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表題作ENNEAD

ホルス,隼の神,甥
セト,戦争と砂漠の神,叔父

同時収録作品ENNEAD

オシリス,生命の神,兄
セト,戦争と砂漠の神,弟

あらすじ

神を貪るのは誰だ――――

遥か遥か昔。
「エネアド」と呼ばれる九柱神のうちのひとり、セトの暴政にエジプトの地は疲弊していた。
他の神々までセトに頭を下げるなか、まだ神に名を連ねていない若者ホルスが反旗を翻す。

傲慢で奔放なセトを玉座から引きずり落とさんと戦いを挑むホルス。
二人の関係は次第に執着と欲望を孕んで…!?

エジプト神話をもとにした一大叙事詩BLがここに開幕!

作品情報

作品名
ENNEAD
著者
MOJITO 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
電子発売日
4.7

(80)

(70)

萌々

(7)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
20
得点
378
評価数
80
平均
4.7 / 5
神率
87.5%

レビュー投稿数20

既婚子持ちヒャッハー俺様受け!執着近親サイコ攻め好き必読!

少し前までシーモアで30話近く無料で読めたのでそこから流入した人が多いのでは?私もそのクチ。
現在Twitterを席巻している縦コミの韓国BL。最新話更新と同時にトレンドトップに「オシリス」(攻めの名前)が食い込んだのは爆笑した。
現在非常に勢いがある漫画。個人的には今年どころか近年読んだBL漫画の中でもダントツトップの面白さ。
恋愛だけ、エロだけじゃなく話がしっかり面白いのに注目。というかエロ抜いても全然読めます。

エジプト神話ベースで一部は神々の対決が主。
悪逆非道な暴君セトに甥のホルスが三番勝負を挑む展開は少年漫画の王道を行く展開!
何よりセトがいいキャラしてる。「もしかしてーオ・レ?」とイシスを挑発するシーンにやられた。
俺様ヒャッハー戦闘狂暴君と見せかけ、その正体は誰よりも純粋に妻子を愛するが故、実兄の策略に嵌まり悪堕ちてしまった悲運の男。エグい落差に惚れてまうやろ!!

濡れ場に突入するまで三十話ほどかかる為、早くBLが読みたいせっかちさんはじれったい思いはするかも。けど我慢して!そこからめちゃくちゃエロくなるから!

一部序盤からキャラ立ちまくり癖と灰汁強すぎなエジプト12神の相関図に引き込まれる。
セト(受け)やホルス(攻め)は勿論の事、出てくる女性陣がみんなめちゃくちゃ強くてかっこいいのを評価したい。
私の推しは女の醜さ・愚かさ・怖さ・気高さ、全部詰めのイシス。太陽神ラーやトリックスター・セクメト、全員男性陣と張り合える魅力の持ち主でBLの添え物に堕してない。

俺様受け好き・メカクレ属性萌えなら読んで損ない。
甥を辱めようと夜這いをかけた末に下剋上されるなんて年下攻め好き読者から見ても美味しすぎないか??

そして忘れちゃならない本作随一のサイコパス執着攻めオシリス!!コイツがやばい。
実弟・セトに倒錯した愛情と歪んだ独占欲を抱くあまりとんでもねーことやらかした冥府の神で、茨を使った緊縛触手プレイや、セト最愛の息子・アヌビスを人質にして(以下略)がマニアックすぎた。

セトが心底妻子を愛してる既婚者受けなのがまた最高で、息子を守る為に屈辱を飲んで身を捧げるシーンに滾る。高慢ちきなノンケのプライドがへし折られる瞬間にしか得られない栄養があるんだ。

初登場時はめちゃくちゃ嫌なヤツだったセトだけど、そうならざる得なかった経緯が明かされると憎めなくなり、「お願い幸せになって……!」と祈りたくなる。

そして絵が美麗。
セトはしっかり筋肉が付いた細マッチョで、戦闘シーンや濡れ場が映える。
女性陣も筋肉あります!腹筋引き締まってます!眼福。被り物をしてる(メカクレ)状態と素顔の状態で二回楽しめるのも良き。

韓国BLに苦手意識ある人にこそ勧めたいド傑作。「受けが女々しすぎるのはちょっとな……」「甘すぎるの苦手だな……」って人、どんとこい!!!!!鬼畜好きやモブレ属性が備わってるならきっと満足できる。俺様受けの尊厳凌辱が好きな読者には自信をもって推したい。

ストーリーも起伏に富んでドラマチック。
戦闘・濡れ場・人間ドラマ(神だけど)の割合が理想的で、登場人物の内面の葛藤がきちんと掘り下げられるので感情移入しやすい。やたら人間臭い神々が織りなす中毒性の高い愛憎劇に夢中になった。

13

テーマ、ストーリー、画力、全てが素晴らしい!

