単行本版/電子限定おまけ付き
サンプルで辻さんの素晴らしい肉付きに惚れ込みまして、せっかくなので三森さん〜からしっかり予習した上で挑みました。
食えない男を気取る辻さんが真っ直ぐな浅野くんに絆されていく様子にキュンキュンしました。絆される攻めはいいものですね。
三森さんに未練を残しつつ同時進行で浅野くんに惚れ込んでいくところがリアルだなあと思いました。最終的にはきっぱりけじめをつけて浅野くん一筋になってくれますが。
セフレ時代の一線引いた態度と恋人になった後の溺愛モードのギャップがもう〜!!ずるい大人!!
辻さんと前作の攻めの樹先生との仲が悪いのが面白いです。今までの癖で無自覚に三森さんに甘い辻さんと、それを見てヤキモキする浅野くん&樹先生をもっと見たい。
ストーリーだけだと萌×2くらいかな?という感じなのですが、辻さんの体型ブースト効果で神×100です。ありがとうございます。
今まで読んだ中で一二を争う好みの体型です。筋肉とぽちゃのハイブリッドが絶妙です。
浅野くんがスレンダーなのがまたいいんですよね。
rasu先生も後書きの中で辻さんの身体へのこだわりを語ってくださっています。同意しかありません。
オフシーズンのクリス・プラットって感じです。
サンプルの辻さんの腰のラインにくるものがあった人は是非読んでください。
スピンオフだと侮っていたけれど、
よかった…めちゃくちゃよかったです!
なんなら、こちらも続編が欲しいくらい。
本編では当て馬だった辻の素敵な恋を実らせる姿が見られて私も幸せです。
辻も朝野もそれぞれ途中までは切なく不毛な片思いが続きますが、
いっぱい傷ついた分だけその後に待ち構える蜜月が最高すぎました。
それもこれも、半分以上は朝野智也のお陰。
気まぐれから始まったセフレ関係を経て辻に恋をし、
彼が三森に片思いしていると知っても諦めることなく想い続け、
必死の告白をあっさり断られようとめげることなく想い続け、
失恋の傷を引き摺る辻にキツく当られようと、突き放されようと、
最後まで決して諦めるとは言わなかった朝野がいたからこそ。
もう『朝野智也は諦めない』がタイトルでもいいくらいの粘り強さでした。
もう恋をしたくないという辻に対して諦めるではなく、
「恋したくなるまで待ってる」と言うのだからもうすごい根気強さ!
近年稀にみるメンタル強な受けでちょっと感心しちゃいました。
普段はその可愛い見た目からはちょっと意外な生意気さで、
辻に対しても基本強気なんだけど、その反面めちゃくちゃ
健気なところもあって、そのギャップにやられてしまいます。
いつもはお構いなしにぐいぐい猛アプローチかけてくるくせに、
震えながら「遊びでいいからこの関係をやめないでよ」と訴えてきたり、
「三森の代わりでもいい」と涙を流したり、こんなの絆されない方が
どうかしてるって。
一方、そんな強気な年下ワンコにロックオンされてしまった辻は
と言えば、「遊びならいいけど、好きならだめ」とすげない態度で。
だけど、すぐにダメとか言わず試してみろ!と食い下がられ、
ズルズルと関係を続けていくうちに絆されていくことに。
大人の余裕を漂わせ遊び人風な辻ですが、本当は失恋すれば
酔い潰れる程度に一途だし、朝野のことも拒みはするけれど
請われれば抱いてしまうし、泣かれてしまうと心も痛む。
そして、朝野の想いを知ると、実は自分を意識していたり、
自分の言動一つで一喜一憂する健気な一面があったり、
そんな朝野のことを可愛く感じてしまうのでした。
でも、過去の恋や三森とのことで恋愛に臆病になっていて、
朝野に惹かれる気持ちを受け容れることもできず。
年下の男の子に散々かき乱され、でも一歩踏み出す勇気もなくて、
最終的には朝野に全部を委ねてまんまと完敗してしまうのですが、
その年上男の情けなさに不覚にも母性くすぐられちゃいました。
負けてちょっと嬉しそうな表情がね、ざまあみやがれって感じで。
そして、辻は本気の恋に落ちてみれば溺愛の男でした。
今まで振り回してきた分は献身でお返し、とばかりに尽くし、慈しみまくり。
「智に喜んでもらえるなら何だってするよ」とその言葉通りに朝野が望めば
何でもしてくれちゃうデレ甘スパダリおじさんに進化を遂げたのでした。
かつての想い人・三森の前でも恋人宣言をしてくれ、
甘やかされ、嫉妬され、求められ、と急に積極的に
なった辻に照れて戸惑ってしまう朝野が可愛らしい♡
朝野が幸せそうで何よりです。
他にも三森に嫉妬する朝野の耳元で辻が
「I only have eyes for you.(=智しか見えない)」と囁く場面は
気障ったらしいのだけど、やっぱり格好良くてぐっときちゃいました。
溺愛攻めが大好きなので、両想い以降が幸せすぎてたまりません///
しかも、これが1冊の半分もあるんだから超贅沢感!
