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表題作愛を積む楽園

瑛太
45歳、大学生→喫茶店店主、恋人・パートナー
雪仁
45歳、大学生→記憶を失くしたエリートリーマン→在宅ワーク、恋人・パートナー

同時収録作品あまのぼる夏

博実
寡夫、教師
元恋人

同時収録作品今夜3号線のお城で

春樹
12歳→19歳→20歳、大学生
龍二
幼馴染

同時収録作品ある片田舎のお城にて

春樹
恋人
龍二
恋人

同時収録作品ある片田舎のお城にて

瑛太
付き合って30年以上の恋人
雪仁
付き合って30年以上の恋人

同時収録作品ある片田舎のお城にて

博実
恋人
恋人

同時収録作品あまのぼる夜

博実
恋人
恋人

その他の収録作品

  • 「あまのぼる夏」「ある片田舎のお城にて」「あまのぼる夜」あとがき

あらすじ

毎朝「愛してる」を思い出そう。

流行病の後遺症により、パートナー・瑛太と過ごした25年分の記憶をなくしてしまった雪仁。

付き合い始めたばかりの大学生…だったはずが、目の前の瑛太も自分も45歳。
そして歳を取った自分たちは着実に愛を育んでいて――。

「ひとつだって忘れて良かったものなんてなかったはずなのに」

記憶を失ったにも関わらず、懸命に支え愛してくれる瑛太。
罪悪感と焦りが募る中、 二人は戻らない大切な想い出を辿っていく――。

たとえ零れ落ちても失うことなく、確かにそこにある温もり。
25年と、これから誓う愛についての物語

「終わったはずの恋が燻り燃える、一夏の純愛」
「初恋幼馴染たちの、誕生日までのえっちカウントダウン☆」を描いた読切2タイトルも同時収録!!

作品情報

作品名
愛を積む楽園
著者
rasu 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784824015860
4.6

(54)

(44)

萌々

(6)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
12
得点
248
評価数
54
平均
4.6 / 5
神率
81.5%

レビュー投稿数12

魂がふるえる

人生の話をしてくれるBLっていくつあるだろう…。

もちろん若いイケメンたちが燃える恋をしてるBLも大好きだけど時々見つけられるこういう作品に心が救われる気がしてたまらない。

作中では流行病による後遺症、とぼかされているけどコロナが流行った時は記憶障害が出ちゃう人のニュースとかもあったし、認知症とかだってある世の中で、現実と地続きの困難とか都合よく進まない日常の中で、二人ならちょっといい方向に向かえる、っていうエンディングがすごく刺さりました。

愛って恋と違ってわかりやすい形をしていないけれど、作家さんがそれと真剣に向き合って作った作品なんだろうなというのがすごく伝わってきて二重に泣けてきてしまうとっても素敵な作品。

1日に何度も読むような作品ではないかもしれないけれど3年後、5年後、歳を取る自分と向き合いながら読後感を楽しみたい作品になりました。

他の2作品も大好きなんだけど、表題作が特に刺さったので…。

5

三者三様の人生BL サラッと読むより腰を据えて読んで欲しい

1冊の中で3組のCPのお話しが読めます
実際この3組には繋がりも関係性もありません

ただ、生活圏内が近いらしい?というのが分る5話めの【ある片田舎のお城にて】でのお茶目な邂逅には笑みが零れてしまいました

さて、、、どうしましょうかねぇ。。。
この1冊のレビューは実は少々難しいのです

レビュタイにもしましたが三者三様のお話しで、作品トーンも見事にそのCP毎に全く違います
なので、正直言えば誰にでも”安心しておススメ出来る1冊”では…
ないかも知れません…(。・_・。)

だけど、、、‼‼‼

この作品を読んだらきっとrasu先生の作家さまとしての奥行に手を合わせたくなる位に想い入れが深まる1冊になる‼‼‼とも思うのです(*˘︶˘*)

事実、私はこの作品を読めた事で先生への敬愛が更に溢れてしまって…✧
作品への愛おしさで押し出されるように泣いてしまいました
「愛し合うこと」が詰まった1冊――愛を積む楽園――
なるほど…。゚(PД`q*)゚。泣く…

