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【クズ攻め×ゲス攻め】のカップリング。
すごいです。物理的には挿れられる側でも「攻め」にしか見えなんです。
むしろ攻めの方が時折受けっぽさがあるw
受けは元バリタチでリバ挑戦をしてるので地雷の方はご注意を。(描写は薄め)
このお話はレビューが難しい…。
ネタバレなしで読んだ方が面白いと思います。
(ネタバレ有りのレビューを書いておいてなんですが(^^;))
お話はヤクザが絡む裏組織が舞台。
攻めと受けは高校時代の同級生で再会モノです。
高校時代は人気者だった人は、ホームレスで職業不明・金も下半身もだらしない男となり。
高校時代は学校一の秀才を誇った人は、インテリヤクザ崩れに身を堕とし。
現在のダークな世界と高校時代の思い出が同時進行で交互に描かれてます。
ドス黒い裏路地でクールな再会、滲ませる嫌悪感。
からの、嫌悪感の奥にある感情が徐々に明るみになる展開にワクワクします。
なので、というのも変ですが。
クズ×ゲスの攻めガチンコ対決ながらに甘さが香ってきます。
裏組織のダークな世界観なのに青春さもあって、交互のコントラストにグッときました。
これだからさちもさんのゲスは大好きなんだよな…。堪らん。
(以下ネタバレ萌え吐き注意)
高校生活一緒に過ごした時間はたったの2ヶ月。
いがみ合うだけの時間が2人にとって濃密だったんでしょうね。
生粋のクズ&ゲスな性格持ちなので高校生にしては随分歪んだ性格をしているけれど、
2人っきりでいる間だけは普通の高校生らしく純粋に笑いあっててジンワリします。
突然姿を消した攻めを探しても探しても見つからなかった。
だったら、高校生活の時と同じように「見つけてもらう」行動に出た受け。
最初から全て攻めとの再会の為だったのか!?と驚きです。
鍵を閉めずに攻めに情報を「見つけさせた」のも、わざとですよね?
あのクールな顔でクールな態度でどんだけのラブ隠し持ってんだー!!!(床ローリング)
で、捕まる事で長年の不毛な想いを断ち切りたかったのかなーと。。。
キャラクターは言葉では語らず、行動で感情を感じることしか出来ないのですが、
個人的にはそんな健気な想いが根底にあったのかな?と思いました。
何も語らない受けだけど、攻めの「全て知ってる」感が何ともニクい(萌)
そんな受けを守るために攻めは隠れて奔走してるのを受けはお見通しw
この2人は語らずとも分かり合ってる関係性がすごく萌えます!(∩´///`∩)
攻めはクズいのに、受けとのエッチになるとちょっとピュアなのが可愛い。
高校時代の一言が引っかかってキスするのに戸惑うとか…可愛すぎるだろーーー!!!(叫)
クズのくせに!(お金は返そう。受けは口で言うほど気にしてなさそうだけど)
大量描き下ろしの2人のその後もとっても良かった!
ビジネスパートナーのような"ワン公のエス"になったけど、
決して飼われてるわけでなく受け自身が楽しんでエス活動してるのが笑っちゃいます。
退屈が嫌なだけという建前だけど、きっと愛だよなぁ…。
攻めも内心はハラハラしてるだろうなぁ…。
…と、口には出さない甘さを読み解くのが楽しく萌えます(∩´///`∩)
そして最後のお楽しみはカバー下の仕掛け!!
