目を閉じても光は見えるよ

me wo tojitemo hikari wa mieruyo

目を閉じても光は見えるよ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神140
  • 萌×263
  • 萌25
  • 中立3
  • しゅみじゃない8

90

レビュー数
21
得点
1030
評価数
239
平均
4.4 / 5
神率
58.6%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
価格
¥690(税抜)  ¥745(税込)
ISBN
9784834262988

あらすじ

あぁ、なんてまぶしいんだろ…

体の隅々まで俺たちは
その形や味を知り尽くしていたが、
体以外はなんにも
知らないのだったーーー…

人気AV男優の仁はある日、ゲイビ出演の話を持ちかけられた。
そこで出会ったネコ男優の光と体の相性がよかったため、ふたりはバディを組み、頻繁に共演することになる。
仁と光のバディは人気を集め、順調に売れていたが、実際は仕事上の体の関係だけでお互いのプライベートのことは全く知らなかった。
しかしある時、ふたりは同じマンションに住んでいることが判明し…。

フィクションの中から生まれる、ノンフィクションの愛を描いた感動作。

光の過去を描いた、丸木戸マキデビュー作「水曜の朝、午前3時30分」も収録!

バツイチ子持ちのAV男優xある過去をもつゲイビネコ男優

表題作目を閉じても光は見えるよ

猪原 仁(35歳・人気AV男優・ゲイビタチ男優)
天羽 光(ゲイビネコ男優)

同時収録作品水曜の朝、午前3時30分

カンちゃん 莞二(光生の兄の舎弟)
光生(DV兄にひどいことをされていた弟)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下 おまけ「セルフつっこみやぶへびまんが」
  • カバー下 あとがき+「チェリーボンボンのなかまたち」

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数21

生きていく辛さも痛みも。全部「チェリーボンボン」が癒してくれる。

丸木戸先生の物語は痛すぎる。あまりに辛過ぎる。
それを余す事なくこれでもかと我々に見せつける。

決して大っぴらに言えない職業、ゲイビ男優になった経緯はきっとそれぞれ後ろ暗い背景がある。
光のそれはとてつもなく重いものだった…。(仁さんは何だったんだろう?)
半ば諦めた様に淡々と仕事をしている様に見えていた光が、仕事で関わりを持った人たちとの間で心を開き、過去を乗り越えて愛を知る物語。
後半に行くにつれて、それは激しく切ない展開になって行くのだが、前半に描かれる「チェリーボンボン」のくだりが好きで。この陰鬱な物語の緩和と癒しになっている。
私はもちろんゲイビは嗜まないけれど。こんな企画があったら凄く楽しい事は容易に想像出来る‼︎
ゲイビでの人気カップルをバディと言って、なるべく固定化して売り出し、イベントなどで、イチャイチャを演出してファンを楽しませるなんて‼︎「キス撮影会」なんて‼︎
固定カップルで仕事を重ねるのには弊害もあって、ガチ惚れした挙句、別れでもしたら仕事に差し障りが出るので、「バディは原則恋愛禁止!」なんてマリ子さんに言われてしまう。
撮影後にちょっとイチャついてる仁さんと光も微笑ましくて。もっと見ていたい。
全くの番外編で良いので、「チェリーボンボン」の別カプでもいい。とにかくイチャイチャだけを企画モノで見ていたい。

仁さんもAV嬢との間に出来た子供の認知をなかなかしなかったり、家族を持つことを煩わしいと思って来たという、マリ子さん曰く「男としてはゴミカス」だけど、人として少し欠けたところがあるらしいけれど。ラスト周辺にはきちんと光に「愛している」と告げているし、何か過去に背負っているものもありそうだけど、それでも。これからはずっと光を愛し続けてくれるんだろうと何だか安心させてくれるのだ。仁さんにとっても、これが初めての恋だったのかもしれなくて。
痛みを知るもの同士だからこそ寄り添えあえるのだと思う。