色んな感情が湧き上がる1冊です
地雷避け、もしかしたら必要なタイプかも知れません
でも、、、やっぱりあんまりストーリー内容は触れないで読んで貰った方が絶対に良い!と思います
なので、、、特定の地雷をお持ちの方用にコメント欄に少し残しておくので必要な方はご参照下さい(大体この書き方で察する方も居そうですが…)

以下本当に簡単にさわりだけ、各作品の印象を残しておきますね
電子で全212ページ
6話構成+しっかりめのあとがき
登場順とは別にCP毎で…表記の話番は登場回
【 】がCPのメイン作品タイトル
※レビュー前述の5話【ある片田舎のお城にて】は作品の中のオムニバス的なポジションです

【愛を積む楽園】前後編作品、1話/2話/5話|瑛太×雪仁
表紙を飾っているお付き合い歴の長いベテランCPさん
記憶喪失になってしまった愛する人との人生を追います
「記憶」「想い」「今」「人生」
大事な事を見失わないようにそっと背中を押してくれるような作品です

しっとり目な印象が強くなりそうですが、事実切なさはあるのですが、、、
そこがまた人生の酸いも甘いも苦楽を乗り越えて来た2人だからこそ読み進めて行ける頼もしさと、だからこそハラハラする所もあって、、、
前後編作品とは思えぬ重量感ある読み応えでも心は重くなり過ぎずに読める作品です

【あまのぼる夏】【あまのぼる夜】3話/5話/6話|博実×圭
元恋人同士の再会BL
「夏」と「夜」の2話で本当の完結になるお話しだと思います
先に単話で「あまのぼる夏」が配信されていた作品

今作の更なる詳細に関してはコメント欄をご確認ください

【今夜3号線のお城で】4話/5話|春樹×龍二
幼馴染みの再会BL
今作品の中で肩の力を抜きつつも可愛さに破顔する作品///▽///

攻め受けポジの妙もあり、将来が楽しみになる2人ですニャム♡( *•ω•)(•ω•* )ニャム♡

【あとがき】
いつも楽しく作者さまの為人に触れる時間を味わう事が多いあとがきですが、今作に於いてはあとがきも作品の大きな一部だと感じました
いつもより少しだけ優しく「おかえり」って言いたくなる作品
すごく素敵な表現だと思いました

あ!あと、、、3話(※1~4話)とも単話配信もされているお話しの再禄となっていますのでその辺の重複購入もご注意下さいね
再禄に対しての描き下ろしにあたるお話しもあるので、私は重複購入分もありましたが全く不満はゴザイマセン‼‼‼

修正|白抜き(DMM)
今作に関して言えば、これで良かった、というか不満無し‼です
修正云々が気になるタイプでは無い作品
だけど、要所要所で先生のキャラらしい肉感ある絡みが楽しめます
※春樹×龍二は良き修正で見たかった気もするけれど、そこを差し引いても不満が湧かなかったです(ღ˘͈︶˘͈ღ)

4

チル76

【あまのぼる夏】【あまのぼる夜】に関して

以下、ネタバレです
とことん詳しくは書きませんが地雷避け用のネタバレには触れます
自己責任でお読みください⚠





こちらは、、、先生がテーマとして「ほの暗くて切ないバッドエンド」を描こうとされて生まれた作品だそうです

そして受けが病弱設定ですし、攻めは男やもめなので「死」がテーマに横たわっています

という事で、、、
ここから想像出来る事、、、
、、、描かれています

特に「夜」で核心に触れる所があるので、、、
どうしても苦しくなってしまうのがダメな方は【あまのぼる夏】だけで読み止めておく事もアリかも知れません
余韻を味わうというのも読者に委ねられる選択にもなるかもです

読者さまの読みたい気持ちに合わせてページを捲っても良いかもです

切なくとも愛情いっぱい

コミックになるのを楽しみにしていた作品。
rus先生が描く肉肉しい身体が好きです(笑)