ページをめくる度、辻が朝野を大事にしているのが伝わってきて、
本当に身も心も朝野のものになったんだな~という実感で後半は
終始ニヤけっぱなしでした。
本編だけでも十分満腹ですが、さらにBonus trackはプチ感動も!
朝野の「辻じゃなきゃダメだった」という言葉に涙ぐむ辻ですが、
危うくこちらまでもらい泣きしかけた…。
辻だって、もう今は朝野じゃなきゃダメだよね!
好きになるのはいつもストレート。たまたまだと思いますけど、自分がゲイというのを受け入れた上で当たり前に恋してた辻英司氏。
よくある話だけど、なかなかうまくいかない現実に臆病になっていって今では遊びでしか付き合わない、恋はしない、本命はまたストレートなひとだから…
文章にしてみたら、普通に恋をしたかった彼の気持ちに気付いてしまって切なくなっちゃったんですけど。
センシティブで複雑な胸の内の彼を作者の先生も手こずったそうですが、大人の恋をストレートにテーマにした今作は、恋という名のもので人と人が深く関わるときの切なさ、曖昧さ、尊さなどを丁寧に描かれていて、またそれと並行して辻英司氏というひとが少しずつ明らかになっていくという、読み応えがあってとっても面白かったです。氏の体型は話題になってますが表情や仕草などいつもながらリアル感たっぷりに描かれて、それもまた見どころのひとつかな、と思います。
あとrasu先生といえば、なんといっても濃厚でエロみ100%のエッチシーン。今回はセフレ関係ということもあってもちろん多いんですが、行為がそのなかで変化していく様子がとても良いです。特に辻氏が智くんが驚くくらい思う存分溺愛しちゃうところはぎゅーんとなること間違いなし。それでまたとっても幸せそうなんだよね、辻氏が。尊いっていうか、たまりませんよ!個人的には、エッチの前とか後のベッドでの2人のやりとりがツボ。普段からエッチシーンはそこ込みで意識して読むんですけど、特にrasu先生の作品は多く見られてすごく好きです。
好きだな、と思ったところは、辻氏の英語遣い。レビューのタイトルにもさせてもらった「あなたしかみえない」と、英語で囁くところ。ほんとにロマンチストなんだよね、もっとみせて〜と言いたくなった場面。
あと智くんがアタックする度に名ゼリフを繰り出すところ。いいね!の親指出しっぱなしでした。
アダルトラブの新境地、うん、リアルに感情移入したい方はぜひお勧めです。
三森さんのやらしいおくちが好きでしたが、スピンオフも最高でした!!
ストーリーもキャラもエロも全部良かったです!
辻英司の思考と過去もわかり株が上がりまくりだし、智也の一途にアタックし続ける姿と照れてかわいい姿がたまりませんでした。
辻英司のボディがアメリカに居ました感があってちょうどいい肉付き具合ですごいなと思いました。あとがきにrasu先生のこだわりや経緯が書いてあって、キャラが好きだからこそのこだわりが全面に出ていて、だからこんなにいい作品が生まれるんだなととても感動しました!
当て馬だった辻英司が智也とイチャイチャ幸せそうにしている様子をみてこっちまで幸せになれました!Bonus trackがたまりませんでした!
三森さんのやらしいおくち、の時は嫌な奴だなと思ってたけど、辻さんも辛かったよなーと思いました。
男でもイけるって知ってたら告白してたかもしれないのに。でもノンケだからって諦めた辻さんは、本当に欲しい恋ではなかったんだと思う。
人それぞれだけど、智が言う通り欲しいなら欲しがらないと!
うん。今回の本の格言は
欲しいなら 欲しいと言おう 望み薄でも(字余り)
智が一生懸命辻さんにアピールしている所が好きです。そして恋人になったら好き好き言ってるところも可愛い。一途な人や努力家には弱いんです。
辻さんは三森さんにちゃんと失恋しないと前に進めなかったんだよね。1つ1つの恋をきちんと完結させないと次に行かない誠実さはいいなと思いました。
恋人になってからの溺愛系は凄い。スパダリですね。
これからはずーっと智を幸せにしてくださいね。