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幸せを願わずにはいられない宮内と久藤がメインの下巻!
西園寺家の執事長をしている久藤は、自分にも他人にも厳しい優秀な強面。
葵を執事見習いとして厳しく指導していた時でさえ、久藤はカッコいい!と葵に言わせてしまう程、執事としての所作は完璧な久藤ですが、厳しさ故に他の執事からは恐れられている存在です。
口が悪くてクールな宮内とは犬猿の仲なんですが、宮内の葵への恋心を知り、ただただ葵の幸せだけを願う宮内から久藤は目が離せなくなります。
ある日、葵の妊娠が発覚。
ショックを受けて涙を見せる宮内の姿を目の当たりにした久藤は、思わず宮内を抱きしめてしまうんですね。
その時見せた宮内の笑顔に、久藤の心は鷲掴まれてしまうんです。
宮内のことをもっと知りたい…。
宮内のことを聞き出すために、自分の黒歴史を語る久藤が男前でした!
αであるが故に妬まれて陥れられた封印したい過去。
そんな久藤に対して、自分の過去を語り出す宮内。
その過去がまた切なくて、宮内が葵の幸せだけを切に願う気持ちがすごく伝わって来て、また胸が苦しくなる思いでした。
自分の幸せよりも葵の幸せ
葵の幸せが自分の幸せ
そう思い込んで自分自身の幸せを見ないようにしてきた宮内が本当に切ない。
βとして生まれ、αやΩの運命的な繋がりを目の当たりにしてきた宮内は、βとしての運命を信じられないんですね。
そんな宮内のことを自分自身の手で幸せにしてやりたいと久藤は思うようになります。
真っ直ぐに自分への想いを伝えてくる久藤。
そんな久藤に対して次第に心が傾いていく宮内。
宮内が久藤の気持ちを受け入れ、初めて体を繋げた時の宮内の言葉には思わず泣きそうになりました。
やっと、自分自身の運命を受け入れ幸せを感じる宮内の穏やかな表情と涙。
お互いに涙を浮かべながら抱き合う姿を見ていると、ただただ感動でしたね。
幸せを信じることが出来て良かったね、宮内。
普段が無表情な宮内だから、ふとした表情の変化でも破壊力がすごいのに、笑顔や泣き顔、加えてエッチで感じてる顔なんて見せられたら私までヒート状態になりそうでしたよ(笑)
クールすぎる日常とのギャップがハンパない!
究極のツンデレさんのごくたまに見せるデレの破壊力は底知れないな(笑)
私、この物語の主役は上下巻を通して宮内だと思っています。
葵と次郎の運命を結び付け、自分自身の運命をも切り開いていく。
確かに宮内は葵の幸せをひたすら願っていましたが、葵の方も宮内の幸せを誰よりも願っているんです。
読み終わって、こんなに幸せな気持ちになれたお話は久しぶりでした。
オメガバースって、どうしてもβが蚊帳の外になりがちですよね。
そのβがメインとなって話を引っ張っていくという展開にも感動しました。
オメガバースに抵抗がない方には是非読んでもらいたいです。
抵抗がある方にも克服してもらいたいと思える程、素敵なお話でした☆
下巻はメインカップルが変わりまして、
不器用で真っ直ぐな執事長(α)×元主に恋をする執事(β)のお二人です!
執事×執事ですよー( ´艸`) うふふ
見るようであまり見ることのないカップリングで嬉しい。
下巻では妊娠やつわりシーンがあり、お腹が大きくなる姿もチラッとあるので、苦手な方は要注意です。
執事長・久藤は、目つきが悪く、裏では口も悪く、直情型で、執事長のイメージと正直違うのですが、代々お仕えする家系で、お父さんも屋敷内にいます。ある意味おぼっちゃま育ち。根は優しい人です。
執事・宮内は、葵の幼い頃からずっと葵に寄り添い、仕え、葵以外には淡白というか、表情を見せないクールな人です。
謎に満ちた宮内が気になって仕方ない久藤。せっせと探りを入れるけど中々わからずモダモダしてます。そんな折りに、葵の妊娠が発覚。葵に恋心を隠し持つ宮内は動揺し、久藤の前で涙を見せて。。。葵も葵で、宮内の気持ちは知っていて、久藤に「宮内をよろしく」と伝えます。
久藤は距離を縮める為に、自分の隠したい過去を話すのですが…オメガバースでαがマワされるシーンを始めてみました∑(゚Д゚)
さちもさん、エグいのもサラッとブッこんできますね!
久藤の過去を聞いて、宮内は自分の出生の話・葵と出会った頃の思い出などを話すのですが、そこには自分自身の幸せを描いておらず。久藤は"自分の幸せも考えるべきだ"と言っても"βには運命がない"と頑なに閉じていて。
でも久藤の真っ直ぐな愛情で徐々に宮内が変わっていくのが本当良かった。宮内は表情ないから分かりにくいんだけど、だからこそ、表情が崩れた瞬間やエッチの最中の表情や言葉にメッチャ萌えた!