描き下ろしには、いい年をした大人二人が独占欲を見せつけ合うちょっと可愛いお話があるけれど。本編と、デビュー作だという「水曜の朝、午前3時30分」の痛さと重さは、心に深く突き刺さる。
ちょっと辛過ぎて、時々飛ばしてしまうくらい。そしてまた「チェリーボンボン」のくだりを少し読んではホッとして。そうしてやっと読了するのだ。

0

たまたま手に取ったらすごく良かった

何の前情報もなく、某電子配信サイトで試し読みして気になって買った感想です。
ポルノグラファーの作者さんとは知らずに買いました。
以前読んだことがあるそちらは私にはそれほど刺さらなかったのだけど、こっちはものすっっごくよかったです。

変なとこリアルだし綺麗ごとばかりではないし、
登場人物全員が善人な部分ばかりではなく人間としてどうしようもない部分も持ってるんだけど、すごく惹き込まれて一気に読みました。
どこか歪な人間同士が紆余曲折を経て割れ鍋綴じ蓋になるまでの話。

重い話でも最終的に報われてそれぞれが幸せになる
っていうのが好きな人にはかなりおすすめです。
ARUKUさんや凪良ゆうさんのストーリーが好きな人には刺さりそうだと思いました。

1

光が見えた

内容が盛りだくさんで何回も読み直したくなるお話でした。読むのに時間もかかりました。

最初はゲイビのお話かなと興味津々で読み始めたらだんだん光の壮絶な過去のお話に。

事務所の人達、仁、光、とーま、同僚色んな人達が交差して、仁と光や仁ととーまの関係も変わっていって。

ある意味空っぽだった仁と光。
でも仁が光の過去を知り寛ちゃんの所へ連れていって寛ちゃんが幸せなのを見届けられて良かったです。
そして光は仁の一番になって。

水曜の朝、午前3時30分
感動しました。
でも一緒じゃなきゃ嫌で一緒に自首したのにこれで会えなくなる未来が来るんですよね。

寛ちゃんが幸せになってて良かった。
仁もよくやってくれました。

結ばれてからの光は嫉妬が可愛くて!お互いに本当に変わりましたね。こんな日々が来るとは。
そしてとーま。スパダリへの道を歩むのか?父のライバルになるのか?

そしてお仕事で他の人と絡んでも平気そうな二人。
これからどんなふうになってくのかな?

親子と恋人の絆が生まれましたね。こんな大団円が用意されているとは!

3

とても綺麗なお話でした

丸木戸先生の作品は「アケミちゃん」しか読んだことなかったですが、人の闇と影の部分、そしてそれに対しての色々思う感情を描くのがとてもお上手な作家さんだと感じました。こういうキャラクターが大好きなので良かったです!

受けの光はかつて兄から暴力を受けており、その兄を愛した男と殺してしまいました……。
重い過去を背負いながら生きている自分が、今の仕事、そして仁さんに出会い、こんなに幸せで良いのか……と葛藤してしまう。
この、人の心が揺れ動く描写が最高です。
ぜひみなさん読んでください!

2

クズ兄貴成敗にはスッキリ

舞台が舞台だけに暗い話は絶対入ってくるだろうなと思いましたがそれが二人の関係性や周りのスタッフとかの人柄なんかが描かれてからだったのでそれほど憂鬱な気分になりませんでした。

子供っぽいかもしれませんが個人的には悪者は二度と復活できないようにしてほしいタチなので光くんを食い物にしていたクズ兄貴があんなことになったのはスッキリしました。そして、悪者以外のみんながそれぞれの幸せを見つけて生きているのにほっとしました。

受けの光くんは色っぽいし、嫌な過去があっても一生懸命生きていて応援したくなるキャラなのですが攻めの仁さんが特に理由もなく愛を知らないとか、子供にたいして酷いことを言ってしまったりするのが評価を下げた原因です。光くんに関わってからはずいぶん変わったようなので最終的には許します。(←光くんのおかん目線)

0

日◯ピンク映画BL版!

