特典

  • 「愛されオメガの婚姻、そして運命の子」特約店ペーパー「父と息子の語らい」

「愛されオメガの婚姻、そして運命の子」特約店ペーパー「父と息子の語らい」

aisare omega no konin soshite unmei no ko

商品説明

特約店で購入すると貰える、共通書き下ろしSSペーパーです。
片面印刷。

内容:ニコライ視点での、家族の夏休みのお話です。

作品情報

作品名
「愛されオメガの婚姻、そして運命の子」特約店ペーパー「父と息子の語らい」
著者
華藤えれな 
イラスト
ミキライカ 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
愛されオメガの婚姻、そして運命の子(但し特約店での購入のみ)
4

(4)

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萌々

(4)

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中立

(0)

趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

父子の攻防

大笑いしてしまいました。

あまりにニコライのイメージが変わりました。
サウナでリクとポーリャの楽し気な声が聞こえるので乱入して、ポーリャをさっさと寝かせつけるニコライ。

ポーリャに自分もパパのようにママの身体を洗ってあげたいし、一緒のベッドで寝たいと言われてしまいます。

自分はママの臣下だから出来るけど、ポーリャは違うから出来ないと説明するニコライが大人気ないです。ポーリャはパパは僕の臣下でもあるなら命令すればいいのかと食い下がります。それならばと一晩だけ一緒にママと寝てやろうとポーリャを喜ばせておいて、結局は自分が真ん中に寝てリクとポーリャを並ばせないニコライに吹き出してしまいました。

ニコライってこんなキャラじゃ無かったはず。
そして似た者親子でした。

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本当は、こんなに甘くて優しい男なのです

「愛されオメガの婚姻、そして運命の子」の共通書き下ろしSSペーパーになります。

本編がかなりシリアスで切ない展開でしたが、こちらはうって変わって甘々ほのぼの。
リクと一緒に眠る権利を賭けての父と息子の攻防戦が、コミカルに綴られています。
ニコライ、意外と大人げないな!
そして、愛情に溢れた家族の姿が、なんだか感慨深いですよ。


本編でのニコライですが、実はかなり厳しくて、溺愛攻め好きとしては辛いものがあったんですよね。
それが彼の愛で、本当の優しさだと分かっちゃいるのです。
分かっちゃいるのですけど、やっぱり厳しすぎると。
優しく抱き締めて、慰めて欲しい時もあるだろ。この冷血漢めと。
こう、ちょい冷たいイメージが強いのです。

が、それを覆してくれるのが、このSS。
いや、めちゃくちゃ溺愛じゃんと。
やっぱ本当は、これでもかとリクを甘やかして構い倒したいんじゃんと。

このSSを読むと読まないじゃ、ニコライの印象が全然違ってくると思うんですよね。
本当は、こんなに甘くて優しい男なんですよ。
状況が許さなくて、厳しくするしか無かったんですよと。

まぁ、それを訴えたかったので、こちらレビューさせていただきます。
慧眼の姐さん方は、本編を読んだだけで十分、そこが読み取れてる気がしないでもないんですけど。
以下、内容です。








家族三人での、夏休みの模様となります。

家族三人の夏休みが終わりに近付き、一抹の寂しさと同時にホッと安堵も覚えるニコライ。
ただ遊ぶだけの毎日は、生真面目な彼にとっては逆に疲れるものなんですね。

皆で乗馬をして、海辺でピクニックをし、昼寝をした後は散歩をするー。
ポーリャとリクはこれまでにない濃密な時間を過ごし、親子としての絆を深くした。
今もまた、二人でバーニャ(ロシア式サウナ)にこもっていますが、ポーリャの楽しそうな声が聞こえて来ます。

ポーリャの心臓に負担がかかるのを心配して、切り上げさせるニコライ。
共に上がろうとするリクですが、あとで背中流してあげるからと、ニコライに止められます。
すると、「僕もママの身体を洗ってあげたい」と言い出すポーリャ。
「ダメだ。皇太子であるママの身体を洗うことが出来るのは、臣下であるパパだけだ」。
「どんな時も、主従関係は守るものだ」と諌めるニコライ。

その後、ベッドに落ち着いたポーリャは、ママの身体を洗えるパパが羨ましくて仕方ありません。
「パパはママの臣下という事は、僕の臣下でもあるの?」と言い出します。
「そういう事になるな」と頷くニコライに、「じゃあ、僕の命令にも従うの?」と問いかけるポーリャ。
一体何を言い出したんだと嫌な予感を覚えながら、何を命じたいんだと尋ねるニコライ。

「パパと同じ事がしたい」
「ママの身体を洗ってあげて、ご飯を作って、一緒にお風呂に入って、ママのベッドで朝まで一緒に眠りたい」

なんだと・・・。
眉間にシワを寄せるニコライ。
「お前は5才にもなるのに、そんな事がしたいのか」
「えっ、だってパパは大人なのに、いつも一緒じゃない」
「それは命令とは言わない。ワガママと言うんだ」
「ワガママなの? パパと一緒の事がしたいだけなのに」
「それをしていいのはパパだけだ!」

実はポーリャがこんな事を言い出したのは、その時のママが一番幸せそうだからなんですね。
その事をポーリャから告げられ、思わず口元をゆるめそうになるニコライ。
「分かった。今夜だけ特別に、その権利を譲ってやろう」
「ただし、ポーリャがしていいのは、ママと一緒のベッドで寝ると言う部分だけだぞ」

ニコライの返事に、「ありがとう。パパ大好き」と、嬉しくて抱きつくポーリャ。
「では、今からママを抱っこして連れてくる。それから、一緒に寝よう。家族三人で」
「え・・・」
「だから三人、一緒のベッドで眠るんだ。ママ、パパ、ポーリャの順でな」

唖然とするポーリャを置いて、リクの元へ向かうニコライでした・・・。


と言うお話でした。
息子相手に独占欲をむき出しにする、大人げないニコライ。
いや、めちゃくちゃ楽しいです。
ポーリャも今はやられっぱなしですが、こうして鍛えられて逞しく育つ事でしょう。

とりあえず、ニコライに対するクールなイメージが、いい意味でひっくり返ったSSでした。

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この作品が収納されている本棚

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