目を閉じても光は見えるよ

me wo tojitemo hikari wa mieruyo

目を閉じても光は見えるよ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神111
  • 萌×250
  • 萌14
  • 中立2
  • しゅみじゃない6

120

レビュー数
18
得点
799
評価数
183
平均
4.4 / 5
神率
60.7%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
価格
¥690(税抜)  ¥745(税込)
ISBN
9784834262988

あらすじ

あぁ、なんてまぶしいんだろ…

体の隅々まで俺たちは
その形や味を知り尽くしていたが、
体以外はなんにも
知らないのだったーーー…

人気AV男優の仁はある日、ゲイビ出演の話を持ちかけられた。
そこで出会ったネコ男優の光と体の相性がよかったため、ふたりはバディを組み、頻繁に共演することになる。
仁と光のバディは人気を集め、順調に売れていたが、実際は仕事上の体の関係だけでお互いのプライベートのことは全く知らなかった。
しかしある時、ふたりは同じマンションに住んでいることが判明し…。

フィクションの中から生まれる、ノンフィクションの愛を描いた感動作。

光の過去を描いた、丸木戸マキデビュー作「水曜の朝、午前3時30分」も収録!

バツイチ子持ちのAV男優xある過去をもつゲイビネコ男優

表題作目を閉じても光は見えるよ

猪原 仁(35歳・人気AV男優・ゲイビタチ男優)
天羽 光(ゲイビネコ男優)

同時収録作品水曜の朝、午前3時30分

カンちゃん 莞二(光生の兄の舎弟)
光生(DV兄にひどいことをされていた弟)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下 おまけ「セルフつっこみやぶへびまんが」
  • カバー下 あとがき+「チェリーボンボンのなかまたち」

評価・レビューする

レビュー投稿数18

とても綺麗なお話でした

丸木戸先生の作品は「アケミちゃん」しか読んだことなかったですが、人の闇と影の部分、そしてそれに対しての色々思う感情を描くのがとてもお上手な作家さんだと感じました。こういうキャラクターが大好きなので良かったです!

受けの光はかつて兄から暴力を受けており、その兄を愛した男と殺してしまいました……。
重い過去を背負いながら生きている自分が、今の仕事、そして仁さんに出会い、こんなに幸せで良いのか……と葛藤してしまう。
この、人の心が揺れ動く描写が最高です。
ぜひみなさん読んでください!

1

クズ兄貴成敗にはスッキリ

舞台が舞台だけに暗い話は絶対入ってくるだろうなと思いましたがそれが二人の関係性や周りのスタッフとかの人柄なんかが描かれてからだったのでそれほど憂鬱な気分になりませんでした。

子供っぽいかもしれませんが個人的には悪者は二度と復活できないようにしてほしいタチなので光くんを食い物にしていたクズ兄貴があんなことになったのはスッキリしました。そして、悪者以外のみんながそれぞれの幸せを見つけて生きているのにほっとしました。

受けの光くんは色っぽいし、嫌な過去があっても一生懸命生きていて応援したくなるキャラなのですが攻めの仁さんが特に理由もなく愛を知らないとか、子供にたいして酷いことを言ってしまったりするのが評価を下げた原因です。光くんに関わってからはずいぶん変わったようなので最終的には許します。(←光くんのおかん目線)

0

日◯ピンク映画BL版!

ポルノグラファー、インディゴの気分、アケミちゃん。そして本作品。

とにかく、先生が書いた作品の共通した雰囲気が大、大、大好物なんです。

何かタバコの白い煙のようなものが立ち込めてるような、もやがかかったような雰囲気をストーリーとイラストのタッチが醸し出してるんですよねー。

なんでしょね、お話は全く違うのに(インディゴはポルノグラファーのスピンオフだけど)共通して、平成の物語なんだけどテイストが昭和初期のような…。
えーと、団地妻シリーズとか撮った◯活ピンク映画のBL版のようなお色気が漂ってるというか。
どのお話も隠秘でラストも明るいけど晴れ時々曇りくらいの明るさ。
とにかくこれ以上駄文を重ねても仕方ないわ。

あとは先生が描く物語は男同士でなくては成り立たないある意味正統派BL。
男同士の葛藤が大なり小なり入ってる。当たり前だけど、最近は「えーとノンケ同士だけど、そんなにツッタカターの勢いでくっついちゃってるねー」な作品も多いので。
本作もかんちゃんの事は男同士の葛藤が描かれてて刹那かった。

でも1つ疑問なのは
「水曜の朝、午前3時30分」
はこの順番の掲載でいいのかなぁ。
私的には間に挟んで読後感をもっと良くしてほしいような、でも書き下ろしの釣りシーンがあるから救われてるような…。

ただ、「ポルノグラファー」からの「インディゴの気分」への順序が神ってる!と思ったので先生が考えた順序だからコレがベストなのかな?
それとも独立した作品だから後につけたのかな?

