカイル。
そんな彼だからこそ、なんとか救われないものか…と願っていたけれど、
やはり悲しい結末でした。
そんな彼を目の当たりにしなくてはならなかったエルヴァもまた辛い…。


壮絶な最期を遂げた親友の死に悲しみに打ちひしがれるエルヴァですが、
さらに追い打ちをかけるようにアルトが黒海の子供と知ってしまいます。

愛した男が自分が倒すべき敵だったと知り、動揺を隠せないエルヴァ。
アルトは自分の正体に気付いているのか?
知った上で自分に近づいたのか?とアルトへの猜疑心に苛まれるも
悩んだ末にエルヴァが行き着いた答えはアルトを信じる、でした。
例えアルトが敵であろうとも、その愛は揺らがない。

そして、心を決めたエルヴァはアルトに真正面から問います。
エルヴァに嫌われたくない一心でこれまで真実を告げられなかったアルト。
そんな彼の口から真実を突き付けられるも、
アルトもが選んだのも同じくエルヴァへの愛でした。

二人の想いが通じ合ってからそれなりに時間は経過していますが、
今巻に至るまで触れ合いはしても最後までは致していなかった二人。
そんなアルトとエルヴァが長い時を経てやっと結ばれました。
(一応描写はありますが、作品の雰囲気を損なわない程度のエロです)

ようやく結ばれてよかったよかった…と幸せを噛みしめようとするも、
二人の周囲はゆっくりと噛みしめさせてはくれませんでした。

歴代領主たちが犯してきた罪の証拠を遂に発見したレティたちは
島の外へ出ることを決めますが、そこへアルトもついて行くことになり、
今一度、物語が大きく動き始めます。

せっかく結ばれたばかりなのに離れ離れにならないで~…
しかも、ラストでアルトの背中に黒い痣のようなものが…
アルトにも黒海の痣が…?え?どういうこと?

二人が離ればなれになってしまうことといい、
アルトの痣のことといい、外の世界のことといい、
不穏な新展開を匂わせて次巻へ続きます!

0

変わらないエルヴァの気高さ

う~ん…。個人的に前巻で覡の存在意義に疑問を感じた状態で。それでこの展開に持って行かれると、なんだか心が離れていきそうな気配を感じます。嫌な流れだなあ…。完結後に読めば良いって分かってるのに、待てずに読んじゃいました。
好き勝手に陸で活動できない黒海、それに対し守る必要なくない?と思わせる島民がエセ正義を振りかざし、ますます覡なんて止めちゃえ!となります。ミカも言葉なんて無駄だから、身をもって分からせてやればいいと思っちゃいました。
いろんなところで洗脳のような心理的制約が見えるけど、それにしてもこんなに必死なのになぜ視野が狭いの?と不思議に思うことが増えてきました。ここにもあそこにも疑いの目を向けないのはなぜ?ってモヤモヤしっぱなし。
黒海がアルトに攻撃っぽいことをしたのは本当に敵認定だったのかな。微妙にデフォルメ絵になっているシーンなので、この事実が重要なのかよく分かりません。好意的に見ていられるキャラも減ってきて、ちょっと辛いかも…。
と、ストーリー的にはすっきりしない展開でしたが、エルヴァの気高さが保たれていたのはすごく良かったです。アルトはヘタレなところが好きだったけど、そうも言ってられない状況で。旅立ったアルトはさらにしっかりして戻ってくるのかな。
番外編はほのぼのさせてくれて救われました。なんだかんだで次巻も期待しつつ読んでしまうんじゃないかと思います。

1

次巻辺りで大きく動きだすかしら?

ユノイチカ先生がデビューしてこのシリーズを読んだ時の衝撃がまだ残っています。最初読んだ時は難解でした。やっとこのシリーズの世界観に慣れて来たと思っていますが、まだまだ分からないことだらけです。

島を揺るがすミカイルの起こした事件はやっと収束しましたが、彼を巡っての島の人々の感情は二分されてしまいました。彼を悪だと決めつける人々とミカイルをキッカケにして島の在り方に疑問を持つ人々が己の考えを持つようになっていました。

そしてアルトは自分の存在に不安を持ち始めたりと、エルヴァ様との間に距離が出来たりと誰もが深く考え始めたのです。そしてアルトはある決断をします。エルヴァ様を解放してずっと一緒にいる為の決断なのですが、アルトの身体にある物を見つけた時には絶叫してしまいました。

