気さくな輩系男子×クールな目隠れ男子が紡ぐ、ちょっぴり刺激的で心温まるステップアップ同棲ラブ!

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表題作食べたくなっちゃった

高橋仁,会社員(製造部),30歳
氷見野秋貴,会社員(製造事務),30歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下(プロフィール帳)

あらすじ

新卒同期&バンド好きで意気投合した仁(じん)と秋貴(あきたか)。

家賃節約のため一緒に暮らしてあっという間に十年が経ち、家族同然の存在となっていた。

しかし些細な出来事からお互いへの好意を自覚した2人は気持ちを伝え合い、晴れてお付き合いすることに。

順風満帆な同棲生活が始まると思いきや、デートしたりセックスの“勉強”をしたり初めてのことだらけで──?



気さくな輩系男子×クールな目隠れ男子が紡ぐ、ちょっぴり刺激的で心温まるステップアップ同棲ラブ!

作品情報

作品名
食べたくなっちゃった
著者
小畑つねちか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265323
4.5

(250)

(158)

萌々

(66)

(23)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
22
得点
1125
評価数
250
平均
4.5 / 5
神率
63.2%

レビュー投稿数22

日常系ですがエッチもばっちり

もともと1話完結の短編でした。

1話でのお話は・・・
会社の同期で同じ年の仁と秋貴は仲良くなってルームシェアをはじめて10年。正反対のようなふたりで、家族のような関係だったのですが…
仁が誕生日に女性の同僚との食事を選んだことによって、秋貴はモヤモヤします。ずっと一緒に誕生日にはちらし寿司を食べていたのに!と。
同僚からの電話がなんとなく秋貴に気まずく感じた仁もなぜだろうと思います。
そしてふたりは、相手を好きだからと気づきます。
その時の秋貴の顔が美しいこと!!

ええ??これで終わりなんて!!!もったいない!!もっと続きを!!!!!
・・・と思っていたら連載決定のお知らせを見て歓喜しました。
2話から連載ですが、まったく違和感なくとてもスムーズに話が続いています。

晴れて付き合うことになってもどう「恋人」していいのか分からないながらも、互いにドキドキしていきます。それぞれの様子がとってもかわいいんですよね。ふたりとも久しぶりの恋愛なのか、浮かれたり必死だったりして。
どっちも「抱きたい」と言い合うシーンから秋貴が「抱かれてやってもいい」となるの話し合いや男同士のセックスについて勉強し合う場面など、ホントにふたりともかわいいんですよ。大事なことをふたりで考えていくって素敵ですよね。
少しずつ恋人らしい接触があったり、受ける準備をしたり、ふたりのゆっくり進んでいく様子を見られてとても楽しかったです。

さて、次の週末に!と思っていたら急な仕事・夜勤などでお預けに。でも忙しい中でも一緒にご飯を食べるシーンなどあって、ふたりの落ち着いた関係からエッチなシーンへのギャップにニヤニヤしてしまいました。

最終回は、これからもふたりがずっと一緒に生活をして、食べていくことを嬉しく思える終わり方でした。
ただ好きだ!セックスだ!という安易なお話ではなく、丁寧に描かれたふたりの日常のお話も楽しく読めました。もちろん、エッチなシーンもたくさんありました。
日常系でありながらもエッチもあって大満足の1冊でした。

18

すぐそこにありそうな日常の息づかいが聞こえそう

BLはファンタジーだと言われることがありますが、限りなくファンタジー要素を取り除くと、きっとこの作品のような感じじゃないかなって思う。

同僚間でルームシェアすることは普通にあるし、2人の間に家族のような特別な感情だって10年も暮らせば芽生えることもあるでしょう。ご飯を作って待ってたり、一緒に買い物に行ったりなんてごくごく普通のどこにでもある日常です。

仁と秋貴が過ごしている生活が、ホント普通すぎるほどに普通なんですよね。
特別な何かをしてるわけでもないし、特別な事件や出来事が起きてるわけでもない。

普通の日常の生活に溶けこむこの作品のようなBLが私は大大大好きでして。同じ世界線にいるんじゃないかとドキドキ感を得ることに萌えを感じます(//∇//)