でも、いや〜BLよんだなぁ、という気にさせてくれた一冊でした。

2

アンソロ掲載→コミック化の足し引きの難しさ

掲載アンソロ(.Bloom)を買っているので内容をあらかた知っていてコミックになるのを楽しみにしていた作品なんですが、いざ1冊にまとまったものを読んでみるとなんかこう・・・あれっ?となる気持ちが拭えなくて、かと言ってその理由を文章化も出来ないし、評価も定まらないしで何だろうな〜と思っていました。
ふばばさんのレビューを読ませてもらったことでようやくハラオチ。
理由がクリアになったところで改めて読み返してみると、あーたぶん私(=読者)が単に置いてきぼりになっちゃったんだなーって思いました。

大勢の作家さんが載っているアンソロで断片的に読むぶんには、この作品は1話1話ドラマティックなエピソードが盛り込まれているからページ数以上の読み応えがあるし、たくさんの作品の中でインパクトを残す意味でも良い方に作用していたのですが、それが1冊にまとまると一つのお話としてはややもりもり過ぎるというか。
そこにさらに、インパクト強烈な過去の読み切り作品がまだプラスオンでぶら下がってきて…
読んでて息切れしてしまったんだと思います。

作者の他の作品のレビューにも書いたことがあるんですけど、丸木戸さんは舞台演出家的なセンスの良さがあって空気ごと作り出すのが巧い作家様だと思うんです。
大袈裟に言うなら、登場人物がそこに2人いて会話しているだけでドラマとして成り立ってしまうような。
そんな丸木戸さんの魅力が、本作ではエピソード過多なストーリーの奥に隠れてしまっているのも少しもったいないなって思いました。

評価もだいぶん迷いましたが・・・
んーでもアンソロで読んでた時はやっぱり毎号面白かったし・・・真ん中とって「萌」にします。
漫画の難しさを読者側から改めて実感した1冊でした。

2

ただのBLではないです。

読み終わった後、なんだか一本の映画を観たような感覚になりました。初めはAVの世界の話かぁとしか思っていなかったのですが、読み進めていくうちに(いい意味で)なんだこれ!?となる展開が沢山あり、まさかの光の過去に思わずグッときました。カンちゃんが良い人すぎてなんで2人がこんな辛い思いをしなくちゃいけないんだろう、と読んでいるこっちが辛くて辛くて…。でも、光が遠くからカンちゃんの幸せそうな姿を見られた場面では本当に良かったなと、これでようやく2人が過去に縛られずに生きていくことが出来るのだなと思いました。タイトルにも是非注目です。久々に良い作品に出会えました。

0

光くんが幸せになれて良かった

ゲイビの業界のお話で割と明るいお話だと思って読んでいたら、受けの光くんの過去がとてつもなく重くてちょっと驚いたのですが、そちらのお話”水曜の朝、午前3時30分”はデビュー作として先生が描かれたもので、このお話だけ少し雰囲気が違って重苦しい内容でした。

目を閉じても光は見えるよの方だけだとそこまで重苦しくもなく、最初は仕事としてのセックスをする間柄だった仁さんと光がバディーを組んでいるもののお互い私生活は別々に暮らしていたところ、偶然同じアパートに住んでいることが分かって、ちょっとした事件をきっかけに一気にお互いの私生活での距離も縮まっていく割とほのぼのしたお話になっていて、その光が実はデビュー作に出てきたある事件を起こした光と同一人物で、今の仕事で露出が増えてきた時に嫉妬でネットにばらされたりと途中から不穏な雰囲気になったりもしますが、周りの人たちや仁のおかげもあって過去にとらわれていたことから解放されます。

仕事では何回も交わってる二人だけど、本当に心から好きになったんだなとわかってからのHが幸せに満ちていて、過去をなかったことにすることはできないけど、光くんが前を見てまた新たに進んでいくことができるきっかけを作ってくれた仁さんが素敵でした。

光くんの王子様は最初仁さんではなかったけど、この二人は出会うべくして出会ったんだなと読後感はとても良かったです。
丸木戸先生の描く男性はとても色気があって艶っぽいのですが、光くんのトロ顔がとってもHで最高です。

