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表題作ぼくたちの失敗

高橋 恒希・高2・恋人
福田 悠汰(フク)・高2・恋人

同時収録作品ぼくたちの失敗

広希・恒希の兄・大学生
福田(フク)・高2・恒希の恋人

同時収録作品~バカとメガネとマイクロビキニ~

安藤 光・高2・マイクロビキニフェチ
佐野 陽斗・高2・おバカな友人

その他の収録作品

  • さくらの頃(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • たのしいカバーうらマンガ みちづれ

あらすじ

青春真っ只中なフクと恒希は付き合い始めて数か月。
幸せな日々を送る中で偶然聞いてしまった
「処女なんてめんどくせー」という恒希の言葉。
自分がそうだと言い出せないまま、
〝はじめて〟をするであろう誕生日お泊りデートの流れに。
処女なのがバレて嫌われたくないと思い悩んだ末、
フクが相談したのは恒希の兄・広希で――!?

バカとメガネとマイクロビキニ編も同時収録!!

想いあっているのにすれ違う
健気でもどかしい、ほろにがアオハルラブ★

作品情報

作品名
ぼくたちの失敗
著者
はいしま潮路 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801966802
3.1

(72)

(21)

萌々

(13)

(14)

中立

(6)

趣味じゃない

(18)

レビュー数
10
得点
205
評価数
72
平均
3.1 / 5
神率
29.2%

レビュー投稿数10

受けの思考に無理があり過ぎた

好き嫌いが分かれる作品かと思いました。
攻めの「処女なんて面倒くさい」って見栄をはった言葉を間に受けて、赤の他人よりはと攻めが劣等感を抱いている兄に相談してセックスしてしまいます。
攻めの兄もその考えが間違えてると知りながら抱く屑です。
初めてのセックスの時に慣れてる受けに初めてじゃないと告白されショックを受けます。
攻めがよそよそしくなりセックスが下手だからだと、また攻めの兄と寝る受け。
どうしたらそうなるのって思いました。
最終的に攻めが自分の見栄の言葉からだと謝って仲直りしますが、こんなすれ違いある?って疑問に思いました。
中立にしたのはもうひと組のCPのお話が面白かったからです。これがなきゃしゅみじゃないになりました。

4

フクちゃんは可愛かった

前作が好きでしたので、購入してみました。
タイトルからして嫌な予感はしていたのですが…。
切ないというよりは辛いと感じてしまいました。
アホの子ですが、フクちゃんが健気でいい子なだけに「処女なんてめんどくさい」この発言で迷走した方向に走ってしまう姿に心が痛かったです。
こーちゃんだけが悪い訳ではありませんが、敵視しているお兄ちゃんに抱かれてしまうフクちゃんにも「…」となってしまいました。
最後は上手くまとまってはいましたが、そんな爽やかな終わりでいいのかは少し謎でしたがフクちゃん可愛かったです。

2

同時収録はすき! 表題作は・・・。

正直、表題作はちょっと引きました。
まさに彼らの「失敗」ですね。
見栄を張った事で”すれ違い”(勘違い?)が始まり
”思い込み”が加速して取り返しのつかない失敗に。

別に処女が大事だとは言うわけではなく、
ハジメテは好きな人としなきゃいけないとも思ってはいません。
ですが、この展開は萌えませんでした。
最終的には自分の軽率な発言や行動にお互い反省しますが
まぁ、読んでて「・・・。」ってなりました。


うって変わって同時収録の
「バカとメガネとマイクロビキニ」はコミカルチックで
こちらは本当に笑える範囲の「おバカ受け」でした♪

0

爽やかすぎるラストに、強烈な違和感を覚えます

個人的に、痛い作品と言うのも大好きでして、設定や展開自体はめちゃくちゃ好みだったりします。
あらすじで飛び付きました。


自身の思い込みで取り返しのつかない行いをしてしまう主人公にも、そんな彼に苛立ち酷い扱いをしてしまう攻めにも、更にそんな二人の深刻なスレ違いにも、実はめちゃくちゃ滾りました。

互いの行動により、それぞれがこれでもかと傷つくのですが、そこがすごくしっかり描写されてます。
まだ若い二人の、弱さやズルさ、そして愚かさ。
すごくリアルだからこそ、ダイレクトに心に刺さります。

う~ん・・・。
ただですね、このテーマを描ききるには、ちょい力量が足りないような。
このままとことん突き詰めて、二人が深く傷つけあい、これでもかと痛い思いをし、そこから新しい関係を築いて行くー。
そんな、若い恋人達の愛と再生の物語に昇華してもらえると良かったんですけど。
それか逆に、胸糞系のメリバにして貰えるか。