同居→同棲に、同僚→恋人に、遊びに行くこと→デートに…と、してることや状況は同じなのに関係性が変化すると、色っぽい名称に姿を変えるのって何か良いな^^


それにそれに。
エッチだって、良い雰囲気になってもちょーっと解して速攻インなんかしません。
どっち側やりたい議論から始まり、時間をかけて少しずつ少しずつ身体を慣らして、受け入れられる状態になるまで丹念に準備をします。

仁が攻めで秋貴が受けのポジションですが、仁は秋貴のOKが出るまで挿入を待ち、秋貴はこっそり玩具を購入して来るときのために頑張る。2人の、お互いを思い遣る姿にキュキューンとさせられっぱなしでした(*´꒳`*)


秋貴がどんどん可愛くなっていくのは見ものです。目が格別に色っぽいです。
普段は前髪に隠れて顔全体は拝めませんが、仁だけが知る艶めいた秋貴をずっと大事にして欲しいなと思います。


派手さはありません。じっくりゆっくりとした時間の流れのなか、いっぱいの愛情に満ち溢れたキラキラ作品でした♪( ´▽`)

15

恋人になってからの2人

初読み作家様☆試し読みで気になり購入!!
めちゃくちゃ良くて、、!!また素晴らしい作品に出会えました(〃´-`〃)♡

同じ会社で同期の秋貴と仁。10年一緒に暮らして家族同然の関係から、あるきっかけで付き合うことになります。(←ここまでは作家様のTwitterの試し読みで読めます!!)

好きになってから始まる物語ではなく、恋人になってからの2人を最終話までじっくり堪能出来、エロもあり(主に慣らし)読んでるこちらが幸せになれるお話でした

一緒に暮らしてた分、つき合い長い2人ですが恋人になってからは数週間。お互いのことをよく知ってるけど恋人として見せる部分は初めてでキュンキュン(*´˘`*)♡
デートの時は2人ともすごく楽しそうで、家ではめいっぱいイチャラブで、、、♡
初エッチに至るまでが丁寧に描かれてるし、お互いが相手のことを考えてて、初めて付き合った同士かのように甘酸っぱく胸がいっぱいになりました…!

読後の満足度が高く、この感覚をまだ読んでない皆様にも味わって欲しいです〜!!(笑)もっとこれからの2人も読んでたいな、と思いました♡
間違いなく神です!

素敵な作品をありがとうございました( *´꒳`* )♡

13

二人の日常

初めての作家様です。
ツイッターで見かけて気になり購入しました。

家賃節約の為に一緒に暮らして10年が経つ仁と秋貴。
そんな二人にとある出来事が起こり、お互いが相手に対する好意を自覚して付き合うことになります。
ルームシェア歴10年越えの二人の、恋人になってからのお話が沢山読むことが出来ます。

二人の日常が描かれていて、悪く言うと刺激はないんです。
ハラハラする場面もないので。
でも、それがこの作品はいいんですよね。

男同士で付き合うっていうのがどういうことか
そのことを深く知ることが出来る作品だなぁって私は思いました。

どっちが受けをするかとか、初めてのエッチまで段階を踏んでいく所とか
そういうところにリアルを感じました。

ほのぼのしつつもしっかりとエッチで、
でも温かい気持ちにもなるとても素晴らしい作品でした(*´▽`*)
もっともっと二人の日常を見たいなぁと思いました♪♪

10

はじめましてにして、最高。

えー、ニヤニヤが止まらないんですけど。

web.bloomでお見かけしてなんとなく読んでみたら、
1話目にしてがっつり嵌ったよね。

“10年友達だった二人があることをきっかけに恋人になるお話”。
ストーリーは特別目新しさがあるわけではないのだけれど、
友人のような、恋人のような、夫婦のような、
二人の空気感が絶妙に最高なんですよ。

職場の同期入社で、部署もタイプも違うけれど、
同じバンドを好きという共通点から親しくなった仁と秋貴。

家賃節約のためにルームシェアを始め、気が付けば早10年経っていて…。

ほんとね、最初は普通に親しいお友達なんです。
日常的に意識してたとか、ひっそり片思いしていたとか、
そんなこともなく、10年も一緒なだけあって互いを知り尽くした
気心の知れた所謂“ツーカーの仲”ってやつ。