読み終わった後に捲るとブワワっとこみ上げるものが…。
これはデザイナーさんの案なのかな?(;ω;)
すごく素敵な仕掛けとなっててとても嬉しかったです。
大好きな「かしこまりました、デスティニー」とあまりに違うタイプのようでちょっとビクビクしていましたが作家さんの新しい面を見た気がします。
友人二人の薦めもあったのですが、一人目は3回くらい見てようやく理解した。もう一人は1回見てすぐに理解したというので、どういうこっちゃと見てみたら
私は1回半(分からない所だけ読み返した)で理解しました。
でも思い返せば「かしこまりました、デスティニー」もそうなのですが、若干説明を抑えて描く作家さんなのだなと思います。
考察好きと言うか、すべてを言葉で説明して欲しくない、感じたいというタイプの方には本当にお勧めしたいです。
で、内容なのですが、
間違いありません。攻め×攻めでした。
帯にはデカデカとクズ×ゲスを前面に出していましたが、今作は攻め×攻めを楽しむ作品かなと。
受けが攻めから受けになるのに攻めのままという、変な言い方しか出来ないのですが
その説明が正しいと自信を持てるくらいには攻め×攻めです。
カッコいいタチ専を雌堕ちさせようぜ!!では無く、受けなのに攻めです。
だからと言ってリバを求めている方にはちょっと違う気もします。
でもリバ好きの私にとって理想の男達でした。
一応作品内で肉体関係の上下は固定されているので、1ミリのリバも許容出来ない方以外なら
大丈夫な範囲だと思います。
そしてそしてカバー下に泣きました。新しいなぁ。カバー下までで一作品だと思います。
リバ大好き、タチが受けているのが好き、雄同士がエロしているのが好きな方は絶対に読んだ方がいいと思います。皆さんレビューで攻め×攻めとおっしゃっていたので購入しましたが大正解!!
かしディスも読みましたが、さちもさんにもっとこういうBL描いて欲しい!!攻め同士のマウントBLの第一人者になって欲しい!!こういうの求めてました…となってしまうような作品でした。
大絶賛レビューですみません。上記に当てはまる特定の好みをお持ちの方にオススメします。ソフトSMと言えるような描写もありますよ。
めっちゃ大好きです‼︎この話(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ु⁾⁾
ぶっ飛んだ2人だけど、だからこそ唯一自分を理解し共感してくれる相手が互いだけ。
どっちかっていうと、久瀬くんのが相手に対する愛情が多めなのかな??
って思ってたけど、
今度失踪する時は一言残して行け。って、言ったり
退屈が嫌いだから日本に戻る。的なニュアンスで言ってるけど、下條なりに久瀬くんの事心配しての行動なのかな?とか、読み返すたびに色々想像が膨らみます!
おっとこ前過ぎる2人だけど、
中でも「…たりめーだろが」って台詞を吐く久瀬くんが男前過ぎてゾクゾクしたのと
ベランダでドン引きしてる下條の顔が可愛すぎて
このシーン何度見てもニヤケちゃう‼︎(。>﹏<。)
こちらの『あらすじ』と、お試しの画面を見て(特にクズがシャワーの後に美しく登場する様に)即購入決定!
しかしまさかこんな深い話しとは・・・。
高校のほんの僅かな時間に会い、あっという間に離れ離れとなり、お互いそれを1日たりとも忘れずに居た・・・なんて。
もちそれはそんなに早くに種明かしされる訳もなし、現在と過去(高校時代)が幾重にも展開され、まるでオムニバスを見ている様な気持ちになりました。
そしてそれらが一つ一つ開いて繋がり、現在へと渡って行く。
思えば出会ったその僅かな時間が、どうしようもない程相手への片恋だったんですね。
『クズ』『ゲス』とお互いを見ていますが、それがどうしようない位に相手を愛しているのが痛いくらい分かり、思わず「もっとゲス(クズ)と呼んでくれぇ♡♡」と叫びそうでした。
ストーリー立て凄いですよ。
関係ないですがフィリップ・マーロウを思い出してしまいました。
お互いいつ命が無くなるかの世界にわざと身を置いて、それが生きる糧となり、また燃え上がっちゃうなんて、もうサイコーかよ!ってんだ。
めちゃ甘なシーンがある訳じゃないけど、根底にお互いへの甘々があるから、からみのシーンなんて余計燃えちゃうわ!(からみガッツリありますから安心して下さい…?!)
ガッツリからみのシーンでさえ、辛口ばっか言っちゃって、でもやはり「この世でこいつしか愛せない」と思ってるのが分かるから、また今まで読んだ本とは違う甘々を感じます。
本の表紙裏には二人のスタート地点である、校舎の屋上が描かれています。
青空の下に、誰にも見付からない二人だけ。
あぁ、そう、ここから全てが始まったんだねと。
クズがゲスへのキスの時の躊躇いも、全てここから・・・。
いやぁ、ほんとにえぇもんを読ませて頂きました。
さちも先生に感謝です。
そして、この『ちるちる』へ投稿して下さってる皆様へも感謝です。
先生、皆様ありがとうございます。