ポルノグラファー、インディゴの気分、アケミちゃん。そして本作品。

とにかく、先生が書いた作品の共通した雰囲気が大、大、大好物なんです。

何かタバコの白い煙のようなものが立ち込めてるような、もやがかかったような雰囲気をストーリーとイラストのタッチが醸し出してるんですよねー。

なんでしょね、お話は全く違うのに(インディゴはポルノグラファーのスピンオフだけど)共通して、平成の物語なんだけどテイストが昭和初期のような…。
えーと、団地妻シリーズとか撮った◯活ピンク映画のBL版のようなお色気が漂ってるというか。
どのお話も隠秘でラストも明るいけど晴れ時々曇りくらいの明るさ。
とにかくこれ以上駄文を重ねても仕方ないわ。

あとは先生が描く物語は男同士でなくては成り立たないある意味正統派BL。
男同士の葛藤が大なり小なり入ってる。当たり前だけど、最近は「えーとノンケ同士だけど、そんなにツッタカターの勢いでくっついちゃってるねー」な作品も多いので。
本作もかんちゃんの事は男同士の葛藤が描かれてて刹那かった。

でも1つ疑問なのは
「水曜の朝、午前3時30分」
はこの順番の掲載でいいのかなぁ。
私的には間に挟んで読後感をもっと良くしてほしいような、でも書き下ろしの釣りシーンがあるから救われてるような…。

ただ、「ポルノグラファー」からの「インディゴの気分」への順序が神ってる!と思ったので先生が考えた順序だからコレがベストなのかな?
それとも独立した作品だから後につけたのかな?

でも、いや〜BLよんだなぁ、という気にさせてくれた一冊でした。

3

アンソロ掲載→コミック化の足し引きの難しさ

掲載アンソロ(.Bloom)を買っているので内容をあらかた知っていてコミックになるのを楽しみにしていた作品なんですが、いざ1冊にまとまったものを読んでみるとなんかこう・・・あれっ?となる気持ちが拭えなくて、かと言ってその理由を文章化も出来ないし、評価も定まらないしで何だろうな〜と思っていました。
ふばばさんのレビューを読ませてもらったことでようやくハラオチ。
理由がクリアになったところで改めて読み返してみると、あーたぶん私(=読者)が単に置いてきぼりになっちゃったんだなーって思いました。

大勢の作家さんが載っているアンソロで断片的に読むぶんには、この作品は1話1話ドラマティックなエピソードが盛り込まれているからページ数以上の読み応えがあるし、たくさんの作品の中でインパクトを残す意味でも良い方に作用していたのですが、それが1冊にまとまると一つのお話としてはややもりもり過ぎるというか。
そこにさらに、インパクト強烈な過去の読み切り作品がまだプラスオンでぶら下がってきて…
読んでて息切れしてしまったんだと思います。

作者の他の作品のレビューにも書いたことがあるんですけど、丸木戸さんは舞台演出家的なセンスの良さがあって空気ごと作り出すのが巧い作家様だと思うんです。
大袈裟に言うなら、登場人物がそこに2人いて会話しているだけでドラマとして成り立ってしまうような。
そんな丸木戸さんの魅力が、本作ではエピソード過多なストーリーの奥に隠れてしまっているのも少しもったいないなって思いました。

評価もだいぶん迷いましたが・・・
んーでもアンソロで読んでた時はやっぱり毎号面白かったし・・・真ん中とって「萌」にします。
漫画の難しさを読者側から改めて実感した1冊でした。

2

ただのBLではないです。

読み終わった後、なんだか一本の映画を観たような感覚になりました。初めはAVの世界の話かぁとしか思っていなかったのですが、読み進めていくうちに(いい意味で)なんだこれ!?となる展開が沢山あり、まさかの光の過去に思わずグッときました。カンちゃんが良い人すぎてなんで2人がこんな辛い思いをしなくちゃいけないんだろう、と読んでいるこっちが辛くて辛くて…。でも、光が遠くからカンちゃんの幸せそうな姿を見られた場面では本当に良かったなと、これでようやく2人が過去に縛られずに生きていくことが出来るのだなと思いました。タイトルにも是非注目です。久々に良い作品に出会えました。

