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宮内が幸せになってくれたら…そう願い続けてきたシリーズです。
大切な人が幸せなら自分も幸せと、自分自身が幸せになることにどこか遠慮がちだった宮内。葵の時のように、また久藤も魂の番(つがい)に託してしまうのかとヤキモキした続きです。
下巻では宮内の久藤への想いがダダ漏れなんです。
別れ話をしたはずなのに、隣のベッドで寝ている久藤に触れようとして手を引っ込めたり…(それに気付いて抱きよせる久藤の男っぷりがまたかっこいい。)
ハジメは、マッドサイエンティスト・聖が久藤の遺伝子に合せてデザインした魂の番で、発情期誘発剤を使って番になろうとするけれど…
そこに久藤を奪いかえすために、宮内が駆けつける!
ただ「会いたい」って衝動だけで走る。そんな宮内が見たかった!
そう、自分自身で動かなきゃ幸せなんてつかみとることなんてできない。
久藤は宮内が手を伸ばしたら、ちゃんと抱き寄せてくれる男なんだから、ただ貪欲に手を伸ばしていけば良いんだよ。
そしてΩの発情期でおかしくなってる久藤に抱かれようとする宮内。
宮内が久藤から離れようとしたのは、魂の番が現れたことより、久藤が望んでるだろう未来を自分とでは難しいと知ったから…心臓をつかまれたように痛くて切なかった。
それでも宮内は久藤に手を伸ばして「あなたの一番になりたい」と、それに「とっくに一番だ」と答える久藤。久藤の腕の中で宮内は泣いてるし、久藤も泣いてるし、私も泣きました。
その後、覚悟を決めた宮内はめちゃくちゃ男前です!
これが上巻の久藤の言葉に対するAnswerなんだ!
そして最終話は3年後。二人の結婚式です。
葵の息子・蓮ぼっちゃまがかわいくて泣けた!
結婚式当日、蓮は拗ねて隠れてしまう。宮内がお花畑で蓮を見つけると、「みぃ(宮内)のおひめしゃまになりたい。でもみぃはくぅ(久藤)のおひめしゃまだから」って花束を作ってあげようとする。子供ながらになんて健気でかわいいんだ!
それと葵も「ちょっとだけ悔しいかな」って。宮内も葵も愛し愛されるパートナーが別にいるけど、宮内の葵への想いが報われてると感じられる瞬間が好きです。
下巻は宮内が行動するターンで、久藤は受け身だったけど、宮内を全身全霊で愛して一緒に未来を築いていこうとしてる覚悟が感じられます!
やっぱり大好きな宮内を託せるのは久藤しかいない。
「Yes,Our Destiny」描き下ろし
結婚式からさらに3年後、二人が望んだ幸せな未来です。
えー?そこにまで嫉妬する?ってくらい宮内の久藤への想いが熱い。捻くれ意地っ張りな宮内がデレまくる破壊力たるや!もうキャーって感じです。
『かしこまりました、デスティニー』は全編、私にとっては宮内のお話です。
久藤なら絶対に宮内を幸せにしてくれる、それに宮内自身が行動をおこしたことで、幸せは揺るぎないものになったと安心できたシリーズの〆でした。
幸せな結婚式に招待されたような余韻が残ってます。
シリーズ4冊目。完結です。
充足感で胸いっぱいの幸せな気分と、
これで物語は終わっちゃうのかなという寂しさと。
今はそんな気持ちが入り混じってますが…(;ω;)
でも!宮内の本当の笑顔を見られて良かった!
沢山の山場を乗り越えた先の幸せに感無量です+゚。*
誰よりも運命を信じ、誰よりも運命を憎み、誰よりも運命に憧れる男の葛藤と苦悩。
頑なにβの自分を否定し、運命も幸せも手を伸ばそうとしない。
そんな不器用な宮内の心を動かす久藤の愛情。
かしデス〜ansuer〜(以下かしアン表記)は宮内の心情がよく伝わるストーリーです。
切なく悲しい部分もありましたが、幸せは倍以上詰まっててとても素敵な完結でした。
最後まで宮内と久藤の運命を見届けることが出来て幸せです( ´͈ ᐜ `͈ )
αとΩの間に存在する魂の番システム。
気持ちは関係なく、本能的な血が反応する厄介な物で…。
「魂の番」が運命なのか、
「気持ち」で関係を築くのが運命なのか。
βコンプレックス持つ宮内は前者を恐れ、久藤は後者を信じたいと願う。
難しい問題ですね。
ヒートになった久藤を見る限り、宮内の恐れが理解できます。
どれだけ抑えようとも、番の発情前にするとただの獣と化すαは恐ろしい。
宮内だけを求め続ける心の強い久藤でさえもぶっ飛んでしまった…(´•̥ ω •̥` )
そんな強固な「魂の番」にすらも打ち勝つ気持ちがすごくすごく良かったです。
魂に番を否定しないけど、運命は「選べる」と信じる久藤。
久藤の愛情受けて変わりつつあった宮内が動いて久藤を守る。
胸熱です!!!!
