こんなファンタジーBLを、待ってたんだ。

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表題作夜明けの唄 1

アルトノウル,10歳→18歳,エルヴァに懐く村の少年
エルヴァ,18歳→26歳,海の化け物と闘う巫子

あらすじ

圧倒的な筆力をたずさえた、
新鋭・ユノイチカのデビューコミックス!黒い海からくる化け物と闘うたび、
命が蝕まれてゆく戦巫子のエルヴァ。それを知った少年アルトは憤り、
エルヴァが救われる術を探しながら、そばにいることを誓う。そうして8年ーー。
アルトは精悍な青年へと成長した。
ともに過ごす日々で降りつもった恋心を、そっと胸にしまったまま…。一方、数年の命と思われたエルヴァは、
何故かアルトと過ごすうちに回復の兆しをみせていて…?健気に恋する忠犬ワンコと、無愛想な愛し下手が紡ぐ
ファンタジー・救済ロマンス、第1巻。「ずっと貴方のそばにいます」
「…残酷なガキだ」

作品情報

作品名
夜明けの唄 1
著者
ユノイチカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
シリーズ
夜明けの唄
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526041
4.6

(750)

(600)

萌々

(81)

(33)

中立

(13)

趣味じゃない

(23)

レビュー数
76
得点
3436
評価数
750
平均
4.6 / 5
神率
80%

レビュー投稿数76

スタンディングオベーション

世界観最高、大好き。しかも続きが気になる!ってくらいストーリーが面白いし、皆幸せになって欲しい!!!

0

成長した大型ワンコ攻めに萌え…そして夜の海の謎に引き込まれる

4月に新刊(もう5巻…!)が出たのは知っていたんですが、こちら、なぜか最初に読んだ時そこまでピンとこなくて、1巻だけ読んでそのまま…になってました;

で、たまたま今日、久しぶりに読み返してみたら…

つ、、続きが気になりすぎる終わり方じゃないかーーーっ!!?
なんでこれ、このまま放置してたんだろ…?

美麗絵、そして夜の海とは?アルトがそばにいると、エルヴァの黒斑が消えていくのはなぜ?アルトが襲われない理由は?と、謎が謎を呼ぶ展開に一気に作品世界に引き込まれました。

そして、ちっこい子供から変貌を遂げた大型ワンコ攻め・アルトが愛おしい。。

キスしたことをはっきり覚えてないのがもどかしくて、「思い出してよーーーっ」と思っちゃいましたが、そんなもどかしさも胸を打つ物語でした。

…続刊、全部読もう。。

0

美しい作画と先が気になる展開!!

海に囲まれた島で夜な夜な押し寄せる黒海からの侵入を防ぐため【覡】と呼ばれる戦巫女が戦う、というファンタジーのお話。

まず、デビュー作とは思えないほど最初から絵が綺麗です。そして独自のストーリー展開で次から次へと先が気になる設定でした。

覡であるエルヴァ様の自らの悲しい運命を受け入れながらも、島を守ろうと戦う姿に心打たれます。エルヴァ様に助けてもらった島の少年アルトが仕えるようになりエルヴァ様に変化が出てくる表現に驚きました。

エルヴァ様が戦う姿は見ていて苦しいのですが、アルトとの触れ合いが大型犬を見守るようで見ていて癒されます。そして、子どもだと思っていたアルトがエルヴァ様を主人としてでなく好きな人、と意識しだしてから少しづつ淡いBL要素も出てきます。

これからの展開を見守りたいです。

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ファンタジー作品がいけるなら是非!

エッロエロじゃないとダメだったり、男同士の葛藤等リアルを追求した作品が読みたい、という人以外の、ファンタジー好きな人だったら間違いなくお勧めできる作品の一つです。
緻密に設定された壮大な大冒険…とはいいません。でも、最近流行りのなろう作品に代表される【なんちゃってファンタジー】とは一線を画す作品です。世界設定はとても練りこんであります。ストーリー展開に変な癖や無理やり感もなく、絵柄もあわさって、スーっと作品の世界観に吸い込まれていけるとおもいます。
二人の関係がじれったい、というのはお許しください。巻数が進むごとに少しずつ、でも、確実に関係が変わってゆきます。それもまたよい。
早くストーリーが進んでほしい、けど、でもずっと作品が続いてほしい、そんなジレンマに陥る、イケズな気持ちにさせる作品です。

0

恋愛ものとして、もう少し。

1話を初めて読んだときは、かなりワクワクしました。
牧歌的な世界観に、不気味な黒い海、剣を振るって孤独に戦う美しき覡様。
10歳のアルトの明るさと逞しさが、閉塞していたエルヴァの運命を変え始める……!

が、私は2話でちょっと躓いてしまいました。
前よりは確かに成長したけど、せいぜい15歳ぐらいにしか見えないエルヴァ。年齢的には26歳とはいえ、恋愛のれの字も考えたことがなさそう。
一方で、いかにも大型ワンコ攻め!って感じに成長して、「すき、かわいい、キスしたい」になっているアルト。
この二人が恋愛するのって、なんか想像がつかない……。
というか、10歳で社会から隔絶され、13歳から身体の成長が阻害されているというエルヴァの身の上を考えると、年上なんだから合法!とは思えなくて、複雑です。

さらに、修道院のくだりから謎解きモードになってきて、あ、そっちに行くんだ?と……。
個人的には、ファンタジーものとしてのストーリーを深掘りするよりも、二人の恋が育っていく過程に重心をおいて見せてほしかった。

アルトがエルヴァを救いたい純粋な気持ちで頑張っていることも、二人の絆がほんとうに強いのもわかるんだけど、ちょっと自分の中ではいろんなことがしっくり来なくて、そこまではハマりきれない1巻でした。

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