これ、二人がぶつかりあう事で互いの本音が分かり、仲直りしておしまいなんですよね。
で、甘々エッチに突入して、最終的には「(どんなこーちゃんでも)こーちゃんだから大好きだよ!!!」で終わる。

ごめんなさい。
薄っぺらいです。
超爽やかで幸せいっぱいのラストに、強烈な違和感を覚えます。
臭いものに蓋をしておしまい!みたいな、世慣れた大人なみの処世術を感じてしまう。
明るい笑顔に。
いやいやいや、なかった事には出来ません!!みたいな。
えーと、何だろう。
明るい笑顔に、うすら寒くなっちゃうと言うか。
二人が二人ともキレイに流せたなら、こいつらガチすげーな!と。
いや、やっぱ違和感しか覚えないですよ。

まぁそんな感じで、安易な所に持ってちゃわないで、とことん突き詰めて描ききって欲しかったなぁって感じなんですけど。

あとこれは、完全に私個人の勝手な意見だし、好みの問題です。

7

昼メロも真っ青の大失敗。これは一生付きまとうと思うんだよなぁ…。

あらすじがもぅ、ネタバレなんだよ。コレ読んだだけで、うわぁ!って。
そして大体想像も付くオチなんだよ。けど、読んでしまった。フクちゃんが可愛い。これに尽きる‼︎
アホの子は大抵可愛い。これはもぅ絶対‼︎ こんなに一途で、愛する人に献身的な子はいない。
初めては、愛するこーちゃんに貰って欲しかったのに。そのこーちゃんは「処女なんてめんどくせー」と言ったから。さっさと経験しなくては‼︎ とばかりに、よりによって、恒希が常にコンプレックスを抱いている、出来のいい兄貴・広希に抱いて貰おうとする、トンデモ。フツーはそう、すんでのところで攻めに救けて貰い、セーフなのに。広希がヤリチンだったりするので、しっかり抱かれてしまう。その頃サッカーのレギュラー入りを頑張って練習試合をしている恒希。広希に抱かれて喘いでいるフクちゃんと、サッカーで汗を流している恒希が交互に描かれるカットは切ないです。
ううん??切ないで良いのか?っていう。悲喜劇なのかもしれません。
結局フクちゃんの拙い嘘はバレてしまい、ショックを隠し切れない恒希。
そうしてまた広希を頼ってしまうフクちゃん。広希にしてみれば、2人よりかは大人なので、このままフクちゃんを放り出すと出会い系にでも行きかね無いから、というのもあるし。まぁ、ヤリチン的には据え膳だったろうけども。3度目かな?実際には練習と称して、フクちゃんに請われるままにもっと抱いていたかもしれない。「恒希の為と言っているけど、それは君の独りよがりだよ。」などと説教をしている。んんん? それ、もっと早く言ったげて‼︎的な。
とにもかくにも、シェイクスピアの「オセロー」だったら誤解したまま殺されるとこだけど、2人が想いあってるのは誰も邪魔出来ない事なので、めでたし!っていう。そして甘あま後日談はずっと続いていくでしょう的な締めくくりにはなっているものの。
広希は実の兄なんだよ‼︎ この苦い「ぼくたちの失敗」は一生付きまとうと思うんだよ。大失敗だよ。
サッカーでレギュラーになれた事、次の春にはサッカー部の部長になれた事。自信もついて、いつか兄に対するコンプレックスも卒業出来た様に思われる恒希だけれど、フクちゃんを抱く度に思い出すんじゃ無いかなぁ。うーん。

同時収録は、この2人を見守りつるんでいた友達2人も出来てしまう、その名も楽しい
「〜バカとメガネとマイクロビキニ〜」
いやー、この2人はノンケだと思ってたんですけどねぇ。手近なとこでくっついちゃうのもBLあるある。本編のモヤモヤをふっ飛ばーす!エロ可愛さです。どちらもおバカ受け。おバカな子はメロメロに抱かれ易いって事で。
カバー下、フクちゃんと佐野のマイクロビキニ・百合ップルが可愛いです♡

0

その言葉はダメ

付き合っている彼氏・恒希の「処女なんてめんどくさい」という言葉を偶然聞いてしまい、間違った方向に努力してしまうフク。
恒希の放ったような言葉は、ほんとに冗談でも言っちゃいけないと思う…。
フクが相談した恒希のお兄さんが良い大人だったら止められたかもしれませんが、残念ながら悪い大人のため、フクは間違ったまま突き進んでしまいます。