衝撃作!久しぶりにぶっ刺さりました!
近年テーマも話の構図も出尽くした感があり(すみません私の勝手な印象ですもちろん素晴らしい作品はたくさん出ています)、個人的にはここしばらくガツンとくる作品になかなか出会えずにいたのですが…きましたね、二重の意味で文字通り「神」が。

◇テーマ
エジプト神話→これだけでもう無条件にワクワク。

◇ストーリー
エジプトの神々の争いを軸に全方向からサイコ執着されるド強の暴君(ド美人)→属性てんこ盛り、神話ベースだから当然の如く骨太ストーリー。スト重&闇耐性持ちなら高確率で刺さる。光寄りの方には不向き。

◇画力
世界観に見事にマッチした迫力ある肉感的ボディとエキゾチックな容貌→素晴らしくエロいの一言。

ざっくり言うとこんな感じです。
影絵風の独特な表現での神話の説明から始まり、序盤の暴君セトの残虐非道っぷりにとっかかりは少し難易度高いかもしれませんが読み進めれば濃厚な愛憎劇の沼が待ってます。そしてセトの印象が180度変わる。強くて美しくて憐れで哀しくて、もう愛おしくってしょうがなくなります。


ここからネタバレです、ご注意下さい。↓↓↓


そんな愛すべき受け様セトに対する攻めの面々(?)の執着がとにかくハンパない。
まず公式攻め様である甥ホルス。言葉少なく、面(?)を被っているので基本口元だけしか見えず表情もわかりにくいのに読者にはダダ漏れのセトに対するクッッッソデカ感情。ホルスにとってセトは絶対的神様であり、その神に一番愛される存在になりたかった=息子になりたかった。ここ一瞬ん?となったけど要するにセトが一番愛するのが息子なんだったら自分がそうなりたかったと、でもしっかり性的欲望はあると、ふむふむ。規律正しい好青年かと思いきやとんでもなく拗らせた相当ヤバいヤツだった。ちなみに誰に対しても礼儀正しく優しいホルスだけどセトに愛されるアヌビスの事は嫌いなもよう。セトを独り占めしたいんだよね、わかるようんうん。
でもね居るんです、もっとヤバいのが。文字通りの親玉が。

それがセトへの想いを拗らせに拗らせまくった狂愛の兄オシリス。一見すると物腰の柔らかい高潔な人物に見えますが…サイコが過ぎませんかこれ(褒めてます)。執着レベルカンストしてますよね? 静かな狂気に戦慄さえ覚えます(褒めてますpart2)。エジプトの最高神だったのだけどその地位すらセトへの執着で動いてきた結果手に入れたようなものだからそんな名誉も権力もなんなら自分の命すらも二の次で欲しいのはセトだけ。そのセトに殺されて冥府に堕ちてなお、セトを手に入れる為にあれやこれや画策してるっぽい。オシリスのセト狂っぷりはもう読んで!と言うしかない。

そしてセトの息子(実際には甥)アヌビス。残虐な暴君へと変わってしまった父セトに絶望しつつも自分を愛してくれていた頃の優しいセトの面影がチラついて完全に決別する事ができずにいる。セトに対して並々ならぬ執着を持っているのは確かなんだけどそれがどういった類いの感情なのか現時点では正直よくわからない。この執着がこの先どんな形になっていくのかな、いやきっとアレなほうへいくんだよね? 実の父親であるオシリスに利用されて本当に不憫な子です。

最後はセトに興味津々の謎のチャラ神。こやつが本格的に絡んでくる第2部はコミカル描写が増えてるけど (同時にセトへの虐げ度も増してて読むのホント辛い)、捉えどころのないキャラで不穏さもあります。軽薄に見せかけてちゃんとセトの事を心配している風ではあるので悪いヤツではない…のよね? たぶん…。いったい何が目的なのか。もれなくこのチャラ神もセト狂になってしまうの?

といった感じで全方向から執着包囲されるセト様。そして物語は第2部に入り、自身の業に追い詰められていく様は因果応報とはいえ本当に辛くて見てられません、早く救済がほしい。
この作品、近親モノになるんでしょうが、このエジプト神話やギリシャ神話然り、神話の神々って近親婚は当たり前なんですよね、主要な神はほぼ血族ですし(近親間で交わってればそりゃそうだ)、神は一人で完璧な存在で、基本不死なので親、きょうだいの概念がそもそも俗世とは違う。なので一般的な近親モノの作品とはちょっと印象が違います。地雷だという方もぜひ思いきって踏んでみてほしい。本当にあらゆる意味で凄い作品です!

11

美しい神々のドロッドロの執着愛に痺れる…!