3つのオムニバスに描かれるCPが、最後の短編で絡む。嬉しい。

表題作は、メリバかもしれないが、希望がある。
記憶喪失という、互いにとって辛い経験を埋めて行きながら、目の前に居る幸せに感謝する。
記憶は失われても、その人の本質が失われたわけではなく、時折見せる過去と同様の言葉が出ることに、喜びを感じる。
とても愛情深い。

あまのぼる夏は、メリバ。
攻めが抱える2人の喪失には言及されないけれど、人生の中で、寄り添いたい人が2人もいなくなるのは堪えるだろう。
だけど、作品の中では残された時間を楽しむ2人がいて、一緒にいられた幸福に支えられる。

2つとも暗い表現はない。

3号線は、年の差CPが7年間離れていて、やっと会えた話。こちらは楽しく弾む話。
リバ要素はある(笑)小さな相手を慮り、受けにまわる男前彼氏。

ラブホで、3つのCPがエチを頑張る(笑)
重たいテーマを明るく描いた良作。素敵です。

4

読み手に委ねられるタイプの読後

3組のお話しで、それぞれに作家様が描きたいと思う起点がある事が分かります

以下は軽いネタバレですがあくまでも作品が出来上がる前の担当編集者さんとのお話しが書かれたあとがきの内容から抜粋です

「ほの暗くて切ないバッドエンド」が描きたい
「とにかくラブラブイチャイチャ(中略)逆カプ」が描きたい=可愛い子には攻めをさせよ!の精神
「メリバ、行きましょう!(中略)一度は描きたい記憶喪失」

こんな感じでそれぞれのCPのお話しが動き出していったようです
なので、それぞれのコンセプトがハッキリ分かる作風トーンになっています

中でもメリバを!という始まりで描かれた作品は、実際はメリバなのかハピエンなのかエンド不明なのか。。。
この辺はすごく読み手の解釈に委ねられてるんじゃないかな、と感じる余白のある作品でした

同じ経験をしているのに一方しか記憶が無い
そして、それはこれからも続くのかどうかも分からない
あるハズの過去、一緒に迎えるハズの未来
そこにあったハズのものが見えなくなってしまう不安
すごく考えさせられます

でも、同時にだからこそ「今」なんだ!
という気持ちににもなれる気がしました!

現在進行形で「愛を積む」時間
長編ではなく、この長さで語られるからこその余韻が好みなお話しでした

大変バリエーションがあってそれぞれに趣があって良質さを感じる1冊でした

4

愛を積んで生きていく…

3つのお話が1冊にまとまっており、どれも良いのですが、私は特に標題作がとても強く印象に残ったので「愛を積む楽園」についてレビューさせていただきます。

カフェオーナー×エリートリーマン。45歳のおじ×おじCPです。
流行病の後遺症で大学生の頃の記憶しかなくなってしまった雪仁。
それでも付き合っている恋人(瑛太)がいることは覚えている。

大学生の記憶しかない状態で鏡を見れば年相応に老けている45歳の自分。
どれだけ混乱したことでしょうか…。会社員として働いていたこともすっかり忘れてしまっているので、職場に行くものの、精神的には大学生ですから退職届を出して帰宅してしまう。めちゃめちゃ辛くて切ない!でも瑛太が支えてくれて前向きになる雪仁。けれども、当初は大学生の付き合いだした頃の記憶はあったはずなのにどんどん記憶が削られていき、覚えている時期が前倒しになっていきます…!
これ以上忘れないように毎日メモを取って朝読みなおすルーティン。
もうこの辺りからほんのりメリバの影がチラついてきて苦しくなってきます。
それでも一つ一つ新たな思い出を積み重ねていく二人。

途中、もちろん相手を思って別れようと悩むシーンもありました。

最終的に二人がどうなるのかまでは描かれていませんが、雪仁が年齢は重ねるのに、どんどん記憶が前倒しになっていくとすれば…。。。
今を大事に丁寧に生きること、愛し続ける努力することについて考えさせられ、胸を打つ作品でした!

2

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