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表題作僕らのミクロな終末 上

日下部 律 IT社長 真澄の元カレ
仁科 真澄 派遣社員 律の元カレ

あらすじ

「世界が終わるまで、あと10日ーー。」
稀代のストーリーテラー・丸木戸マキが紡ぐ、
異色の終末 ? 恋愛ヒューマンドラマ!


あと10日で、巨大隕石が地球に落下する。
限界人生を送る社畜サラリーマンの真澄は、
せめて残された時間を穏やかに過ごしたいと
母校の大学図書館を訪れる。

そこで10年ぶりに偶然再会した男・律は、
かつて真澄を裏切り傷つけ、いまの底辺生活の元凶となった
「この世で一番会いたくない昔の男」だった…。

律はそんな真澄に、楽に死ねる薬を渡す代わりに
死体処理を手伝ってほしいと、
とんでもない話を持ちかけてくるがーー?

作品情報

作品名
僕らのミクロな終末 上
著者
丸木戸マキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784396785369
4.2

(173)

(104)

萌々

(32)

(24)

中立

(7)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
22
得点
727
評価数
173
平均
4.2 / 5
神率
60.1%

レビュー投稿数22

面白い!

楽しみにしてました。この独特な間、ストーリーの面白さ、最高。漫画がうまいというか、絵が上手いというか、表情がうまいというか、エキセントリックな性格の人に人格を与えるのが巧いというか、先生の漫画好き。アルマゲドン設定についていけるかと思ったけど(アルマゲドンは意味不明映画だった・・)すごく引き込まれてます、面白い。攻めが今の所、自分なりのなんらかの哲学があるのはわかるけど受け目線だったらゲス、悪魔、悪魔の書き方も巧い。受けは受け代表のような受け、応援したくなる。下巻どうなっちゃうの?楽しみです。(雑なレビューですみません)

5

色々な側面から珍しい作品だと思います。

世界滅亡からのカウントダウンという設定はもちろんのこと、ほぼ全編通して大人数で地理的に移動し続けるという作品です。bl、非bl問わずあまりないタイプの物語ではないでしょうか?一通りしてから読み返すと、序盤に大学図書館で真澄が手に取ろうとした本がよく見るとジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』なのが暗示的です。
あと大学図書館や周辺の風景がめちゃくちゃ早〇田でした笑

4

上下一気購入必須

丸木戸マキ先生の新刊
先生への信頼感が半端なく粗筋もなにも読まずに購入読みました
自分の決断に満足しています
粗筋もなーんにも読まずに読んでほしいと正直思います
と言ってそれではレヴューにならないので以下レビューです





日々生きていくだけで精一杯な主人公
ある日10日後地球に隕石が落ちると知る

アルマゲドンである
ディープインパクトである
(もうこの2本を知らない世代もいるんだなとちょっとびっくりしましたけど)
でも登場人物は別に地球を救うヒーローではない
市井を生きるミクロな存在の男たち

後10日で終わる世界を生きる時なにを選択するか
と言うお話

誰かに会いたいわけでもなくただ静かにと願った主人公真澄が選んで訪れた場所で再会したのは真澄の人生を壊した男、二度と会いたくなかった男律だった
再会に拒否反応を示す真澄に律は頼む
自分の部屋にある死体の処理を手伝って欲しい


上巻では二人の過去と、律の部屋にあった遺体君が実は生きていて彼を家族に元に届けようと旅立つのだが
まずはこの過去の律のクッソ屑っぷりを堪能して欲しい
どんな理由があってもクズであるので
その理由を受け止めてクズである自分を選択しクズな律とその彼を愛してしまいボロボロになった真澄の関係性を受け止めて

下巻へ!



ここで一旦立ち止まりゆっくり心地を落ち着けて下巻に行くのもいいと思いますが
所々に気になる表情を見せる律の目や終末を選択していく人々の姿を横目で見ながら出発してほしい
一気に駆け抜けてほしいので上下同時購入をお勧めします

3

地獄のような世界で悪魔のような男と再会する

※こちらは上巻のみの感想となります。
自称金ナシ恋人ナシ将来性ナシの陰キャな派遣事務リーマンの仁科真澄(31歳・受け)と、真澄の元カレのクズイケメンなIT起業家の日下部律(31歳・攻め)の、10日後に98.9%の確率で巨大隕石が衝突して地球が終了する終末世界で、図書館で穏やかな死を望むつもりが思いもよらないことに巻き込まれていく、何が本当に大切なのか本心を問う、終末BL…ですかね?まだ上巻のみなのでどんな結末になるかわかりませんね。

あらすじを読んでサンプルを見て「終末モノか!」とつい反射的に買ってしまったわけですが、上巻までで色々考えること思うことができて面白かったです。

攻めの律が「真澄以外とも関係持つけど、それが嫌なら真澄と別れる」系ヤリチンクズなんです。そして思い詰めてストーカー化した真澄に「止めないとゲイだとバラす」とハメ撮り動画を突き付ける始末。おかげで大学にも行けなくなり、真澄は一人でボロボロになってしまいました。そんなもんだから、図書館で再会した時の真澄の尋常じゃない表情は納得ですね。そしてそれらを「時効だ・いい思い出だ」と言って明るく話しかけてくる律の面の皮の厚さよ…!良くも悪くもマイペースな律に振り回される真澄。ただ、二人の大学生活の回想は辛いものだけじゃなくエモかったり、切なくなったり、いいものもあったりで、それが終末を目前に控えた二人にどう影響するのかは気になりますね。

そんなこんなで色々あって知り合った16歳の高校生、遊馬を実家のある浜松へと送り届けることになる二人ですが…。

世界終末宣言、荒れる世界、倫理やモラルの風前の灯感。公的機関・インフラの停止。なってみなきゃわからないけれど、必ずしもこうなるとは限らないけれど。どのTVのチャンネルも例の公共のCMばかりになっているというモノローグが物凄くリアルで、じわじわと絶望感や無常感が伝わってきました。かといってシリアスばかりでもなくコミカルな場面もあってクスっとできる所もありました。

はたして二人は遊馬を浜松に無事に送り届けることができるのか?遊馬って実はキーキャラクター…なの?
悪魔のような男・律の真澄に対する心中は?二人の関係はどうなるのか?
そしてタイトルのミクロって何だ?

色んな謎を解明するために、早速下巻を読みに行ってこようと思います。

3

終末…

面白いです!
地球が終末するかもしれないところから、ストーリーは進みます。
攻めがクズ過ぎて凄いなと思います。突き抜けて倫理観がヤバいですね。
先生の他作品にもクズ攻めいるので、他作品読んでいる方にはオススメです。

終末ということですが、描写がリアルでありそうだなと思うところはさすがです。
そして、東京~静岡まで自転車で行くことになるという…。
個人的には地元なので、読んでいて楽しかった。

続きが、気になるところで終わっているので上下巻での購入がオススメ。























紙本購入
修正はないです。(見えない描写)

3

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