上田アキ先生インタビュー

廃校を舞台とした3CPの恋と、サラリーマンの日常ラブを収録！
誰もいないはずの、廃校となる校舎から気配！ グラウンドでひとり練習する陸上部の早川が恐るおそる向かった先には、タバコをくゆらすヤンキー風の男がいました。そこから“幽霊”と名乗る彼と、早川の関係は始まります。二人の時間を心地よく感じる早川。ただ、自分の走る姿を追う熱い視線に……。4月15日発売、上田アキ先生の初コミックス『エンドスタートライン』。廃校を舞台とした3CPの恋のほか、スーパーの店員とリーマンの日常ラブを収録しています！ 独特の雰囲気が漂う作風。ハマる予感がしているみなさんはぜひチェックを!! それでは「801 AUTHORS 108」第592回、上田アキ先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
廃墟や廃校の、時間がぽっかり止まってしまったような感じが好きで、表題作と併せて3作品は同軸で廃校になった学校を舞台に過去や現在、未来を3つ描きました。
止まった時間と動いている時間の空気が少しでも伝わればいいなと思います。
残りの1作品は全く別軸でスーパーの店員と会社帰りにそこへ立ち寄るサラリーマンの話です。日常でこんなことがあってもいいんじゃないかと思って描きました。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
表題作のふたりは陸上部の暗くも明るくもないごく普通の黒髪短髪男子×見た目はちょっとヤンキーぽくて少し飄々としているが、まじめで純粋な男子のような…。
きちんと説明できなくてすみません…。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
ひとつの舞台でそれぞれの話を繋げていけたらいいなと思って描き始めました。別軸の話を含めて出会いや再会の時を大事にしました。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
ページが足りない、ラブや絡みが足りない、受攻が決まらない、タイトルが決まらない、キャラの名前が決まらない等言い出したらキリがないですが、何よりも、拙すぎて心が折れる事の繰り返しによる精神的な苦労が一番でした。あと説明下手にも程があるのでこのインタビューに答えることに今めっちゃ苦労してます！

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
飼い猫が2匹になったことと、自転車を買ってすぐの頃に楽しすぎて乗りすぎて煩悩が全て健康的に消化されてしまい一時期そうとう困っていました。

Q. 今、何かハマっていることは？
某自転車漫画に引き続きハマっています。あと飼い猫のご飯の魚の骨をいかに効率よく処理するかにもハマっています。

Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください！
同人誌を読んでくださってお声をかけていただきました。オリジナルBLはほとんど触れたことがありませんでしたが描かせて頂く事になりました。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
正直なところ本当に不安しかないです。既に今後の課題だと思う部分ばかりで頭いっぱいです…。
あとはへこんでばかりの時に聞いてくれた担当さん含め、周りの友達や家族には感謝の気持ちでいっぱいです。
　
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
初めまして！ 上田アキと申します。
描き下ろしで少し足したものの、どれもほとんどBLらしい絡みがないな…と思うのですが、必死に描きましたので少しでも楽しんで頂けると嬉しいです！
ここまで読んで頂きありがとうございました。今後ともよろしくお願いします！
担当編集より
上田アキ先生のデビューコミックス、満を持して発売です！
表題作[エンドスタートライン]は、陸上部員の早川が卒業を間近に控えながらも廃校になってしまった母校で、自分を“幽霊”だと名乗る男に出会ったところから物語が始まります。
愛着ある学校、いつしか心地よくなっていた幽霊のとなり。しかし、穏やかな時間は長くは続かなくて…。
その他、廃校シリーズとして元教え子×教師のかけひき愛［建築する夕暮れ］、DK同士の等身大で賢明な恋心を描いた［ふたり追いし、かの未来］に加え、スーパー店員とサラリーマンの日常ラブ短編［フロム・グリーンキッチン］を収録。
さらに廃校シリーズの3CPのその後を描いた、30Pを超える描き下ろしも！
様々な想いが交差する、読み応えたっぷりの1冊です。どうぞよろしくお願いいたします。

店舗特典情報
アニメイト：描き下ろしペーパー
文教堂・アニメガ・JBOOK：描き下ろしペーパー
中央書店サンモールC.C.店(コミコミスタジオ)、芳林堂書店ほか ※一部店舗除く(ホーリンラブブックス)：描き下ろしペーパー
※特典ペーパーはすべてのチェーン店で配布できない場合があります。詳しくはお近くの各店舗にお問い合わせください。
詳細はgateau公式HPまたはツイッターにてご確認をお願いいたします。

(c)上田アキ／一迅社