だけど、同居10年目の仁の誕生日、転機が突然やって来ます。

きっかけは無自覚な嫉妬心。
だけど、たぶん気付かないうちにずっと燻ぶっていた気持ち。

二人で過ごしてきた日々を失うかもしれないと思ったら、
寂しくて、嫌で、そこで自覚しちゃうんですよね。
同僚、友達、ルームメイト以上の好きって気持ちに。

気付いてしまったらもう今までのように友達ではいられないわけで。
10年の間に無自覚に積み重ねてきた恋心を
恨みつらみを交えて告白する秋貴に、
自覚していたのかしていなかったのかわからないけれど、
秋貴の気持ちをすんなりと受け容れてしまった仁。

ぐだぐだなのに、二人の「好き」って気持ちは
すごく伝わってきて胸がぎゅんっとなってしまいました。

付き合い出してからも試行錯誤を繰り返しつつ、
着実にあまあまを積み上げてゆく二人がたまらなく良いのです。

10年も一緒に居て信頼の実績は出来上がっていて、
絆は十分すぎるくらいに築けていて、
だからこそ、甘い雰囲気になるのが難しくて。

不器用にモゴモゴ照れ合いながら“恋人”になってゆく二人が
もうもうもう…可愛すぎんだよーーー(」˃̶͈̀ ロ ˂̶͈́)」!!
このウブウブ加減…ほんと三十路かこやつら。

見かけによらず誠実で溺愛紳士な仁と健気嫁体質な秋貴なので、
葛藤やすれ違いもなく、あれしたい、こうなりたい、と
気持ちを伝え合いながら、ゆっくりと愛を育んでゆく二人に
尊みが炸裂しておりました。

ちなみにノンケ同士なので、男同士のエッチなんかももちろん初めて。
そこで勃発するのが“どちらが抱かれる論争”なのですが!
仁の「ぜってえ抱くから(強気)」から
「抱かせてください(土下座)」の流れに笑ってしまいました。
必至すぎる(笑)
そんな仁を前にゴネるでもなく、「まあ抱かれてやってもいい」と
返す秋貴が既に色気を漂わせているんですよね…ゴクリ。

そして、初エッチに向けて二人三脚での下準備。
「死ぬほど優しくする!!」の言に違わず、
優しく丁寧に秋貴の身体を開いてゆく仁に愛を感じました(*´˘`*)

はじめは秋貴の告白に絆されただけに見えた仁でしたが、
いざ恋人同士になるとデートやセックスに前のめりでムラつきつつも、
秋貴の気持ちや体を大切にする予想外な溺愛彼氏っぷりにキュンと
ニマニマが交互に押し寄せっぱなしでした♡

絶対鈍感攻めだと思っていたのに…
なにこの目覚ましい溺愛攻め進化!
秋貴のことが可愛くて仕方なくて、メロメロが溢れていて
もう終始多幸感に包まれておりました。
ごちそうさまでした(๑´ސު`)

一方の秋貴もされるばかりではなくこっそり(ケツの)自主練に励み、
いつもは照れ屋さんでなかなか素直になれないけど、
「可愛くないぞ俺」と不安になっちゃったり、
普段のちょいツンっぷりからのギャップが可愛すぎる!!

しかも、もっさり前髪の下の素顔は美人という意外性!
“可愛くない30代の男”を自称する秋貴ですが、全くの心配ご無用でした。
仁の手でじっくり時間をかけてエッチな体に開発されてゆき、
快楽に身悶えする表情はもはや可愛さと色気の権化///
最中も恥じらいから顔を隠したり、声を抑えたりしていますが、
むしろムラムラポイントを押さえすぎでは…?

元々ノンケで三十路にして男同士は初めての二人なので、
そこまで濃ゆいエロは期待していなかったのだけれど、
攻めによる念入りな開発に加え、まさかの攻めフェラまであり、
受けへの大好きが伝わってきて心満たされまくりでした♥
あと、エッチのとき「秋貴」から「アキ」呼びになるのもツボでした!
初登場時には健全な友人同士で色気の欠片すら感じさせなかった二人が
こんなエロ甘な濡れ場を演じるなんて…!

ラストは二人らしい将来の約束と、秀逸なタイトル回収を経て
甘~く締めくくられ、物語もきれいに完結もしているのですが、
できるなら二人のイチャ甘を永遠に眺めていたかった。。。

BL、NL問わず描かれる著者様のようですが、
もっともっとBL作品も読んでみたいです♪

9

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