久藤と宮内が泣いて抱き合って、やっと宮内も幸せを感じることができて、もらい泣きです。ここのシーン、すごく好き…。
で、ハッピーエンドかと思ったら、ラストに衝撃?事実がもうひとつあって、周りの優しさに涙・涙でした…。お父様…(泣)
描き下ろしは他の執事目線で。
久藤と宮内が喧嘩してるのを目撃ー!と思ったら、人目を忍ぶようにキスし始めて。宮内はツンを発動して肘鉄食らわすのですが、久藤が去った後、首まで真っ赤にして照れてるという……。もうもう個人的激萌えシチュご馳走様です!!!(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾な、描き下ろし(1)でした。喧嘩した時は無表情でシュンとしてる宮内可愛い(^//^)
もうひとつの描き下ろし(2)は、葵に子供が生まれ、宮内は久藤と上手くいった後のストーリー。葵から「幸せになれ」と命令されて「かしこまりました」と笑う宮内。その笑顔が見られて、幸せになることを肯定出来るようになって、安心しました。すごく良いラストページだった。。。
デビュー作のようなアクを求めるとアレ?ってなるかもしれませんが、さちもさんは甘いトキメキ胸キュンストーリーも素敵なのでオススメです!大好き作家さんなので冷静に読めていない部分もあるかもしれませんが、上下で読み応えがあってとっても面白い作品でした+゚。*(*´∀`*)*。゚+
かしこまりましたディスティニー下巻
一言でいうと素晴らしかったです。
上巻で次郎と結ばれた葵の執事であり、葵を思い続ける宮内は、作品内で「一番になれない」を何度も口にしていました。その姿がとても辛かったです。でも、誰よりも葵の幸せを願う宮内を誰か幸せにしてあげて欲しいと強く思いました。
もう一人、次郎の執事である久藤は、そんな宮内をほっとけないという気持ちから徐々に恋心に変わっていったのがとても応援したくなりました。
この話はまず冒頭が衝撃的でした。上巻でなぜ宮内の首筋に絆創膏を貼っていたのかがわかります。そこでの、久藤の心情を思うと辛いものがありました。
今回凝っていたなあと強く感じるのは、宮内の過去です。作品内では久藤の過去、宮内の過去をそれぞれ知ることが出来、上巻のそれぞれの行動の裏付けができました。
宮内がなぜ執事になったのか、どんな生い立ちなのかを話す際に、「これはとある捻くれ者のお話です…」と話を切り出す宮内らしいなと思いました。
最後では、宮内の下の名前が「宮内一郎」であることがわかり、家令である久藤の父と幼い宮内との写真が描かれていて全てが繋がりました。次郎の母と身分の低い使用人に出来た子供が宮内であり、宮内は次郎の腹違いの兄であるということです。作品中で次郎は宮内を頼れる兄の様だと言っていて、伏線の回収もお見事でした。
これだけだと、とてもシリアスなお話に感じるかもしれませんがハッピーエンドですしほのぼのシーンもあります。特に宮内のご飯のシーンが1番好きです。
なかなかないストーリー性にも富んでいる素敵なお話でした。ここまで読んでくださりありがとうございました。拙い日本語で申し訳ありません。
表紙の4人がそれぞれ運命に翻弄されながら幸せになる方法を見つけていく話。下巻です。
上巻で終わっても下手したらめでたしで終われたかもしれませんが
下巻まで読んで欲しいです。
上下でそれぞれCPは違うのですが上手くリンクされている所に
2回目読んで初めて気付きました。
特にラストのラストで意外な関係性が分かるキャラが居るのですが
そのキャラ達が同じ台詞や対比したような台詞を言っているんです。
なんか見た事ある台詞だなと思ったら・・・。
取ってつけたエピソードなのかと思ったらちゃんと最初から仕込まれてました。
あーこれは間違い無く運命の話だと思いました。
ベタ褒めになってしまうので、あえて一つ言うと
もう少し長く描いて欲しかったです。
同じ時期にアンソロの作品が一気に出てるので話数等制限があったのは分かるのですが。
この4人を描くにはもう少しゆっくり進んで欲しかった。
いや上手くまとまってるんですけどね。
でも間違い無く私の中の神評価です。
宮内人気高そうだなw大好き!!
上巻も読みましたが、個人的にはこちらのほうが断然ツボでした。
『執事』という仕事にプライドを持ち、不器用すぎるほどまっすぐな久藤(攻め)。
強面で口は悪いですが、それでも執事として一流の彼がとても素敵。そして内面も。大切なものを守るために心を配る彼は男気にあふれていて、とても素敵なナイスガイでした。
そして一方の宮内も。
葵を心から大切に思い、葵のために身を引いた宮内。普段から冷静沈着な彼が、あれほど過酷な子ども時代を過ごしていたのにはウルっと来ました。そんな彼の心の支えが葵だったんだなあと、彼の葵への愛情の深さにも涙。
あと、やっぱりこの作品の醍醐味は『執事同士のセックスシーン』ではなかろうか…。
宮内が久藤の上に乗っかってしゅるっとタイを外すとこなんかもう激萌え。普段執事としてクールに仕事をこなす宮内が、久藤に抱かれ乱れるさまはなんともエロ可愛かった…!
ただ、久藤が宮内に『好きだ』と告げた後も、αの彼には自分はふさわしくないと思っていた宮内が、あっという間に久藤におちてしまったのがなんとなく不完全燃焼な気がしました。そこはもう少しじりじりと進んでほしかった。
あともう一点。
宮内の、お父さん(というか、お母さん?)の正体について。
あれはちょっと盛りすぎだった気がしたなあ…。それなら、宮内と彼のお母さんが不遇の生活を送っていた時に、もう少し援助なりできたんじゃないの?とかって思ってしまって。
宮内に心打ちぬかれてしまったので、余計に彼の幼少期が可哀想で反感を感じてしまった。
書き下ろしの葵のお子たちが可愛いです。特に、男の子のほう。ええ、宮内にかなわぬ恋をしてもだえ苦しんでほしい。とゲスいことを思ってしまった…www
健気さと、美しいビジュアル。そして捻くれた内面を持つ宮内。
そんな宮内をまるっと愛し受け止める久藤。
とてもよかった。文句なく、神評価です。