ユイノチカ先生どこまでアルトに試練を与えるんですか。泣。。。

あんな小さかったアルトが女の子にモテモテになるくらいにカッコよくなっちゃって、ちゃんと時間が経って成長してるところが描いてあるのが素晴らしくて、成長しながら色んな問題にぶつかりながらも前向きに生きてるアルトが凄く眩しいんです。

アルトがこれから島の外で何を知り何を得て戻って来るのかとても気になります。また彼の父親のお話が考えさせらて、彼等は何なのか?自然発生的な物なのか人工的な物なのかも分かっておらず、何故あの島だけああなのか?一概に悪だとも言えずに考えさせられました。願わくば広げすぎて収拾がつかなくなることだけは避けて欲しいです。次巻も楽しみにしてます。

1

ここにいるよ そばにいるよ

待てのできる従順ワンコのアルトノウル(アルト・18歳・攻め)と、黒海と夜な夜な戦う覡(かんなぎ)のエルヴァ(26歳・受け)の、主従、年の差スペクタクルファンタジーBLです。6巻目になりますので既刊をぜひ読んで下さい。

感情の乱高下の激しい巻でしたっていうのが、ひとまずの感想ですねネタバレ注意です。

ミカの一連の騒動はひどく苦い後味を残して終わる形となりました。闇堕ち復活の時点で中々アレだったのにここまでの結果になってしまったのがどうにもこうにも…本当にエルヴァにとっても辛いことでした。

でもとっさの行動だったとはいえ、エルヴァ様大好きマウントでミカをあおり倒すアルトとあおり耐性の低いミカのやりとりがとても好きでした。

そして、なんと言ってもエルヴァがカッコよすぎましたね。
お前の手綱は俺が握ってやるから安心しろ的な?ちゃんと身をもってわからせてやる的な?それもこれも大切なものを手放さないために必死だからなんですよね。

クーデレで情緒が育ってきたエルヴァのとんでもなく男前で包容力がある一面(事後に攻めを腕枕して愛でる受けとは…!)と、元気で頑丈なアルトのものすごく脆(もろ)い一面。生きてるなぁ、と感じました。

余談ですが、「ここにいます」と言いながらも、アルトの方が出掛けたり行方不明になったりして、それをエルヴァが探して回る(待ってる)ケースが多い気がするな…と改めて思ってしまいました。ま、しょうがないんですけどね。そんなこんなで、また不穏分子を残して、待て次巻となりました。

修道院、貴族、領主、黒海、レティ達、様々な勢力が複雑に目的に向かって動いているなかで、二人がどう立ち回るのか楽しみです

0

最近いつも、ラストはチラッとヒヤッとさせられている?!!

前巻で、辛ァ(泣)展開だったと思うのですが、今回も冒頭部は辛ァ、、ってなりました。

避けては通れぬ、ミカとの件です。

エルヴァは完全にトラウマになるよなあ、、と感情移入してしまうほど辛展開でした。
(※あと残虐なシーンもあるので、苦手な方はご注意を!!)

が、アルトのおかげで救われたのですが、そのアルトの正体もあって、なにやら今巻も不穏なまま??
と不安しかなかったのですが、アルトの純粋なエルヴァをお慕い申す純粋な気持ちが。

また、エルヴァのアルトを想う純粋な気持ちが。


ふたりはしばし、離れ離れとなってしまうフラグが立ちましたし、様々な感情や境遇によって揺さぶられがちの6巻でしたが、一周まわってまた想い合う気持ちが強固となったのではないかと思えた1冊でもあったように思います。


個人的には、アルト父のエピソードが切なすぎて泣きました:(´⊃ω⊂`):←こんな感じで震えて泣いた

切ない。

ホントにあの最期、切なかったですが、先生の解説読んで納得というか、だからこそアルトには幸せになってほしいと強く願いたくなるまりあげは。

で、ふたりの絆が再確認されたところで、まさかのアルトに異変が! な、ラスト。


もう!
ホントに毎回毎回、心臓に悪いヒャッと展開にヤキモキさせられますが、続きはまた一年後でしょうか??
無事に夜明けを迎えられるまで見届けたい所存だと、また決意を新たにいたしました。

0

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