どっちを選ぶかなんて必要なかったんですね。
魂の番が現れようとも、久藤好きなのは宮内なんだから守ればいい。
宮内の中で長年ガチガチに縛られてた「運命」の言葉からようやく解放された気がします。
自分の信じるものが運命!
それでいいじゃないか!
魂の番に打ち勝ったのも嬉しいですが、
宮内が自分自身を大切に思えるようになったことがすごく重要ですね!
(久藤贔屓としては久藤の愛情の賜物だと思ってる←)
宮内の笑顔を見てると嬉し涙がこみ上げてくるよ…(;///;)
良かった、良かったとしか言えない…(;///;)
話が前後しますが、伏線回収がありました。
★かしデス上の葵の発情期。ポッケに抑制剤持ってたのに出さなかった理由。
これは運命を「運命」拗らせてたのがよくわかりましたv
マッドサイエンティストに痛いところを突かれて弱る宮内に萌えた。
★かしアン上で久藤に別れを告げた別の理由。
久藤を幸せにしたかった、久藤と幸せなりたかった。
久藤と結ばれた後はそれを宮内は願ってたのですよ。
でも自分の体では限界あると知りプロポーズは受けられなかったとは…。
その上、最悪のタイミングで「久藤の番」が現れダブルパンチ。゚(゚´Д`゚)゚。
「数ヶ月…無駄にしましたね」
と笑った顔の下でどんだけ泣いたのかと思うと胸が痛いです。
それを知った久藤の「気付いてやれなくてごめんな?」で涙腺崩壊。
久藤の愛情深さと優しさは救われますね。
そんな久藤だからこそ宮内を幸せに出来るんだろうな、と実感しました。
ラストはかしデス下巻描き下ろし繋がってます。
葵の「誰よりも幸せになれ、俺よりもだ」という言葉。
かしアンを読んだ後に見ると言葉の深さ感じる。
その言葉通り、とーーーーーーっても幸せそうな満開笑顔の宮内に
読んでる方も幸せな気分浸れます+゚。*(*´∀`*)*。゚+
描き下ろしは…ネタバレ伏せますw
とにかくメッチ可愛い!!!!とだけお伝えしたい。
宮内も久藤もとても幸せそうに愛情を育んでます(∩´///`∩)
2人で築く運命に大拍手を送りたいです。
電子版は未確認ですが、紙本はカラーイラストが最終ページに折りたたんでありました。
ネタバレイラストだからかな?見にくい場所に隠れるように収録されてます。
このイラスト胸にきます(;///;)
カバーの折り返しを広げると、かしアン上の表紙と繋がってるのが!!嬉しい配慮♪
上下巻の表紙を1枚絵を見てると幸せいっぱいに浸れる+゚。*(*´∀`*)*。゚+
上巻のときも思ったけど、さちも先生はオメガバース設定の取り入れ方が上手いと思う。オメガバース設定だからこそ、下巻で出てくる悩みもあるよねと目から鱗の発想でした。
運命という世界で、宮内にとって1番になりたいはとっても大事なこと。βでは1番になれないと思っているけど、葛藤する宮内。久藤の気持ちはちゃんと受け取っているけど、同じだけ返す自信がないと言い、逃げてしまった宮内。実は、妊娠するのが難しい体質だった事が判明。普段、感情が出にくい宮内が、取り乱しているシーンに泣けてきました。宮内は、久藤のことを理解しているから逃げる選択肢選んでしまった。久藤の方も、宮内の少ない言葉だったが、なぜ離れていったのか理解した上での「馬鹿野郎」が切なかった。ようやく言えた宮内の「あなたの1番になりたい」に、「とっくに1番だっつの」や「気づいてあげられなくてごめん」に包み込むような優しさで受け止めている久藤。「俺が産むから」というような男前な発言があり、久藤の株が上がった。でも、いつも通りの扱いに笑ってしまった。
ハジメの方も、南雲の事が頭から離れられず、宮内に助けられて、穏やかな顔をしていた。南雲にお姫様抱っこされて嬉しそうだったのに、3年経って、あんなに男らしくなるとはって感じでした。
個人的には、蓮くんが可愛かった。かしデスの時から、宮内大好きな蓮くんでしたが、みぃが結婚するのが嫌で泣いている姿が、こっちまで泣いてしまった。宮内の幸せになるや久藤の幸せにする宣言はほっこりした。最後に、久藤にキックする蓮くんはツボでした。
最後に、難しいと言われていた子供が出来、家族3人の微笑ましいエピソードで締めくくり、ようやく完結したんだなと思いました。すっきりとした終わり方だったと思う。私的には、拗らせている蓮くんがどうなるか、気になるところですが。
表紙の宮内の表情を見ただけでうぉ〜(*´°`*)ってなります!
