かしこまりました、デスティニー

βをこじらせ、誰よりも運命を嫌い、誰よりも運命を信じる男 宮内

かしこまりました、デスティニー (上)
レビュー数
111
得点
5204
評価数
1163
平均
4.5 / 5
神率
73.1%
神数
850

運命の番をキーワードに展開しドラマチック性の高いストーリー

オメガバース・プロジェクト Season2にて発表された以降、現在も非常に高い人気を誇る執事オメガバース作品です。
「かしこまりました、デスティニー」の単行本に大きく書かれた【2016年、一番ドラマチックな恋】の帯に誘われた読者も…。
上下巻を合わせると1枚絵になる仕掛けの美麗なイラストも魅了させてくれる理由の一つかもしれません。

α・β・Ωが運命の番をキーワードに展開しドラマチック性の高いストーリーになっています。
4人のメインキャラクターの中で唯一のβ 宮内の人気は回を追うごとにうなぎ登りしていきます。クールな表情の下に持つ可愛いらしさや、見た目と反した大食漢っぷりなど、ギャップ萌えを与えてくれるツンデレさん。βをこじらせ、誰よりも運命を嫌い、誰よりも運命を信じる男。シリーズ通して宮内が一番の主役といっても過言ではないと思います。


かしこまりました、デスティニー(上) 「運命の番」は血が定めただけの偽物に過ぎないのか

西園寺家の跡取り息子・次郎(α)×元御曹司で今は使用人・葵(Ω)のカップリングです。
現在シリーズは4冊発売されていますが、彼らをメインに当てたお話はこの1冊のみとなっています。
幼い頃にパーティーで出会った瞬間「俺はこいつとセックスをする」と直感で思う2人。
しかし、蔑みの対象とされるΩの葵が優秀であるため、αなのにパッとしない次郎は葵に対し反発心を持ちます。
2人は「運命の番」であり近くに寄るだけで否応無く反応する本能に苦しみ、そんな彼らを見守る執事達の思いは…。

見所は「運命の番」は血が定めただけの偽物に過ぎないのかどうかという点。
運命ならば充分本物ではないかと感じるのですが、状況に直面している本人達は戸惑い、悩み、運命を呪います。
彼らは運命に打ち勝ち 本物を手にできるのか。読んでてグイグイ引き込まれる展開です。
そして葵への恋情と献身的な愛で誠心誠意を尽くす宮内の健気な想いに涙腺が緩みます。
シリーズで唯一のα×Ωのカップルだけあって、ヒートセックスの獣じみた行為は濃厚です!


かしこまりました、デスティニーデスティニー(下) 宮内がデレたときの可愛さは必見

下巻は、執事長・久藤(α)×執事・宮内(β)に焦点が移ります。
宮内は葵が幼い頃から側で仕え、葵の笑顔を守るため、葵の一番になりたくてなりたくて。
誰よりも葵のことを考えて生きてきたのにβでは一番になれないと悟ります。
報われない恋に雁字搦めになっている宮内の辛さを感じ取った久藤は、宮内を気にかけるようになります。
謎に包まれた男の新たな一面を知るたびに久藤の中に沸き起こる感情。
好きだと意識するようになり告白するも、運命を信じる宮内は……と展開していきます。

「葵さまの幸せが、私の幸せ」と信じ、自分自身の幸せについては考えない宮内が久藤の愛で次第に変化していくのがポイントかと思います。
オメガバース世界においてβは傍観者とされ、αほどの能力も無ければΩのような特性もなく、番を作ることも出来ません。運命から疎外された宮内視点ならではのストーリー展開はドラマチック性が高くなってると思います。又、宮内がデレたときの可愛さは必見です。


かしこまりました、デスティニー〜Answer〜(上) 「心が好きだと思う相手とは別に運命の番が現れたらどうなる」

続編となるAnswerは上下合わせてまるっと久藤×宮内のお話になります。
前作では「運命の番は偽物か本物か」という切り口で展開でしましたが、続編は真逆のテーマになり「心が好きだと思う相手とは別に運命の番が現れたらどうなる」というストーリー展開です。

同じシリーズもので真逆の運命を突きつける展開は流石人気が出る作品といったところ。感服いたします。
宮内が好きなのに別の相手に血が騒いでしまう久藤。そんな久藤をただ見てることしか出来ない宮内。
上巻は切なくツライ場面が多く、読んでいる側も心が痛みます。
好き合っている者同士なのに作られた運命が邪魔をするのが見所になっています。


かしこまりました、デスティニー〜Answer〜(下) 信じる幸せがあるのが一番

運命に邪魔をされても諦めない久藤。「運命の番」は否定しないけれど、自分たちは「選ぶ」ことが出来ると信じています。
しかし、久藤の本能を無理矢理引き出される事態に宮内はどう動くのか…と展開していきます。

シリーズの集大成となる圧巻のラストです!
強固に結ばれた「運命の番」にはなれないけれど、αとβでも運命は作ることが出来る。自分たちにはそれが出来るはずだ。
久藤と宮内が血ではなく気持ちで強く結ばれたことを実感します。
血で惹きつけられた次郎と葵も、血に抗って気持ちで結ばれた久藤と宮内も、信じる幸せがあるのが一番なのだと温かい気持ちになれます。

一旦はここで一区切り付いていますが、不定期連載で続いています。
作者によると子供世代の構想もあるようでこれからますます世界が広がっていくかと思います。

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かしこまりました、デスティニー (上)

かしこまりました、デスティニー (上) コミック

さちも 

出版社:ふゅーじょんぷろだくと

発売日:

価格:¥675(税抜)

神数
138
レビュー数
30
得点
1082

西園寺 次郎(α)/ 西園寺家次期当主

東條 葵(Ω) / 元御曹司・執事見習い

かしこまりました、デスティニー (下)

かしこまりました、デスティニー (下) コミック

さちも 

出版社:ふゅーじょんぷろだくと

発売日:

価格:¥675(税抜)

神数
203
レビュー数
19
得点
1304

久藤(α)/ 次郎付き執事兼執事長

宮内(β) / 元葵付き執事

かしこまりました、デスティニー ~Answer~ 上

かしこまりました、デスティニー ~Answer~ 上 コミック

さちも 

出版社:ふゅーじょんぷろだくと

発売日:

価格:¥675(税抜)

神数
219
レビュー数
27
得点
1308

久藤優人(α)/西園寺家執事長

宮内一郎(β)/西園寺家執事

かしこまりました、デスティニー ~Answer~ 下

かしこまりました、デスティニー ~Answer~ 下 コミック

さちも 

出版社:ふゅーじょんぷろだくと

発売日:

価格:¥675(税抜)

神数
275
レビュー数
24
得点
1527

久藤 優人(α・西園寺家執事長)

宮内 一郎(β・西園寺家執事)

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