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表題作嫌いじゃない

香川・大手有名企業社員・25歳
谷口・会社をリストラされたばかり・28歳

あらすじ

リストラをされ、行く当てのない谷口を拾ったのは、幼なじみである香川だった。
思いの丈を吐露され、ついつい香川の口車にのってしまい同棲生活が始まる。
香川の嫉妬と独占欲に翻弄されつつ、谷口は自身の気持ちへと立ち向かっていく――。

45,066文字(400字詰め原稿用紙換算で約113枚)。

作品情報

作品名
嫌いじゃない
著者
涼和 
媒体
小説
出版社
ミネルバ
電子発売日
1

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
0
評価数
1
平均
1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

心をものにする方向で考えた方が良くないか?

タイトルと出版社あらすじから、もうちょっとホワンとしたお話かと思いまして手に取ったんです。
……期待していたものとはちょっと違いまして。
『ついつい香川の口車にのってしまい』ではなく、谷口は『酔い潰れて気づいたら監禁・強姦』でした。

いや「愛って何でしょうね?」と考えてしまうわけです。
私は『互いに交わし合うもの』だと思っているんですけれども。
いや、このジャンルは『陵辱・強姦』って多いですよ、確かに。
うーん……でも、私の中では『イケル監禁』と『ダメな監禁』があるみたいで(なんじゃそりゃ?)。

読みながら何度も思いだしたのは、確かシートンの自伝か何かの中にあったのだと思うのですが『活き活きと動くリスに魅了され、自分のものにしたいと思い狩って手に取ったが、それは毛皮に包まれた肉塊でしかなく、私が惹きつけられた魅力は消えてしまっていた』という文章(うろ覚え。正確ではありません)。
「心が自分のものにならないから体だけでも」っていう感じだと、結局はこういう風になりませんかね?

お話は、そういう感じになる前に谷口が絆されます。
ただ、絆された理由もよく解らなかったのですね、私には。
谷口の心が変化する理由がもう少し書き込まれていたら、もうちょっと印象が変わったかもしれません。

2

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