3

とても面白い。印象は辛口です。

まず言いたいのは、この作品、「とても面白い。おすすめです」という意味で「萌x2」評価です。
1冊の長編で、ストーリーがしっかりしていて読み応えもたっぷりです。
とても面白かった。
その「評価」とは別に、私の受けた「印象」があります。
その「印象」に関しては少々辛口かも、です。

まず一読しての印象は、「既視感」だったんです。
同じ作者様の作品「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」の関係性の事です。
「インディゴ〜」は、先に「ポルノ〜」が発表されてからの「ポルノ〜」の過去を描いた作品で、あの完成度の高かった「ポルノ〜」の価値を更に高める絶妙なストーリー運びに、この作者様すごい!と唸った方も多かったのではないかと感じます。
翻って本作。
作者インタビュー及びあとがきで、同時収録作が本編の過去編であり同時に作者様のデビュー作、とあります。だから本編を読んだ後に主人公・光の過去を読むという行為としての既視感がある。そしてその既視感故に、必要以上に「こんな作品を前に描いてたの⁈」からの「凄いわ!」という感想を抱きやすくなるような操作性を感じました。
勿論「水曜の朝、午前3時30分」は良くないと言っているのではありません。そこは絶対誤解のないように!
ただ、本作に関しては、明確に先に「水曜の〜」があって、その設定を使って本編の「目を閉じても〜」が創作されたわけで、本編の究極にドラマチックかつ最大に切ない要素、光が殺人を犯した過去がある、という部分は、読み切りの短編として描かれた「水曜の〜」のものなんです。短編作品で強いインパクト、強いオリジナリティを打ち出すには、殺人という強い設定を使うのは納得しています。
その上で私が感じるのは、単独作品としての「目を〜」の物語において、そこまで光の過去を重くしなくても描ききれたのでは、という事。
「水曜の〜」でガチに殺人場面を描いてしまっていたから「目を〜」のドラマ性がある意味過剰になったのではないだろうか、という事。
殺人者としての過去を乗り越えて…という部分だけで「凄い話だ」と自動的に感じていないか?という事。

「インディゴ〜」で大いに作者様の力量に唸った者として、過去と現在の方法論の繰り返しはいらないし、例えば殺人、例えば記憶喪失、そういったドラマチック製造装置には頼らずに描いてほしい。それが本作に抱いた私の「印象」です。

11

光くんが可愛い。

初読み作家さんです。
結構ハードな設定もあるので、そういうのが苦手な方はダメかもですが、私は好きな世界観です。
読み進めて行くとズキズキ来ました。
1冊でまとめないとなところもあるのでまだまだ読み足りない感もあるので、ぜひ続編を待ち望みたいです。
カンちゃんとの過去ももっと知りたいし、チェリーボンボンな愉快なw仲間たち、仁の過去、斗真くんなどなど気になる人物・設定満載です。
BLの枠に捉われずにまた描いて頂きたい作品・題材です!


以下ネタバレ

光くんがカンちゃんの現在の状況を遠くから眺めて知る場面の光くんの表情、涙、本当に声が聞こえてくるようで、ぐっと来ました。あのコマは本当に心に刺さります。

3

絵も話も上手い

この作者さんの作品は初めて読んだのですが、絵がお上手で話も軸がしっかりしていて惹きこまれる展開でとても面白かったです。
ゲイビ男優という設定は割とありますが、バディという形で売り出している受け攻めの話っていうのは面白い設定だなあと思いました。
実際のゲイビでもそういう売り出し方ってあるのかな~とつい気になってしましました。
重い過去を抱えている受けですが、最終的にカンちゃんの幸せを知る事によって救われて、支えてくれる攻めも傍にいるし心から良かったと思える終わり方でした。

攻めの仁さんはどこか飄々としていてかっこいいんですが、個人的には息子の斗真の方が人間味があってかわいくて好きなので成長した斗真と光のCPもちょっと見てみたかったなという気持ちも…(笑)
子供っぽさが抜け切れていない不安定な感じが母性本能を擽られました。
ぜひスピンオフで読んでみたいです!

エロは短くてもガッツリエロいので満足でした。

5

体だけでなく心を繋げる

ゲイビ男優同士のお話ですか、エロばっかりではなく、むしろしっかりしたストーリーのシリアスなお話でした。
貞操観念ゆるゆるのハズなのに、根は純で素直な受けが可愛い。
今に至るまでの辛い過去がまた切ないです。
攻めは包容力があって潔くてカッコいい!!
どうしてAVの世界にいるのかが謎な渋い系イケメンです。
ネーミングのセンス等にどこか昭和の風を感じるのですが、読み応えのある作品でした!
受けには辛いことがあった分、攻めに大事にされて幸せになってほしいです。

3

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