こういうのってだいたいやる寸前でやっぱり無理!とか、意中の相手が止めに来るとかってパターンが多いと思うので、そのままやってしまうという展開が新鮮で強烈でした。

私は終始フクに感情移入してしまったため、フクが初めてじゃないことを知った恒希があからさまにフクを避けたり、ひどい扱いをするところで恒希に腹が立って…。
フクはバカだけど、恒希のことが好きすぎるだけの健気な子なんだよ!と…。
マイナーかもしれませんがずっとフク寄りだったので、恒希に悪態つきまくりでした(^^;

最終的にはお兄さんが全部ばらしてハッピーエンドです。
読み進めるのが辛かったですが、フクが笑顔になるラストでよかった…。

もう一組の安藤と佐野の話はフクたちの重苦しさを吹き飛ばす明るい話で、佐野のあほさに癒されました(笑)
この二人の話があったことで、バランスも良かったんじゃないかなと思います。

5

正直、辛い

最終的にはハピエンなのですが、正直読んでいて辛かったです。
処女はめんどくさい…こーちゃん(攻)のこの言葉で、好きな人のために処女を捨てようとし、結果こーちゃんのお兄さんと初体験をするフク(受)。これ、誰が一体特をするんだろうって思うと、もう胸が痛くて。。。だって、肉親の兄貴と先に初体験を済ます恋人を、私なら許せないし、そもそも"お前のため"と言われて抱かれてくる恋人を私は理解できません。こーちゃんは自分のせいとか言うけど、本当にそうなのかなぁ、、、兄も兄で"2人には幸せになってほしい"なんて言ってるけど、弟の恋人と寝てますからね。私には理解できませんでした。

こーちゃんとフクの同級生の2人のお話も載っていて、そちらはツンデレ受けの佐野くんが可愛かったです( ^ω^ )

10

まさしく失敗

前作が好きだったので楽しみにしていました!
相変わらず絵がむちっとしてて可愛いです。

あらすじとインタビュー記事だけではお兄さんと一体どこまでいってしまうのか分からなかったので、祈りながら読みました。
頼む、お兄さんと最後まではしないでくれ…!と。

そしたら私が思ってた以上にお兄さんとガッツリでした。笑
処女どころか、ディープキスもフェラも騎乗位もお兄さんに捧げちゃって…フク…!
初めてはほんとに1回しかないのに、まさに取り返しのつかない失敗…。

こーちゃんが部活でレギュラー入りを果たして喜んでる最中、フクはお兄さんとエッチしてるシーンがしんどすぎて…
こーちゃんの方に感情移入しちゃって辛かったです。
NTR好きな人は好きなのかな?(この話はNTRじゃないですが)

こーちゃんはこの一連の失敗たちを「全部俺のせい」「自業自得」と言っていましたが、そんなことはないと思う…
きっかけはこーちゃんが他の友達の前で見栄を張って「処女なんて面倒臭い」と言ったことでしたが、
そのあとのフク(とお兄さん)の行動が全部選択肢のハズレの方なんですよね。
フクからこーちゃんへの嘘が多すぎたのもちょっとモヤモヤ…

お兄さんが最後はこーちゃん寄り(なのか…?)で、悪役でなくて良かった。悪い人ではありますが。


マイクロビキニ!
個人的にはこっちのCPのほうが好きでした!
ローテンションで常に一枚上手な攻が、にぶちんなおバカちゃんの受に惚れてるって可愛いですよね…
おバカは流されて丸め込まれてなんぼです。
安藤くんがちゃんと佐野くんを好きで、ポーカーフェイスの下で内心ドキドキなのが可愛かったです。
こっちはニコニコして読めました。笑

5

しんどいアオハル

表紙では恒希とは別の腕に掴まれたフクが泣いていて
中表紙ではフクも恒希も泣いているので何でかな〜
なんて、タイトルも『ぼくたちの失敗』と言う割には
字体も柔らかでポップなかんじだし、男子高校生だし〜
なんて身構えず読み始めたのですが。

まあ〜、ほろ苦かったです。

付き合い始めて3ヶ月でまだ清い関係の高校2年生の
恒希とフク。
ある日恒希が友人との雑談中、
「処女なんてめんどくせー」と言っているのを
聞いてしまったフクはまさかの行動に…。
フクがとっても一生懸命で健気で恒希のことが
好きなのはいやでも分かります。
その熱意が違うベクトルに進んでしまったことで
ふたりの歯車が噛み合わなくなって。

