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お前のほうからキスしてくれよ

omae no houkara kiss shitekureyo

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表題作お前のほうからキスしてくれよ

上野功、会社員(経理部)
神田瑛人、会社員(営業部エース)

その他の収録作品

  • 描き下ろし(4P):おまけ

あらすじ

次期マネージャー候補と呼び声高い営業部エースの神田は、
一見すると水と油のような2人。
しかし実は、神田が上野の家に入りびたるほどの友人関係なことは、誰も知らない。

ゲイであることを明かしてもなお、無防備に距離を詰めてくる神田に、複雑な心中の上野。
一方神田は、過去に「タイプじゃないからお前とは何も起こらない」と宣言されて以降、モヤモヤを募らせていた。

大切な友人として過ごす日々の中で、
お互いの存在は次第に大きくなっていくが──

「友達」でいたかった、でも……

描き下ろし漫画4ページ収録!

作品情報

作品名
お前のほうからキスしてくれよ
著者
やまやで 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
電子発売日
ISBN
9784801982857

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1

4.8

(328)

(294)

萌々

(25)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
42
得点
1588
評価数
328
平均
4.8 / 5
神率
89.6%

レビュー投稿数42

社会人BLの中では上位に入るくらい神作

私は社会人BLが好きで、いろんな作家さん作品をよんでいるのですが、この作品は、恋愛の意味で好きだけど、友達でいた方が良いと気持ちを隠して続けていくもどかしさ、大人だからこその葛藤、それをシリアス過ぎずコミカルに描いているのが、とても良かったです。

この 大人 だから 友達だから こそ 友達から恋人になる そこの葛藤が社会人BLの醍醐味だと思っているんですが、本当に読みやすくて素晴らしかったです。

SNSの試し読みで惹かれて買ったんですが、本当に買って良かったって思っています。

0

大好きな一冊になりました

すべてが最高でした。これか私の求めていたリーマンBL!!!!!久しぶりにBLで泣きました。
甘くてギャグ要素もあるのに、ノンケとゲイの恋愛をはじめる難しさも丁寧に書かれていてすごく感情移入してしまいトキメキと切なさの絶妙なバランスに魅せられてしまいました。
続編決定とのこと本当に嬉しいです!!!!絵もとてもかっこよくて、ギャグパートも可愛くてクスッと笑えて愛おしくなりました。
神田が泣いているところでは私ももらい泣きしてしまいました。
2人が幸せになったその後を続編で見れることを心から楽しみにお待ちしております♪

1

甘美な両片想い

続編決定おめでとうございます。元々リーマンBL好きですが、書店で手に取った時に帯の台詞に惹かれました。それ以上に作中には、胸がいっぱいになる台詞がたくさんあります。友達関係から恋愛に発展していく過程やお互いが惹かれあう経緯も丁寧に描かれていて、ページ数多いはずなのにあっという間に読み終えてしまったので続編がある事が、とても嬉しく思います。全てが愛しくて尊いです。読み終えてもすぐ手を伸ばし再読しています(笑)絵も可愛いくて、神田くんの垂れ目な感じと特に上野くんの唇の描き方が好きでして、キスシーンは最高に美味です!!(物言わせぬキス…)他の方が書いていらっしゃいますが、上野くんのスイッチ後の雄感もたまりません!!歓喜!!神田くんの真っ直ぐな感情表現や上野くんの臆病な心の機微に気づいてあげれるところや作品名回収するところも素敵過ぎました。語り尽くせない程(皆さん一緒に読みましょう)優しい気持ちになれる秀逸な作品だと思います。上野くんの生え際の書き方が4話から変わっていて、最初の方が自然なかんじで好きだったので、そこは少し気になりました。

3

リーマン、両片想い、好きしかない

理想がすべてつまってる。
ゲイとノンケ。お互いのセクシュアリティを知っているからこそ踏み込めない、踏み出せない、その葛藤が切なくとてもよかった。
神田の告白シーン、あれは近年読んだ作品の中でピカイチでした。好き。
すぐえっちしないのもほんと助かる。最後まで大切な宝物のような二人を見守ることができた。ありがとうございます。

2

短髪時代の神田天使。小林にも感謝

 すべてにおいて絶妙でした。序盤では上野から神田へのまだ無意識な好意が軸となって進んでいくのかな、と思ったんです。ゲイからノンケへの、自覚し始めたら切なくてしんどい恋。神田は上野がゲイだと知った上で彼の家で全裸になれるほど飄々としていて、良くも悪くも周りをまったく気にしない人間なんだなと。さばさばしているから友人として付き合う分には気持ちがいい人間だけど、恋してしまうとちょっと大変そうなタイプだなぁと思ったり。

 しかし、上野視点がずっと続くわけではなく、すぐに神田視点の話が始まります。この切り替えで2人の関係の見え方がぐっと変わるんです。いつもあっけらかんとしていて、営業の仕事も難なくこなして、日々実に楽しんで生きているように見える神田の本当の姿。元々同僚としのて好感を持っていた上野にカミングアウトされたと同時に、お前はタイプじゃないから大丈夫と言われたことがずっと引っかかっていた彼。もちろん上野のその台詞はノンケへの気遣いの塊で、「だから気にしないでね」と軽く肩を叩くような言い方だった。でも、何度も上野の家に通い、彼のさり気ない優しさや包容力に触れるたび、最初に言われたその言葉が神田の心に深く食い込んでいく。

 真面目そうなありふれた新入社員から、いつの間にか垢抜けて人好きのするふわふわした雰囲気を纏うようになった神田ですが、それがすべて上野を意識した変化だったと知り、なんて切なくて可愛くていじらしいんだろうと思わずにはいられませんでした。他人の家で全裸になれるなんて良く言えば大らか、悪く言えばがさつな性格なんだなぁと思いきや、まったく真逆で上野の目を気にして気にしての行為だったなんて。文字にするとゲイをからかう悪意のあるノンケのように聞こえるかもしれませんが、読めば神田がいかに真剣に上野を振り向かせようとしていたかが分かってもらえると思います。

 また、神田はセンスで出世街道を楽々と駆け上がってきたわけではなく、実は苦労人。上野はそんな神田を高い所から憐れむこともなく、本人の意思を無視してお節介することもなく、お前がしんどいことは分かっている、1人でいたくないなら一緒にいよう、と誠実な心地よい態度でずっと接してきた一面もあります。その存在に甘えたいと思うようになる神田の心情変化がとても自然でした。神田が大切だからこそ、恋人にはなれないとはっきり告げた上野もただ臆病だったのではなく、彼との付き合いを維持させたいという強い気持ちがあったからこそ。そして、最後にもう一度アタックした神田。彼の真摯な恋心が上野の苦い思い出を払拭し、心に届いて本当に嬉しかったです。恋人になってから初めて家に「おいで」と言われた時の神田の反応がとても可愛かったですね。

4

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