1

光くんが幸せになれて良かった

ゲイビの業界のお話で割と明るいお話だと思って読んでいたら、受けの光くんの過去がとてつもなく重くてちょっと驚いたのですが、そちらのお話”水曜の朝、午前3時30分”はデビュー作として先生が描かれたもので、このお話だけ少し雰囲気が違って重苦しい内容でした。

目を閉じても光は見えるよの方だけだとそこまで重苦しくもなく、最初は仕事としてのセックスをする間柄だった仁さんと光がバディーを組んでいるもののお互い私生活は別々に暮らしていたところ、偶然同じアパートに住んでいることが分かって、ちょっとした事件をきっかけに一気にお互いの私生活での距離も縮まっていく割とほのぼのしたお話になっていて、その光が実はデビュー作に出てきたある事件を起こした光と同一人物で、今の仕事で露出が増えてきた時に嫉妬でネットにばらされたりと途中から不穏な雰囲気になったりもしますが、周りの人たちや仁のおかげもあって過去にとらわれていたことから解放されます。

仕事では何回も交わってる二人だけど、本当に心から好きになったんだなとわかってからのHが幸せに満ちていて、過去をなかったことにすることはできないけど、光くんが前を見てまた新たに進んでいくことができるきっかけを作ってくれた仁さんが素敵でした。

光くんの王子様は最初仁さんではなかったけど、この二人は出会うべくして出会ったんだなと読後感はとても良かったです。
丸木戸先生の描く男性はとても色気があって艶っぽいのですが、光くんのトロ顔がとってもHで最高です。

3

とても面白い。印象は辛口です。

まず言いたいのは、この作品、「とても面白い。おすすめです」という意味で「萌x2」評価です。
1冊の長編で、ストーリーがしっかりしていて読み応えもたっぷりです。
とても面白かった。
その「評価」とは別に、私の受けた「印象」があります。
その「印象」に関しては少々辛口かも、です。

まず一読しての印象は、「既視感」だったんです。
同じ作者様の作品「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」の関係性の事です。
「インディゴ〜」は、先に「ポルノ〜」が発表されてからの「ポルノ〜」の過去を描いた作品で、あの完成度の高かった「ポルノ〜」の価値を更に高める絶妙なストーリー運びに、この作者様すごい!と唸った方も多かったのではないかと感じます。
翻って本作。
作者インタビュー及びあとがきで、同時収録作が本編の過去編であり同時に作者様のデビュー作、とあります。だから本編を読んだ後に主人公・光の過去を読むという行為としての既視感がある。そしてその既視感故に、必要以上に「こんな作品を前に描いてたの⁈」からの「凄いわ!」という感想を抱きやすくなるような操作性を感じました。
勿論「水曜の朝、午前3時30分」は良くないと言っているのではありません。そこは絶対誤解のないように!
ただ、本作に関しては、明確に先に「水曜の〜」があって、その設定を使って本編の「目を閉じても〜」が創作されたわけで、本編の究極にドラマチックかつ最大に切ない要素、光が殺人を犯した過去がある、という部分は、読み切りの短編として描かれた「水曜の〜」のものなんです。短編作品で強いインパクト、強いオリジナリティを打ち出すには、殺人という強い設定を使うのは納得しています。
その上で私が感じるのは、単独作品としての「目を〜」の物語において、そこまで光の過去を重くしなくても描ききれたのでは、という事。
「水曜の〜」でガチに殺人場面を描いてしまっていたから「目を〜」のドラマ性がある意味過剰になったのではないだろうか、という事。
殺人者としての過去を乗り越えて…という部分だけで「凄い話だ」と自動的に感じていないか?という事。

「インディゴ〜」で大いに作者様の力量に唸った者として、過去と現在の方法論の繰り返しはいらないし、例えば殺人、例えば記憶喪失、そういったドラマチック製造装置には頼らずに描いてほしい。それが本作に抱いた私の「印象」です。

12

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