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表題作インモラル・オメガバース

奏多(α):俳優
柚流(Ω):既婚

同時収録作品インモラル・オメガバース

真治(β):画家
柚流(Ω)

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

この一線は越えちゃダメなのに――

Ω・柚琉は、親の勧めでβ・真治と結婚。
それから10年間、愛のない日々を過ごしていた。
ある日、街中で初めて会った相手に今までにないほど強く発情してしまう。
その人こそが『運命の番』、αの奏多だった。
激しく彼を求める本能を抑えようとする柚琉。
けれど、奏多の包み込むような優しさに触れるたび、どうしようもなく惹かれていき…。

作品情報

作品名
インモラル・オメガバース
著者
さつきあしゃ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784866573144
3.4

(10)

(4)

萌々

(0)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
31
評価数
10
平均
3.4 / 5
神率
40%

レビュー投稿数5

既婚者が出会った〝運命の番〟

『インモラル・オメガバース』という言葉と表紙の印象……
とんでもないトラウマ展開なのでは?と心配しましたが、
読み終わってみれば少女マンガのようなストーリーでした。
正直、表紙で損していると思います。

ただ、不倫描写が出てきますので苦手な方はご注意下さい。


柚流(Ω)は18歳で真治(β)と見合い結婚しましたが、
その10年間の夫婦生活は愛のないさみしいものでした。
ある日、街中で出会った青年・奏多に強い発情を覚えた柚流は、
本能に流されるまま関係を持ってしまい……という展開です。

こうしてみると柚流がビッチな印象を受けますが全然違います!
柚流は自尊心は低いですが健気で献身的で、
真治に対しても一生懸命尽くしてきたのが伝わってきました。

その結婚相手の真治がちょっと酷くて、
言葉が乱暴過ぎて引きました。
  
「Ωなんて穴になるくらいしか使い道がないだろう?」
「妊娠も満足にできないΩのくせに発情期だけは一人前」

とかとか……

柚流に同情させるのと、奏多との不倫を正当化するために作者様が煽っておられるのだろう事は重々承知していますが、
それにしたって酷いよ(-᷅_-᷄๑)

それに比べて奏多は、可愛くて優しくて温かい青年でした。
柚流をめぐる2人の男性が対極に描かれており、
セオリー通りの展開かなと思います。

真治のあまりの扱いに加え本気で奏多に恋してしまった柚流は、
モラルとインモラルの間で揺れ動きます。
そして、柚流が初めて自分の意思で決断した場面では、
柚流の成長を感じました。

離婚前に奏多と番になってしまった所は頂けませんでしたが、
そこから前向きに自立しようとする努力が良かったですね。

ラストはまさに少女マンガ展開ですよ!
満月を背負った奏多の必死な告白にはキュンとしました♡

オメガバースなのでH描写はしっかりありますが、
発情して花が咲くのは最近の流行なのですかね? 
柚流と奏多のHは甘々、真治とのHは必ずバックから……
こちらも対極に描かれていて、徹底して奏多vs真治でした。

不倫がバレ、最後に少しだけ柚流に執着を見せた真治も、
カバー下では……(笑)
ある意味、全員ハッピーエンドです^^

2

思ったより可愛い!

あらすじが百点満点のあらすじなので、そのままなのですが、柚琉(Ω)は、Ωゆえに社会的弱者として散々な目に合い塞ぎ込んでおり、親の勧めで真治(β)と結婚します。しかし、結婚生活は愛の全くないもの。真治(β)はビジネスパートナーとして利用しているだけ。そんな生活が10年も続いた頃…柚琉(Ω)は運命の番に出会ってしまいます。

柚琉(Ω)は既婚者ですので、不倫ということになります。不倫物はどちらかというと苦手な方ではあるのですが、こちらの作品は真治(β)の愛情が全く感じられない描かれ方をしているのでドロドロはしませんし、むしろ柚琉(Ω)が可哀想で仕方なく、幸せになって欲しすぎて全然大丈夫でした。運命の番の奏多(α)もとてもいい子で…(既婚者に手は出してますが…)、これからも柚琉(Ω)にいっぱい幸せを感じさせてあげてください!奏多(α)のおかげでΩに生まれてよかったって思えるようになったんだろうな…!

0

啊這,感覺攻受長一樣。。。。

。有點爛尾

0

ダメだと分かってても会ってしまう

Ωの柚琉は、自分の高価な抑制剤を買うために母親が夜の仕事を始めたりと家族に迷惑をかけるのが申し訳なくて抑制剤の頻度を抑えていたら高校でフェロモンに充てられた教師に襲われてしまう。
自分が社会的弱者だと思い知らされ、卒業後は早々に親の勧める見合いをし愛のない相手と結婚する。
夫の真治はβであることでαの弟に跡目をとられた為、αの子を残せる可能性の為にΩの柚琉と結婚。
柚琉に対してはΩを見下した冷たい態度。

そんな結婚生活も10年たったある日、柚琉は運命の番・奏多に遭遇。
奏多は10歳年下の人気俳優。ダメだとわかっていても自制できないほどに惹かれ合い逢瀬を重ねていく二人は番になる。
しかし真治にバレ、奏多は親の借金返済のために頑張って働き今の人気を得たのに不倫スキャンダルで問題になっても満足に働けない柚琉には彼を面倒見れず、未来ある若者の将来を潰すのかと説教される。

真治はクソ野郎なのにこの説教が超正論過ぎてカッコよかった(笑)
というか、クソ野郎にド正論な説教されるほどに柚琉が甘ちゃんすぎるのが見ていてモヤモヤしました。
理性で抗えないから運命の相手なのだとはわかりますが、理性で抗えない云々の前に柚琉の理性が小さいというか低いというか…
しかし、真治の説教後に自分の考えや人生が甘かったと自覚・反省し、自立したいと柚琉が言い出した所で「しゅみじゃない」→「中立」に上がりました。

お話は、柚琉がしっかり自立してから奏多と再会するハピエンです♪

0

少しモヤモヤする展開…

オメガバース
家族に迷惑をかけたくない。と早々にβに嫁いだΩ・柚琉。
そこには愛はない。
ただ定期的にセックスをするだけの道具。
Ωが子供が生めるからセックスする…という、それだけの関係。

10年をそんな風に暮らしていた柚琉が街で出会ったのは、運命のα。
抗えないほどの相手・奏多であった。

不倫はいけない。
売り出し中の俳優の奏多に迷惑をかけてはいけない。
そんな風に離れる覚悟をしても、引き合ってしまうのが魂の番。

ん~…最初はもやっとする話でした。
ともかく柚琉とその旦那さんの部分がすごく読んでいてツライ。
双方に愛がなくてすごく冷たい印象。

そして運命という言い訳をしても、やはり浮気は浮気なわけです。
そこらのオフィスラブマンガを読んでいるような気がしてしまいました。

0

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