物凄い作品に出会ってしまいました…
【古代エジプト神話×BL】のハイブリッド作品。まさか、ここまで妖艶で薄暗い執着愛が楽しめるとは……!

美しく暴虐で冷酷な悪神・セトにクソデカ感情を向ける男たちのドロッドロの執着愛&独占欲が楽しめる作品です。
セト様総受けで各方位からクソデカ矢印を向けられ、身体を無理矢理暴かれても、心は決して許さない"高潔ノンケ"っぷりが素晴らしい受け様でした…!

30話迄はBL要素ほぼ皆無で「暴政王・セトに闘いを挑む、若き半神・ホルスの頭脳&能力戦」を中心に少年漫画顔負けの熱いバトルが楽しめますが、31話以降、泥沼激オモ執着系BLへと変わります。

悪行の限りを尽くし、エジプトを血に染めた悪神・セト。
しかし、信じていた家族に裏切られ、肉体と精神をボロボロにされる過酷な運命を生きる、哀しく薄幸な神なのでした。
この、不憫な彼の運命には胸が締め付けられると同時に、わからセッの旨みが凝縮されていて激萌です。
もう、暴君王が半神・ホルスに組み敷かれ、息も絶え絶えに抱かれる姿が最高で堪りません…!

近親相姦・ノマCP要素・レイプ・モブレetc…地雷要素てんこ盛りで万人受けする作品ではありませんが、一度ハマると抜け出せない!沼確定BLでした…‼︎

以下、物凄いネタバレ感想のため、未読の方はご注意を…

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
セトの実兄・オシリスのドエグい執着愛にゾックゾクです!

生命の神でエジプトの平和を守る最高神・オシリス。
表向きは素晴らしい神として崇められる彼ですが、セトがボロボロになり暴政を行うようになった全ての元凶は、この兄からのド執着愛によるものでした。

何なら、セトの事を愛しすぎて「どうすればセトは俺の物になるのか?」と、考える内にエジプトの最高神になっていた、とんでもないチート神ですよ。
最高神になってもセトからは、兄弟愛以上の感情を持って貰えず、果てには妻との間に子供が欲しいと望むセトに対して、オシリスの独占欲が限界を迎えます。
「子供が欲しいなら俺と子作りしよう」と、ぶっ飛び思考に至り、長い年月をかけて激ヤバ計画を実行するのです…
くぅぅ…セトの男として、そして神としてのプライドをズタズタにするオシリスの狂った執着愛に痺れるぅ〜〜…!

自分の子供(実は甥)の魂を抜き取られ、パニックで泣きながら犯されるセトの姿は、なかなか性癖に刺さるものがあり、屈強な戦争の神が息子を人質にされるとヨワヨワになってしまう不憫&可哀想な所にグッときました…
(その後、オシリスはセトに殺害され冥界の王となりますが、全く諦めていない執着心の強さにゾクゾクします)

セトを取り巻く男たちの感情が狂っていて、これがもう、最高なんです。

・実の兄に嫁をNTRた挙句、強姦される
・兄の隠し子(甥①)に「1番愛される存在になりたい」と執着され強姦される
・自分の息子(甥②)に愛憎憧憬入り乱れたクソデカ感情を向けられる

最早、セトの周囲がヤバいのか、セトが魔性すぎるのか…(と言うか、オシリスの遺伝子がセト狂いなのか)
実際のエジプト神話では、セトはホルスの子供を妊娠するそうなので、ホルセトが正規ルートなんですが、個人的にはオシリスやアヌビスに囲われる狂愛ルートも美味しいな…と感じてしまいました。
ですが現状、強姦のオンパレードで甘さ皆無なので、ホルセト両思い甘々エッチも堪能したいですね…!
そして、第二部でメインとなる異国の謎の神も気になるところ…

韓国では単行本も販売してるそうなので、リブレさん、是非とも日本でも単行本の販売を宜しくお願いします…!

7

普段商業読まない腐女子の感想

普段メカクレからの目元チラ見えが最高です
冠で髪も普段隠れているのが、冠を外した時に見えるのも本当に最高です。(表紙で見えると言えばそう)
強い女、強かな女もいます。 最高
30話くらいまでBL感薄いけど頑張って読んでみてほしいです。一気読みしましたがストーリーがすごくて惹き込まれます。でも終始薄暗い話なので苦手な人はいると思います。
2部がまだ完結してないので分かりませんがシリアスめな話が好きな私は1部がとてもすきです。

6

神です 神の話だけに

ほんと最高でした、、、
屈強で乱暴で綺麗な受け大好きなのですが、好み一直線です ありがとうございます
セトくん総受けなのですが周りからの矢印の大きさがデカすぎる
個人的には甥×叔父が最高でした
女が強いのもとても良いです ラー様かっこいい

5

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