でも上巻では不穏な終わりだったので、宮内がこんな表情になれるのか…と疑問でしたが( ˃ ⌑︎ ˂ )
でもこの下巻を含め、全部がすごかったなーっていうのが感想です( •̀∀︎•́ )✧︎
突如目の前に現れた久藤の番。
実はこのハジメにも隠された秘密と気持ちがあって…。
宮内も自分の気持ちを見つめ直します。
そしてついに宮内が久藤のもとに走り出します!
宮内にも隠していた思いが…(;_;)
もう切なかったです。
宮内ー…。
でも遂に自分の気持ちを久藤に伝え、自分で運命を決めて歩む決心をします。
ずっと宮内のことを思ってくれていた久藤、ありがとう。
そして自分で決めて踏み出した宮内、頑張ったね(;_;)
もうその後はハッピーエンドなんだけど、とことんハッピーエンドになっていて、もう大満足の1冊に仕上がってます!
宮内が前より素直になって表れる態度や表情が何ともいえません!
幸せそうな2人を見てるとこっちまで胸が熱くなります。
もう本当に感無量です(*´°`*)
オメガバースという世界観、それぞれの登場人物、そして作り上げられたストーリーが本当に魅力的で活かされた作品だと思います。
読めて良かったです!
上巻で、壮絶な過去や「運命」に縛られ自らの気持ちに気づけずにいた宮内が、甘く包み込むような久藤の愛情によって少しずつ本当の気持ちや幸せを感じられるようになったがゆえに、この下巻は苦しみや痛みを感じるようになってさらに切なくやるせなくなりました。
相手の一番とは何かを考え、身を引くことが正しいと頭ではわかっていながらも、心は久藤を求めてしまい、寝ている久藤につい手を伸ばしてしまいながらも拒んでしまう姿には中でも特にぐっときました。
そんな宮内のためにも久藤には、もっともっと悩み苦しんで、結果、どんな罠が仕掛けられていても運命やフェロモンに、宮内への想いで打ち勝って欲しかっただけにあの流れはちょっと残念。
さらに、自分とこの執事長が取り仕切る船上パーティーなのに「えぇ〰っ、もしかして綱をよじ登って潜入っ⁉」と一番盛り上がる場面なのにちょっと笑ってしまいました…。
ですが、ヒートの久藤に対し想いを伝える宮内がとてもいじらしかったし、二人の本気がぶつかり合ったセックスは濃厚で痛々しいものでしたが、読んでる方もものすごく胸がズキズキしたし、奥底に秘めて自分でも理解できていなかった希望を口にした宮内の姿にはうるうるしてしまいました。
ただもう一つ残念だったのは、宮内の苦悩の一番の原因が不妊にあるならば、食欲増進という曖昧な描き方ではなく、妊娠がわかったときの驚きや戸惑い、久藤に報告する際のドキドキや喜びをしっかり描いてから出産後の展開に繋げた方がより二人の幸せを感じられたんじゃないかなぁ~素直になるのが難しくて、散々こじらせてやっとここまでたどり着いた二人なので丁寧に積み上げてもよかったように思います。
上巻がとてもよかっただけに、下巻は全体としては神評価ですが、ちょっと雑というか、かけ足になったのが残念でした。