あっては欲しくなかった展開に深い溜息…
はあ〜〜〜、フク…
ああ、もうフク…はあ〜〜〜。

しかも広希(恒希の兄)に唆されて、とかじゃなくて
フクからいっちゃってるから余計ダメ。
部活から帰った恒希がフクの靴に気づいて広希の部屋に
乗り込んで未遂…くらいでよかった。
がっつりだもの…しかも一回じゃないもの…
フク、発想がアホすぎでしょう…
恒希への愛情ゆえの行動が見事に空回り。
胸がざわついて、なんとかしたいのになんとも
できない歯がゆさがしんどかった…

まさに『ぼくたちの失敗』。
ハジメテの重みを感じさせられました。

恒希とフクのやらかしに中立かな…と、
どよんとしていたのですが、同時収録の
『バカとメガネとマイクロビキニ』のフクとは
違う佐野のアホチョロさに救われました…

マイクロビキニ…(笑)青春には似つかわしくない
アイテムですが、ちょっと心が折れかけてたので
全然OKで、むしろそういうの欲しかったー、みたいな。
佐野の扱いに長けた安藤がしれっと無理難題をふっかけて
おいしくいただいちゃうのが面白い。
じゃんけんの件もアホな佐野がかわいくて、
ああ、なんとも平和なふたり…
エロもしっかりありまして、バカとメガネに萌えさせて
いただきました。

2

やるせない…

タイトルそのままにやるせない表題作と、おバカなコミカルエロ、タイプの違う2作品です。

あらすじの先が気になり電子購入…
交際3か月の幸せDKカップル、恒希とフク。
「処女なんてめんどくせー」という恒希の言葉を、偶然耳にした処女のフクが相談したのは恒希の兄 広希。

タイトルにこのあらすじで、まさかね…違う展開のハズと、どこかで思いながら読んでました。
そのまさか…けっこう序盤に、大好きな恋人の兄相手に処女喪失。
個人的にかなりショックな展開で、やるせなさと悲しさで読むのをやめようかと思ったほど…。

恒希と広希はかなり仲が悪く、もちろんフクも知っている。
兄弟だと1/4はDNAが同じというフクの言葉にも驚いたけど、
嫌ってる兄に大好きな恋人が抱かれた事を知ったらどうなるか?そんなことは頭にないようす。
フクは恒希以外に抱かれるのは嫌が大前提で、処女を嫌がる恒希の為に広希とやるという解釈。

元々兄弟仲がよければ、現状を弟に伝え直ぐ誤解が解ける展開ですからね…
読んでいる時のやるせなさが半端なくて、悲しくて、フクに腹が立っている自分。
あっけなく、簡単にやって終わる…誰か叱ってやれ~~~!とため息でした。

恒希は初Hを楽しみにしているフクの誕生日、すんなり終えた初H
フクが初めてじゃないと知った恒希の態度が一変するんですが、
これもまたフクの勝手な思い込みで暴走が始まる。
Hが上手になりたいと再度広希に相手をお願いし、どんどんドツボにハマる展開。

フクは恒希が大好きですが、同じように恒希はフクが大好きで大事にしている。
だからこそ腹が立つんですよね…嫌われることを恐れて向かい合えないフクが、
自己犠牲で全てを捧げている感じなのが、個人的にムカつくんでしょうね。

もちろん広希はゲスで、ある意味客観的にみて状況を楽しんでいる。
全て恒希のためというフクの行動を、ただの独り相撲で嫌われたくない自分の為と指摘し、
別にイイ人ぶる事もなく、かと言って悪ぶることもなく、最後は恒希とフクの仲裁役になっている展開。

お互いに自身の弱さを認めて、向き合うことで元さやですが、この後のHは一切萌えない。
見方によれば、寝取られ要素もありますね…個人的に寝取られ好きですが、
こちらはただただ、やるせなくてどんより…溜息しかでない話でした。

★バカとメガネとマイクロビキニ★
表題作の友人達という設定で、こちらもタイトルそのまま。
優等生黒髪メガネ攻めに、おバカな流され受けが賭けで負けて、
制服の下にマイクロビキニを着てアホエロ。
おバカ受けはやっぱりカワイイんですよね…流されて始まった関係ですが、
受けの方がおバカな包容力を発揮する面白さで、攻めの変態性を受け止めていく。

こちらは頭を空っぽにして笑えます。この作品で萌え評価でした。

※Renta:修正は白い斜線。

8

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